過激派共のLINE
小エビ:点を取る度に「ウミヘビくん、うりうり~♡」ってジャミル先輩に頬ずりしに行くフロイド先輩可愛すぎると思いませんか?
ジェイド:はぁ~~~(クソデカ溜息)
ジェイド:僕の片割れ可愛すぎません???
アズール:ジャミルさんはどんな反応をするんですか?
小エビ:ジャミル先輩は色々ですね
小エビ:またかって呆れたようにするときもあれば、仕方ないなって苦笑するときもあります
小エビ:めちゃくちゃ稀に、うりうりしにきたフロイド先輩に合わせてほっぺくっつけて満面の笑みを浮かべるときもあります
アズール:は??? 推しの満面の笑みとかめちゃくちゃ見たいんですが???????
ジェイド:それ、フロイドが戸惑っちゃうやつですよね? フロイドはどんな反応を?
小エビ:予想外の出来事に真っ赤になって硬直したり、可愛さにやられて悶絶したり、愛しさが溢れてめちゃくちゃ優しく締め上げたりします
ジェイド:僕も愛しさが溢れそうです
アズール:これだからフロジャミはやめられません
小エビ:それな
★
ジェイド:僕は確信しました
ジェイド:フロイドの可愛さで世界は救えます
アズール:そんな世界なら潔く滅んでほしいものですが
アズール:で、何を見たんです???
小エビ:ジェイド先輩、詳しく!
ジェイド:ええ、勿論です
ジェイド:ジャミルさんが副寮長会議用の資料を持ってラウンジに来て下さったんですが、ジャミルさんの接客をフロイドが担当したんです
ジェイド:その日僕はキッチン担当で、しばらく手が離せなかったので、お席でお待ちいただいたんですよ
ジェイド:一段落ついたところでフロイドと一緒にジャミルさんの元に行くと、水槽のウツボにジャミルさんが求愛されてたんです
ジェイド:ジャミルさんは「腹でも減っているのか?」と首を傾げていらっしゃって
ジェイド:そんな様子を見たフロイドがジャミルさんを腕の中に抱き込んで威嚇し始めたんですよ
ジェイド:水槽のおちびさんと睨み合うフロイドと置いてけぼりできょとんとしていたジャミルさんは大変可愛らしかったです♡
小エビ:か わ い い
小エビ:確かに世界が救える尊さです………!
アズール:それであいつ水槽のウツボを追いかけ回してたのか……
小エビ:フロイド先輩wwwwwww
小エビ:おちびさんを追いかけ回したんですかwwwww
★
小エビ:私も語って良いですか?
ジェイド:勿論です!!!!!!!!!!!
小エビ:うわ、画面がうるさい……
小エビ:これは部活の休憩時間のことなんですけど、ジャミル先輩がフロイド先輩の肩にもたれて眠っていたんです
小エビ:それでジャミル先輩が凄く穏やかな顔をしていたから
小エビ:「ジャミル先輩、凄く穏やかな顔してますよ。フロイド先輩の傍だと安心できるんですね」って言ったら
小エビ:「……そうかな。………そうだといいなぁ」って、砂糖を煮詰めて蜂蜜と生クリームをぶち込んだようなどちゃくそ甘い顔でジャミル先輩の寝顔を見つめられまして
小エビ:尊さで小エビは昇天するところでございました
ジェイド:
ジェイド:すいません、想像して呼吸が止まっていました
アズール:宗教画か何かですか???
ジェイド:ところで動画や写メなどは……
小エビ:あ、その時の顔はきっちり写メったので、後でお送りしますね
小エビ:写メ見たフロイド先輩の様子も知りたいので、どちらかが傍に居るときに連絡してください。その時に送ります
アズール:流石ですね、監督生さん
ジェイド:出来る限り詳しくお伝えしますね
小エビ:はい!
★
アズール:これは昨日の昼休みのことなんですけど、ジャミルさんがフロイドと一緒に居るのを見掛けたんです。中庭の隅っこで、二人で向き合って座っていました
アズール:会話の内容は聞こえなかったんですが、フロイドがジャミルさんに向かって口の中を見せていたんです
小エビ:んぐぅ……!
小エビ:それ、ウツボの求愛では……?
ジェイド:そうです……!
アズール:どうやらジャミルさんは行動の意味を分かっていなかったようで不思議そうにしていましたけれど
小エビ:ああ……っ! ジャミル先輩……!
ジェイド:今度ウツボの生態講座開きましょう
アズール:しかしですね、ここでジャミルさんは予想外の行動に出たんです
アズール:フロイドの真似をしてぱかっと口を開けたんですよ
アズール:まさか求愛され返されるとは思っていなかったフロイドは首まで真っ赤にして後ろにぶっ倒れました
ジェイド:真っ赤になっちゃう初心なフロイドが可愛いです
小エビ:真似っこジャミル先輩も最高です
アズール:同意します
アズール:そんなジャミルさんですが、真似しただけなのにぶっ倒れたフロイドに驚いてオロオロしてました
アズール:声を掛けたり顔をのぞき込んだりして、最終的にフロイドが抱き寄せて一緒に寝っ転がってましたよ
小エビ:可愛い
ジェイド:可愛い
アズール:戸惑いつつもフロイドの髪を撫でてあげるジャミルさんは控えめに言っても女神でした
小エビ:フロイド先輩相手じゃなかったら羨ましさで相手をぶちのめしてました
ジェイド:相手がジャミルさんでなければ血の海に沈めていました
アズール:物騒すぎる
アズール:しかし双方共に同意します