小ネタまとめ






注意
・捏造過多
・キャラ崩壊
・クロスオーバー
・会話文





イデアとアズールの会話

「寮生にヤバい奴呼ばわりされたでござる……」
「事実ではありませんか」
「言っておくけど、姉さんのが僕より断然ヤバいからね?」
「イデアさんがヤバいというと本当にヤバそうなんですが、具体的にはどのようにヤバいので?」
「あー、うん。シュラウドの仕事にお化け退治みたいなのがあるんだけど、その時にね、ちょっとヤバいのと遭遇したらしくて」
「ほう?」
「で、そのヤバいのを退治するのには、ケルベロス達じゃ手に負えないかもってなって」
「待って下さい??? ケルベロスで手に負えないって何ですか???」
「さぁ。冥府より深いところのものか、はたまた全く別の場所から来たのか。それは姉さんにもよく分からなかったらしいから……」
「専門家でしょう? しっかりしてください」
「お化けちゃんはね、知覚される事で力を得るんだよ。だから、正体はわからない方がいい事もあるんだ。こっちで勝手に定義付けて、それが元で存在が固定されてしまう事もあるから」
「…………なるほど。本来ならもっと弱く小さいものであるはずなのに、こちらが強く強大なものであると認識してしまうと、相手もそうなってしまうと。故に認識してはいけない、定義してはいけない。僕とは相性が悪そうですね」
「アズール氏はきっちりしたいタイプですからな。拙者らの仕事には不向きですわ。で、話を戻すんだけど、そのヤバい奴らを退治する為に、こいつらより上の階層のもの、いや、もっと深い深層のものを喚び出そうって考えたんだって」
「こう言ってはなんですが、お姉さんってもしかして馬鹿なんですか???」
「拙者も思った。で、喚び出した瞬間に勝負は着いた。その喚び出したものを見た瞬間、そいつらが発狂したんだ」
「は? は???」
「それはね、見たら終わり、理解したら発狂する。そういった類のものだったんだ。姉さんはそれを"名状しがたきもの"と呼んだ」
「なんってものを召喚してるんですか、お姉さん……!」
「で、本当に恐ろしいのはここから。姉さんね、その深層の奴らを喚び出し、関わり、理解しても、全く変わらなかったんだ」
「…………え?」
「何一つ変わらなかった。いっそ恐ろしい程に」
「…………お姉さんって、何者なんですか?」
「…………姉さんは、姉さんだよ、としか、言えないかな」
「…………お姉さん、本当に凡人なんです???」
「スペック的には、平凡だよ。ちょっとスポーツが出来る程度の、普通の人なんだ」
「普通、とは」
「いやマジなんだわ。ごくごく普通の人。男前でたらしでお人好しで、本当にただの善人なんだ……。本当、何なんだろうね、あの人………」
「こっちが聞きたい」
「姉さんに精神汚染の一切は効かない。いかなるユニーク魔法も、自白剤のような魔法薬も」
「…………」
「姉さんは絶対に狂えない。例え拷問のような悲惨な目に遭おうとも。愛しいものを目の前で失う事になろうとも。可笑しくなって逃避することすら出来やしない」
「闇深すぎません???」
「ほんとそれな」




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