ポケモンふれあいフェスタ
イッシュ地方のとある町のポケモンセンター。
サトシたち一行はカントー地方に戻るため、カントー行きの定期船に乗るためにカノコタウンに向かっている。
定期船が出るまでにはまだだいぶ時間があり、彼らの旅はゆったりとしたものだった。
その道中、立ち寄ったポケモンセンターでサトシたちはジョーイさんからある催し物が開かれるという噂を耳にした。
「ポケモンふれあいフェスタ」
ポケモンとの絆の大切さを知ろう!をコンセプトにしたこのお祭りは、ポケモンレンジャー協会が各地方の博士たちと連携し、保護したポケモンたちを預かり、どれだけ仲良くなれるかを競うというもの。
預かる期間は5日間。
その後、簡単なスポーツやクイズを行い、優勝者を決めると言う。
「このお祭りはね?キズナタウンという町で開催されるそうよ」
「へー、楽しそう!」
「キズナタウン。マップによれば『人とポケモンのきずなを大切にする街。自然豊かなキズナタウンは、観光スポットとして観光客に人気』だそうだよ!ここからそう遠くない街だよ」
聞き慣れない街の名前にデントがマップを開く。
この町から遠くないことを聞き、サトシとアイリスの顔が喜色に染まる。
「よーし、さっそく行ってみようぜ!」
「ピーカッチュウ!」
サトシの言葉に、ピカチュウが拳をあげて賛同した。