甚爾「てか、お前、どうやってここに……」
椿「彼に連れてきて貰ったんだ」
甚爾「…………彼？」
椿「宿儺、出てきてくれ」
宿儺「今度は何だ」
甚爾「！！？！？」
椿「私の父の伏黒甚爾だ。きちんと紹介していなかったから、紹介しておこうと思って」
宿儺「子供を放置して帰ってこんロクデナシだろう。そのような男を未だに父と呼ぶとはな」
椿「今から一緒に帰るから、そこはもういい。……父さん、紹介する。彼は宿儺というんだ」
甚爾「……………………おい、こいつ、どこで拾ってきた」
椿「学校の近くに祠があるんだけど、彼とはそこで出会ったんだ」
甚爾「………………お前、こいつが何か知ってるか？」
椿「祀られていたんだから、神様だろう？」
甚爾「………………俺が言うのもなんだが、お前も大概だったんだな」
椿「父さんの娘なんだから、仕方ないと思わないか？」
甚爾「………………そうだな」