【メンタル】異世界人が怖すぎる【ミスリル】






本編に入れようとしていた怖がりアズールと姐さんとのやり取り。
カリム達のスペック解説の後に入れようとしていた、おばけちゃんに強い人はいるのか、と言う質問。
話のテンポが悪くなるのと、長くなりそうだったので断念。
ちなみにおばけちゃんに強いのはイデア。

「君の部活の先輩が一番頼りになると思うよ。
けれど、今後も彼と仲良くしたいなら、何も言わずにそばに居させて貰うのがいい。
アレらと対峙するのは命懸けだ。
そしてそれと対峙した代償は、彼一人では済まない可能性の方が高い。
大切なものを失わせてしまうかもしれない」
「そしてその大切なものの中に君が入っていたら、君自身が損なわれてしまう可能性もある」
「私から見て、彼は君をそのカテゴリーに入れているように見える。
彼を頼るのは君の自由だが、それ相応の代償を支払う覚悟を持って頼ると良い」
「なるほど。彼が損なわれるのは困ります。
彼には末永く、良いお付き合いをして貰う必要がありますので」
「寮長ってば素直じゃねぇの~。
素直に勤勉寮長が心配って言えば良いのに」
「他人の目から見ても仲が良く見えているのが嬉しくて照れているんですよ。
素直でないのは事実ですが」
「唐揚げにしてやろうか、ウツボ共」


本編に入れようと思っていた学園長とのやり取り。
素人の姐さんにゴーストバスターさせようとしていた学園長と姐さんの会話。
ちょっと厳しめっぽいので注意。

「私は専門家ではありません。この間のカナリアは特殊事例と言いますか、必ず殺してやる、という強い意志でもって対処したから出来たことです」
「想いは力、ですよ、学園長」

「学園長にとって、私は始末したくてたまらない存在だというのは分かっているんですが」
「全然思ってませんよ!!?!?」
「そうなんですか? 異世界から来た未知の生物なんて、不穏分子でしかないでしょう?」
「確かに未知であることは間違っていませんが!!!!!」
「ああ、死んだら死体の処理が面倒くさいですもんね?」
「それはそう……。ではありません!!! なんてこと言うんですか、貴方!!!!!!!」
「魔法でも燃やせば跡形も残らないから、面倒と言うほどでもないんでしょうか。魔力がもったいない、が正解ですか?」
「何でそんな方法を思いつくんですか!!!!! それに、その程度のことに使う魔力なんて、もったいないほどでもありませんから!!!!!!!」
「では、生かさず殺さずの飼い殺しがしたいのですね。だったら、この案件ですと、私は死んでしまうので完遂できません」
「この件は無かったことにしてください!!!!!!!!!!」
「ああ、よかった。…………死なずに済んで」
「ピィ」




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