設定集






海の王者

ツバキ・サカマタ(逆叉椿)
所属する寮:サバナクロー
学年:3年A組
誕生日:不明
身長:197cm
年齢:18歳
利き手:右
出身:不明
部活:所属無し
趣味:剣道
得意科目:動物言語学or体力育成
嫌いなこと:自分の物を傷付けられること
好きな食べ物:和食
嫌いな食べ物:特になし
特技:刀の手入れ
ユニーク魔法:「仇なす敵を斬れ、私の刀よ」

シャチの人魚(獣人でも可)。
闇の鏡にサバナクロー寮とオクタヴィネル寮で散々迷われたが、最終的にサバナクロー寮に決定。
基本的に穏やかで大人しい性格。
しかし懐に入れた者を傷付けられると苛烈な一面を見せる。
また、ヴィランの性質はきちんと持ち合わせており、敵と認識した相手には悪辣さと残虐性を見せる。
怒りを纏わせた姿はまさに「冥界からの魔物(オルキヌス・オルカ)」にふさわしく、レオナでさえもツバキを怒らせることだけはしない。

前世は審神者・椿。女性だったが、今世は男性として生まれた。
世界観が前世とあまりにも違いすぎており、性別など些細なことだと片付けてしまっている。
価値観が審神者のものであるので、ツイステッドワンダーランドの世界の住人とは話が合わないこともある。
椿だった頃の感性とヴィランの性質が合わさって、倫理観が大分ヤバい。

後輩に好かれており、2年生と仲が良い。
特に仲が良いのはラギーとジャミル。フロイドにも興味を持たれており、「オルカ先輩」と呼ばれている。
3年生とは当たり障り無く接している。
よく話すのはレオナ。
マレウスにも臆さず話しかけるため、セベクにはよく噛み付かれている。

ラギー
レオナのようにお金を渡したりはしないけれど、お使いのお駄賃に手料理を振る舞ったりする。
大きめのパンを買って半分に分けたりすることも。ちなみに絶対にラギーに大きい方を渡す。
弟のような扱いにラギーはたじたじ。
ツバキ「ああ、ラギー、丁度いいところに。少しお腹が空いてしまって、何か作ろうかと思うんだが、君もどうだ? 一人分を作るのは難しくてな」
ラギー「ツバキさんのご飯美味しいんでご一緒するのは吝かではないんスけど、先輩はオレのこと甘やかしすぎでは???」
ツバキ「ふふ、すまない。懐いてくれる素直な後輩が可愛くてな」
ラギー「ええ? オレが素直? ひねくれ者の間違いじゃないッスか?」
ツバキ「素直だとも。美味しい物を目を輝かせて食べるところとかな」
ラギー「えっ!? オレ、そんな顔してます?」
ツバキ「ああ、しているとも」
ラギー「え、えー……。気を付けよ……」
ツバキ「隠してしまうのか? 君の幸せそうな顔、好きだったんだけどなぁ」
ラギー「そういうの良くないと思います!!!」

ジャミル
ツバキ「君を褒めたいのだけれど、構わないかな?」
ジャミル「え? ど、どうぞ……?」
ツバキ「ありがとう、ジャミル。その名の通り、美しい君」
ジャミル「ひぇっ!?」
ツバキ「まずは容姿から褒めさせてくれ」
ジャミル「待って、先輩。なんか予想と違っ……!」
ツバキ「思わず指を絡めたくなるような艶やかな髪。ふわりと揺れる様はつい目で追ってしまって、手を伸ばしたくなるほどだ」
ツバキ「吸い込まれそうな澄んだ瞳は隠しきれない知性が見える。君の顔を見ようとするのに、ついその瞳をのぞき込んでしまう」
ジャミル「待っっってください!!?!?」

ツバキ「君は一人になる時間が必要そうだな。いつか私の国に来るといい。君を知る者は誰もいないから、心細いかも知れないけれど」
ジャミル「俺を知る者が、誰もいない……」
ツバキ「興味があるなら案内しよう」
ジャミル「……一人旅の候補に、入れておいてもいいですか?」
ツバキ「ふふふ、私達はいつでも君を歓迎するよ」

フロイド
フロイド「あ~! オルカ先輩だぁ」
ツバキ「やぁ、フロイド。部活中か?」
フロイド「そ~。でも飽きたから帰ろっかなぁって思ってたとこ~。丁度いいからオルカ先輩遊ぼうよぉ」
ツバキ「君と遊ぶのは吝かではないのだけれど、部活中の後輩を勝手に連れ出すわけにはいかないんだ」
フロイド「ええ~! 先輩真面目すぎぃ~」
ツバキ「もうすぐ部活も終わりだろう? きちんと最後まで部活に出たら、君の好きなところに行って遊ぼう」
フロイド「本当?」
ツバキ「ああ、本当だとも。私はここで君の活躍を見ていよう。だから思い切り活躍して、かっこいいところを見せてくれ」
フロイド「……先輩ってさぁ、そういうのマジで言ってんの? それとも天然???」
ツバキ「そういうの、とは?」
フロイド「あっ、マジで無自覚なんだ~! ……マジかぁ」

レオナ
ツバキ「今から、君を傷付けようと思う」
レオナ「…………はぁ?」
ツバキ「諦める必要なんてないのに、諦めようとしている姿が見ていられなくてな」
レオナ「あぁ?」
ツバキ「君は自分の首に、枷がついているとでも思っているのか?」
レオナ「……何が言いたい」
ツバキ「君には力がある。それを正しく使えるだけの知恵がある。そこに自由になりたいという意志さえあれば、君は何にだってなれるし、どこへだって行けるだろう」
ツバキ「もちろん、そのためにはそれ相応の代価が必要だろうけれど、君がそれを望むなら、君にはそれを叶えるだけの実力がある」
レオナ「……分かったような口を利くんじゃねぇ」
ツバキ「すまないな、レオナ・キングスカラー。私にとって君は、王子でも何者でもないんだ。ただの“レオナ”でしかないんだよ」
レオナ「…………」
ツバキ「だから、無責任なことが言えるし、残酷なことが言えるんだ。君には迷惑なことでしかないだろうけれど」
レオナ「……はぁ、」
レオナ「……受け取り方によっては謀反の教唆だぞ」
ツバキ「ふふ、行ったこともない国よりも、目の前の友人の方に比重が傾くのは当然だろう?」
レオナ「……お前、ホント歪んでるな? そこに住む民が見えていねぇのか?」
ツバキ「ふふ、」
レオナ「………………はぁぁぁ、夕焼けの草原の民を敵に回す気か?」
ツバキ「ははは!」
レオナ「………………まともなのは上っ面だけか、テメェ……」
レオナ(……シャチの本気は未だ未知数。それに加えて、こいつの実力なら、多勢に無勢でもどうにかしそうでヤバいな)

サバナクロー
ずる……、ずる……。
レオナ「……おい、何だそりゃあ」
ツバキ「ああ、レオナ。これはみんなへのお土産だよ」
ラギー「いや、多分そういうことを聞きたいんじゃないと思うッスよ、ツバキさん」
ツバキ「ああ、肉の種類が聞きたかったのか? これは鯨だよ。竜田揚げにすると美味しいんだ」
レオナ「わざとか? わざとだな? わざとだろ、テメェ」
ツバキ「うん? 捌き方は私が知っているから問題ないぞ? 興味があるなら解体ショーでもしようか?」
レオナ「お前そんな話通じない奴だったか? ホリデー中にバグったか???」
…………びたん!
レオナ「っ!?」
ラギー「うわっ!? そいつまだ生きてるんスか!!?」
ツバキ「ああ。獲れたてだから新鮮だよ」
ラギー「でしょうね!!! だって口元真っ赤ッスもん! どう見ても狩りの直後ッスもん!!!」
ツバキ「人型を取っているのだから、口が赤いのは当たり前だろう?」
ラギー「オレらで遊んでますね、ツバキさん!!!」
ツバキ「ああ。やっぱり面白いなぁ、君達は」
レオナ「やっぱわざとかテメェ!!!」
ジャック「すげぇ……。先輩達で遊んでやがる……」




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