傍観
186 1号
「お二人は?」
「僕は・・・スレで読んだ3人組と同じですね。あの値踏みするような視線が気に食わなかったからです」
「私はちょっと違いますね。見下されてるように感じました。お姉ちゃんたちを見て、それから私を見るときの、あの蔑んだ目にそっくりだった」
どうやら、2人は私たちと同じで、不信感を持っていたから距離をおいたようです
「つまり、その女の子に不信感を抱いていれば、催眠術の呪縛から逃れられる、ということか?」
「これだけの人数が同じような理由を持っているのだから、おそらくは」
まとめ
補正=催眠術(仮定)
解除=不信感
187 名無しの傍観者
視線に敏感なやつ多くね!?
188 名無しの傍観者
てか、そんな視線向けられてるって気づく2人って・・・
189 名無しの傍観者
>188触れてやるな
あれだよ、シゲはキド博士
スミは「お姉ちゃんはすごいね~」的なやつだよ
多分だけど・・・
190 名無しの傍観者
う、うわあああああああああああああああ!!!
191 名無しの傍観者
俺のトラウマ的なやつだ、それ
192 名無しの傍観者
昔よくやられたわ・・・(泣)
193 1号
>189正解とは言いませんけど、大体合ってます
続き
考察をまとめると、シゲさんが顔をしかめました
「不信感を抱くことが催眠術を解くカギか・・・。これはサトが引っかかるね・・・」
「疑うことを知らないものねぇ・・・」
「サトの美点が裏目に出たな・・・」
そう言ってシゲさん、スミさん、タケさんは深いため息をつきました
ここら辺でサトさん涙目です
シンさんがおろおろしてて可愛いです
「お、おい・・・。サトが半泣きなんだが・・・」
「少しはお灸をすえてやらなきゃいけないから、そのままでいいよ」
タケさん笑顔が素敵です
194 名無しの傍観者
なんでだろう・・・タケから1号と同じ匂いがする・・・
195 名無しの傍観者
>194奇遇だな、俺もだ
196 名無しの傍観者
>194よう、俺
197 名無しの傍観者
てかシンはこんなときでも癒しか
198 名無しの傍観者
なんだ、お前可愛いな、シン!!!
199 名無しの傍観者
サトさんの涙目、だと・・・?ガタッ
200 1号
200ゲット
続き
「あれ?でも、サトの場合は?サトは最後まで不信感を持っていなかったんでしょう?どうやって解けたのかしら?」
「シンさんへの愛じゃないですか?」
「「ぶふっ!!!」」
「冗談ですよ」
真っ赤になってむせた2人を4人で微笑ましく眺めてます、幸せです
201 名無しの傍観者
200おめ
って、おまwwwwwwwwwwwwww
202 名無しの傍観者
愛ですね、これは(確信)
203 名無しの傍観者
によによするwww
204 名無しの傍観者
200オメwwww
205 名無しの傍観者
お前の冗談は冗談に聞こえないwwwwwwwwwwwwwwwwww
206 名無しの傍観者
いや、むしろ本気で言ってるだろwwwwwwwwww
207 1号
本気も本気ですけど?
続き
「1号!」
「すいません、場を和ませようと思って」
「それにしたってもっとほかにあっただろう!」
「私、そこまで発想力豊かじゃないんです」
「・・・十分豊かだろ」
シンさんに怒られちゃいました、役得です
赤面するシンさんマジ天使
208 名無しの傍観者
そこ代われ、1号
209 名無しの傍観者
液晶邪魔だ、そこをどけ
210 名無しの傍観者
俺は飛び込んでやるぜええええええええええええええええええええええええええ!!!
211 名無しの傍観者
シンにしかられたい・・・!!!
212 名無しの傍観者
シンってばマジ天使いいいいいいいいいいいいいいいああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
213 名無しの傍観者
本気も本気ですけど?>知ってたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
214 1号
怒るシンさんをなだめて、本題に戻りましょう
「それよりも、催眠術にかかっている間、サトさんはどんな感じでした?」
「え?あ、はい・・・」
シンさんには申し訳ありませんけど、一応聞かなければならないことなので
215 名無しの傍観者
あー、確かに辛いだろうな、これ聞くの
216 名無しの傍観者
だよねー・・・
正常な状態ではなかったとはいえ、一時的にも夢中になってたって話を聞かされるわけだし
217 1号
「何て言えばいいのかな・・・。あの人のことしか考えられないというか・・・。あの人以外どうでもよくなるっていうか、よくわかんないけど、一人占めしたくなる感覚、って言えば分かりますか?」
「もしかしたら、人の独占欲に働きかけるものなのかもしれませんね。他には?」
「正直あんまり覚えてません・・・。上手く考えられないっていうか、本当にあの人のことしか考えられなくなるっていうか、そんな感じで」
「そうですか・・・」
話している間、サトさんはシンさんのことを気にしているようで、ちらちらとシンさんの方を盗み見ていました
シンさんはこっそりと私の服の裾をつかんでいました
少しだけ、手が震えていました
やっぱり辛いですよね
シンさんには席をはずしてもらった方がよかったかもしれません
218 名無しの傍観者
シン・・・
219 名無しの傍観者
あれ?画面が歪む・・・
220 名無しの傍観者
いくらおかしくなってたからと言って、好きな人が他の女に夢中になってたって、自分の口から言われたらなぁ・・・
221 名無しの傍観者
>220しかもそいつのことしか考えられなかった、とまで言ってるし・・・
222 名無しの傍観者
辛いよなぁ・・・
223 1号
あまりに悲しげな顔をするので私の方が耐えきれなくなりました
そんなシンさんと私に気づいたのか、シゲさんが話をすりかえられるよう、意識を催眠術の方に持って行ってくれました
「正常な判断能力を失わされているところをみると、催眠術という線が高いね」
「そうね。ただ単に好きになるだけなら、頭は正常に働くだろうし」
「おそらくは」
人の感情をもてあそぶなんて最低の行為です
悪女にこびる人の中にも、きっと恋人を持った人がいたでしょう
その人たちの恋人はきっと傷ついていると思います
姫だけは絶対に許さない
224 名無しの傍観者
225 名無しの傍観者
226 名無しの傍観者
227 名無しの傍観者
228 名無しの傍観者
229 名無しの傍観者
230 名無しの傍観者
(はげどうって同意したかったのになんか怖くて同意できないんだけど、)
231 名無しの傍観者
(おまおれ)
232 名無しの傍観者
(おまおれ)
233 名無しの傍観者
(とうとうさん付けしなくなったな・・・)
234 名無しの傍観者
(むしろ今までが丁寧過ぎたんだよ)
235 名無しの傍観者
(久しぶりにコテで呼んだんだからそれでいいだろ)
236 1号
とりあえずこそこそするのやめません?
文字なので()で閉じても視界に入ります
237 名無しの傍観者
そうっすよね、すいません!!!
238 名無しの傍観者
すまっせんしたあああああああああああああ!!!
239 1号
続けます
話をそらそうと必死で話題を考えていた私は、一つ重要なことを聞くのを忘れていたことに気づきました
姫の取り巻きの様子です
彼らは姫のことで頭がいっぱいの状態
姫の敵として認識した私たちを血眼になって探しているかもしれません
なので思い切って尋ねてみました
「そう言えば、コテージの様子はどうでしたか?まだ私たちを探しているようでしたか?」
「いいえ。あの子のことが心配で、みんなすぐにコテージに戻ってきたわ」
「そうですか・・・」
ほっと息をつくと、隣に座るシンさんも肩の力が抜けたように見えました
「そういえば、ケンがジュンサーさんに通報したって言ってたわ」
「え?」
ジュンサーさんと言う名に、シンさんが顔を上げました
その顔には自分のせいで、という文字がありありと浮かんでいました
シンさん、分かっていますか?
姫のしたことは、他人を貶めようとした、立派な犯罪なんですよ?
240 名無しの傍観者
シン、シン・・・!!!!
241 名無しの傍観者
シンってばああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
242 名無しの傍観者
シン、お前は被害者なんだぞ?
ジュンサーさんに通報していい立場なんだぞ?
243 名無しの傍観者
このシンなんもわかってねええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!
244 1号
シンさんは簡単にお説教して話を続けます
続き
スミさんの話を聞いてまとめたものです
・姫が泣いているのを少女たちが慰めている
・取り巻きたちが帰ってきてシンさんを逃がしてしまったことを報告
・その時に男におびえるふりをしていた
・そこにケンさんが近寄って「ジュンサーさんに通報したからもう安心だよ」と姫に伝える
・キド博士がさらに追い打ちをかけるように「犯人はすぐに捕まる」という
・周りの少女たちはよかったね、と慰めていたが姫の顔色は悪かった
・この時にタケさんから連絡が入り、この後はわからない
だそうです
ちなみにケンさん、キド博士は立場上中立ですが、個人としてはシンさんの味方だそうです
通報した、と伝えた時の2人の顔はそれはもう素晴らしい笑顔だったそうですよ
245 名無しの傍観者
お、おうwwwwwww
246 名無しの傍観者
博士wwwwwwwwwww
助手までwwwwwwwwwwwwww
247 名無しの傍観者
孫の幼馴染のライバルだもんなwwwwwwwwwwww
248 名無しの傍観者
>247遠くね?wwwwwwwwww
249 名無しの傍観者
まぁ、孫の知り合いはじいちゃんにしたら孫の友人みたいなもんなんだろwwwwwwwww
250 1号
サトさんはキド博士に取ってもう一人のお孫さんみたいなものですから
ケンさんは元旅仲間ですし、まァ普通に彼らの味方になりますよね
続き
「ってわけだから誤解を解くなら今よ」
「不信感を持てば催眠術が解けるなら、君の無実を証明すれば、彼らは正気に戻る。もう一度あの視線にさらされるのはつらいだろうけど、彼らを戻すには君の力が必要だ」
「・・・そんなことはわかっている」
シンさんが俯きました
こちらにそろっている証拠は録画が一つと機材が破壊された時にボールの中でその様子を見ていたポケモンたちだけ
それだけでは全員を正気に戻すのは不可能かもしれない
もし戻らなかったら、シンさんの力を借りることになる
出来れば、そうならないでほしいんですが・・・
251 名無しの傍観者
え?シンはいいって言ったのか?
252 名無しの傍観者
え?どゆこと?
253 名無しの傍観者
>252決定的な証拠があるだろ
シンが女の子だって言う鉄壁の証拠が
254 名無しの傍観者
でも女の子ってばれるの嫌がってたじゃん
255 名無しの傍観者
たしかに・・・
256 名無しの傍観者
どっちにしろシンは救われねぇじゃん!
257 名無しの傍観者
いや、でも、一番ばれたくなかったサトにばれてんだから、なぁ?
258 名無しの傍観者
>257でも、さっきタケにいうの渋ってたじゃん・・・
259 1号
とりあえず、3人組さんが来てくれることを祈って、シンさんが女の子であるとばらすのは最終手段と言うことになりました
シンさんも、覚悟を決めましたよ
260 名無しの傍観者
そっか・・・
261 名無しの傍観者
できればそうならないでほしいんだけどな・・・
262 1号
いえ、吹っ切れてくれたみたいです
天使は男前でした
263 名無しの傍観者
え?
264 名無しの傍観者
え?マジ?
265 1号
サトさんが俯いたシンさんを気にして、無理はしなくていいと言ったんです
サトさんが気遣ってくれて、吹っ切れたんでしょうね
「一番知られたくなかったサトに知られてしまったんだ。それに、もうこれだけの人間に知られてしまっている。隠したところで意味はない」
「それに、最初は隠していなかったんだ、周りが勝手に勘違いしている、という形に戻っただけだ。俺を男だと勘違いして墓穴を掘ったあいつらの自業自得だ」
だそうです
最終手段であることには変わりありませんが、もしそうなったとき、シンさんは自分が女であると証明するそうです
266 名無しの傍観者
まじか
267 名無しの傍観者
男前・・・
268 1号
続き
「決まりだな。ポケモンたちはジョーイさんに事情を話して俺が連れていくよ。先に行っててくれ」
「わかりました。よろしくお願いします」
ポケモンたちはタケさんに頼んで、私たちはコテージに向かいます
保守をお願いします
269 名無しの傍観者
りょーかい!
270 名無しの傍観者
んじゃ、ほーしゅ
271 名無しの傍観者
保守