愚かな椿と小さい鱗
あとがき
姐さんは協力者を手に入れた! 「鱗」と書いて「りん」と読みます。
あんまり怒らない姐さんがここまで感情を曝け出しているのは珍しいですね。
今回の一件は姐さんの絶対に許せないことの一つ「大切なものが奪われること」に当てはまっているので、これでもかなりの感情を飲み込んでいます。
けれど当人の廣光が許しちゃったので「君が許してしまったら私が怒れないじゃないか!!!」と内心大荒れだったりします(笑)
本当はもっと怒りたかったけれど、ぐっと飲み込んで廣光のための条件を提示する。姐さんは本当に出来た人ですね!
ちなみに鱗が酷いことを言った理由が嫉妬だと気づいたのは、今までの経験と持ち前の観察眼によるものです。
散々廣光の素直さを羨まれてきたからこそ、答えが出たのです。
姐さんからしたら「目に見える形で信頼を示してくれるのは私が努力したからだ、羨んでる暇があったら努力しろ。そも自分の刀が一番だろ、他人の刀に目を向けている暇があったら自分の刀を愛でやがれ。私の刀は私のものだ、誰にもやらん!」って話です。
姐さんマジ苦労性。そんでもってトラブルホイホイ。
さて、今回の姐さんを楽しんでいただけましたか?
そろそろ最終回! 出来れば、あと数話で完結させたいです。
まぁ、本編が最終回を迎えても、本編のその後や番外編を投稿し続けるつもりなので、姐さんはまだまだ終わりませんけれどね!
4/4ページ