「何度でも、何度でも」






この男、誰だか分かりましたか?
もう何年も前の登場人物なので、皆さんお忘れかと思いますが、姐さんに初めて殺意を抱かせた「前任」です。
姐さんは「前任」のようになるのが怖い。何故なら姐さんはこの男のようになる可能性を秘めているから。
だって“自分の刀に対する執着”という点では、姐さんも「前任」もどっこいどっこいですからね。
だから万が一にもそうならないように「前任のようになったら首を落としてもらう」約束をしている刀剣たちがいない事が、どうしようもなく恐ろしい。
「そうなるかもしれない自分」の首をへし折ってしまうくらいに。

余談。
のちに判明したことですが、握りしめられた拳は骨にヒビが入っていたそうです。
そのくらい、「おれのつる」と言われるのは耐え難いことだったのでしょうね。




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