愛されていればいい






言葉選びが可愛い

・ジャミル愛され

エース「ジャミル先輩って結構あざといッスよね」
ジャミル「は?」
フロイド「あー、確かにね。服の裾を軽くつまんで気を引くのとか」
モブ1「女の子だったらきゅんとしちゃうやつじゃん」
ジャミル「いやだって、カリムがめちゃくちゃ良い服着るから、雑に扱えなくて自然と……」
フロイド「それがオレらにも出ちゃってんだね」
エース「他にも、箱の山を“箱たち”って表現したり」
モブ2「“大量の箱“とかじゃないんだ」
フロイド「飯とかじゃなくて“ご飯”って言い方もかわいいよね」
モブ3「確かにかわいい」
ジャミル「可愛くないです」
モブ1「実にあざとい」
モブ2「そのままで居てな?」

ジャミル「~~~! もう知りません!」

エース「……やっぱ可愛いじゃん」
フロイド「だよね」





求愛していくるフロイドと真似っこするジャミル

・フロジャミ

「ウミヘビくん、あー♡」
「……? あー?」
「んふふ、かわいいね♡ それ、オレ以外にやっちゃ駄目だよ?」
「何か意味があることなのか?」
「オレにとってはね」





求愛行動が威嚇だと思われていた件について

・フロジャミ

「お前、何でいつも威嚇してくるんだ?」
「はっ!?」
「いつも俺に向かって口を大きく開けてくるだろ」
「威嚇じゃねぇし!」
「あれって威嚇以外にも意味があるのか?」
「それをオレに言わせる!? 自分で調べて!」
「調べたら威嚇だって」
「調べ方下手なんじゃねぇの!?」
「もう一回調べ直すほどの興味は無い」
「そこは興味持って調べろよ!」
(何なんだ、こいつ)





好き合ってるし、付き合ってる

・フロジャミ

「ねぇねぇ、ウミヘビくん。どっちの靴がいいと思う?」
「え? ……あー、こっちかな」
「オッケー! これにしよーっと!」
「は? いや、そういうのは自分の好みで選ぶものだろう?」
「選びきれなかったから決めて貰ったの! それにウミヘビくんに選んで貰ったので外れたことねぇもん。目が肥えてるっていうの? 選ぶの上手いよね」
「まぁ、ある程度は………」
「コツとかあんの?」
「物によるな。お前が選べって聞いてくるやつは“どっちを身に付けているお前が見たいか”で選んでる。だから持ち物の兼ね合いなんてしていないし、やっぱり自分の好みを優先させた方がいいぞ」
「………それ聞いたらますます選んで貰うしかなくなるんだけどー……」
「えっ? 何でだ?」
「だってウミヘビくんの好みって事でしょ? ウミヘビくんの好みの服とか靴履いたらー……ますます惚れてくれるでしょ?」
「………………そうかもな」
「あはっ♡ 顔真っ赤♡」
「うるさい」





構って欲しくて喉が鳴る人魚

・フロジャミ

「………………ねぇ、いつまで本読んでんの? オレ、暇なんだけど」
「すまん、今いいところなんだ」
「もぉ~~~~~! オレ居るんだからオレに構ってよ!」
「もうちょっと、もうちょっとだから」
「………………きゅるるるる………」
「………………ん?」
「あっ」
「…………その音って、何の意味がある?」
「………………稚魚がついやっちゃうやつ………」
「………ふっ、ふふふっ。そんなに構って欲しかったのか」
「べっっっつに、そんなんじゃ、ねぇし………」
「お前、意外と可愛いな?」
「ちょっと、頭撫でんな。稚魚扱いすんなし! 絞めんぞ!」





バスケ部の合宿とかキャンプをご想像下さい

・フロジャミ

フロイド「うわぁ、すっげぇ。海も星が綺麗だけど、山もこんな綺麗に見えんだね」
ジャミル「街中では見れない景色だな」
フロイド「街は夜でも明るいもんね」
ジャミル「………綺麗だな」
フロイド「………うん、とっても」

エース「ジャミル先輩気付いて。その人ジャミル先輩しか見てないから」
モブ1「これ妹の少女漫画で見たことある」
モブ2「マジかよ。男子校で少女漫画を再現するな」
モブ3「なんであの熱視線に気付かねぇの??? 普段の鋭さどこ行った???」
モブ4「あいつらはほっとけ。馬に蹴られるかウツボに絞められんぞ」
「「「ウィーッス」」」





二週目NRCは共学でした

・逆行フロジャミ♀

「ウミヘビくんがウミヘビちゃんになっちゃった!?」
「お前、思ったより混乱しているな?」
「えええ………めっちゃかわいい…………」
「そりゃどうも」
「………ぎゅってしていい?」
「どうぞ」
「ちゅーは?」
「いいけど」
「……………オレの稚魚産んでって言ったら?」
「卒業したらな」
「…………………………へぇあっ!!?!?」
「何だ、今の声」
「いやいやいや、えっ!? ホントにいいの? 嘘じゃない???」
「いいって言ってるだろ」
「オレ、ウミヘビちゃん似の女の子がいい!」
「まぁ、俺に似たら可愛いだろうな」
「うん、それは確実。でも、いいの? ラッコちゃんは?」
「二週目なんだから、色々画策してるに決まってるだろ」
「あー、なるほどね」
「だから、今回は割と自由だよ。まぁ、カリムの世話は変わりないが、前ほどではないし」
「じゃあ、卒業したらオレのお嫁さんになるってのも可能?」
「可能だが。というか、お前の方はどうなんだ?」
「ジェイド達のこと? オレの方も色々根回ししてあるから大丈夫だよ~」
「へぇ?」
「……………ところで、住みたい国とかある? それとも旅に出るとか考えてる?」
「卒業したら旅に出たいとは思っていたが、永住先を決めてからでも良いさ」
「オレと二人旅は?」
「お前となら、楽しそうだ」
「絶対退屈はさせないよ」
「まぁ、しないだろうな。住んでみたい国としては、輝石の国が気になってるな。でも、歓喜の港も捨てがたい」
「りょーかい。そこは卒業までに色々考えよっかぁ」
「ああ」





ウツボちゃん呼びにグッときた

・フロ→ジャミ

「ねぇ、暇なんだけどぉ。ウミヘビくん構ってよ~」
「俺は今課題をしているんだが? 子供じゃないんだから少しくらい待ったらどうだ?」
「子供じゃねぇし。ちゃんと成体になったウツボだし」
「はいはい、ウツボちゃん。少し大人しくしていような」
「…………も、もっかい言って」
「は?」
「もっかい言ってくれたら課題終わるまで大人しくする」
「はぁ? ……課題が終わるまで大人しくしていような、ウツボちゃん?」
「んぐぅ……。はぁい…………」
(こんなことで大人しくなるのか……。次から使おう……)
(いきなりウツボちゃん呼びとかかわいすぎるんだけどぉ……。課題終わったら食べちゃお……)





そういうキャラだと思われてた

・フロ→ジャミ

エース「フロイド先輩とジャミル先輩って距離近いッスよね」
ジャミル「そうか? あいつ、誰に対してもあんなもんだろう」
エース「いやいやいや! オレ、肩組まれるくらいしかねぇって!」
モブ1「それ。片割れはともかく、フロイドはバイパーにしかスキンシップ取ってないぞ?」
ジャミル「そうなのか?」
モブ2「良くて肩組むくらい。悪けりゃ近寄りすらしねぇって」
モブ3「てか、気付かなかったわけ? あんだけアピールされてたのに???」
ジャミル「いや、まったく。というか、アピールって何だ」
エース「マジか……」
モブ2「何とも思わなかったの?」
ジャミル「スキンシップ多い奴なのかなって……」
フロイド「オレ、ジェイドとアズール以外だとウミヘビくんにしかハグしてねぇよ!!?」
エース「おわぁっ!?」
モブ1「いつからいた???」
ジャミル「そうだったか?」
フロイド「そうだよ!!!!!」
モブ3「あれに気付かないバイパーが可笑しい」
フロイド「もっとオレのこと意識してよ! オレのこと考えて!!」
ジャミル「えぇ……。カリム以外のことも考えなきゃいけなくなるとか、ちょっとしんどい……」
フロイド「一日中考えろとは流石に言わねぇし、言えねぇけど、ウミヘビくんはもうちょっとラッコちゃんから離れてもいいと思うなぁ!!!!!」
エース「何か可哀想になってきた……」
モブ1「憐れフロイド……」
モブ3「イケメンが袖にされるのを見ると親近感湧いちゃうな」
モブ2「あんだけ意識されようと勘張ってたのにな」
エース「今日は先輩に優しくしよ……」





入学式で一目惚れ

・フロ→ジャミ

「俺のどこに惚れたんだ、お前……」
「最初は顔かな。式典服やばかった………」
「制服とどこが違うんだよ………」
「ぜんっぜん違うよ??? 式典服のウミヘビくんは圧倒的“美“。いっそエグいレベル」
「美しさならヴィル先輩とか居るだろ」
「ベタちゃん先輩も確かに綺麗だけどウミヘビくんとは美しさの種類が違うじゃん。ベタちゃん先輩は完成された美しさでしょ? ウミヘビくんは少年と青年の間の刹那的な美しさって言うか、そんな感じじゃん」
「お、おう……?」
「とにかく! 全然ちげぇの! オレが好きになったのはウミヘビくんなの!!」
「お、おう………」
「そんで制服はひたすらにあざとい! 何あのぶかぶかパーカー!! 挙げ句に萌え袖!! オレを殺しに掛かってるよ!?」
「何一つ覚えが無いんだが???」
「無自覚って罪だよね!!!」
「冤罪なんだが???」
「式典服は何か触っちゃ駄目っぽい印象だけど、制服だとぎゅーってしたくなる可愛さがあるの! ぎゅってしていい!!?」
「断る」
「まぁ、するんだけどね!!!」
「尋ねる意味とは」
「てか、ぎゅってされ慣れてるの腹立つ!! ラッコちゃんにもぎゅーってされてんでしょ!!?」
「あいつが勝手にひっついてくるだけだ」
「何それすっげぇ嫌だ! オレ以外にされちゃ駄目だからね!」
「ええ……」





「女の子扱いしないと出られない部屋」

・フロ→ジャミ♀

「えっ、何ですでに扉があるんだ? 罠か?」
「ウミヘビちゃん、頭硬すぎ。オレがウミヘビちゃんを女の子だと思ってる時点で"女の子扱い"でしょ」
「そういうものか?」
「そーだよ」




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