設定集






兄弟やら人外やら

ツバキ・リーチ
22歳。
ウツボの人魚。
リーチ兄弟の姉。
アズールの両親の経営するリストランテで働いている。
リーチ兄弟より大きくて身体能力が高い。
リーチ兄弟を片手ずつで止める事が出来るくらいには力が強い。
なので基本的に自分から攻撃を仕掛ける事はせず、防衛魔法で攻撃を弾くスタイル。
昔、サメに襲われた時にリーチ兄弟やアズールを護るためにユニーク魔法を開花させた。
その時に傷を負いながらもサメを撃退。
ちなみにその傷は審神者だった前世に受けた傷と同じ所についている。
あのサメがブラック審神者の生まれ変わりだったらいいなと一瞬考えた事は内緒。
前世の記憶も合わせると結構なお年のため、親のような目線で双子や幼馴染みを見てしまう。
無意識にそういう接し方をしてしまうためか、たまに「お母さん」や「ママ」と呼び間違えられる。
小さい頃は「お姉ちゃん」と呼ばれていたが、ジェイドには「姉さん」、フロイドには「姉ちゃん」、アズールには「ツバキさん」と呼ばれるようになり、ちょっと寂しく思いつつ、成長を喜んでいる。
ユニーク魔法は「生をよろこぶ鰓」
効果は対象者の周囲の酸素濃度を操るというもの。
サメを撃退した時は鰓に酸素を送り込んで怯んだ所を渾身の力でぶん殴って追い払った。

水回りも妖精に頼っており、生徒が妖精の棲家を壊してしまい、妖精が怒って仕事をボイコット。
寮長会議でアズールがツバキなら、と発言し、学園に来ることに。
報酬は学園内の見学と授業参観。
・飛行術の授業でホウキから落ちたアズールを風魔法で助ける
・魔法薬学の授業で爆発からジェイドや他の生徒を守る
・フロイドが所属しているバスケ部を見に行く



ツバキ・シュラウド
25歳。
シュラウド兄弟の姉。
イデアが当主を継ぐまでの当主代理。
基本的に冥界で過ごしている。
死んではいない。
ギルガメッシュ 叙事詩の冥界下り的なあれ。
向こうの存在に気に入られており、ほぼ無償で召喚に応じてくれたりする。

イデア「姉さんはサバナクローかオクタヴィネルだと思う……。だってケルベロスやヒュドラに自分を召喚して!ってねだられたからっていう理由だけで召喚術式を完成させちゃった人だからね……」
アズール「確かに慈悲の心と不屈の精神を感じますね……」
イデア「ちなみに、姉さんに魔法士としての才能はない。強いて言うなら、努力のみで何でもやり遂げちゃう人かな……」
イデア「そう言うところはアズール氏と似てるかも……」
アズール「そう、ですかね」
イデア「ちなみにこの間ケルベロスとオルトロスの二体同時召喚に成功したって言ってたよ」
アズール「なんて???」
イデア「姉さんの召喚陣はまじで凄いですぞ! その召喚陣を借りたら拙者も成功しましたからな!」
アズール「シュラウド家こわっ……」

アズール「イデアさんとはそれなりに長い付き合いですが、お姉さんの話は初めて聞きましたね。仲はよろしいので?」
イデア「仲は悪くないと思うよ。基本的に危ない事さえしなかったら好きにさせててくれるし、無理に外に出そうとしたりしないし」
アズール「イデアさんから見て、お姉さんはどんな方です?」
イデア「穏やかな人かな。陽だまりの中で微笑んでるのが似合う人。褒め上手で割とタラシですな。拙者と違って人見知りもしませんし、誰とでも仲良くなれるタイプでござる」
アズール「へぇ……。思ったより性格は似ていないのですね」
イデア「真逆とまではいかないけど、結構反対だよ。めっちゃ健康的な生活送ってる人だし」
アズール「寮でのイデアさんの生活ぶりを見たら嘆き悲しみそうですね」
イデア「拙者がその辺で寝落ちしているとお姫様抱っこでベッドまで運ばれるっていう羞恥プレイが待ってるから、家では割とまともな生活してるでござる」
アズール「……お姉さん、でしたよね???」
イデア「うん、合ってる。あの人、性別も割と迷子なんだよね……」
アズール「僕の"イデアさんのお姉さん像"も迷子です」
イデア「更に迷走させるような事を教えてあげるね。姉さんは僕より背が高くて、アズール氏なら二人分くらい余裕で抱えられるでござる」
アズール「待って???」



ツバキ・アルアジーム
24歳。
アジーム家の長女。
アジーム家は代々男が継ぐ事になっているが、ツバキ以降なかなか子供が出来ず、当初はツバキを当主にする予定で育てていた。
しかし、カリムが産まれたのでツバキは用済みとなる。
そのため、あまり家に居ることを良く思われておらず、見聞を広めてこいと言われて家を追い出されている。
そのため現在一人旅中。
ツバキとしては当主の座に執着はない為、普通に弟妹と仲良くしたいと思っている。
しかし、周囲からは当主の座を奪われ、家を追い出された女性であるため、恨んでいてもおかしくはないと思われている。
また、カリムの暗殺を企んでいるのでは無いかと恐れられており、国に入ると同時に襲撃や暗殺を仕掛けられることも。
周囲からはアジーム家の闇の縮図と言われている。
なお、カリムとジャミルはツバキを姉として慕っているし、ツバキが自分達を弟として可愛がっている事も理解しているため、ツバキの境遇を思うと胃が痛くなる。
ちなみに、色んな国を回る過程で夕焼けの草原などにも赴いており、レオナやスラムの子(ラギー)とは面識あり。

カリム「姉ちゃん!? 何でここに!!?」
ジャミル「ツバキ様!!?」
ツバキ「二人とも、久しぶりだな。元気そうで何よりだ」
カリム「ね゛ぇ゛ち゛ゃ゛ん゛!!!(号泣)」
ジャミル「つ、ツバキさ……っ!(半泣き)」
ツバキ「ふふ、いくつになっても泣き虫だなぁ。よしよし」
フロイド「ラッコちゃんお姉ちゃんいたの〜? てか何で泣いてるわけ〜?」
ツバキ「カリム達の友人か? ツバキ・アルアジームだ。よろしく」
リドル「リドル・ローズハートです。所で、ホリデーの時に会わなかったんですか?」
ツバキ「あまり家に居られなくてな。外でしか会えないんだ」
カリム「ごふっ!(吐血)」
ジャミル「おぇっ(嘔気)」
ヴィル「何だか闇を感じたわ……」

レオナ「何だ、うるせぇな」
ラギー「なんかあったんスか?」
ヴィル「カリムのお姉さんが来ているのよ。何だか訳ありのようだから、あまりからかっちゃ駄目よ?」
ラギー「へぇー、カリムくんってお姉さんいたんス、ね……?」
レオナ「…………あ?」
ツバキ「おや、おばあちゃんっ子のハイエナくんに、王子のライオンくんじゃないか。君たちもNRCの生徒だったんだな」
ラギー「何でお姉さんがここに!? てか、カリムくんのお姉さんだったんスか!!?」
レオナ「な、ん……あぁ!!?(混乱)」
カリム「……姉ちゃん、レオナ達のこと知ってるのか?」
ツバキ「夕焼けの草原には何度か行った事があってな。レオナ王子とは昔商談で赴いた時に、ラギーとは一人旅を始めたばかりの頃に会っているんだ」
カリム「な゛に゛そ゛れ゛、俺知゛ら゛な゛い゛!!!」
ツバキ「レオナ王子と会ったのは、本当に小さいときの事だからな。彼の頭が私の腰くらいだったから。会ったのもその一度きりだし、忘れられていると思っていたよ」
レオナ「……あんたもよく覚えてたな」
ツバキ「ふふ、目を輝かせて私の後をついてくる姿が可愛くてな」
レオナ「美化してんじゃねぇよ!!!」
ヴィル「女性に怒鳴るんじゃないわよ」バシッ!
レオナ「ってぇ!!!」
ジャミル「……ラギーと会ったのは……?」
ツバキ「ラギーとはスラムで会ったんだ。割と最近の事だな。彼のおばあちゃんが怪我をしていて、その治療をした事で仲良くなったんだ」
ラギー「その節は本当にありがとうございました!」
ツバキ「どういたしまして」
カリム「姉ちゃんは治癒魔法が一番得意だからな! 流石、姉ちゃん!」
アズール「……治癒魔法が一番得意という所すら深読みの対象になってしまうのですが」
イデア『分かるよ、アズール氏……。得意にならざるを得なかったのかなって思っちゃうよね……』



ツバキ・ブッチ
24歳。
ラーテルの獣人。
ラギーの義理の姉。
ラギーと血の繋がりは無い。
ブッチの名は心優しいハイエナ家族から頂いたもの。
世界中を旅して珍しいものを集め、色々な所に商品を卸している。
購買に商品を置いてもらっていて、たまにNRCにも顔を出す。

ラギー「あれ!? 姉ちゃん!? 何でここに居んの!?」
ツバキ「やぁ、ラギー。久しぶりだな。元気そうで何よりだ」
ジャック「ラギー先輩のお姉さんですか?」
ツバキ「ラギーの姉のツバキ・ブッチだ。そちらはレオナさんとジャックくんかな?」
ジャック「は、初めまして、ジャック・ハウルです」
レオナ「レオナ・キングスカラーだ」
レオナ「所でお前、姉なんて居たのか?」
ラギー「血の繋がりは無いッスけどね。一番の稼ぎ頭で、めちゃくちゃお世話になってるんスよ!」
ラギー「と言うか、姉ちゃん! 何で学園に居るんスか!」
ツバキ「珍しい素材を手に入れたんだが、衝撃に弱くてな。輸送や転移魔法に向かないから、直接持って来たんだよ」
ツバキ「一応男子校だから、出来るだけ生徒と会わないように言われていてな。だから内緒にしていたんだ。まぁ、見つかってしまったんだが」
レオナ「ハッ、良く言うぜ。ラギーに見つかる気満々だったくせに」
ツバキ「おや、バレバレだったか。ふふ、久しぶりに会いたかったから、わざと見つかるようにしていたんだ」
ツバキ「おいで、ラギー」なでなで
ラギー「うぐぅ……、俺もう子供じゃないんスけど?」
ジャック「仲良いんスね」ほわほわ



ツバキ・ハウル
22歳。
オオカミの獣人。
ジャックの姉。
ヴィルとも面識があり、近所のお姉ちゃんとして慕われていた。



ツバキ・シェーンハイト
20歳。
ヴィルの姉。
ヴィルの美意識の高さを尊敬している。
けれど、自分は最低限で済ませたいタイプ。
ヴィルはその事を勿体ないと思いつつ、無理強いをするつもりは無い。
また、姿勢の良さや所作の美しさ。堂々とした立ち振る舞いについては一目置いている。



ツバキ・キングスカラー
27歳。
レオナの従姉妹。
ライオンの獣人。
一応、王族の血筋だが、そうは見えない。
王族の自覚はあるが、庶民的な感性は消えていない。
護衛を付けずにふらふらする事もある。
身内を傷付けられるのが地雷である事に変わりはなく、まだ幼いレオナを害そうとした刺客を血の海に沈めた事もある。
審神者だった頃より理性を失いやすく、我慢が効かない。
また、手加減も出来なくなっている。
割とトラウマ製造機。
目と声で相手を威圧するのが得意。

ツバキ「久しぶりだな、レオナ」
レオナ「なん……っで、テメェがここに……!?」
ラギー「レオナさんの知り合いッスか?」
ツバキ「レオナの従姉妹のツバキだ。よろしく」
ラギー「ラギー・ブッチです! しかしレオナさん、従姉妹さんとかいたんスね」
レオナ「チッ……」
ツバキ「ここに来たのは社会科見学みたいなものさ。授業参観もしてほしいならするけれど?」
レオナ「いらねぇ!!!」
ラギー「……っ! っっ……!」←笑いを堪えている

ラギー「何かツバキさんって王族って感じしないッスね。俺としてはそっちのが取っ付きやすくていいんスけど」
レオナ「…………」
ラギー「あと、めっちゃ穏やかじゃないッスか。妙に人がいいって言うか……。こう言っちゃなんスけど、あれで王族務まるんスか?」
レオナ「…………あいつは国を治める王というより、軍を率いる将に向いてる奴だ。一応、カリスマもある」
ラギー「へぇ。レオナさん的には評価高いんスね?」
レオナ「ああ、俺はあいつを高く評価してる。過大評価だと抜かす奴もいるが、そうは思わねぇ」
レオナ「ただ運良く逆鱗に触れてねぇだけだ。もしくはあいつの懐に入れられたか、だな」
ラギー「…………もしかして、結構ヤバイ人なんです?」
レオナ「あいつがまだガキの頃、足手纏いを庇いながら襲ってきた刺客を血の海に沈めやがった」
ラギー「ヒェッ」
レオナ「しかもその数二十人越えってんだからふざけてるよな」
ラギー「想像以上にヤバイ人だっていうのは分かったッス」
レオナ「ああ、敵に回したら最期だ」
ちなみに足手纏いとは幼かった頃のレオナである。

見学中、召喚術で誰かが失敗し、ちょっとヤバイ魔物を召喚してしまうのを見掛ける。
ツバキ「そう威嚇するな。君が何もしなければ、こちらも何もしないから」
ツバキ「そう、いい子だ。そのままゆっくりお座り」
ツバキ「ああ、それでいい。そのまま頭を下げるんだ」
ツバキ「よし、いい子は褒めてやろう」
すっかり怯え切ってきゅんきゅん鳴いてる魔物。
柔らかい微笑みが怖いです、姐さん。



ツイステ世界に転生した姐さん。
人外に転生しており、既に人の心を失いかけている。
けれど、かつての記憶は意地でも忘れない。
人の心や記憶を大切なものと思えなくなるのが嫌で、人の心に触れる為にツイステキャラに召喚される。
そしてツイステキャラの使い魔的なものになってほのぼの学園生活を送る。

慈悲の魔物
古代呪文語を勉強していたジャミルが降霊術の一文を唱える。
するとそれを聞き付けた姐さんが召喚される。
ジャミル「えっ!?」
ツバキ「おいで、と呼ばれたから来たよ」
ジャミル「はぁっ!?」
妖精族が姐さんを見てそわそわする。
リリア「お主、とんでもないものを召喚したのぉ……」
ジャミル「えっ?」
リリア「よくあんな大物を、なんの代価もなく呼べたものじゃ」
ジャミル「はっ!? ま、待ってください! そんな凄いんですか、あの人!!」
リリア「少なくとも、わしの三倍は生きとるな。魔力そこいらの魔法士とは比べ物にならん」
ジャミル「な、何でそんな人が正式な詠唱も無しに……?」
リリア「……何? 詠唱も無しに……? いや、あそこまでのモノとなると、最早妖精族でも理解出来ん領域外の存在。規格外の事もしてみせるか……」
ジャミル「………………何か不味い事を仕出かしました?」
リリア「まぁ、問題無かろう。理解は出来んが無害そうだしの。



生徒会長な姐さん
監督生のNRCに「生徒会はないのか」という発言から学園長に任命される。
しかも間違った知識を入れられたらしく、学園の面倒事を押し付けられることに。
生徒のお悩み相談は生徒会の仕事じゃない。
あの烏、いつか喰い殺す。

オクタヴィネル寮3年。
マダイの人魚。雌雄同体の為、どちらの性別にもなれる。
NRCは男子校のため、普段は男で生活している。
フロイドやバブったアズールに膝を貸したりする時は女になる。
レオナに膝を貸す事もある。

いつも淡い微笑みを浮かべており、優しい先輩という印象だが、切れると手が付けられない。
アズールとリーチ兄弟の三人がかりでも止められないという話もある。



キメラな姐さん
羽のある魚とか最高。
猫とかそういう血も入っていて、いたぶり癖があるとなお良し。
シャチの体、白鷲の翼、猫の残酷さを併せ持つ最悪の生き物。
「ああ、すまない。酷いことをしたな。猫の血も入っているから、少し遊んでしまう癖があるんだ」
残酷なことをするのが、ひどく楽しい。
(前はこんな癖、無かったのになぁ)




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