幸せの捜索願






五条「両面宿儺は腕が4本、顔が2つある仮想の鬼神。千年以上前に実在した人物で、死後は呪物となって現代まで残り続けている」
夏油「宿儺の指は特級に分類される特に危険な呪物だ。呪いを呼び寄せ肥えさせる」
五条「本質は邪悪そのもの。人に害を為す厄災だ。呪術師は両面宿儺を『呪いの王』と認識している」

椿「元は人間だったのか。通りで人間らしさを感じさせると思った」
宿儺「俺に人間らしさを感じるなど、お前ぐらいだろう」
椿「というか、危険な呪物だという割に扱いが雑じゃないか? 近所の祠に置いてあったよな?」
宿儺「呪術師達に言え」

夏油「ごめん、待って。普通に会話しないで。脳がバグる」
五条「何なのこのガキ~~~! 宿儺はやべぇ奴だって言ってんじゃん、もっと怖がれよ!? しかもこいつのせいで死刑になりかけたんだぞ!?」
椿「私が直接害された訳ではないので、実感が沸きません。あと、死刑延期に協力してくれてありがとうございます」
五条「やっぱあいつの娘だよ、こいつ~~~! 腹立つ~~~! っていうか以外と律儀だな、どういたしましてぇ!!!」
夏油「どういたしまして。でも、近所の祠に特級呪物が置いてあるって何?????」
五条「上の怠慢だろ。後で腐ったミカン共のヅラ引っぺがしに行こうぜ」
夏油「…………今回は私も賛成したいかな」




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