設定集
・南泉×切国♀(ひろと呼ばれている)
南泉とひろの娘。
人間で言うなら3歳児くらい。
名前:
見た目:顔は山姥切国広をそのまま幼くしたのではないか、と言われるくらいそっくり。
切国色の瞳。しかし、瞳の形?模様?は南泉似。
髪は南泉色。
短い時はストレートで切国似かと思われたが、伸ばしていくと毛先に癖があり、髪も南泉似と判明。
伸ばすとウェーブがかかる。
手触りも南泉譲り。
【】【】
山姥切国広をそのまま幼くしたような顔の女の子に覚えのある者はいるかな?
瞳の色は偽物くん
髪の色は少し淡くて、猫殺しくんに近いね
全身傷だらけの状態で、役人と思わしき人間達に追いかけられていてたよ
彼女が逃げた先にいた俺と山鳥毛が助けを求められて保護したんだけど
はっ!?
口調的にちょぎさんだよね?
どう言う事?
長義がそんな冗談言うとは思えないんだけど、本当だとも信じられない……
経緯は今から書く
申し訳ないけれど、主や本丸との連絡にも使わせて貰う
ここなら、この子の親や主が見つけてくれるかもしれないし、証拠にもなるしね
流石に顔は載せられないけど、怪我の写真を載せておくよ
つ【切り傷や擦り傷がついた細い腕の写真】
マジか
いやこれ、意図的な傷だろ
転んでついたような傷じゃない
マジっぽいな……
てか、火傷っぽい痕もあるんだが???
虐待とかでは???
通報する???
いや、通報はやめとけ
役人っぽい奴に追いかけられてたって言ってたし、それが本当に役人なら、この傷は政府の連中に付けられたもののはずだ
通報は一旦ストップな
下手すりゃ、この傷をつけた奴の手に渡っちまうかもしれん
さて、経緯を書こう
政府に足を怪我した主に代わって書類提出に来ていたんだ
ついでに買い出しもしてしまおうと言う事で、山鳥毛と二振りでね
提出が終わって万屋に向かう途中、「たすけて!」という幼い声が聞こえんだ
辺りを見回すと、幼い女の子がこちらに駆けてくるのが見えたんだ
頬は赤く腫れ上がっていて、体にも傷があるようだった
女の子の後方には必死の形相の男達
不穏なものを感じた俺達はとっさに「こっちだ!」と叫んで女の子を保護した
男達は俺達の姿を見て逃亡
それにほっとして、女の子は俺達を見上げた
顔が偽物くんそっくりで驚いたりしたけど
「あの、たしゅけてくえて、ありあとうごじゃいましゅ……」
舌足らずな言葉でお礼を言われて、けれどすぐに、その子は必死に叫んだ
「パパとママをたすけて!」
と
パパとママも危険な目に遭ってるの!?
見た目的にパパって切国だよな?
つまり審神者と切国がやばいってこと!?
おそらくは
ただ事では無いと察した俺達は主に連絡
証拠作りと情報交換を同時に行うためにこのスレを立てた
今にも泣いてしまいそうなのに、決して涙を流さない女の子を宥めて落ち着かせたところだよ
「頬が腫れているな……。君を追いかけていた者達にされたのか?」
「……ぐーされたの」
「ぐー? まさか、拳のことか?」
そう山鳥毛が尋ねると、女の子は小さく頷いた
ちょっと殺意が湧いたよね
つまりその子、顔を殴られたの? 平手とかじゃなく、拳で???
女の子の顔を拳で殴りつけるとかふざけんな???
殺意しか湧かねぇな!!!
こんな傷だらけでも泣かないのは偉いね!
絶対泣かないところ、凄く国広っぽい……
「ああ、可哀想に……。何があったか話せるか?」
「……たすけてくれる?」
「ああ、勿論だ」
「主達も協力してくれる。そのために、何があったか話せるかな?」
「うん」
支離滅裂だったけど、取り敢えず分かった事
本丸に知らない人間(おそらく役人)が来る
みんなが怖い顔をして慌てていた
その人間と会わないようにパパとママ(おそらく審神者と偽物くん)の三人で本丸を出る
人がいっぱいいるところに行くと話していた
その途中でいきなりパパとママにギュッとされた(抱きしめられた?)と思ったら痛い目に遭った
パパとママが「逃げろ」と言って倒れた
パパとママを助けてくれる人を探すために二振りから離れた
すると人間が追いかけて来て、この人間達は怖い人だと思って逃げた
捕まりそうになって暴れたら殴られた
それでも暴れて逃げ出して、俺達を見つけた
という事らしい
嫌な想像しか出来ないね
倒れた!?
刀剣男士が!?
何があったの、ほんとに……
取り敢えずその子の発言から、状況を推理してみよう
そうだな
慌ててたってことは、連絡無しに役人が来たんかな?
みんな怖い顔してたってことは、その暫定役人は本丸にとって良くない奴ってことか?
でも、何で本丸を出たんだ?
小さい女の子を顔が腫れ上がるくらいの力で殴り付けるような奴だぞ?
何してくるか分かったもんじゃねぇ
少しでも遠ざけたかったんだろ
成る程?
人がいっぱいいるとこに行くっていうのも、何かあった時に目撃者を作るためかな?
それかも
人目があったら手を出して来ない可能性もあるし
痛い目に遭って、刀剣男士が倒れたっていうのが分からん
罠が仕掛けられてた?
もしそうだったら用意周到過ぎるだろ!
追いかけられたとか、捕まりそうになったってことは、本丸に来た奴らの狙いはその子……?
その子が本当に刀剣男士の子なら、政府としては色々と興味深いんだろ
まぁ、そうだろうね
女の子、では分かりにくいな
山鳥毛がこの子のことを雛鳥と呼んでいるから、ここでは「ひな」と呼ぼう
さて、気になることはあるかな?
ひなちゃんね、了解
痛い目に遭った時のことを詳しく聞きたい
刀剣男士が倒れるほどのことだ
何かしらの仕掛けがあったんだろう
長義くん、俺です
主です
俺から質問
どこに行こうとしていたか分かるか聞いてみて
もしかしたら別の本丸とか、助けになってくれる人がいたのかもしれない
本丸に来た人達はどんな人達だった?
役人?それとも神職の人?
何で神職?
刀剣男士の血を引いてるってことは半神ってことだろ
神職の人間が興味を持ってもおかしくは無い
成る程な
・痛い目に遭った時のことを具体的に
・本丸を出て、どこに行こうとしていたのか
・本丸に来た人間はどんな人物だったか
でいいかな?
とりあえず聞いてみるよ
・痛い目に遭った時のことを具体的に
「うんとね、ピリッてしたと思ったら、バチバチってなったの」
「その時、誰か周りにいたかな?」
「いなかったとおもう……」
「パパとママがギュッてしてくれたからわたしはだいじょぶだったの。でも、でもね、パパとママはね、すごくいたそうでね……。ぱぱ、ままぁ……」
「それは心配だね。パパとママを助けるために、もう少し話してくれるかな?」
「うん……」
・本丸を出て、どこに行こうとしていたのか
「分かんない……。ごめんにゃしゃい……」
「謝らなくていい。分からない事をきちんと伝えられて偉いな」
・本丸に来た人間はどんな人物だったか
「みちゅたらしゃんとにてるおようふくだったよ」
「祖のことかな? 祖と似てる服ということはスーツか……。政府の人間か……?」
「でもみちゅたらしゃんとちがくて、こわかったの……」
「どう怖かったのかな?」
「んと、えと、とにかくこわくてね、えと、あの……」
「ああ、難しかったね。とにかく怖かったっていうのが分かったから、それで十分だよ」
取り敢えずわかったのは、おそらく罠が仕掛けられていたということ
スーツ姿の人間であること
その人間は何か不穏なものを隠し持っていたということ
以上、3点だね
ちっちゃい子に状況説明は難しいか……
誰かひなちゃんの本丸の奴がこのスレを見つけてくれたら良いんだけど……
南泉のみ物置に隠すように置き去りにされている
もちろん呪具で封じられている
けれどひなの声に反応して目を覚まし、呪具を引っ剥がす
「パパ! パパぁ!!」
「っ……、ひな……っ?」
「パパぁ……っ!」
今にも泣いてしまいそうな声に猫殺しくんは腕に力を込めて、
いや、待って、それガチのやつ!
御神刀がドン引きするレベルのやつなんだけどな!?
「ひろ……?」
「たしゅけてくれるひとをね、さがしてたらね、おかしりゃしゃんたちをみつけたから、たすけてっていったの。そんでね、パパとママをたすけにもどったらね、パパもママもいなくて、」
「……そうか」
「パパはいたけど、ママはどこにいっちゃったのぉ……?」
「安心しろ。ママはパパが見つけるからにゃ」
「ほんと……?」
「おう。……ところで、その頬はどうした?」
「この子を追いかけていた者達に殴られたようだ」
「……へぇ?」
「ごめんな、ひな。ちゃんと守ってやれなくて」
「パパわるくないよ。パパはいっつもママとわたしをまもってくれるもん」
「痛くねぇよ」
「ほんと……?」
「ああ、本当だ。それより、よく泣かなかったな。もう泣いていいぞ。痛かっただろう?」
「い、いたくないよ……」
「怖い思いもさせちまったな」
「こ、こわくないもん……」
「ほら、おいで」
「う、うぇ、ぱぱぁ……。うぅ……、うぇ、うぇぇぇぇぇん!」
「よしよし、もう大丈夫だからな」
「ぱぱぁぁぁぁぁ!」
「ごめんなぁ、ひな。ちゃんと守ってやれなくて……」
「うぁぁぁぁん! こわ、こわかったよぉぉぉ!」
ひろのみ呪具で拘束されて連れて行かれそうになっている
今までにも刀剣男士の子を成す個体はいたんだ
しかし失敗続きでね
ようやく巡り合えた刀剣男士の子を産める個体だ
この個体は我々が貰い受ける
そして新たな刀剣男士の母体として、戦力増強に協力して貰う
ついでにその子供も引き渡せ
その子供も刀剣だ
分霊化に成功すれば新たな戦力になる
「戯言は終いか?」
「ざ、戯言だと!? 使われる物の分際で!!」
「その道具風情に怯えてんのはどこのどいつだよ」
「ママはパパとわたしのママだもん! とっちゃだめぇ!!」
と叫ぶとひろが目を覚ます
鎖を引き千切り、呪具を無理矢理引っ剥がす
肌が焼け爛れても、まるで意に介さない
「おい、貴様ら。何故私の娘が泣いている? 頬の傷はなんだ? 貴様らがやったのか?」
「いや、答えなくていい。どうせ生かして帰すつもりは無い」
「私の娘と夫を傷付けたこと、後悔させてやる。私の真価、とくと味わえ! お前の死を持ってな!」