2週目バスケ部と監督生が疑似家族になる話
ぼすん、と背中に衝撃が走る。
そのまま前に回される腕の細さに後ろを見るまでもなく相手が誰かを察したフロイドは、その相手がいつもと違った様子であることに首をかしげた。
腹部に回された小さな手を優しく撫でると、制服を握る手に力がこもる。
「小エビちゃん、ご機嫌ナナメじゃん。どうしたの?」
「………分かんない」
「そっかぁ、分かんないかぁ」
「………先輩が甘やかしてくれたら機嫌治る気がします」
「んふふ、いいよぉ、おいで?」
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ヴィルは魅了
ジャミルは魔性と堕落
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「誰がママだ。この甘ったれは」
「うわ、なんか納得しちゃった……」
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学園が妙なことになっている。監督生のように異世界から来た少女によって。
監督生嫌われネタ
「私が本当の監督生だ」と言っているらしい。
「俺が魔法を塗り替えれば良いだろう」