幸せの捜索願
甚爾くんは実家関連もあるけれど、実は高専に所属できないかと画策しています。
そのためのお仕事もしています。
クズはクズだけど、禪院家の中ではマシな方のクズ。子供に愛情が無いわけでは無いし、子供と関わることで父親の自覚も出てきた感じです。
あと、何で術式をすぐに使えないのかというと、椿の術式が「コピー」とかそういうものではないからです。
コピーの術式なら読み取った術式をそのまま出力できるけれど、椿は“恩恵を受けているだけ”なのでそのまま出力することが出来ません。
けれど、術式が身体に刻まれている状態にはあるので、練習すれば最終的に使えるようになります。
また、コピーとは違って、『神』を調伏している間は無条件で術式の使用が出来ます。
修練という縛りはあるけれど、その後は努力という対価に報いてくれるので、才能のある人が持っていたらやばい。
面倒な制約の多い術式だけど、その分リターンのある術式です。
この術式の真価に気付いた人に狙われなきゃ良いですね。