監督生とnot監督生と成り代わりジャミル






監督生:さて、どうやらわずかながら原作改変は行われているようですが、他にも原作との相違ってあったりします?
監督生:私は雑用係が良かったのに、あえなく監督生になっちゃいましたが

ジャミル:そうだった……!
ジャミル:怪我とかしてないですか?監督生になったなら、退学をかけてドワーフ鉱山に魔法石を取りに行ったんですよね?

イグモブ:それ!あとオンボロ寮!
イグモブ:ストーリー通りなら5章でようやく水回りの復旧だよ!?女の子が暮らしていける環境じゃないじゃん!
イグモブ:私、修繕の手伝いに行くから!

ジャミル:わ、私も……!
ジャミル:ぶ、部活はサボります……!

監督生:天使か???
監督生:今日から私の推しはジャミル先輩とイグモブ先輩だ
監督生:怖い目には遭ったけど、私は無傷です!
監督生:修繕については正直めっちゃ助かります!オンボロ寮、隙間風やばいwww

イグモブ:使えねぇ烏に変わってイグニハイドの本気を見せちゃるわ!!!
イグモブ:あと、他力本願で申し訳ないんだけど、構築式とか作るのは大の得意分野なんだけど、魔法の成績はお察しレベルでな……
イグモブ:全てにおいてハイスペックなジャミルちゃんに私の構築式で魔法を発動して貰えば完璧になるんすわ

ジャミル:が、頑張ります!

監督生:イグモブ先輩も割とスペック高そう
監督生:いや、ホントありがとうございます
監督生:原作の監督生はメンタルオリハルコン……

イグモブ:無茶はしないでね?ジャミルちゃんもだよ?

ジャミル:はい!
ジャミル:先輩も無理しないでください
ジャミル:監督生さんも、頼りないかもしれないけど、私を頼ってくださいね?

監督生:聖母と天使に浄化されそう……
監督生:そんな事言われたら遠慮なんて出来ませんよ、私!めちゃくちゃ頼らせて頂きますからね!!!

イグモブ:おっけおっけ、いつでもおいで
イグモブ:んじゃ、最初に戻ろっか
イグモブ:正直言うなら改変において、私はめちゃくちゃ無力です
イグモブ:何らかの力が働いているのか、メインキャラとの接触自体は可能だけど、ストーリーを大きく動かすような事は出来ません
イグモブ:オンボロ寮の修繕とかこっそりやってみようと思ったけど、例の妖精王とかが徘徊してたりしてね……
イグモブ:イグニハイドはそもそもオバブロ理由も何もかも不明過ぎて手が付けられない
イグモブ:モブに原作改変は無理ぽ……

ジャミル:その点、私の方が自由度が高いみたいです
ジャミル:1年生の時点で、オクタヴィネルの人達と仲良くなれましたから
ジャミル:でもやっぱり、ストーリー改変に関わそうとすると邪魔が入ったりする事はあります
ジャミル:リドルとかレオナさんにユニーク魔法掛けようとしたらアズール達が割って入ってきたりとか

監督生:めちゃくちゃ頑張ってくださってる……
監督生:ありがたや……
監督生:でも、ジャミル先輩のはちょっと違う気がします

イグモブ:そこは勘弁してあげて……可愛い嫉妬心だから……
イグモブ:彼らまだジャミルちゃんのユニーク魔法知らんから、好きな子が他の男と見つめ合ってるようにしか見えんのや……

監督生:あっ、そこまで好感度高いんです???
監督生:そう言えば、ジャミル先輩とイグモブ先輩ってどうやって知り合ったんです?
監督生:何か感じるものがあったり?

イグモブ:特殊なものは何も感じなかったよ
イグモブ:けど、原作と違ってフロイドくんに早い段階から興味を持たれてるし、優秀な子なんだけど、隙がある感じがジャミルのイメージと違っててさ
イグモブ:よーく観察してみると、どうも子供っぽい感じがして、もしかして中身が違うか、原作改変でキャラが変わってるんじゃないかって思ったんだ
イグモブ:それで、リドルくんとの関わりはこの時点で私もジャミルちゃんも無かったんだけど、ジャミルちゃんにリドルくんと友達になって貰って、リドルくんと接触しようとしたんだ
イグモブ:だけど、それはもうおっそろしいほどの擦れ違いの日々が始まってしまってな……
イグモブ:それまでは普通に接触できてたのにだよ???修正力強すぎか???
イグモブ:それでも何とかコンタクトを取ろうと必死になってたら、ジャミルちゃんの方が私に気付いてくれて、何とか接触出来たんだ

ジャミル:はい、もしかして、イグモブ先輩も私と同じなんじゃないかって
ジャミル:元々はこの世界の人じゃないんじゃないかって思って

イグモブ:それでようやく交流がスタートするんだけど、まぁ遅かったよね
イグモブ:リドルくんの寮長就任阻止は失敗に終わりました(白目)

ジャミル:すいません、私が原作に詳しければ阻止出来たのに……

監督生:ジャミル先輩のせいじゃないですよ!
監督生:しっかし、ホントに厄介ですね、修正力

イグモブ:それな
イグモブ:まぁでも、私が行動不能になっても、ジャミルちゃんからの行動は制限されないって事は分かったから、それは大きな収穫だったよ
イグモブ:それに、1章はマロンタルト作らなければ大丈夫なんじゃないかなって思ってる!(ヤケ)

監督生:リドル先輩のオバブロ阻止は意外と難しい気がします……
監督生:下手すりゃお母さんに凸らないといけないので

イグモブ:だから寮長就任を阻止して、根本から変えちゃおうと思ったんだけどね
イグモブ:修正力ェ……

監督生:リドル先輩については、お母さんと相互理解を深めるしかないって言うのが何とも……
監督生:とにかく、イグモブ先輩が改変に深く関われないとすると、私とジャミル先輩が主導になるって事ですよね
監督生:他に成り代わりとか転生者とかって居ないんですか?

イグモブ:今のところ、それらしい人は見かけないかな
イグモブ:今年の1年の中にいたら分からないけど

ジャミル:監督生さんは私が守ります!
ジャミル:取り敢えず、私はこのままオクタヴィネルの人達と仲良くしていれば良いのかなって考えます
ジャミル:それで3章に行く前に、監督生さんと仲良くなったんだよ!って報告して、原作ストーリーより先にキャラと関わって貰うのが良いんじゃないかと

監督生:かっこかわいいジャミル先輩最高か???
監督生:でも、カリム先輩じゃないんですか?

ジャミル:イソギンチャクの件をどうにかしないと、3章は回避出来ないので……
ジャミル:それに、カリムとオクタヴィネルの人達、あんまり仲良くないから……

監督生:あっ(察し)
監督生:これもしかして、カリム先輩の方がオバブロするフラグ???
監督生:いやこれジャミル先輩バドエンフラグでは???

イグモブ:安心して、ここはデデニー世界だから
イグモブ:デデニー男子は好きな子に優しいって言う都市伝説は本当だったの
イグモブ:だからバドエンは無いと思われ

監督生:まじすか

イグモブ:そこに墨を垂らすような輩が現れなければね

監督生:とっても不穏




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