期待を背負う子供






プロット(誰も知らない地方へ)
・サトシがマサラをたつことをハナコに告げる
・オーキド研究所に遊びに来たカスミがサトポケの異変を感じ、オーキドにサトシの行方を聞く
・サトシが旅立ったことを知り、ハナコの元へ
・ハナコからサトシが重い期待に疲れてしまったことを聞く
・シンジがサトシの元へ
・サトシとシンジが一緒に旅に出ることになる
・カスミたちがサトシへの想いを綴った手紙を書く
・サトシ達は笑顔で新しい地方へ


セリフ集
ハナコ
「あなたはもう十分頑張ってる。頑張ってね、って言うのはおかしいわね」
「サトシ、無茶をするのを当たり前だと思っちゃだめ。必要以上に頑張る必要はないの。あなたはあなたのせい一杯を出し切ればいい。周りの期待なんか気にしなくていいの。あなたが精一杯やったって胸を張れるなら、どんな結果でもかまわない。だからもう、頑張って、とは言わないわ」
「何があっても、私はあなたの味方よ」

「お前はいつもそうだ。連絡もよこさずふらふらと。俺との再戦の約束はどうした!」
「そ、それだけのために追いかけてきたの・・・?」
「お前と再戦する以外に、お前に何を望めと?」
「・・・!ははっ!シンジらしいや」
「・・・いや、もう一つあったな」
「え?」
「またお前がどこかへ行ってしまうと、バトルが出来なくなる」
「ああ、それは残念だな・・・」
「・・・よし、俺も連れて行け」
「・・・はぁ!?」
「俺はお前のライバルでいたい」
「・・・!」
「お前と競い合いながら旅をしたい。だから、俺も連れて行け」

「++地方と言うところを知っているか?」
「え?」
「ここから丁度裏側にある地方だ」
「裏側・・・」
「お前を知る者はだれもいない」
「・・・っ」
「悪くは、ないだろう?」
「うん・・・。それ、さいっこう・・・!」
「そこに、俺と行かないか?」
「ああ・・・行こう。2人で!」

サトシ達はマサラタウンの裏側にいた。
ポケモンたちだけでなく、植物や建物なども見たことのない趣や作りをしていた。
言葉が通じるのかもわからない。
けれどもサトシの隣には、シンジがいる。
前を歩かせるのではなく、隣を歩いてくれる人が。

シューティー『サトシを君に託すよ』
ヒロシ『君はサトシの支えになってあげて』
ジュン『お前まで変わっちまったら罰金だからな!』
ケニヤン『これからもサトシのこと、笑顔にしてやってくれよ!』
シゲル『シンジ、サトシのこと、頼んだよ』

「ああ、もちろんだ」

「行こう、シンジ!」
「ああ」

サトシがシンジの手を引いた。

「新しい冒険の始まりだ!」

サトシの新たなる旅立ちは、満面の笑みで始まった。







プロット(シロガネ山の伝説化)
・シンジがサトシの元へ、までは一緒
・サトシがシロガネ山の奥地に住まうことを決め、もう旅に出ないというが、シンジも一緒に行く、と宣言
・2人でシロガネ山の最奥で頂点として君臨
・ピジョットがサトシあての仲間たちからの手紙をもらい、2人で読む
・仲間たちが変わろうとしていることを知り、会いに行こうと決意
・シンジに一緒に来てほしい、もちろん、と言って終わる(ついでに結婚の報告もしようか、ってことでもいいかもしれない)


セリフ集
「俺、もう旅に出る気、ないよ?」
「ああ」
「俺ときても、つまらないよ?」
「構わない。お前がいるなら」
「・・・っ!!!」

サトシはシロガネ山の最奥で「頂点」に君臨することとなった。
挑戦する側から挑戦される側になったサトシの隣には、支えるように寄りそう紫があったことを、ここに記しておく。




7/7ページ
スキ