【死ぬかと】演練場襲撃事件【思った】






1 名無しの審神者
割りとマジで死ぬかと思ったわ……


2 名無しの審神者
スレタイいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!


3 名無しの審神者
おまっ・・・あの事件の被害者かよ!!?


4 名無しの審神者
何反応してんの?www
こんなん釣りに決まってんじゃんwwwwww


5 名無しの審神者
釣り確定ーwwwww


6 名無しの審神者
構ってちゃん乙wwwwwwwww


7 名無しの審神者
>>4‐6お前ら、これ見てもそれ言えんの???










つ【遡行軍の写真】


8 名無しの審神者



9 名無しの審神者



10 名無しの審神者



11 名無しの審神者



12 名無しの審神者
どう見ても遡行軍です
ありがとうございますううううううううううううううううう!!!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル


13 名無しの審神者
背景演練場じゃねぇか!!!


14 名無しの審神者
これガチ???
合成???
解析班はよ!!!


15 解析班
残念ながら合成じゃなかった・・・orz


16 名無しの審神者



17 名無しの審神者



18 名無しの審神者



19 名無しの審神者
ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!((((;゚Д゚;;;)ノノ


20 名無しの審神者
演練場襲撃事件ってあれだろ?
某国の演練場が歴史修正主義者にジャックされて隔離されたっていう事件
しかも数百の遡行軍が攻め入ってきたっていう・・・
お前、よく生きてたな!!?


21 名無しの審神者
ジャックっていうのか、あれは……
まァ、何らかの干渉があったのは確かだな
外部との連絡は遮断されてたわけだし


22 名無しの審神者
ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!


23 名無しの審神者
何それ怖い・・・(((((´;ω;`)))))


24 名無しの審神者
((((; ゚Д゚)))gkbrgkbr


25 名無しの審神者
ほんっとによく生きてたな、お前えええええええええええええええええ!!!


26 名無しの審神者
>>25ホントにな

とりあえず語りたいからスペック投下していくな

>>1こと野次馬

20代後半
審神者歴7年の中堅
どこにでもいる中肉中背のモブ
顔面スペック?お前らと一緒だよ
一応今回の高レベ枠として演練参加
ちなみに演練メンツ
隊長:乱
部隊員:太郎、御手杵、前田、平野、愛染
護衛:燭台切


27 名無しの審神者
スペックが仲間すぎる件


28 名無しの審神者
>>1に親近感が湧いた


29 名無しの審神者
てか、コテハンwwwwwww
お前当事者だろwwwwwwwwwwww


30 名無しの審神者
野次馬!?
お前、あの野次馬か!?
あのスレを立てた!!?


31 名無しの審神者
何?野次馬って有名なの?


32 野次馬
>>31どっちかっていうと、前スレで話題にした審神者の方
このスレとこのスレな
つ【演練で見かけた凄まじい審神者の話をする】
つ【相変わらず凄まじい審神者と刀剣の話をする】

ちなみに、今回もその審神者出てくるから
正直スレタイを【こんなときでも】演練場襲撃事件【男前】とどっちにするか迷ったわ


33 名無しの審神者



34 名無しの審神者



35 名無しの審神者



36 名無しの審神者



37 名無しの審神者



38 名無しの審神者
はああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?!?


39 名無しの審神者
えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!?


40 名無しの審神者
嘘だろ!!?
あの人またトラブルに巻き込まれたのかよ!?


41 名無しの審神者
この短時間で一体いくつのトラブルに巻き込まれてんだよ!!?


42 名無しの審神者
しかもどれも命にかかわるやつううううううううううううううううううううう!!!(´;ω;`)


43 名無しの審神者
どういうことなの(震え声)


44 名無しの審神者
一緒に見てた厚きゅんが崩れ落ちた


45 名無しの審神者
うちはママンが泣いた


46 名無しの審神者
え?何なの?その審神者呪われてんの?


47 名無しの審神者
>>46ざけんなks
むしろ加護が与えられても良いくらいだわ

てか、野次馬!
姐さんは無事なんだろうな!!?


48 名無しの審神者
つーか、野次馬が知らないうちに二つも姐さん目撃スレを立ててたという・・・
しかも今回三つめ・・・
でも素直に姐さんと遭遇できたことを羨めない・・・


49 野次馬
>>47無事、というか、あの子のおかげで希望を捨てずに済んだというか、何というか……
てかあの子、そんなにトラブルに巻き込まれてんのかよ……(震え声)

あの子こと黒猫
クール系イケメン顔の長身女子
多分JKくらいの年齢
新人審神者
剣道を嗜んでいたらしい
言動は大胆かつ男前
刀剣男士を素直にさせる特殊能力持ち
今回は謎の袋を所持
演練メンツ:一期、燭台切、長谷部、岩融、長曽祢、厚
護衛:大倶利伽羅

コテは前スレに合わせるから、姐さん呼びしてる奴らもこっちに合わせろよ
初見の奴らが混乱するから


50 名無しの審神者
こんなときでも男前を発揮してんのかよ、あねさ・・・黒猫は


51 名無しの審神者
てか、謎の袋って何だよ


52 名無しの審神者
ちょっと前スレ見てきたんだけど、黒猫気になる


53 名無しの審神者
キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!


54 名無しの審神者
!!?


55 名無しの審神者
!!?!?


56 名無しの審神者
どうした!!?


57 名無しの審神者
前スレ読んで取り乱した
黒猫本丸の刀剣達は何かな?天使かな??
可愛くて男前とか最高かな???


58 名無しの審神者
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


59 名無しの審神者
落ち着けwwwwwwwwww


60 名無しの審神者
でもまったくもって同意


61 名無しの審神者
えっ、前スレ気になるんだけど
でも、このスレも気になる


62 名無しの審神者
>>61前スレは逃げねぇから、好きな方から読め


63 野次馬
投下していくぞー

俺、それなりに長く審神者やってるから、演練では結構な頻度で高レベ枠に選ばれるんだよな
そうなると政府からも積極的に演練に参加してほしいって要請が来て、ほぼ毎日欠かさず参加してるんだ
それでその日も俺は高レベ枠に選ばれて、いつも通り演練に参加した
でも高レベ枠って新人からしたら怖いっていうか、どことなく近寄りがたいじゃん?
ぼっち感やばいじゃん?
それで知ってる顔はいないかなって思って辺りを見回すと、黒猫を見つけたんだ
でも会ったのは二回だけだし、相手が俺を覚えてるかは分かんないし、って話しかけるのを渋ってたんだよな
そしたら黒猫が俺に気づいて小さく手を振ってくれたんだよな
で、俺も手を振り返したら黒猫が手を振っているのに気付いた大倶利伽羅が、黒猫が何で手を振ってるのか気になったみたいでさ
大倶利伽羅がこっち見たんだよ
そしたら黒猫が大倶利伽羅に話しかけて、何と大倶利伽羅も俺に手を振ってくれたんだよ
意味はよく分かってなかったっぽいけど、黒猫の真似してぎこちなく手を振る大倶利伽羅はめっちゃ可愛かった
なんかもう、それだけで完全勝利Sって気分だったわ


64 名無しの審神者
はああああああああああああああああああ!!?!?


65 名無しの審神者
何それえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!


66 名無しの審神者
ぼっちナカーマとか思ってたらとんだ裏切り者だったでござる


67 名無しの審神者
何その伽羅ちゃん可愛すぎかな???


68 名無しの審神者
大倶利伽羅が手を振るとことか見てみたい・・・!


69 名無しの審神者
何ていったら手を振ってくれるんだ、伽羅ちゃん・・・!!!


70 名無しの審神者
てか、ここまでは平和なんだな


71 野次馬
うらやましかろ?うらやましかろ?
まぁ、ぶっちゃけると大倶利伽羅に懐かれてる黒猫が一番羨ましいんだけど

>>70ここまではな

続き
手を振り合いっこしたあと話しかけようと思ったんだけど、演練が開始されて話せなかったんだ
で、そのまま最後の一戦が終わった
異変が起こったのは最後の一戦
丁度黒猫ともう一人いた女審神者との一戦でな
やや黒猫寄りながらも実力がほぼ拮抗していたらしくて、お互いに重症者も出しつつ、黒猫が勝利したんだ
で、刀剣達が回復するのを待ってたんだけど、なかなか回復しないんだよ
可笑しいと思った役人が本部に連絡しても繋がらないし、本丸に連絡を入れた審神者も同様
なんか変な音がするって言いだした審神者や刀剣も出てきたし、何が起こっているかは分からなかったけど、明らかな異常が起こっていることははっきりと分かった


72 名無しの審神者



73 名無しの審神者



74 名無しの審神者



75 名無しの審神者
刀剣が回復しないとか何それ


76 名無しの審神者
通信が出来ないとか、明らかに干渉されてますやん(震え声)


77 名無しの審神者
変な音って何?gkbr


78 野次馬
そんな中、一早く何かを感じ取ったのは黒猫だった

黒「廣光」
大「何だ」
黒「私を抱えてここから飛び降りろ」
大「分かった」

ってやり取りをして、仮想戦場に飛び降りたんだよ
俺たちはぎょっとした
しかも持ってた謎の袋はどうやら竹刀袋だったようで、日本刀を取り出すもんだから特に
そんで刀を腰に差して抜刀したんだよ
しかも自分の刀剣達を心配して駆け寄るでもなく、相手本丸の刀剣達の方に駆けて行ったんだ
何事かと思ったよ
でも、何でかはすぐに分かった
びきぃ!って凄い音がしたかと思ったら、空間に罅が入って、そこから瘴気が漏れだしてきて、遡行軍が姿を現したんだ
しかも、戦線崩壊状態の刀剣男士のすぐそばに


79 名無しの審神者



80 名無しの審神者



81 名無しの審神者



82 野次馬
相手本丸で動ける刀剣は中傷を負った短刀二振り、重傷で動くのも辛い太刀一振り
しかも突然の事態で動けなかったらしくて、みんな呆然としてた
刀が振り下ろされても、何が起こっているのか分からないって顔して


83 名無しの審神者
ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!


84 名無しの審神者
いやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!


85 名無しの審神者
短刀ちゃんんんんんんんんんん!!!


86 名無しの審神者
てか、黒猫、まさか・・・


87 野次馬
>>86そのまさか

続き
短刀たちに刀が振り下ろされることはなかった
黒猫が受け止めたからな!


88 名無しの審神者



89 名無しの審神者



90 名無しの審神者



91 名無しの審神者
>>87


92 名無しの審神者
黒猫おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?!?


93 名無しの審神者
んな無茶なあああああああああああああああああああああああああ!!?


94 名無しの審神者
ちょおおおおおおおおおおおおおおお!!?


95 名無しの審神者
何してんだ、黒猫おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


96 名無しの審神者
やめてええええええええええええええええええええ!!!


97 野次馬
まぁ、そんな黒猫も、黒猫を追いかけてきた大倶利伽羅が遡行軍を斬り捨てて助けたんだけどな
しかも事前に黒猫の動きを察知してたかのように黒猫の刀剣達が重傷者を一か所に集めて、その周りを囲んだんだ
ちなみに黒猫の本丸は長谷部が軽傷、燭台切と岩融が中傷
一期が重傷、長曽祢と厚が戦線崩壊状態
一期は戦線崩壊してないけど、動くのも辛い状態な


98 名無しの審神者
せめて治ってからにして遡行軍・・・(白目)


99 名無しの審神者
てか刀剣達、黒猫の無謀さに慣れ過ぎじゃね!?


100 名無しの審神者
黒猫は真っ先に突っ込むなよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


101 名無しの審神者
黒猫がいなきゃ刀剣達は折られてたんだろうけど、まずは自分を大事にしよう?な?


102 名無しの審神者
まぁ、状況を一番正しく、冷静に理解してるのが自分だけってなったら動かざるを得ないんだろうけどさ・・・


103 野次馬
それに比べて役人たちの情けないこと
我先に出口に向かって走り出しやがった
出口は当然使えないから、逃げられなかったんだけれども

黒「役人、審神者は重傷者と共に一ヵ所に集まってください。一人一人が離れた場所にいては、刀剣達も守りにくいでしょう」
黒「それに、そんな狭い場所で囲まれては、それこそ逃げ場もない」

その言葉に、今度は一目散に役人たちが集合した


104 名無しの審神者
役人ェ……


105 名無しの審神者
いくら非戦闘員だからってお前ら・・・


106 名無しの審神者
てか、黒猫は冷静すぎない!?


107 名無しの審神者
>>106確かに


108 名無しの審神者
>>106>>107あんまり動揺とかが表に出ないだけじゃないか?


109 野次馬
>>106いや、冷静ではなかったな
殺らなきゃ殺られる、なら覚悟を決めるしかない、って感じだった

続き
一旦下がって、黒猫が自分達の刀剣のもとに駆け付けた

黒「一番に君たちのもとに駆け付けられなくてすまない」
一「いえ……。そんなことよりも、あまり無茶をしないでください……」
黒「すまない」

黒猫は謝るだけで、改める気はないらしく、言い訳とか弁解の言葉は一切なかった
それどころか、刀剣達を庇うように立ち、刀を構えた

大「あんたも戦う気か?」
黒「やむを得ないだろう?」
大「あんたはとことん、守らせてくれない主だな」

大倶利伽羅は顔を顰めて、苦々しい声を出した
そんな大倶利伽羅に、黒猫はうっすらと笑って言った

黒「足手まといだっていうのは分かっているさ。だから、取りこぼしを拾っていこうかと」
大「……取りこぼすなという命令か?」
黒「後ろは任せろという激励だよ」

そのやり取りに俺たちは驚いたよな
審神者も戦う気か!って
いや、ついさっき刀を交えていたんだけれども


110 名無しの審神者
やり取りはかっこいいけど!かっこいいけれども!!!


111 名無しの審神者
黒猫が戦うのはやめてええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!(泣)


112 名無しの審神者
もう、ほんと黒猫ってば、色んな意味で心臓に悪い・・・


113 野次馬
黒猫は倒れている長曽祢達を見て、それから遡行軍に鋭い目を向けた

黒「彼らは私が守る。だから君たちは敵を殲滅させることに専念しろ」

そして黒猫は主に無傷の刀剣達に殲滅を任せ、重傷の刀剣と黒猫で俺たちを守るよう促した
その姿を見て、大倶利伽羅は諦めたのか、一つため息をついて刀を構えなおした

大「俺がそばに居ながらあんたに傷を負わせたら、国広達に合わせる顔がない」
大「そして何より、俺が俺を許せない」
大「だから、あんたの所には行かせない」

そう強く宣言した大倶利伽羅に、黒猫はにっと男くさい笑みを浮かべた

黒「頼もしい限りだ」

黒猫の言葉に口角を上げた大倶利伽羅が敵陣に突っ込み、近くにいた大太刀を斬り伏せた

黒「君たちも、頼りにしてるよ」
燭「任せてよ」
岩「なぁに、姐御様に刀は振るわせんよ」
長谷「すぐに退けて御覧に入れましょう」

大倶利伽羅に続き、長谷部たちも次々に敵を斬り伏せていく
それに触発された各本丸の刀剣達も遡行軍と切り結んだ
こうして演練場襲撃事件の幕が上がったのである


114 名無しの審神者
正直俺は、頼もしいって言ってる黒猫が一番頼もしい


115 名無しの審神者
>>114はげど


116 名無しの審神者
>>114おまおれ


117 名無しの審神者
黒猫とその刀剣達かっこよすぎかよ


118 名無しの審神者
こういう存在がいると希望を捨てずに済むよな


119 名無しの審神者
てか大倶利伽羅デレすぎだろ、さっきから


120 名無しの審神者
こんな審神者ならデレるのも仕方ない


121 名無しの審神者
うちの大倶利伽羅に見せたろ


122 名無しの審神者
>>121やめてやれよwwwwwwwwwww


123 名無しの審神者
とばっちり伽羅ちゃんカワイソスwwwwwwwwwwww


124 野次馬
スレではこうやって軽く書いてるけど、次々に湧きでてくる遡行軍対約30振りの刀剣男士
数の差は圧倒的で、こっち側が押され始めた
それで動くのも辛い重傷の奴らまで前に出て戦い始めたんだ
まぁつまり、俺たちや動けない刀剣達の護衛は黒一人
だんだん不安とかそういうものが膨れてきたんだけど、ずっと黒猫が励ましてくれたんだよな
「絶対大丈夫」「必ず助けが来る」「刀剣男士はそう簡単にやられはしない」って
そのおかげで心は折れずに済んだよ

でも、ちょっと悔しかったな
俺の方が審神者歴も長いし、年も上だ
むしろ黒猫はこの中で審神者歴も一番短くて、年も一番下だった
それなのに黒猫は、自分も怖いだろうに、俺たちのことを気にかけつつ、刀剣達の戦いから目を逸らすことをしなかった
そんな姿を見て、俺たちがどれだけ情けないか、気付いたんだ

泣いてたやつは涙を拭ったし、諦めかけてたやつは立ち上がった
そんでさ、みんなで叫んでた
「勝て!」って
勝って、生きて、みんなで帰ろうって
みんなで本丸に帰ろうって
ただいまって言って、お帰りって言ってもらおう
まだまだやりたいことがある
もっとずっと、みんなと一緒にいたい
お前達と生きたい

「「「だから勝て!!!」」」

俺たちは、声をそろえて叫んでた


125 名無しの審神者
う、うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!


126 名無しの審神者
何この胸熱


127 名無しの審神者
やばい、俺涙腺緩くなってる・・・
年かな・・・


128 名無しの審神者
もうお前ら、みんなすげぇよ!
よく負けなかった!!!


129 名無しの審神者
黒猫もすげぇけど、気持ちで負けなかったお前らも十分強ぇよ


130 野次馬
サンキュ
でもそれは黒猫がいたからだ
あの子には本当に感謝してるよ

続き
俺たちの言葉に刀剣達が奮起してくれて、一度は盛り返したんだ
けど、それも長くは続かなかった
目に見えて疲労が募ってきていた短刀たちを狙って崩しにかかってきたんだ
そして一部が押し返されて、とうとう敵が俺たちの前まで迫ってきた
奴らはまず、負傷して動けない刀剣達を始末しようとしたんだ
倒れてる刀剣達に向かって刀が振り下ろされて、俺たちは思わず悲鳴を上げた
けど、刀剣達が折られることはなかった
黒猫が敵打刀の喉を突き刺し、鞘で敵短刀を止めたんだ

黒「無粋な輩だな。負傷して動けない奴らを狙うだなんて……」

鋭い視線は味方の俺たちですら怖じ気づきそうになるほどのもので、刀を止められた敵短刀はわずかながら怯んでいたよ
そして黒猫は言ったんだ

黒「狙うなら私を狙え。相手になってやる」

刀を構えた黒猫は刀剣男士、いや刀剣女士さながらの勇ましさだった
かっこよすぎかな???(錯乱)


131 名無しの審神者
ひえええええええええええええええええ
かっこいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!


132 名無しの審神者
黒猫かっこいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!


133 名無しの審神者
黒猫ってばイケメン!
姐御って呼ばれるわけだわ!


134 名無しの審神者
黒猫強い・・・


135 名無しの審神者
さらっと敵倒してるし
黒猫って何気に戦闘系審神者?


136 名無しの審神者
てか、敵短刀すら怯む眼光って・・・


137 野次馬
そこに、黒猫を狙って背後から大太刀が迫ってきたんだ
黒猫は敵短刀と鍔迫り合い(黒猫は鞘だけど)になってて、そのことに一瞬気づくのが遅れたんだ
黒猫が敵打刀から刀を引き抜こうとした時にはすでに刀が振り上げられているところだった
助けなきゃって思ったんだけど、俺は金縛りにあったように体が動かなかった
黒猫が斬られる!って血の気が引いたとき、そいつは現れた

大「その人に何してる」

大倶利伽羅が頭上から降ってきて、大太刀の脳天を貫いた
そして黒猫に危機が迫っていることに気付いて駆け戻ってきた一期が、黒猫に刀を向けていた敵短刀をぶん殴って破壊
血反吐を吐きながら言った

一「我が主に刀を向けて、生きて帰れると思うな……!」

そこからは黒猫を危険な目に合わせてしまった情けなさとか、黒猫に刀を向けた敵への怒りとかでブチ切れた黒猫の刀剣の勢いが凄まじかった
まさに闘神って感じの荒々しさで敵陣を荒らし、再び激しい戦闘が始まった
でも、やっぱ数の有利には敵わなくて、刀剣達は目に見えて傷ついていった
そろそろ折れる奴が出てもおかしくないってくらいに
さすがの黒猫の顔にも余裕がなくなってきた頃、突然刀剣達の傷が跡形もなく消えたんだ
いきなりのことに頭が追いつかなかったけど、他の審神者が歓声を上げたことで分かった
演練場の異変に気付いた役人や審神者たちが駆けつけてくれたんだって
そこからは一気に形勢逆転
戦線崩壊してた奴らも戦闘に加わったし、演練場に雪崩れ込んできた刀剣達も加わって遡行軍を討ち取り、こうして演練場襲撃事件は俺たちの勝利で幕を閉じたんだ


138 名無しの審神者
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


139 名無しの審神者
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


140 名無しの審神者
異変に気付いた役人&審神者GJ!


141 名無しの審神者
皆よく頑張ったああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!


142 名無しの審神者
やばい、俺感動で画面見れない


143 名無しの審神者
>>142おまおれ!!!


144 名無しの審神者
やったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!


145 名無しの審神者
今回のMVPは黒猫
異論は認めない


146 名無しの審神者
>>145異論なんてあるわけない


147 名無しの審神者
>>146それな


148 名無しの審神者
相変わらず黒猫の刀剣達が黒猫大好きで安心したwwwwwww


149 名無しの審神者
>>148わかるwwww
和むよなwwwwwww


150 野次馬
これで終わったらよかったんだけどな
助けに来てくれた審神者たちに安否の報告とかをしていたら、何をトチ狂ったのか、演練場にいた役人が言ったんだ

役「お前が奴らを手引きしたんじゃないだろうな!?」

そう、黒猫に向かって
しかもその理由が黒猫だけ平然としてたってことらしい
自分だけは殺されないって分かってたからじゃないかって

それを聞いて俺たちは怒りを通り越して最早呆れてしまったよな
ばっかじゃないのか
黒猫のどこが平然としてたって言うんだ
確かに冷静さを失うことはなかったけど、黒猫だって俺たちと同じように怯えてたし、刀剣達が傷ついていくのを心配そうに見てた
他の審神者が助けにきてくれたと分かった時、明らかにほっとしてた
それをお前たちは何も見ていなかったのかって
っていうか、守ってもらってただけのお前達が、感謝こそすれ文句をつける筋合いなんてねーから
色々言いたいことはあったけど、俺たちは脱力してしまって「ばっかじゃねーの?」的な視線を送るだけに終わった


151 名無しの審神者
役人ェ・・・


152 名無しの審神者
お前らの目は節穴かよ・・・


153 名無しの審神者
ホント「ばっかじゃねーの?」だわ


154 名無しの審神者
俺も呆れて何も言えねぇ・・・


155 名無しの審神者
やっぱ俺たちの最大の敵って政府じゃね?


156 野次馬
黒猫の刀剣達は刀に手を掛け、黒猫本人は無表情で役人たちを見つめていた
そして何を思ったのか、黒猫は遡行軍の残骸を物色し始めたんだ
そのことに驚いていると、黒猫がお目当てのものを見つけたらしい
一体の打刀の髪を掴み、首を持ち上げた
それは黒猫の倒した穢刀だった

黒猫が刀を抜き放ち、ザシュ!とその首を切り落とした
そして御首級を持って、役人たちの前に戻り、言ったんだ

黒「私が敵ならば、何故味方となるこいつを殺した?」

こいつを殺せる私なら、お前達を殺すなど容易いだろうに
そう言って黒猫は御首級を放り捨てた
青ざめて震える役人たちの方に向かって
役人たちはごろりと転がってきた生首に悲鳴すら上げられない様子だった

黒「よく見ておけ。そして記憶に刻め。それは、私が殺した」

私が殺したんだ
そう、自分に言い聞かせるように、黒猫は厳かに告げた


157 名無しの審神者
なんかこう・・・
上手く言葉に出来ないもやもやが・・・


158 名無しの審神者
私が殺した、かぁ・・・
これを言った黒猫は、一体どんな思いを抱えていたんだろうな・・・


159 名無しの審神者
敵といえど、穢刀といえど、殺したって言うか、壊したことに変わりはないもんなぁ・・・


160 名無しの審神者
黒猫自身が手にかけるのは初めてだったんだろうな・・・


161 名無しの審神者
>>160いや、普通そうだろ
審神者は基本的に出陣禁止だし


162 名無しの審神者
殺したっていう事実を受け止めてる、って感じかな・・・?


163 名無しの審神者
そう簡単に受け止めきれるもんでもないだろうけどなあ・・・
黒猫、大丈夫かなあ・・・


164 野次馬
>>162多分な

続き
震える手で刀を握る黒猫に、演練場は静まり返った
助けてもらったのに、俺たちは黒猫に言葉をかけることすら出来なくて悔しかった
でも、なんて声をかければいいか分からなかったんだ
俺たちは誰かを手にかけた経験なんてないし、刀剣達はそれが当たり前だから、黒猫の心境に共感できるやつなんていなかった
だから誰も何も言えなかった
そんな中、黒猫の一期が黒猫の前に跪いたんだ

一「見事な振る舞いでした」

そう言って首を垂れたんだ
それに続いたのは長曽祢

長「敵に囲まれた状況でなお、味方を鼓舞し続け、最後まで希望を捨てずにいた。なかなか出来ることじゃない」
燭「遡行軍を仕留めた突き、僕たちすら(刀剣男士すらって意味だと思う)見惚れるほど見事な一撃だったよ」

そう言った燭台切は満面の笑みを浮かべていた
刀剣達に続けざまに称賛されて、黒猫が目を白黒させてたよ
何ていうか、重苦しい空気が飛散して、いつもの雰囲気に戻ってきた感じがしたよ
これを逃す手はない、って俺たちも刀剣達に続いた

「君が声をかけ続けてくれたから、俺たちも頑張れた」
「君の背中、凄く頼もしかったよ」
「私の刀剣男士を守ってくれてありがとう」

俺たちだけじゃなく、刀剣男士達も口々に黒猫に声をかけてたよ
そんな俺たちに黒猫は結構本気でびっくりしててさ
目をまん丸にして口をポカンと開けてたよ
そんな年相応の姿に、俺たちは思わず口元を綻ばせた

長谷「貴方が後ろにいてくれたから、俺たちは目の前の敵だけに集中できました」
厚「今日改めて思ったぜ。俺たちの大将は姐御しかいないって」
大「俺は、あんたが主で誇らしい」

誰も彼もが黒猫を見上げて誇らしげにしていたよ
そんな刀剣達に黒猫の震えは徐々に治まって、最後には微笑みを浮かべていた

一「今日の誉は姐様ですな!」

一期の言葉に刀剣達が立ち上がり、黒猫の頭上に花を降らせた
言うまでもなく、一番の戦果を挙げた者の上に舞う、誉桜だった


165 名無しの審神者
思わずスタンディングオベーションした


166 名無しの審神者
本丸総出で歓声を上げたわ


167 名無しの審神者
一緒に見てた厚きゅんにも桜が舞った


168 野次馬
俺たちもみんなで拍手を送ったよ
黒猫はちょっと戸惑ってたけど、嬉しそうにしてたな
胸につかえてたものが取れた様な、晴れやかな笑みを浮かべて
俺、彼女らを初めて見たときから思ってたんだけど、黒猫の本丸は本当にお互いが大好きなんだなって、改めて思ったよ
どういう対応をしたら鼓舞することが出来て、どういう言葉をかけたら不安を取り除くことが出来るのか
そういうことをよく分かってるんだ
すごくいい本丸だなぁって、凄くほのぼのしたよ
あんな事件の後なのにさ


169 名無しの審神者
確かに黒猫の本丸って相思相愛感が凄いよな


170 名無しの審神者
>>169分かる
お互いのこと大好きすぎる


171 名無しの審神者
でもこうやって相互理解っていうの?
ちゃんと出来てる本丸って良いよな
この先もずっとこうやって続いて行きそうだなぁって言う安心感がある


172 名無しの審神者
>>171確かに


173 名無しの審神者
黒猫と刀剣たちなら、どんなことでも乗り越えて行けそう


174 名無しの審神者
>>171>>173わかる


175 野次馬
黒猫と刀剣達を見てると分かる
良好な関係を築いて本丸を運営しているんだなって
演練場が正常になった時、政府から知らせが入ったのか、黒猫の本丸の刀剣達が黒猫たちを心配して駆け付けてきたし
黒猫を中心に、演練に参加してた刀剣達を抱きしめてもみくちゃにしてたよwww
そんな様子にあったかい気持ちになって、俺たちは無事、笑顔で本丸に帰ってこれた
こうして本当の本当に演練場襲撃事件は幕を閉じましたとさ


176 名無しの審神者
よかったああああああああああ・・・!


177 名無しの審神者
誰ひとり折れた刀剣も、死んだ審神者もいないのは奇跡だよな!


178 名無しの審神者
ホント、みんなよく頑張った!


179 野次馬
ありがとな

さて、事の顛末も語ったし、俺は仕事に戻るな
後は好きに使ってくれ


180 名無しの審神者
おー


181 名無しの審神者
お疲れ


182 名無しの審神者
事件の後で疲れてるだろうし、無理すんなよ!


183 名無しの審神者
お疲れー!


184 名無しの審神者
んじゃ、後は雑談でもして埋めるかー


185 名無しの審神者
そうだな


186 名無しの審神者
じゃあ黒猫たちについて語ろうぜ!












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