深海の月
ジャミル成り代わり主
ツイステ知識無し。勘違い要素あり。
カリムを狙う刺客に襲われているときにジャミルに成り代わってしまった可哀想な少年。
何が何だか理解できないまま体を切りつけられ、殺さなければ殺されると言うことだけを理解してしまい、刺客を殺してしまう。
正当防衛とは言え、人を殺してしまったのは事実。返り血を洗い流さなければ、と海に飛び込もうとする。
それを目撃したアズールの母(リストランテで使用する材料の買い付け中)が入水自殺と勘違いして必死に止める。
何とか海に入ろうとするのを止め、アズールの母が成り主に話を聞くことに。
しかし成り主は自分がキャラクターの成り代わりであることなんて知らないし、ジャミルの記憶を引き継がない状態での成り代わり。
なので家族のことや家柄のことなど何も話すことが出来ず、魔法の存在も知らない。ただ人を殺したという事実のみがあるだけ。
人を殺してしまったショックで記憶喪失(解離性健忘とか?)になってしまったのだろうと憐れに思ったアズール母が、魔法薬を飲ませて珊瑚の海に連れ帰ることに。
本当なら家族の元に帰した方が良いとも考えたが、刺客に斬り付けられた傷だけでなく、体に複数の古傷があったことから虐待を疑い、珊瑚の海の病院へ。
人魚の先生にも家族の元には帰さない方が良いかもしれないという診断を出され、アーシェングロット家で引き取ることに。
引き取ったのが月の綺麗な夜だったので名前は「ルナ」と命名。
(ナジュマが「星」という意味であることと、カリムが「太陽」と表現されることが多いことから、「月」を意味する「ルナ」に)
最初はアズールにバリバリに警戒されていたけれど、家族のことも世界のことも何もかも忘れてしまった成り主を憐れに思い、常識や勉強を教えていく内に庇護欲が芽生える。
知識の幅広さやアズールからすれば些細な魔法を「すごい」と純粋に慕ってくれるのが嬉しくてかわいくて、最終的にとんでもねぇブラコンになる。
また、人魚姿はウミヘビで、大きさは3メートルほどしかなく、人魚の中ではかなり小さい。
ちなみにリーチ兄弟からは稚魚扱いされており、二人からも庇護を受けている。
基本的に「アズール」呼び。たまに「兄さん」呼びになる。
*
様式美
「アーシェングロットー、先生が呼んでるぞー!」
「どっちだ」
「どっちですか」
「弟の方」
*
モストロ・ラウンジ経営
「なぁ、アズール。いつも思うんだが、違反者からの徴収って面倒くさくないか?」
「確かにそうですね……。その時間を他のことに回せれば利益率も上がるのに…………」
「なら、徴収方法を変えれば良いんじゃないか?」
「方法を変える?」
「ああ。対価を先払い形式にして貰うとか、どうだろう?」
「先払い形式………」
「モストロ・ラウンジを10回利用したら願いを叶える、とか。利用回数によって叶えられる願いの難易度を上げるんだ」
「なるほど………。それならラウンジの宣伝にもなりますし、徴収の手間も省けますね………」
「それに、アズールの努力は、踏み倒されて良いほど、安いものじゃないだろ?」
「―――――」
「良い考えだと思わないか?」
「―――――ええ、とても良い考えです。さすがはルナですね」
「ふふ。もっと褒めてくれても良いんだぞ?」
「ええ、ええ! 僕の弟は本当に素晴らしい! 美しく優秀な弟を持てて、誇らしいです!」