右大将リリア×姐さん
場末のパブにて
刀剣男士が存在しないことは、ツバキが一番よく分かっている。
それでも彼等を求める心を捨てられないし、居て欲しいと願ってしまう。
理解はしていても、絶望せずには居られない。
けれど、絶望を繰り返しすぎて、最早どんな感情が絶望なのか分からなくなってしまった。
傷の上に傷を重ねている状態なので、もう痛みも分からない。
今のところ救いはない。
花の隠れ家
何度目かの邂逅。たまに見せるツバキの無警戒な様に心配になるリリア。
ちなみに「袋を被せれば~」の下りはこちら(【国広】主を侮辱された刀剣男士の反応【怖い】)の作品に出てきます。
当時高校を卒業したばかりのツバキには衝撃的な台詞だったのでしょう。
ツバキにあんまり自覚はなさそうだけれど、多分傷として残っている。だから記憶を持ち越して覚えている。
新しい想いが芽生えた
生まれたのは恋というよりは愛に近いもの。友愛とか親愛をちょっと越えてきた辺り。
まだまだリリアに自覚はないです。友人だから、何かしてあげたくなっていると思っているレベル。
色んな恋愛模様を見てきたけれど、自分に当てはめられないタイプなんじゃないかな。
いとしいとしというこころ
ツバキに対して特別な感情を持っていることに気付いて、どう切り出したものか分からなくてつい飲み過ぎてしまったリリア。
しっかりしているように見えて、実はぐでんぐでんに酔っ払っているので、普段言えないようなこともぶっちゃけてる。
翌日はばっちり二日酔い。昨日の記憶が全然なくて、何かやらかしてないかとめちゃくちゃ焦ることになる。
ツバキの方も、この頃には愛を芽生えさせてる。友愛の延長にあるものだけど、リリアに対して“愛しい”と思っていることを自覚している。
恋についてはからっきしだけど、愛についてはよく知っているので、自分の心の動きに対しても敏感。
不格好プロポーズ
思わず本音をポロリしちゃったリリア。
だって、ツバキがあまりにもどうしようもないから。傷だらけで、今にも壊れてしまいそうだったから。
色々と危なっかしいツバキを支えてあげたいと思っちゃったら、もう駄目だった。
ちょっとどころではなく飛躍してしまったけど、まぁ結婚の約束を取り付けることが出来たので結果オーライです。