【相変わらず凄まじい審神者と刀剣の話をする】






1 野次馬
相変わらず凄まじい審神者でした


2 名無しの審神者
2げt・・・って、すでにコテがついている、だと・・・?


3 名無しの審神者
これ、前スレあんの?相変わらずってことは


4 名無しの審神者
野次馬!?お前、あの野次馬か!!?


5 名無しの審神者
凄まじい審神者ってことは、まさかまた姐さんを目撃したのか!?


6 名無しの審神者
>>5何それ裏山


7 名無しの審神者
お?知ってるやついる?


8 名無しの審神者
厚きゅん呼んでこなきゃ!


9 名無しの審神者
有名なの?このスレ主


10 名無しの審神者
>>9スレ主ってより、スレタイの審神者が一部では有名
俺はこの人の目撃スレを見るためにスレあさりしてる


11 名無しの審神者
>>10まじか


12 名無しの審神者
>>10同士いたwww


13 名無しの審神者
>>10おまおれ


14 名無しの審神者
ちょwwwww
同士とかいるんですけどwwwww
スレタイの審神者、どんだけスレ立てられてんだよwwwww


15 野次馬
俺のことも知ってるやついるっぽいな
スぺは前回とほとんど変わんないけど、一応上げとくな

>>1こと野次馬

20代後半
審神者歴7年の中堅
刀剣は亀甲、数珠丸、ソハヤ、大典太、小烏丸がいない
どこにでもいる中肉中背のモブ
顔面スペック?お前らと一緒だよ
高レベ枠として演練参加
ちなみに演練メンツ
隊長:太鼓鐘
部隊員:蛍丸、乱、骨喰、石切丸、同田貫
護衛:信濃

スレタイの審神者こと黒猫
クール系イケメン顔の長身女子
多分JKくらいの年齢
新人審神者
言動は大胆かつ男前
刀剣男士を素直にさせる特殊能力持ち
演練メンツ:山姥切、長谷部、厚、一期、宗三、燭台切
護衛:大倶利伽羅

先言っとく
難民は難民スレ行け


16 名無しの審神者
貞ちゃんいんのかよ、うらやm・・・
先手打たれてた・・・orz


17 名無しの審神者
黒猫新人なのに一期いんのかよ・・・
俺難民スレ行ってくる・・・


18 名無しの審神者
今日も脳死周回頑張るよ・・・(白目)


19 名無しの審神者
てか、女審神者かよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
野次馬そこ代われえええええええええええええええええええええええええええ!!!


20 名無しの審神者
てか、特殊能力とか何ぞwwwwwwww










素直にさせるとかそれが本当なら俺も欲しい(真顔)


21 野次馬
>>20特殊能力って言っても黒猫の性格というか、言動が刀剣達の心に響いて自然と素直になっていった感じかな
但し、まんばや大倶利伽羅に微笑んでもらえる程度の威力がある

んじゃ、経緯な
って言っても単純なもんで、演練の高レベ枠として参加したら、またもや黒猫と遭遇して、またもや黒猫と刀剣達が凄まじい言動を取っていただけなんだがな


22 名無しの審神者
詳しく!


23 名無しの審神者
そこを詳しく語れ!!!


24 名無しの審神者



25 名無しの審神者



26 名無しの審神者
黒猫に遭遇できるとかまじ裏山あああああああああああああああああああああ!!!


27 名無しの審神者



28 名無しの審神者
待て










待て


29 名無しの審神者
>>22,23,26何でお前らそんな落ち着いてられんの!?
まんばちゃんとか伽羅ちゃんに微笑んでもらえるとか羨ましい通り越して妬ましいだろ!!?
そこ突っ込まんのか!!?!?


30 名無しの審神者
>>29それな!!!


31 名無しの審神者
>>29よくぞ言った!!!


32 名無しの審神者
>>29だって、黒猫だし


33 名無しの審神者
>>32それな


34 名無しの審神者
>>32真理だわ


35 名無しの審神者



36 名無しの審神者



37 名無しの審神者



38 名無しの審神者
黒猫って一体何者なの・・・
どういうことなの・・・


39 名無しの審神者
>>38そんなお前に前スレっ【演練で見かけた凄まじい審神者の話をする】


40 名無しの審神者
見てくるわ・・・


41 名無しの審神者
俺も・・・


42 野次馬
黒猫を知ったら「黒猫だし」でだいたい片付く

んじゃ、所望されたんで詳しく
高レベ枠って言っても必ずしも高錬度の刀剣男士を連れて行かなければならないわけじゃないじゃん?
だから太鼓鐘の錬度を上げようと思って演練に連れて行ったんだ
皆時間にきっちりした審神者ばっかり集まったみたいで、まだ時間に余裕があったからか、みんな雑談してた
俺らの所も皆と談笑してたら、黒猫の所の燭台切が太鼓鐘に気づいて、黒猫に声を掛けてからこっちによってきたんだ
俺に「貞ちゃんとお話ししてもいい?」って聞いて来てさ
もちろんオッケーだしたよ

ちな、こんな会話な↓
燭「貞ちゃん!」
太「おお、みっちゃん!俺に声を掛けてくるってことはそっちに俺はいねぇのか」
燭「まだ江戸に行けてなくて……。でも必ず迎えに行くからね?」
太「おう!」

こんな感じで和やかに話してて、黒猫が大倶利伽羅にも会話させてあげようと思ったのか、こっちに歩いてきたんだ
その時事件は起こった
突然、女審神者の悲鳴が上がった


43 名無しの審神者
そこで切るのかよ!!!


44 名無しの審神者
てか他にも女審神者がいるだとおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?


45 名無しの審神者
野次馬の演練運くれ


46 名無しの審神者
>>45演練運って何だよwwww


47 名無しの審神者
演練場で悲鳴とか何事だよgkbr


48 野次馬
見れば、演練参加者じゃない男が演練場に入り込んできていて、博多を抱えて走り去ろうとしているところだった
しかも近くにはその博多の主らしき女審神者と、その仲間の刀剣達が倒れていた
一瞬意味が分からなくて、俺はとっさに動けなかった
その中で、やっぱり一番に我に返ったのは黒猫
彼女はすぐに刀剣達に指示を出した

黒「厚、宗三!倒れた審神者たちを頼む!一期たちは役人に現状を報告!あいつは私と長谷部で追う!」

そう叫んで黒猫が走り出そうとした瞬間、まんばが抜刀した


49 名無しの審神者



50 名無しの審神者



51 名無しの審神者
だから何でいいとこで切るんだよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


52 名無しの審神者
てか、博多あああああああああああああああああああ!!?
これって誘拐!?大胆すぎない!!?


53 名無しの審神者
審神者だけでなく刀剣男士まで倒れてるとか、何した、そいつ!!?!?


54 名無しの審神者
何でとっさに動けるの?君、新人じゃなかったっけ???


55 名無しの審神者
まんばちゃんが抜刀・・・?
博多と関係のある刀だっけ・・・?


56 野次馬

山「廣光!投げろ!」

って、大倶利伽羅に刀を

山「姐さん!霊力を!」

って、黒猫に鞘を渡し、顕現を解いた

「「お前/君、嘘だろ!?」」

二人が同時に驚きつつも、まんばの言わんとしていることに気付いて、実行に移した
顕現を解いたまんばの本体を大倶利伽羅が誘拐犯に向かって投擲し、黒猫が鞘に霊力を注ぐ
誘拐犯のすれすれを通過したところでまんばが顕現
それに驚いて足を止めた誘拐犯の顎を掌底でぶっ飛ばした
その衝撃で投げ出された博多を助け、一期たちが連れてきた役人に誘拐犯を引き渡し、事は一件落着
あっという間の出来事でした


57 名無しの審神者



58 名無しの審神者



59 名無しの審神者



60 名無しの審神者
何なの、お前ら
打ち合わせでもしたの?


61 名無しの審神者
んな、無茶な・・・


62 名無しの審神者
すまん、コメントできない・・・


63 名無しの審神者
・・・・・・(唖然)


64 名無しの審神者
そういや審神者ちゃんやら刀剣男士が倒れてた理由って分かった?


65 野次馬
>>64博多難民をこじらせた馬鹿が呪札を使ってやらかしたらしい
詳しくは分からんけど、動きを封じる類のものだそうだ

続きな
で、引き渡しが終わった後、当然ながらまんばは黒猫と刀剣達に盛大に叱られてたよ
演練場の隅っこで正座させられてたわwww
その周りを仁王立ちの刀剣達が囲んでんのwww
めっちゃ威圧感やばかったwwwww


66 名無しの審神者
何それ怖いwwww


67 名無しの審神者
周り取り囲んでるメンツがやベぇwwww
一期とか説教のプロだろwwww


68 名無しの審神者
>>67そんなプロ嫌だwwww


69 名無しの審神者
大倶利伽羅とか燭台切の仁王立ちとか怖すぎwwww
絶対堅気じゃないwwww


70 野次馬
>>69アレはやばかったwwwww
関わり合いになりたくない人種の匂いがしたwwww

で、一通り説教して、何か怒りを通り越して呆れたような空気になってだんだんと空気が穏やかになっていったな
皆思いっきりため息ついてたし

大「お前、姐さんに似てきたな」
長「心配するこっちの身にもなって欲しいもんだな」
山「でも、悪いことではないと思うんだ」
宗「はぁ?」

まんばが反省してない感じの発言をしたもんだから、宗三が眉を寄せた
けどまんばはそれにちょっと口元を緩めて微笑んだんだ

山「それだけ、姐さんに馴染んでいるということだろう?」

って首をかしげて
黒猫たちがそろって顔を覆ったり、天を仰いだ


71 名無しの審神者



72 名無しの審神者



73 名無しの審神者



74 名無しの審神者
まんばちゃんの微笑み、だと・・・!?


75 名無しの審神者
まんばちゃんのデレえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!


76 名無しの審神者
金に糸目はつけないから俺にも微笑んでください・・・(白目)


77 名無しの審神者
まんばちゃん、尊い・・・


78 名無しの審神者
何でもするんで笑ってください(真顔)


79 名無しの審神者
ちょっと金作ってくる


80 野次馬
お前ら必死すぎだろwwww
気持ちは分かるけどな!

続き
困ったように、でも可愛くて仕方ないような表情で、黒猫が笑った
他の刀剣達も、まァ今回は怪我もなかったしって感じで空気が緩んだ
末っ子に甘いお兄ちゃん、お姉ちゃんって感じだったわ

黒「君って時々、驚くほどあざといよな」
大「姐さん、国広は存外甘え上手だぞ」
燭「だよね。贔屓は良くないって分かってるんだけど、仕事頑張ったからご飯ちょっと多くよそって欲しいなーって言われると、ついね」
宗「些細なことですし、頑張っていることは事実ですからね」
一「頷くほかないですな」
厚「撫でまわすぞ?」
山「え、撫でまわされるのか、俺」

きょとんとした顔でさっきとは反対側に首をかしげたのを見て、刀剣達がくすくすって小さく笑った

黒「まぁでも、それを表に出せる程度には心に余裕を持てているということだし、君たちに心を許しているということだろう。悪いことではないさ」
宗「でもこれ、おそらく実兄に出来ないやつですよ」
山「……出来るよう、お前達で練習させてくれないか?」
長「……とりあえず撫でまわすか」
宗「そうですね」
厚「それしかねぇな!」

皆が好き勝手頭を撫でまわすもんだから、まんばの髪はぐっしゃぐしゃになってたわwww
今思い出してもあの光景は和む
癒される


81 名無しの審神者



82 名無しの審神者



83 名無しの審神者



84 名無しの審神者
何なのこの仲良し本丸ー!!!


85 名無しの審神者
皆可愛すぎかな!!!??


86 名無しの審神者
予想以上に皆素直な子たちだった


87 名無しの審神者
まんばが可愛すぎて昇天しそうなんだが


88 名無しの審神者
>>87それな


89 名無しの審神者
>>87それな


90 名無しの審神者
>>87それな


91 名無しの審神者
>>87それな


92 名無しの審神者
ああああああああああああああああああ
山姥切あざといいいいいいいいいいいいいいいい
加州がずるいって連呼する位あざといいいいいいいいいいいい


93 名無しの審神者
国広マジ尊い
国広兄弟が悶え転がってる
俺もそこに加わってくる


94 野次馬
まぁ、これだけだったらよかったんだけどな


95 名無しの審神者
ん?


96 名無しの審神者
えっ


97 名無しの審神者
これだけじゃねーの?


98 名無しの審神者
まんばちゃんたちにこんだけ心開かせてるだけで十分すげぇ審神者だと思うんだけど?


99 野次馬
お前ら、いつからこのスレをほのぼのスレだと勘違いしていた?


100 名無しの審神者
なん、だと……?


101 名無しの審神者
確かにこのままだとスレタイ詐欺だよな


102 名無しの審神者
何かいやな予感・・・


103 野次馬
続き
黒猫たちが楽しそうに笑っているなかに、空気を読まずに一人の青年審神者が突っ込んで行ったんだ

青「すっげぇ!さっきの何!?山姥切超かっけえ!!」

って
本当に唐突だったから皆びっくりしてたよ


104 名無しの審神者
いやまぁ、そこに突っ込んでいきたくなるのは分かるけどね
今じゃねぇだろ


105 名無しの審神者
>>104それな


106 野次馬
そんで奴はこう言ったんだ

青「俺の山姥切と交換してくれよ!」

って


107 名無しの審神者



108 名無しの審神者



109 名無しの審神者



110 名無しの審神者



111 名無しの審神者



112 名無しの審神者



113 名無しの審神者



114 名無しの審神者



115 名無しの審神者
何言ってんの!!?!?


116 名無しの審神者
は!?交換!!?意味分かんねぇんだけど!!?


117 野次馬
俺も意味分かんなかったよ
黒猫も何言ってるか分からないって感じで硬直して、自分の耳を疑ってるようだった
でも、青年審神者はガチで言ってるっぽかった
正直、頭真っ白だったからあんまり覚えてないけど

青「俺の山姥切もかっこいいけど、こんなふうじゃない」
青「こっち(黒猫のまんば)の方が前向きな感じでかっこいいから、俺はこっちの山姥切がいい。だから交換してくれ」
青「同じ山姥切なんだから良いだろ?」

要約するとこんな感じのことを言っていたように思う
俺は思った
「こいつ頭に蛆でも湧いてるんじゃないだろうか」と


118 名無しの審神者
湧いてると思う(確信)


119 名無しの審神者
同じ山姥切って、何言ってんの?
同じ顔してるけど、過ごしてきた時間が違う
それだけ考え方も違う
まったく同じ個体なんているわけねぇだろ


120 名無しの審神者
こいつ何か病気でも患ってんの?
これをガチで言ってるとか怖すぎ(震え声)


121 名無しの審神者
あの姐さんを動揺させるとかすげぇ・・・(遠い目)


122 名無しの審神者
>>121おい、目を背けるな


123 名無しの審神者
>>122いや、これは仕方ねぇよ
だって、理解できねぇもん


124 名無しの審神者
確かに姐さんの刀剣達はかっこいい
だがしかし交換したいかと言われたらノーだ


125 名無しの審神者
自分の刀に想い入れとかないのかよ!?


126 名無しの審神者
てかそんなこと言われた青年山姥切は大丈夫なのかよ!!?
まさかその場にいたりしないよな!!?


127 名無しの審神者
>>126それやベぇだろ!!

いなかったんだよな!?
そうだよな!!?


128 野次馬
>>126残念ながら、一緒に来てた
初期刀かどうかは知らないけど、錬度高そうだったし、古株であることは確かだと思う

青年と一緒に来てた刀剣達も呆然としていたな
多分、こんなことを言い出したのは初めてなんだろう
凄い動揺してるみたいだったし、当の山姥切は元から白い顔が更に真っ白になってて、見てて痛々しい感じになってたな


129 名無しの審神者
そら、そうなるわあああああああああああああああああああああ!!!


130 名無しの審神者
何なのその審神者!?
新手のブラックか!!?


131 名無しの審神者
>>130無自覚グレーってとこじゃね?
自覚がない分、性質が悪い


132 名無しの審神者
まんばああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!


133 名無しの審神者
悪気がなくても言っていいことと悪いことがあるぞ!!?


134 名無しの審神者
発想が危ないんだけど(震え声)


135 野次馬
>>134それな

黒猫の刀剣達もそう思ったのか、一期と宗三が黒猫とまんばを抱えて距離を取った
残りの刀剣達が青年審神者に「自分が言ったことの意味を分かっているのか」とかいろいろ言って叱ってたんだけど、青年は何が悪いの?って感じに首をかしげてた
「だってかっこいいじゃん」とか「欲しい物を欲しいって言って何が悪いの?」って感じ
刀剣達は絶句した


136 名無しの審神者
・・・・・(頭抱え)


137 名無しの審神者
頭痛がしてきた


138 名無しの審神者
何この話通じない感じ


139 名無しの審神者
めっちゃ怖いんだけど


140 野次馬
>>139俺も怖かったわ

続き
あまりの話の噛み合わなさに大倶利伽羅が顔を覆った
その時、丁度青年審神者の刀剣達が視界に入ったのか、全く動こうとせず呆然としている刀剣達に苛立ちを見せた
すたすたと青年審神者の刀剣達に歩み寄って、俯いているまんばの頭に拳骨を落とした
それに驚いて顔を上げたまんばの胸ぐらをつかみ上げて、大倶利伽羅は衝撃的な言葉を告げた

大「何故下を向いている。何もする前から諦めている。”お前”は生きることを諦めた俺たちの中で唯一、最後まで諦めなかった刀だ。”お前”がいなければここにいなかった刀は大勢いる。俺もその一人だった」

大倶利伽羅の言葉に、まんばが目を見開いた

大「お前は本来それだけの力を持てる刀なんだ。それなのに何故お前は俯いている。前を向け!山姥切国広!!!」

まんばは、主に交換うんぬん言われて今にも泣いてしまいそうだった
けど、大倶利伽羅の言葉を受けて、何とか泣くまいとしてか、きつく唇を噛み締めて大倶利伽羅を睨み返していた
それに満足したのか、大倶利伽羅はまんばから手を離した
そこに、話が終わるのを待っていたらしい燭台切が来て、言った

燭「ねぇ君たち、何を呆けているの?」

って

燭「何で君たちの主を僕たちが諌めなきゃならないの?君たちの主でしょ?君たちが諌めろよ」

どうやら大倶利伽羅とまんばのやり取りを見て、青年審神者は大倶利伽羅もかっこいい欲しいと言いだしたらしい
ブチ切れた燭台切が養豚場のブタを見るような目で言い放った

現実逃避した俺は大倶利伽羅のセリフに心の中で突っ込んだ
君らの本丸、襲撃にでもあったの?と


141 名無しの審神者



142 名無しの審神者



143 名無しの審神者



144 名無しの審神者



145 名無しの審神者



146 名無しの審神者
これ、どこから突っ込んだらいいの・・・


147 名無しの審神者
大倶利伽羅の言葉に固まってたらみっちゃんのブチ切れに背筋が凍った


148 名無しの審神者
伽羅ちゃんのセリフ意味深やね
まじで本丸襲撃とかされたんかな・・・


149 名無しの審神者
年に1回くらいは聞くよな、歴史修正主義者たちによる本丸襲撃
真偽のほどはともかくとして


150 名無しの審神者
>>149そう言えば少し前にそんな噂あったな


151 名無しの審神者
黒猫の様子見る限りブラックではなさそうだし、襲撃とかあった本丸かな・・・


152 名無しの審神者
tk青年審神者ェ・・・


153 名無しの審神者
まじで頭大丈夫か???


154 野次馬
青年審神者については俺は専門家じゃないんでちょっと分かんないです
でも、悪い子ではないっぽいんだよな

続き
黒猫のまんばが、自分が原因だとでも思ったのか、仲間の刀剣達を押し切って青年審神者に近づいた

山「少し、話がしたい」
青「え、まじで?俺も俺も!」
山「……あんたは俺をかっこいいというが、俺だって最初からこうだったわけじゃない。写しであることに苛まれることもあった」
青「えっ、そうなの!?そんな風には全然見えないけど!」
山「ああ。変わったからな」
青「変わった?」
山「姐さんに言われたんだ。決して逃れることのできない事実なら、乗り越えて割り切ってしまえ、と」

その時のことを思い出したのか、まんばは小さく笑った

山「無茶苦茶だろう?あの人も当時は無知だったから、俺がどんな刀かも知らずに、言い放ったんだ。俺にならそれが出来る、と」

まんばは困ったように、けれど愛しさに溢れたような笑みを浮かべてた

山「けれど、他でもないあの人からの信頼だ。その信頼に、答えないわけにはいかないだろう?」

そう言ったまんばは自信に充ち溢れていたよ
俺はこんなにも信頼されていて、その信頼にこたえて見せたんだ、って
そんな風に見えたよ


155 野次馬

山「それに、仲間たちにも言われたんだ。俺と肩を並べて戦えることを誇りに思う、と」

名だたる名剣名刀たちにだぞ?ってまんばが少し茶目っけを見せて、まんばは言葉を続けた

山「写しであることに囚われて俯く俺はそれに相応しいか?姐さんの信頼と、仲間たちの誇りを踏みにじってしまうんじゃないかって、そう思ったら、もう俯いてなんていられなかった。それだけなんだ、俺が変わったきっかけは」

ばさり、と肩に落ちた布に構うこともなく、ただひたすらに青年を見つめるまんばは「綺麗」としか言いようがなかった
そして眩しかった
多分これが、まんばの、山姥切国広の持つ、本当の輝きなんだろう
「かっけぇなぁ」って、俺は思わず目を細めた


156 名無しの審神者



157 名無しの審神者



158 名無しの審神者



159 名無しの審神者



160 名無しの審神者
かっ・・・・・
















かっけぇなぁ・・・・・!!!


161 名無しの審神者
ああもう、何なの?
黒猫も山姥切も大倶利伽羅も、皆もれなくかっこいいってどういうことなの?


162 名無しの審神者
何これずるい


163 名無しの審神者
やばい
動悸が止まらない


164 名無しの審神者
>>163それな


165 名無しの審神者
これが、恋……!?


166 名無しの審神者
>>165いいえ、それは変です


167 名無しの審神者
>>166やめろwwwwwwwwwwww


168 名無しの審神者
>>166くっそwwwwwwwwww


169 名無しの審神者
>>166こんなことで笑うなんてwwwwwwwwwwwww


170 野次馬
しばらくまんばに見とれてた青年審神者が、ぽつりと呟いた

青「俺、馬鹿なこと言った……」

って

青「俺、そんな風に大切に思う人がいる山姥切を、その人から引き離そうとした」

どこか呆然としたまま、青年が続けた

青「大事に思ってくれる仲間がいるのに、そいつらからも引き離して、俺のとこにきてって」

青「俺の山姥切にも、酷いこと言った……。山姥切は、俺のこと、信頼してくれてたのに、それを、俺が……!」

青「それを俺が、裏切った……!」

そうして青年が、ボロボロと泣き出した
そこに、追い打ちをかけるように黒猫が言った

黒「そうだな、君は馬鹿だ」




171 野次馬

黒「君は気軽に”交換”といったけれど、もう二度と会えないという可能性については考えなかったか?」

黒「もし私が悪人で、悪意を持って刀剣達に接するような人間だったら?」

黒「悪人でなくとも、間違った進軍の末、折れてしまったら?」

黒「君のもとへ帰したくないと、私が意図的に君から距離を置いたら?」

黒「そんなことがないとは、言いきれないんだ」

黒「人は、私や君が想う以上に残酷な生き物だから」

今、自分が君の山姥切に対して行った行為で、よく分かっただろう
たたみかけるように言われて、青年審神者は息がとまったように口をつぐんだ

黒「刀剣男士が大切なら、自分の刀はそう簡単に手放さないことだ。そして努力しろ。手放さなくてもいいように、見限られぬよう、彼らの主で居られるように」

改めて誓うようにそう言って、黒猫は青年審神者に背を向けた
まんばがそれを追うように足を踏み出そうとして、青年審神者を振り返った

山「間違えるのは悪いことじゃない。間違いから学ぶこともあるし、間違わずに生きていける人間なんていない。けれど繰り返すのは愚かなことだと自覚しろ。同じ間違いは繰り返さないことだ」

それからふっと笑って、青年審神者の刀剣達を見た

山「まずは、見限られないよう、信頼回復に努めることだな」

青年審神者のまんばは青年審神者が泣いたのを見て駆け寄りたそうにしていたけど、自分が言っていいのかって考えて、駆け寄れない様な感じだった
傍に行きたいのに、交換とかいろいろ言ってたことが頭に残ってて、行動できなかったんだろう
そんなまんばをみて、青年審神者は更にぼろぼろと涙を流した
そして全力でまんばに駆け寄って思いっきり抱きついた
そんで全力で謝ってたよ
自分が間違ってた、もう交換なんて馬鹿なこと言わないからって


172 名無しの審神者
ああ、こうやって黒猫たちは間違った審神者を正していくのか・・・


173 名無しの審神者
くっそ、かっけぇなぁ、黒猫・・・


174 名無しの審神者
しかも、こんだけ信頼されてんのに、それでもなお努力してるんだ
かっこよくねぇわけねぇよ


175 名無しの審神者
>>174それな


176 名無しの審神者
惚れるしかない(真顔)


177 名無しの審神者
青年も、間違っちまっただけなんだよな・・・


178 名無しの審神者
間違いなんて誰にでもある
それを間違いだって気づけるか否か、気付かせてもらえるか否か


179 名無しの審神者
青年審神者は気付かせてもらえたからよかったよな


180 名無しの審神者
>>179それな


181 野次馬
黒猫の刀剣男士なら言うんだろうな
「そのための刀剣男士だ」って


182 名無しの審神者
>>181ひいいいいいいいいかっこいいいいいいいいいいい!!!


183 名無しの審神者
言いそう(確信)


184 野次馬
話はこれで終わり
今回もさいっこうにかっこよくて凄まじかっただろ?
今回も黒猫の凄まじさに共感してほしかっただけだし、後は雑談にでも使ってくれ
んじゃ、俺は落ちるなー


185 名無しの審神者
乙ー


186 名無しの審神者
お疲れー


187 名無しの審神者
今回もかっこいい姐さんをありがとなー












2/3ページ
スキ