信頼と絆の物語






「もしもし、タケシくん? ヒナタよ」
『こんにちは、ヒナタさん。もしかして、例のヒンバスのことですか?』
「ええ。サトシくんとシンジちゃんのおかげでいい方向に向かっているわ」
『そうですか、良かったです。……ところで、やっぱり原因は……』
「自分たちだけで完結してしまったから、詳細は分からないけれど、おそらくね」
『シンジもだいぶサトシに毒されてきましたね……。前は聞かれる前に説明していたのに、』
「まぁ、後で詳細は聞くとして、とにかく、あのヒンバスはもう大丈夫よ」
『むしろ本人たちが心配ですよ』
「……そうね……」
『ところで、今は2人は?』
「ああ、今は2人ともヒンバスと湖であそ……っ!!?!?」
『どうしました?』
「そ、そと……っ! そ、そとにっ、ぱ、ぱる、ディア!? な、えっ? ええええええ!!?!?」
『ああ、ディアルガとパルキアですか。大方ヒンバスの遊び相手を連れてくるよう頼んだんでしょう。あの2匹なら遠くのポケモンも簡単に連れてこられますからね』
「何で平然としてるの!!?」
『だって、あの2人ですし』
(気付いてタケシくん!! あなたもあの2人に毒されていることに!!!)


2人の影響の一番の被害者はタケシ。
一番最初から一番長くサトシと旅をしてきた男ですから(笑)




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