設定集






姐御審神者

・「矜持を捨てたか? 刀剣男士よ」


・「理性のないケダモノが、人の真似事をしないでくれるか?」


・刀剣乱舞×ヒロアカ
無個性な姐さんが雄英高校に通う話。
無個性故に超常蔓延る世界は生きにくいだろうという理由で、両親に監禁されていた。
そのため、外の世界が前世とは違う意味の“個性”に溢れた世界だということを知らずに育った。
自分には何の力も無いのに、周りの人間は自分を殺せる力を持っている世界が怖くてたまらない。

外の世界に出ることになったきっかけは、近所で強盗を行ったヴィランが両親を人質に取って立てこもったこと。
人命救助に駆けつけたのはベストジーニストで、“勝てない”と悟ったヴィランが人質ごと自爆。
その際、聴覚に優れたヒーローが地下室に閉じ込められている椿の存在に気付き、保護される。
ベストジーニストが後見人になり、自身の出身校である雄英高校に通うことを進められる。

『怖いなぁ……。私には何の力も無いのに、周りの人はみんな、私を殺せる力を持っているなんて』
『ヴィランは市民を殺し、平和を脅かす。市民はヒーローに助けられて、安寧を得る。では、ヒーローは一体誰に救われるのだろう』
『ああ、嫌だな。私はどこまでも最低な人間だ。私は私に“都合のいい”人ならば、ヒーローでもヴィランでも、どっちでもいいんだ』


・刀剣乱舞×ヒロアカ
ヴィランに育てられた姐さんが雄英高校に通う話。
ステインのようなヴィランが、自分の仲間を作ろうとして無垢な子供を誘拐。
しかし誘拐した相手は無個性の椿。元々はヒーローを目指していたヴィランなので、子供を殺すことは憚られて育てることに。
その後、椿を育てるために違法な手段でお金を得て、ヒーローに捕まる。
その際、ヒーローに保護されるものの、ヴィランに思想が歪められていることを危惧されて、監視と再教育のために雄英高校に通うことになる。
ファットガムorベストジーニストが後見人。
「無個性の人間が、どうやってヒーローを脅かすのだか……」

もしくはヴィランに誘拐されて、同じ思想に染めようとしていたものの、椿は無個性。
逆に世の中を恨むのでは、とそのまま育てられることになってもいい。
そのうち、こいつはヴィランに向いてないと見切りを付けられる。
その際にヴィランに殺されそうになるが、巡回中だったヒーローに助けられる。
しかし、ヴィランに育てられたため、危険思想を持っていることを危惧され、監視と再教育のために雄英高校で預かることに。
「………無個性で、どうやってヴィランになるんですか?」
「私、学芸員になりたいんですけど、私でも通える学校とかありますか?」


・刀剣乱舞×ヒロアカ
BLEACHの織姫みたいな個性を持って生まれた姐さん。
個性「拒絶」
あらゆる事象を拒絶することが出来る。椿は主に怪我の回復や敵の攻撃を無効化することに活用。
ヴィラン側に行かれては拙い能力であることと、たくさんのヒーローがサイドキックに欲しいと望むものであるため、周囲が椿の意思を無視してヒーローに仕立て上げようとする。
もう戦いたくなんてない。もう十分戦ってきたのだから。愛するものを愛でて生きていきたいだけなのに。
もういっそヴィランに落ちてしまいたいと思いつつ、椿の性質がそれを許さない。
誰かにとっての光となれる素質があるが故に、みんながヒーローになることを肯定してしまう。それが椿を追い詰めているとも知らずに。


・刀剣乱舞×ヒロアカ
爆豪家のお姫様。
爆豪の義妹になった幼女な姐さん。
実父母が外道で、虐待からの育児放棄。最後は蒸発。
椿がご近所さんに助けを求めたことで色々なことが発覚した。
施設行きは外聞が悪いと親戚筋をたらい回しにされてきて、最終的に爆豪家に流れ着く。
個性「鼓舞」
戦場での旗持ち役。味方の士気や能力を上げることが可能。俯いていた顔を上向かせる個性。
ヒーローになる気はさらさらない。刀を愛でて生きていきたい。ひたすら安寧だけを求めている。
ちなみに爆豪とは十歳差。引き取られたのは彼が中学生に上がった頃。
初対面がまだ傷の治りきっていないガリガリに痩せ細った姿だったため、流石の爆豪も椿には過保護。
緑谷辺りが見たら偽物と疑うレベルで椿に甘い。

「勝己くん、オールマイトってなぁに?」
「あ? オールマイトも知らんのか」
「知らない。みんな知ってるもの?」
「オールマイトっつーのは、平和の象徴って呼ばれるナンバーワンヒーローのことだ。ま、いつか俺が超えるがな」
「そうなんだ。教えてくれてありがとう。ナンバーワン、頑張ってね」


・刀剣乱舞×ヒロアカ
地獄の轟家に生まれた姐さん。
夏雄の個性発現が早く、エンデヴァーが「自身の望む個性持ちの子供ではない」と早めに見切りを付けたことで焦凍のひとつ上の姉として生まれた。
しかし、足の小指の関節が二つあるという“無個性”の特徴を持って生まれ、しかも両親に似ても似つかない黒目黒髪。まさかと思いつつも保険として焦凍を設ける。
すると、椿は無個性で、焦凍が最高傑作であることが判明。
「トップヒーローの家庭に無個性の子供が居るのは外聞が悪い」とエンデヴァーに言われ、母方か父方の祖父母の元に預けられる。
毎月家族宛に手紙を出していたが、エンデヴァー事務所宛てに送るように言われており、誰の手に渡ることもなく、全て燃やされていたと後に判明する。
ちなみに、母親との面会も謝絶されており、毎月受付に手紙を預けて帰っていた。それも渡さないように言われており、処分されていた。
燈矢の分も書いており、それはどこにも出せないので、全て自分で保管。長男の分は遺影に供えていた。
ちなみに超常開放戦線では荼毘の罪は家族の罪として、轟家一丸となって立ち向かうことになったが、そのとき椿は呼ばれなかった。
忘れられていたし、無意識に邪魔になると排除されていた。
さらに、轟家の家庭事情暴露の際も、椿の存在は明かされていない。無個性故に知られたら危険だと、わざと明かさなかったのか。それとも忘れ去られてしまっているのか。全部が全部蚊帳の外で、椿には何一つ与えられない。
「………私は家族として、見て貰えていないんだな」

そこに至るまでに、街中で燈矢と再会。すれ違いざまに椿が気付く。
「兄さん!? 何故? 生きてたのか!!?」
「は? 椿、ちゃん……?」
そのあとめちゃくちゃ泣かれてしまい、呆気に取られて兄の顔が出てしまう。
顔を覚えられていると思っていなかった燈矢がめちゃくちゃ驚く。そもそも、人相も大分変化しているのに、何故分かったのか。

「きっと、兄さんと会うのはお互いに良くないことなんだと思う。けれど、あと一度で良いから、また会って欲しい」
「…………俺がどう言う人間か分かっていて言ってんのか?」
「分かっている。本当なら、私はヒーローに通報しなければならない。通報の義務を怠れば、私の方が悪として断罪されることも。けれど、私は臆病な卑怯者だから、報復を恐れてそんなことは出来ないんだ」
「………はっ」
恐れなんて無いくせに。再会の喜びと、せっかく会えたのにという悲しみで、泣くのを我慢しているだけのくせに。
「…………あと一回だけだ」
「……! うん、ありがとう、兄さん」
もう一回会ったとき、今まで書き続けていた手紙を渡す。
「……………こんなの書いてたのかよ」
「だって家族だ。みんなに書いているのに、兄さんにだけ書かないのはおかしいだろう?」
「………死んでるのに?」
「結果として死んではいなかった」
「…………」
「これからも書くよ。もう渡すことは出来ないかもしれないけれど、それでも。それで私の心は満たされるから」
「…………他の奴からは、返事貰ってんの」
「………残念ながら、誰からも」
「………それでも書くのか」
「書くよ。いつか、私の心が届くと信じて」
後日、一度だけ手紙が届く。
“全部読んだよ”の一言だけだったが、それだけで十分だった。

ちなみに燈矢が椿にちょっとだけ甘いのは、椿が自分以上に父から目を向けて貰えない子供だったから。
ちょっとだけヴィラン連合に連れて帰ろうと考えたこともあるけれど、椿にはほの暗い世界ではなくて、お日様の下で生きて欲しかったので止めた。

人助けをしていた椿を見て、緑谷が手伝ってくれる。
緑谷が焦凍と同じ学校に通っていると知り、「雄英高校に弟が通っているのだけれど、知っているだろうか?」と尋ねる。その弟と言うのが焦凍であるとわかり、緑谷が驚く。
「と、轟くんにまだ兄弟が……!? いや、確かにどことなく轟くんに似ているかも……?」
「無理に似ているところを見つけなくていいよ。父は私を家族としてみていないだろうし」
「え?」
「トップヒーローの家庭に無個性の子供が居るのは外聞が悪いんだそうだ」
「そんな……」

緑谷から話を聞き、焦凍が椿に会いに行く。
その際に発した「救世主(ヒーロー)なんて悍ましいものになりたくない」と言う椿の発言に、みんなが顔を青褪めさせる。
家族から排除されたのをきっかけに、そう思うようになってしまったのだと勘違いされる。

「いや、家族のせいではない。私がヒーローたる精神を持ち合わせていないだけだ」
「私は全てを救えないことを知っている。必ず取りこぼしてしまうものがあると知っている。けれど、私はその事実に耐えられない」
「必死に手を伸ばして、けれど届かない。その手が空を切って、取り落とす。そんなことが繰り返されても立ち上がれるほど、私は強くない」
「だから、私はヒーローになりたいと思わない。だから、私は無個性で良かったと思っている。むしろ、無個性で産んでくれたことに感謝している。……確かに、生きにくいことと感じることは多いけど、"エンデヴァーの娘"に求められるものに比べたら、きっとずっとマシだから」
「“全てを救ってみせる”と、そんな風に傲慢に、豪胆になれたなら、私はきっとヒーローになれただろうけれど」


・刀剣乱舞×ツイステorヒロアカ
刀の付喪神な姐さん。
ツイステ→闇の鏡のようなマジックアイテム。防衛機構の一つとして組み込まれている。行動範囲は学園の敷地内。学園の生徒を害せない制約があるが、鉄拳制裁は許されており、自分に向かって放たれた魔法を叩き切ることも可能。無機物の声を聞くことが出来るので、学園内で起こったことは全て把握している。そのため、誰も敵に回さない。
ヒロアカ→世界初で唯一、個性を宿した無機物。雄英高校創設時に学校に寄付された刀。創設時から学校を守っているということもあり、誰も頭が上がらない。教師達からも「先輩」のような扱いをされている。


・刀剣乱舞×ハイキュー!!
ハイキューキャラが審神者だった前世持ちで、転生先がハイキュー!!の世界線。
ちなみに廣光のみが姐さんと共に転生。
おそらく、魂を切り分けたため、輪廻転生の際にくっついて来た。

岩泉、天童、山口が元審神者。宮城以外だと角名とかかな……。
角名と岩泉は画面の向こうで姐さんのファンだった男審神者。掲示板常駐者。
山口は姐さん本丸で保護されたブラック刀剣を受け入れた男審神者。その際に姐さん本丸を知り、ファンになる。
天童は誘拐されて本丸に就任、及び乗っ取り被害者。その後、主不在のブラック本丸に投げ込まれた際、同じ本丸に投げ込まれた姐さんと知り合う。姐さん本丸で一時保護されたときに自殺未遂している。

岩泉「………何か俺、天童のこと知ってる気がするんだよな」
山口「お、俺もです! 多分、姐さんの後輩だと思うんですよね……」
岩泉「………でも多分、正規の見習いじゃねぇ」
山口「……あー! 分かったー! 自殺未遂した人だ!!!」

山口「応援席に自作の讃美歌歌ってる人いるけど、気にしなくて良いから。ちょっと過激なファンなだけだから」
谷地「自作の讃美歌???」
山口「うん、取り敢えず姐さんを讃える歌だよ」
月島「え、それどんな顔で聞いてるの、あの人」
山口「ふっつーにニコニコしてるよ。照れるなぁって言いながらお礼言ってるのを見かけたよ」
月島「嘘でしょ、どんなメンタルしてるの、あの人」

没ネタ
椿「廣光と国広は同学年で青春アミーゴ」
岩泉「審神者の妄想か?」
椿「一期は生徒会に所属している」
天童「ありありと目に浮かぶ光景過ぎる」
椿「ちなみに三条派は一族で会社経営をしている」
角名「審神者が考えた現パロじゃん……」
山口「妄想が現実になっちゃった……」


・刀剣乱舞×ハイキュー!!
牛島さんとお見合いすることになった姐さんの話。
結婚願望のない二人。
けれど、牛島の実家は結構良い家柄のため、跡取りが必要と言われる。
子供は女の子でも良い、その子が婿を取れば良い、と。
そしてお見合いをすることになるのだが、相手も結婚願望はない。
それで、上手くいっている振りだけしよう、という話に。

椿「私は仕事に生きたいです。幼い頃からずっと夢見てきた仕事なんです」
牛島「分かります。俺も、バレーを何よりも優先したいと思っています」
椿「なるほど、お互いの利害は一致していますね」
椿「なら、連絡先だけ交換しておきましょう。簡単なプロフィールと好きなものや趣味などをメールします。ご家族にうまくいっているのかと尋ねられたとき、答えられるように」
牛島「……良いんですか? 個人情報ですが」
椿「背に腹は変えられません。それに、あなたはそんな人ではないでしょう」
牛島「………俺達は初対面のはずですが、」
椿「だってあなた、私に興味なんてないでしょう」
椿「興味関心のない相手の個人情報を握ったところで、何をどうするおつもりで?」
牛島「………確かに、活用する場面もありません」
椿「はい。それに、あなたが私の個人情報を故意に流出させて訴えられでもすれば、バレーをする機会を失うことになります。そんなつまらない事でバレーを失うなんて、耐えられないでしょう?」
牛島「ええ、その通りです」
牛島「………なんだか、全てを見透かされているようだ」
椿「ふふ、愛するものがあるのは私も同じですから。あなたがありったけの想いをバレーに注ぐように、私も私の愛するものに全霊を懸けているんです」
椿「似たようなものを抱えているから、何となく分かるだけですよ」

ちょっといいな、とは思うけど、この時点ではバレーがあればいいや思考が強い。
椿の働く博物館を見に行ったりしてもいいな。
ちなみに仙台博物館で、月島も一緒に働いていたら面白いな。


・刀剣乱舞×ハイキュー!!
稲荷崎の姐さん。
椿推しの角名くん。のち、角名→姐さん。
テレビで取材されている椿の剣道の試合を見て、「かっこよ!!!」となり、密かに応援していた。
稲荷崎で同じクラスになり、椅子から転げ落ちる。

角名「ま、待って……? 俺、目ぇ開けたまま夢見てる……?」
銀島「いや、完全に起きとるよ」
角名「いやだって、推しが……。俺の推しが目の前に……!!」
椿「私のことか?」
角名「うっ……! 推しが俺を見て……!? 待って、認知されるの解釈違い過ぎる……!!」
侑「何やこいつ」
治「頭でも打ったんやろ」
椿「彼、大丈夫だろうか?」
侑「平気ちゃう?」
銀島「少しは心配したれや……」



その他

・平和で、何もなくて。でも、それがこれからも続くと信じられる場所だった。


・「人に優しく出来るのは、人に優しくしてもらったことのある人だけで」
「人を助けることが出来るのは、それだけの余裕がある人だけで」
「そう言うことをしてもらったことのない人が、いきなりそれをしろなんて言われても、きっと出来っこなんてないんだ」
「だから、無理に優しくする必要なんてない」
「一人で助けられないのなら、誰かを頼って良い」




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