カリムに成り代わった姐さん
ネタ1
寮長就任してからしばらくして、カリムももちろん手伝っているけれど、殆どをジャミル一人で寮の運営を行っている状況に危機感を覚える。
そこで、寮長副寮長の他にもまとめ役を担う役職を用意することに。
「ジャミル。君は優秀だ。だから、何でも一人でやれてしまうし、その方が早いと考えてしまうのだろう」
「しかしな、君一人に頼り切りでは、有事の際に立ち行かなくなるのは目に見えている」
「そこで、君には優秀な人材の選定を行ってもらいたい」
「選りすぐりの寮生達に、いわゆる“幹部“の役職を与えたいんだ」
「さて、諸君。いきなり呼び立てて申し訳ない」
「ここに呼ばれた面々にはある共通点がある。何か分かるか?」
「ジャミルが選りすぐった、“極めて優秀な生徒であること”だ」
「ここで言う“極めて優秀な生徒”というのは成績面だけが考慮されているわけではない。例えば、マクラーゲンは成績は平凡かもしれないが、コミュニケーション能力がずば抜けて高い。どの寮にも人脈がある、というのは魅力的だ」
「コーネルはレポートの評価が高いよな。情報をまとめる能力が高いのだろう。理路整然として分かりやすいと先生方が褒めていたよ。それはどの分野においても必要になってくる重要な能力だ」
「他にもまだまだあるが、話が長くなってしまうのでここまで」
「そんな君達に、あるお願いがしたいんだ」
「君達にも、寮の運営に携わってもらいたい」
「今まではジャミルがすべてしてしまっていたけれど、それがどれほど危ういことか、君達には分かるはずだ」
「ジャミルがいなくなったら、すべてが瓦解する。スカラビアの運営が成り立たなくなってしまう」
「そこで、我がスカラビア寮には寮長や副寮長の他に、“幹部生”を設けたいと思っている」
「備品管理や事務処理を行ってもらう代わりに、ある程度の決定権と優遇措置を図ろう」
「と言っても、他の寮生の手前、優遇しすぎることは出来ない。これについては“お手伝いのご褒美”程度だと考えてくれ」
「これは強制じゃない。寮の運営よりも自分の勉強に充てたい、部活に心血を注ぎたい、そういった気持ちが少しでもあるのなら、そちらを優先してくれて構わない。挑戦してみたいと思ってくれたなら、一度やってみてほしい。それで荷が重いと感じたら、そのように申し出てくれたらいい」
「―――――ああ、ただし」
「かの大賢者に顔向けできないような行いが確認された場合、このような機会は二度と回ってこないことを肝に銘じておくように」
ネタ2
審神者時代に本丸でも行っていた誉制度を制定する。
「今月一番寮に貢献したと思われる人物に投票してくれ」
「これについては自分の基準で考えてくれて構わない。例えば、あの人は先生方に“さすがスカラビアだ”と褒められていたな、とか。この人はいつも談話室の掃除をしてくれているな、とか。一人に絞れなければ、複数人書いてもいい」
「ああ、寮長副寮長、幹部生は外していい。彼らは目立つから、どうしても票が集まってしまうだろうしな」
ネタ3
アジーム家とのコネを作りたいアズールに接触される。
そこで話を聞いていくうちに興味を持ち、開店資金をカリムが出すことに。
売り上げの一部は学園に寄付(という名の忖度)。
アジーム家とは二号店を熱砂の国で開くこと、スポンサーであるアジーム家の品位を落とすようなことがあればラウンジは封鎖、多少の優遇措置を図ることを条件とする。
「優遇措置、ですか?」
「無茶ぶりはしないさ。宴の時にデリバリーを頼んだり、団体客の受け入れをしてくれたり、その程度で構わないさ」
「それならば可能です」
ネタ4
フロイドのあだ名について。
「ウミヘビくんおもしれ~!」
「ウミヘビくん? ジャミルのことか?」
「そぉ、いいあだ名でしょ?」
「ああ。ジャミルにぴったりだな。そう言えば、私にもあだ名はあるのか?」
「あるよぉ。ラッコちゃん」
「……おやまぁ。君の観察眼には恐れ入る」
「あは、何それ、嫌味?」
「ただの事実だよ」
ネタ4の没案
「ウミヘビくんおもしれ~!」
「ウミヘビくん? ジャミルのことか?」
「そぉ、いいあだ名でしょ?」
「ああ。ジャミルにぴったりだな。そう言えば、私にもあだ名はあるのか?」
「あるよぉ。ラッコちゃん」
「………私がラッコちゃんなのに、ジャミルはホタテくんじゃないんだな?」
「あっは! ラッコちゃんの前ではあの毒蛇もホタテくんなの? ラッコちゃんおもしれ~! 最高!」
「彼は私にとって失いがたいものだからな。誰かに盗られるくらいなら、胃の腑に収めてしまいたいくらいに」
「…………あは、猟奇的じゃん」
「ウミヘビく~ん、ラッコちゃんには気を付けた方がいいよ~」
「は? ラッコちゃん? もしかしてカリムのことか?」
「そう、ウミヘビくんのご主人様」
「何故、あいつに気を付けた方がいいと?」
「食べちゃいたいんだって、ウミヘビくんのこと」
「………………は?」
「お腹の中に収まっちゃう前に、オレらのとこに逃げておいでよ?」
ネタ5
「星に願いを」での願い事について。
「優秀過ぎるというのも、考え物だな……」
「どうした、カリム」
「いや……。君の、願い星に願った夢を聞いてな。友としてその夢を応援するのが正しいのだろう。広い世界に羽ばたく背中を押すのが理想なのだろう。けれど、アジームとしても、友としても、手放しがたいんだ、ジャミル・バイパーという男は」
「ああ、全く、悩ましい! 本当に困った男だな、ジャミル・バイパー!」
ネタ6
原作邂逅。それぞれのカリムの笑顔の印象。
原作軸に突っ込んで、ちゃんねるネタで実況させるのが一番手っ取り早いかな……?
どちらも大輪の笑顔だが、片方は向日葵のような、片方は牡丹のような。一方は溌剌とした天真爛漫な笑みで、一方は無邪気ながら上品さを漂わせている。同じ人物、同じ顔なのに、見た者に全く異なる印象を与えた。