慈悲の魔物
慈悲の魔物
元女審神者がツイステ世界に人外として転生する話。
捏造過多、原作崩壊、キャラ崩壊、主人公がチート。
アジーム家当主厳しめに見える可能性あり。
この話の主人公こと姐さんはチート設定です。
姐さんは凡人ですが、たまにはチートにしたくなるのです。
ツバキ
ツイステッドワンダーランドきっての長寿種であり、ごく少数しか存在しない種族。
その種族は、その長寿さ故に、世界に寄り添うものという意味で"隣人"と呼ばれている。
ツバキ個人は"慈悲の魔物"、"仁の獣"などと称されることも。
前世の本名を真名と定めており、それを知るのはジャミルのみ。
普段は『ツバキ』と名乗っている。
見た目は涼しげで整った顔立ち。中性的で、男女どちらとも受け取れる。
性別は無性。繁殖のときにだけ不定性となる。
2メートルを軽く超える長身。
この世界でも戦争経験者。つまり、今の平和な世界を作った立役者。
教科書にも、その名前が記載されている。
熱砂の国での知名度は低い。熱砂の国だと勉強熱心な人だったら知っている程度。
地域によって英雄と呼ばれる人が違うのと同じ原理。
有名なのは輝石の国や珊瑚の海などの寒い地域。あとは同じ長寿種の多い茨の谷。
優秀な魔法士で、世界で3本の指に入るだろう実力者。
元人間であるが故に、他の"隣人"と比べると人間視点で物事を考えられる。
だが、リリアの3倍以上長生きしているため、徐々に思考が侵食され始めている。
しかし流石というべきか、刀剣男士の事については一切色褪せる事なく、その全てを記憶している。
今も昔も変わらずに刀剣男士を心から愛している。
今世ではその愛を、主たるジャミル・バイパーにすべて注ぐつもりでいる。
★
「血に濡れた大地。荒れ果てた故郷。死せる土では一輪の花すら芽吹かない。―――――
治癒魔法の完全上位互換。死の淵からの蘇生を可能とする。
自分の命を対価にすれば、さらなる治癒を可能とする。例えば、切り落された手足を再生させたりだとか。
しかし、死者を蘇らせることは出来ない。理をねじ曲げることは出来ない。
「流れる血潮。枯れない涙。この嘆きが聞こえるか。―――――
リアルと勘違いさせるほどに優れた幻覚を見せる魔法。
ツバキは主に、自分の過去の体験を相手に見せるために使用。これによって相手を発狂させて戦闘不能に追い込むことが出来る。
「我らは英雄という偶像。いずれ人に倒されるもの。平和のための犠牲となるもの。未来あるものよ、我らを踏み越えよ―――――
発動と同時に、全てのものが行使者を敵と見なす魔法。
全ての敵意を、悪意を、怨嗟を、憎悪を、殺意を引き受け、あらゆる厄災の受け皿となる。
ぶっちゃけると高度な自殺である。
ちなみに“我ら”と言っているのは、英雄と呼ばれたのが自分一人ではないから。
「生を望め。死を嫌え。―――――
一種の洗脳魔法。自身の言動を用いて相手の心に働きかける。
また、対象者の戦闘能力を上昇させたり、精神汚染への対抗力を上げる効果もある。
言動が伴っていればいるほど、より効果を発揮する。
ツバキが審神者だった頃、無意識にしていたことが魔法として確立されたもの。
審神者だった頃と違うのは、全ての対象者に威力を発揮するところとバフ盛りが可能なところ。
心が折れかけた者達を鼓舞したり、戦争時に大活躍した。