信頼と絆の物語






サトシたちは現在15歳。
カロスの旅(当時10歳)が終わり、カントーに帰ってきたときにバトルフロンティアを制覇したシンジと再会。
また競い合いながら旅をしたいと、次の旅は同じ地方を別々に旅することになる。
そうして、それを2年ほど続けているうちに、何故だかお互いの位置が分かるようになる。
ごく稀にポケモンの声も聞こえるようになり、サトシがこれは波導の力だと気付く。
お互いの内に秘めた波導が反発しあいながら力を高め、結果、波導の力に目覚めることになった。
波動の力に目覚めてからというもの、お互いの位置は把握できてしまうし、お互いが危険な目に遭っているとすぐに気付くため、駆けつけて2人そろってトラブルを解決するようになる。
それが原因で周りに一緒に旅をしたらどうかと言われ、2人旅を始める。
けれども、2人旅を始めると、更にトラブルをホイホイするようになったため、周りは頭を抱えている。
しかもそれを本人に教えられるのではなく、ニュース番組なんかで知ることになるので、もはや胃痛持ちが現れてもおかしくはない。
(その上さらにファンも増えたりする)
波導の研究チームなんかはトラブルを抱えたポケモンたちが2人の波導に無意識に解決を訴えているから自然と自分たちでトラブルに向かっていくのではないか、と考え出す始末。
トラブルを解決しまくったおかげで保護協会関連の機関内で有名になり、協力を要請されるようになった。



波導について
波導の力に目覚めたと気付いたときに、ゲンのもとを訪ね、2人の波導について尋ねると、2人の波導はほぼ対極にあり、反発しあいながらも惹かれあっており、お互いの波導を高め合っているとのこと。
サトシは自分の波導を相手に送ることに長け、シンジは相手の波導を受け止めることに優れている。
2人共通でポケモンの言葉が分かり、よく知っている者の波導なら位置の把握も可能。



2人の関係について
結婚もしていないし恋人でもない。
男女の友情は存在するよ系コンビ。
最早、家族愛に似たものが生まれている。



オリジナルボール
「トラストボール」
白色の地に赤、青、黄の3本の線が縦にな言っているボール。
シゲルを中心とした研究者チームにより開発。
市販はされておらず、レンジャー協会などのポケモン保護協会に支給されている非売品。
このボールはポケモンをゲットすることができず、傷ついたポケモンの逃げ場として作られたもので、形はモンスターボールと同じだが、効果としてはただの箱。
マスターボールのように必ずポケモン(トレーナーのポケモンも含む)をボールに入れることができるが、モンスターボールのように、ボールに入れた人間をトレーナーとして認識するシステムは備わっていない。
しかしこのボールはトレーナーとして認識するシステムが備わっていないため、野生のポケモンとして扱われ、6体を超えても持ち運べる。

けれど、このボールには、たとえボールに入れたとしても野生のままであるというデメリットがある。
野生のポケモンに取って人間とは敵であり恐れるべき存在である。
ただボールに入れるだけでは人間は恐れるべき相手のままである。
そんな状態でボールに入れてしまえば、次にボールから出した時に攻撃されるのはまず間違いなく閉じ込めた本人。
そうならないように「攻撃する必要のない相手」という程度には信頼を得なければならない。そのため「トラスト(信頼)ボール」と名付けられたのである。

しかしサトシやシンジレベルになると街中で暴れているポケモンをボールに入れて場所を変えて騒ぎを収めるなど、デメリットをメリットとして活用している。
ここまでこのボールを活用できているトレーナーはサトシ、シンジ含む両手の指で事足りる人数しかいないと言われている。



ちなみにこのシリーズに記述されるポケモンたちへの対応はすべて捏造ですので、あしからず。




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