かつて審神者だった少女
・刀剣乱舞×呪術廻戦
姐さんこと椿が呪術廻戦の世界に転生する話。
清庭椿(サニワツバキ)
かつて審神者だった記憶を持つ少女。
杉沢第三高校三年生。
剣道部所属。
実家が剣道道場を運営しており、祖父に連れられて見学に来た虎杖と知り合う。
虎杖とは顔を合わせると世間話をする程度には関わりがある。
残念ながら、呪霊は殆ど見えない。ほとんど一般人で、“勘の良い人間“のカテゴリー。
しかし、自覚はないが、術式を持っている。
術式の効果は、『物の心を励起する』というもの。つまり、審神者の技がそのまま術式となっているのである。
けれど、椿の実力では呪霊を受肉させるようなことは出来ず、思念体としての顕現のみが可能。
故に、『物に宿る思念に形を持たせ、会話を可能とする』のが椿の最高到達点。
つまりこれ以上の成長は望めない。
呪術師や術式の存在を知らない椿は審神者だった頃の名残で付喪神のみが見えているのだと認識している。
ちなみに、宿儺レベルの呪いであるならば、椿の術式を足がかりに受肉することも可能。
だがしかし、椿の方のレベルが低すぎるため、ほんの数秒から数分程度で肉体が解けて思念体に戻ってしまう。
椿の術式を他の人間が持って生まれてきていたら、虎杖を必要とせずに宿儺の受肉を可能としていたかもしれない。
椿に才能が無くて良かったね。
ちなみに、どれくらい才能が無いかというと、どれだけ訓練しても帳を下ろすことも出来ないレベル。
ところで、術式に名前を付けるとしたら『思念励起』とか『想念励起』とかになるのかな。
一年生の頃に美化委員会に所属し、委員会の仕事で校内清掃を行うことに。
椿は百葉箱の付近を担当。
そのとき、百葉箱の上に宿儺の思念体が座っているのを見つけ、「百葉箱の付喪神かな」と眺めていると宿儺と目が合う。
そして宿儺から声を掛けられ、そこから交流がスタート。
ちなみに見た目は生前の姿。
指が置かれている百葉箱を掃除したり、供物ではないけれど、宿儺と話をするときにお弁当だったりお菓子だったりを持っていく。
その椿の宿儺に対する扱いが、神様を祀っているような扱いのため、宿儺も椿を無下にしない。
殺すことに戸惑いはないけれど、呪霊は人から産まれ出づるものであるため、どう足掻いても人を無視できない。
宿儺の好奇は伏黒恵ただ一人であるけれど、「暇つぶしに使えるし、殺すのは最後の方にしてやろう」くらいの認識はされている。
割と破格の対応を受けている。
椿に絆されたのか、術式の効果なのかは不明。