姐さんと捻れた世界






ツバキ・シュラウド

25歳。
シュラウド兄弟の姉。
イデアが当主を継ぐまでの当主代理。
基本的に冥界で過ごしている。
死んではいない。
ギルガメッシュ 叙事詩の冥界下り的なあれ。
向こうの存在に気に入られており、ほぼ無償で召喚に応じてくれたりする。

得意科目:召喚術
「おいで、エキドナ」「ヒュドラ、今暇か?」などと呼び掛ければ召喚に応じてくれる。
元審神者なので使役するのが得意。
もちろん召喚陣は組み上げなければならないし、そう簡単に呼べるものじゃない。
ツバキは決して天才でもなければ秀才でもない凡人なので、彼らを呼び出す術式を組み上げるのに5年ほどの年月を要した。
けれど、彼らのお気に入りなので、代価は無償レベルで呼び出す事が可能。
人外のものに好かれる才能は現在。

ユニーク魔法: 「良いものを見せてあげよう。心を壊してくれるなよ? "原初の暗闇(カオス)"」
精神汚染。影に引きずり込まれておぞましいものを見せられる。

RSA出身。
NRCからも入学届が届いていており、ツバキ自身もNRCに興味があったが、NRCは男子校なので断念。
NRCから入学届が届いたことからも分かるように、ヴィランの性質も持ち合わせている。


***


悪霊的なのが学園に入り込む。
それが学園の生徒の悪意を増長させて大きくなろうとした。

悪霊が目を付けたのがイデアとアズール達。
何で授業もまともに出ない奴が寮長やっているのか、とか色々妬みとかあったので。


***


イデアとアズール

「海とか川とか、水辺はそう言うのが集まりやすいんだよね……。だから、人魚はそういうの背負って無い方が珍しいっていうか……」
「だから放っておいたと?」
「むしろ下手に手を出すと、物珍しさから余計に目を付けられちゃう可能性もあったしね。こいつに憑けばこの現状から抜け出せる!って勘違いして取り憑いて。でもアズール氏は何も出来ないから、何もしてくれないじゃないか!って逆恨みされる」
「あまりにも理不尽では???」
「そういうものなんだよね、あちらのものって。だから、そこら辺は下手に突かない方が安全。嫌かも知れないけど、理不尽で殺されたくないでしょ?」
「……僕は専門外ですから、お任せしましょう。ところで、参考までにどのような存在が取り憑いているのでしょう?」
「………………アズール氏ってグロ平気だっけ?」
「嫌な予感がするのでやめておきます」
「その方がいいかもね」
(焼け爛れた人間なんて、海ではまず見ないだろうし……)
「それから! 僕と居る時は僕だけを見て!!! 変なとこ見ないでください!!!」
「アズール氏って意外と怖がり?」
「怖くはないですけど!! でも、気分が悪いんでやめて下さい!!!」
「りょ〜」




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