姐さんがNRCで変化せざるを得なかった話
学園長とクルーウェル先生を戦犯にして申し訳ありません。
好きなんですけどね、二人とも。話の都合上、悪役的な立場の人が必要だったんです。
クルーウェル先生は立場上、自分一人で抱えるわけにはいかなかったので上司に報告しました。
万が一何かがあってからでは遅いですし、当然の処置と言えます。
2年生達も、それは必要処置だと理解しています。
けれど、2年生達は姐さんの恐怖を直接聞いてしまったので、どうしても姐さん寄りの思考になってしまっていました。
だからクルーウェル先生の行動が信じられない。裏切られたと感じてしまった。
そして学園長。
前にもあとがきに書いたと思うのですが、学園長は「良かれと思って」が全て真逆に作用するタイプだと思っています。
あと、冷静に対処しなければならないところで冷静になれない人なんじゃないでしょうか。
ストーリーを読んでいると、感情の起伏が激しい人という印象なんですよね。演技かもしれませんけれど。
あと、割と空気読めてないですよね。
なので、場所を考えずに思いっきり叫んでくれるのではないかと思って戦犯にさせていただきました。
解釈違いなどがあるかもしれませんが、ご了承ください。
また、姐さんについてですが、姐さんは別に髪にそこまでの思い入れはありません。
ただ、切りたいと思っていたわけでもありません。
自分が害される可能性があるのなら、徹底的に潰さなければならないと考えての行動です。
姐さんは自分を嫌っている相手から「顔に袋を被せれば女として扱える」的な発言をされているのでね。
自身の刀剣たちがそういうことの被害者というのもあり、そういう警戒心は意外に強い。
ちなみに姐さんは変化を恐れている節があります。
ブラック審神者のようになりたくないと考えているので、変化する事への恐れがほんのちょっぴりあるのです。
本来しなくて良かった“髪を切る”という変化は、彼女にとっては嫌悪すら覚えること。
だって刀剣男士達がいたならば、そんなことをしなくても良かったのだから。
だから、髪を切らせた対象は、彼女にとって憎悪すら抱きかねない怨敵になります。
ツイステッドワンダーランドにいる限り、彼女のハッピーエンドはないですね。
彼女は監督生(主人公)じゃないから仕方ないね。