本編には全然関係ないけれど「裏話」
「姐さん」の初期設定から現在に至るまでの変遷
ちなみに当時、大倶利伽羅たちは「太刀」であったため、この設定での彼らは「太刀」

その壱
審神者名『花王』（最初期の姐さん）
陸上自衛隊・第一空挺団所属の三十代女性。
とても女性には見えない体つきをしており、刀剣男士よりもたくましい。
剣道の有段者で、剣術を用いた対人戦が得意。
刀剣達との関係は良好だが、かっちりしすぎていて、周りからはとても良好には見えない。
まるで審神者を至上とする軍隊のように見えるため、呪具で従わせているのではないかと噂されている。
『空挺精神』を支持しているため、かなり過酷な本丸であることは確か。
けれど、関わってみれば、きちんとお互いがお互いを尊敬し合っていることがうかがえる。
刀剣のステータス強化に適した霊力で、刀剣達のステータスが通常よりも強化されている。
本丸は少数精鋭で展開されており、刀剣数はごくわずか。

ちなみに「花王」の花言葉は『王者の風格』である。

山姥切国広
初期刀にして花王の右腕。
高速槍をもしのぐ俊足の持ち主。
いつの間にか背後を取られ、斬り捨てられる。
敵と判断した相手にはどこまでも冷酷。
恐ろしく毒舌。

小夜左文字
チュートリアル短刀にして花王の左腕。
闇に乗じて敵を狩る血に飢えたアサシン。
闇に紛れることのできない昼の戦場では真っ向勝負を挑み、ときには手も足も出して攻撃する。
国広の相棒的存在で、一緒に行動することが多い。

鶴丸国永
初太刀にして新人教育係。
恐ろしくスパルタで、他本丸とは違った意味でのトラウマ製造機。
花王のステータス強化能力により遠戦可能。
その細腕からは考えられない怪力の持ち主で、投石兵を持たせたら遠戦だけで戦闘が終わる。

大倶利伽羅
ブラック本丸出身。
ブラック本丸にて色々あって声が出せなくなる。
目が異常によく、太刀であるが夜戦可能。
五虎退とは相棒的関係。
花王の番犬。

五虎退
ブラック本丸出身。
ブラック本丸にて色々あって目が見えなくなる。
耳が異常によく、どんなかすかな音も聞き洩らさない。
その能力を生かし、索敵と大倶利伽羅の通訳担当。
花王の番犬その二。

宗三左文字
遠戦の鬼。遠戦の命中率は100％。
花王に生意気な口をきいてしまい、国永にトラウマを植え付けられた。
同時期に来た長谷部とは戦友。そのうち相棒になりそう。

へし切長谷部
宗三と同じく遠戦の鬼。命中率はそこまで高くないが、持ち前の機動を生かし、手数で圧倒する。
国永に生意気を口をきいてしまい、トラウマを植え付けられた。
宗三と共に辛苦を乗り越えてきたため、彼との結束は固い。

空挺精神とは『空挺隊員は、強靭な意志と追随を許さない創意と挺身不難の気概とを堅持し、剛胆にして沈着、機に応じ自主積極的に行動し、たとえ最後の一員となっても任務の達成に邁進しなければならない』というもの（ｂｙウィキ先生）
だからと言って部下を大事にしていないわけではなく、むしろ切り捨てる覚悟も持った強い主と認識され慕われている。

ちなみに花王を「主」と呼んでいるのは花王の両腕と認識されている国広と小夜のみ。
残りは全員「花王様」呼びをしている。

仕事内容は基本的には通常の本丸運営だが、ブラック本丸摘発なども請け負っている。
大倶利伽羅と五虎退はそうした仕事の中で花王についていくことを選んだ刀剣で、忠誠心が強い。

姐さんの最初期の設定ではあるけれど、これはこれで独立させたいなと思っています。
けれどこれはシリーズとして確立させるよりかは同じ設定で単発を書いていく方がよさそう。
設定も変更しなければ……。
後、新刀剣男士も仲間に入れたい。


その弐
審神者名『椿』
高校を卒業したと同時に審神者に着任したごく普通の審神者。
剣道の心得があり、刀剣達と一緒に試合とかできたらいいなと考えていた。
しかし初期刀の山姥切国広以外、ブラック本丸の記憶を持った刀剣しか鍛刀・ドロップしない。
そんな刀剣達を癒していく話になる予定でした。
けれどオチが見当たらなかったので却下。


その参
スペックはその弐と同じ。
けれどこの『椿』は審神者という職を知らず、刀剣男士も知らない。
そんな彼女のもとにブラック本丸から逃げ出した刀剣男士達が現れるという設定。
本丸とか戦から離れた現世で傷を癒すというほのぼのシリアスでした。
けれどまたもやオチが無く却下。


その四
ここでようやく現在の『姐さん』が完成。
けれど刀剣数は山姥切国広、大倶利伽羅、鶴丸国永の三剣士のみの予定でした。
けれど三剣士だけでは寂しいのと、今後の展開的に刀剣数はもう少しいた方がいいだろうと思い、かなりの増量を図りました。
何とかオチも見つかり、試行錯誤を重ねて良かったです。