【姐さんと】戦場に行く方法を求む【三剣士】
410 姐さん
「一つ、聞いていいか?」
廣光「……何だ」
「国広が折れたいと思ったのは何故だ?」
411 名無しの家主
412 名無しの家主
413 名無しの家主
414 名無しの家主
415 名無しの家主
それきいたらアカンやろ、姐さんんんんんんんん!!!
416 名無しの家主
いや、トラウマを抉らないためには聞いといた方がいいんだけどさ・・・
417 名無しの家主
でも、このタイミングで聞くかなぁ・・・
418 姐さん
私だっていろいろと考えているんだ
彼らと乗り越えて、幸せの中につれていくと約束した
だったら彼らの苦しみを知らなければならないだろう
彼らの理想とする光景の中に連れていけても、彼ら自身が苦しんでいれば幸せとは言えない
私の問いに、廣光は一瞬目を見開いて、それから眼を伏せた
廣光「……資材を盗んでいるのがばれて、あいつの兄弟刀が目の前で折られたんだ。その時に一度だけ”折れたい”と言ったんだ」
どうやってそこから立ち直ったのかは彼には分からないという
けれど、君たちの写真も彼を立ち直らせるきっかけの一つにはなったのだろうと言っていた
彼は言葉をかわすことすらできなかったそうだから、笑った顔なんて見たことなかったんだろう
それを見たいと思うのは、きっと当然のことだと思うんだ
彼は、彼らは強いよ
折れたいと思うほどのことがあったのに、また生きたいと願って、前を向いているんだから
私たちも見習うべき強さだよ
419 名無しの家主
姐さんってば俺達を泣かせにかかるのやめない?
420 名無しの家主
俺たちの提供した写真が少しでも役に立ったなら嬉しいです
421 名無しの家主
くりちゃん・・・
まんばとみっただに負い目を持ってたんだな・・・
くりちゃんが悪いわけじゃないのに・・・
422 名無しの家主
>>421そう言うこと言うのやめろよぉ!
うちのママンが「僕に負い目なんて感じなくていいよおおおおおおおおおおおおおお」って泣いちゃっただろ!?
423 名無しの家主
でもこれってさ、よく考えたら悲しいことだよな
また新しい刀剣を顕現するってことだろ?
本当に笑いあいたい奴とは違うんだよな・・・
424 名無しの家主
>>423そう言うこと言うもんじゃねぇよ
皆前を向いてくれたんだ
今はそれでいいじゃねぇか
425 名無しの家主
>>424同意
姐さん、よくぞみんなを前向きにしてくれた!
426 姐さん
>>422負い目を持つのは仕方ないよ
私が彼らの立場だったら、罪悪感でどうにかなりそうだ
>>425私は何もしていないよ
少し言葉をかけただけだ
前を向いてくれたのは、彼らの心の強さのおかげだろう
このあとは少し先で待っていた国広と国永と合流して、家に帰ったよ
途中でスレに顔を見せて、襲撃の可能性を示唆すると、彼らが顔を青くしたところに繋がる
427 名無しの家主
時々傷えぐったりしてるけど、姐さんは良くやってると思うよ
428 名無しの家主
>>427お前は褒めたいのか貶したいのかどっちだwwwww
429 名無しの家主
>>428褒めてるに決まってんだろks
430 名無しの家主
何で俺、罵られたの・・・
431 名無しの家主
はいはい茶番乙
それより聞きたいことあるんだけど、姐さん時間ある?
432 姐さん
あるぞ
何だ?
433 名無しの家主
姐さんは審神者になる気はないの?
434 名無しの家主
おい!!
435 名無しの家主
やめろ
それは散々話し合っただろ
436 名無しの家主
そうだよ
姐さんの人生優先って結論だったろ
437 名無しの家主
でもさ、姐さんはこんだけ覚悟して、みんなの話を聞いて、その苦しみを一緒に背負おうとしてる
乗り越えさせて幸せにしようとしてる
それだけの覚悟があるんなら、審神者になってくれないかなって思ってさ
だってあいつらの審神者になってくれそうな奴を探すのって、正直難しいだろ?
ただでさえブラック本丸出身で地雷も多いうえに、レア度も低くてどこの本丸にもいる刀剣に、難民を生み出すレア刀
鶴丸はレア度から丁重に扱ってもらえるかもしれないけど、それと同時にブラック審神者を呼び寄せる
残り二振りも一緒に引き取ってもらえても、最初から本丸にいる奴の方が優遇されるのは至極当然だろ
それじゃあ、あいつらの希望とは違ってくる
それに、あいつらがどんだけ拒んでも、あいつらには主たる審神者がいる
審神者の契約と縁を切って塗り替えるだけの霊力を持つ審神者なんて本当にごく限られてくる
本来政府が強制的に切るか、主と刀剣、双方の同意がないと無理だし
どうあがいても絶望的だろ
438 名無しの家主
>>437確かにな
その点姐さんは三振りから信頼を寄せられているし、自分の刀剣を持たないから、まっさらな状態であいつらを振るってやれる
言霊が使える程度には霊力も高いみたいだし、縁を無理やり自分に繋ぎ直すことも可能かもしれん
439 名無しの家主
でも姐さんの意志は?姐さんの将来は?
姐さんはまだ未成年だぞ
440 名無しの家主
>>439だからそれを聞いてるんだろ?
それで、姐さんはどうなんだ?
441 姐さん
君たち、いつの間にそんなことを話しあっていたんだ……
正直に言うなら、私は審神者になるべきだと思う
それと同時に、審神者になりたいとも思うし、なってはいけないとも思うんだ
442 名無しの家主
んん?
443 名無しの家主
哲学的すぎて分かんないよ・・・
444 名無しの家主
えーと、総合して審神者になることには肯定的ってこと?
445 姐さん
>>444ああ
私は彼らを戦場に連れていくと約束した
現代からはそれが難しいから、誰か審神者に託すしかない
けれどこれも難しい
私が審神者になれば、これは解決する
次に、私は乗り越えることに協力するといった
これは別に、審神者にならなくても出来るだろう
その間は彼らに現代にいてもらわなくてはならないけれど
そして幸せの中につれていくと約束した
彼らの幸せとは、刀として振るわれ、仲間とともに戦場をかけ、笑いあって日々を過ごすこと
これは私ではなくとも出来るけれど、最初に書いたように、まず審神者を見つけることが難しい
これも、私が審神者になれば解決する
総合してみれば、私が審神者になって、彼らに尽くすべきだと思うんだが、私には不確定要素が多すぎる
まず私は過去の人間だ
過去の人間が未来に干渉して、歴史にどんな影響を与えるか分からない
下手をすれば、私という不確定要素が審神者になったことで、敵方に有利に働くことがないとも言い切れない
すでに干渉してしまっているけれど、ここで引き返せば、まだ影響は少なくて済むだろう
この点を踏まえれば、私は審神者になるべきではない
そして次に、私の審神者としての素質の問題だ
彼らを顕現できた
言霊が使えた
けれど、それら=審神者の素質とは限らないだろう
だから私は審神者になると断言することは出来ない
446 名無しの家主
確かにそうだけど、過去の人間でも審神者になった奴はいるし、俺はやっぱ姐さんが審神者になってほしいなぁ・・・
それに、顕現できたんだから、霊力があることは確かだろ
447 名無しの家主
>>446そうでもないぞ
俺、友達と一緒に審神者の適性検査受けたんだけど、友達の方が霊力高いのに審神者の適性はなかったらしい
多分、霊力=審神者の素質ってわけじゃないんだと思う
448 名無しの家主
>>447そうなのか!?
てっきり霊力=審神者の素質だと思ってたわ・・・
449 名無しの家主
いや、そうでもないかも
霊力高いけど鍛刀出来ないって審神者もいるらしいし
450 名無しの家主
こんな感じの流れ前スレでもやったぞ
今はとりあえず姐さんの話聞け
まだ姐さんが審神者になりたい理由を聞いてないだろ
451 名無しの家主
軌道修正乙
452 名無しの家主
乙ー
453 姐さん
>>450ありがとう
なりたいとは思うんだ
恥ずかしながら私は、特に将来目指すものを見つけられずにここまで来てしまったんだ
大学に入ったのも、目標を見つけるためだ
だから、もし審神者の才能があるのなら、なってみたいと思うんだ
454 名無しの家主
おおおおおおおおおお!
455 名無しの家主
姐さんが審神者になることに前向きで良かったあああああああああああ!!!
456 姐さん
でもな、どうしてなりたいのか、その明確な理由が自分でもわからないんだ
ただ漠然と、なりたいと思っているだけの様で、それがあまりにも不誠実で、こんな状態で審神者になるのは不純だと思うんだ
だから、審神者になるのは肯定的だが、なるべきではないと思うのが私の考えだ
457 名無しの家主
確かにちょっと覚悟が足りてないと思う
これは普通の子供がなりたいって夢に描くような職業じゃない
命がいくつあっても足りないような戦場に身を投げ出す仕事だ
神風特攻隊みたいなもんだ
なりたい理由があるなら、それなりの覚悟もついてくるけど、それが明確じゃないってのは危険だ
何事も中途半端が一番危ない
姐さんは悟い人だから、それをよくわかってると思う
姐さんは審神者になるべきじゃない
458 名無しの家主
>>457お前だって人のこと言えんのかよ
審神者なんて政府に無理やりさせられるか、勧誘の時にされる給料の額に目がくらんだやつが多い職業だろ
俺たちの時代でも審神者は極秘扱いでその存在はほとんどの知られてないんだ
なりたい理由とかそんなの見つけてからなる職業じゃない
血だらけになった初期刀を見て、初めてこの仕事の危険性を悟るんだ
そしてその時に命の覚悟をするんだ
覚悟なんて、あとからいくらでも出来るものなんだよ
459 名無しの家主
だからこそ言ってんだろ
姐さんの命がかかってるんだ
460 名無しの家主
喧嘩すんな
姐さんの話を遮ってる
461 姐さん
いや、構わない
まったくもってその通りなんだ
明確な理由も分からずに、中途半端な覚悟で審神者になりたいと思っている
それは不誠実で、あまりにも危険だ
審神者とは命がけの仕事で、刀剣達はその前線も前線で戦っている
審神者となったからには、彼らの命を背負い、自分の命を捨てる覚悟でないと勤まらない
これが審神者になるべきではないと思う最大の理由だが、実はもう一つあってな
私は長く彼らと一緒にいるべきではないと思うんだ
私は彼らに同情し、絆されてしまっている
だから彼らに優しくしようと思うし、たくさんのものを与えたいと思っている
けれどそんな甘えた考えでは戦争には勝てない
何かを得るためには必ず対価として、犠牲がつきものだ
戦術に覚えのある人間ならば、犠牲を伴わない勝利も得られるかもしれない
けれど私には戦術の覚えなんてものはない
ならば、勝つために、切り捨てられる人間でならなくてはならない
けれど私には切り捨てることなんて出来なくて、彼らを生かしたいと思っている
そして彼らはそれを甘受し、少しずつ私にほだされてきた
人を信じられるようになるのはいいことだろう
審神者は人間だ
主を信じられなくて、どうして指示に従えよう
けれどな、私は心配なんだ
彼らは触れたことのなかった情に触れて、それに溺れようとしているのではないか
それがもとで彼らが鈍らになり下がってしまわないか
それが気がかりでならないんだ
私は君たちが想うような立派な人間ではないよ
中途半端で、不誠実で、情けない人間だ
こんな人間のもとで振るわれて、本当に彼らは幸せになれるのだろうか?
そう思うと、私は主としてふさわしくないと思うんだ
私は、彼らにふさわしくない
462 名無しの家主
463 名無しの家主
464 名無しの家主
465 名無しの家主
466 名無しの家主
467 名無しの家主
俺>>457なんだけど、俺が考えている以上に姐さんの方がいろいろ考えてた・・・
468 名無しの家主
姐さん、結構キてないか・・・?
469 名無しの家主
>>468無理もねぇよ・・・
姐さんまだこの前まで高校生だったんだぞ?
それをいきなり「命懸け」を要求されてんだ
精神的に辛いのも頷ける
470 >>457
ごめん
俺言い過ぎた
471 名無しの家主
姐さん
姐さんは情けないっていうけど、情けないことじゃないと思う
人間誰だって矛盾するものを持ってるし、中途半端にしちまうこともある
472 名無しの家主
俺も最初から命の覚悟なんてしてなかった
>>458が言ってたように、あとから覚悟が付いたタイプだ
中途半端でも覚悟できてるだけいいと思う
473 名無しの家主
うちの刀剣からの言葉
「あんたは自分の未熟なところをきちんと理解してる。それゆえに情けないと思うかもしれないが、それはいけないことじゃない。その未熟なところを補って、支えてやるのが俺達刀剣の仕事だ。完璧な人間が主だったら俺たちの仕事がなくなっちまう」
だってさ
474 名無しの家主
つまり俺達は審神者は未熟でもいいってことだな!
475 名無しの家主
>>474お前が姐さんみたいな真面目ちゃんならな
476 名無しの家主
不真面目ちゃんですサーセン
477 名無しの家主
俺の刀剣からも一言
「確かに心を持ったことで色んな事を考えて、剣先が鈍ることもあるだろう。けれど、それ以上に守りたいっていう心が生まれたからこそ、僕らは強くなろうと切磋琢磨してるんだ。だから悪いことばかりじゃない」
だそうです
478 名無しの家主
「命の覚悟をしてると審神者は言っているが、本当に死にそうになった時、潔く死ねる奴なんかいねぇ。命ある生き物は皆、命が大事なんだ。尊いものだからな」
とは、うちの刀剣のお言葉です
479 名無しの家主
うちんとこの刀剣もさ、姐さんは情けなくなんかないって言ってるよ
むしろ子供の言葉じゃないって
戦争が勝った負けたの話じゃないってちゃんと分かってる
犠牲の上で成り立ってるって分かってる
その上で刀剣を失くしたくないってのは甘い考えかもしれないけど、そんだけ刀剣のことを考えてる審神者の元につけるのは刀剣として悪い話じゃないってさ
480 姐さん
ありがとう、と言っておいてくれ
そろそろ夕飯だから作ってくる
何かあったらまた投下する
481 名無しの家主
了解
482 名無しの家主
行ってらー
483 名無しの家主
・・・姐さん、辛いだろうな
484 名無しの家主
そりゃそうだろ・・・
485 名無しの家主
また新たな問題が出てきたなぁ・・・
486 名無しの家主
とりあえず保守しとこう
487 名無しの家主
そうだな
保守
488 名無しの家主
保守
・
・
・
・
・
499 名無しの家主
保守
500 姐さん
ただいま
501 名無しの家主
お!おかえり!
あと、500げとおめ!
502 名無しの家主
どうしたの?
良い報告?悪い報告?
503 姐さん
良いと言えばいい報告だな
シリアスな話だけど、私も少しだけ先に進めたし
504 名無しの家主
よっしゃ、聞こう!
505 名無しの家主
良い報告ならシリアスでも構わない!
506 名無しの家主
姐さん自身も前に進めたって感じてるんなら良い報告なんだな!
俺も聞きたい!
507 姐さん
夕食が終わって、片付けを終えて、三人に風呂に入るよう促した
私はその間に素振りをしようと外に出て、ひたすらに竹刀を振るっていた
何も考えたくなかったんだろうな、二百回は軽く超えていたと思うから
そうやって竹刀を振るっていたら、風呂から上がったらしい国広に声をかけられたんだ
国広「おい、あんたいつからそうやってるんだ」
かなり長いこと竹刀を振るっていたらしく、国広は酷く驚いていた
声をかけられるまで私は竹刀を振るっていたことすら忘れていて、慌てて国広の方を向いた
真正面から目が合い、彼は咄嗟に顔を隠してしまったよ
とっさに私はもったいないと思ったんだ
タオルも何もかぶっていなくて、金色の髪と翡翠の瞳が月明かりに照らされる様が美しかったから
「何故、隠してしまうんだ?」
無意識だった、私が声を発したのは
そして失言だったと取り消そうとして、けれどその前に言われたんだ
国広「……見られたくないんだ」
と
彼はいつか来るであろう本科と比べるために、さらしたくない顔をさらすよう命じられていたらしい
タオルで顔を隠す彼の手は震えていた
……今日はことごとく地雷を踏み抜いている気がする
508 名無しの家主
姐さん・・・
貴方疲れてるのよ
509 名無しの家主
姐さん、今日は早く寝な?
510 姐さん
>>509報告が終わったら風呂だけはいって寝るよ
「……それもまた、君の超えるべき壁なんだろうな」
国広「俺の、超えるべき、壁……?」
「ああ。君が写しであることはどんなに頑張ったって変えることは出来ない。君を見下げるものがいなくなることも決してない。けれどそれは、審神者のことと違って、君だけの壁だ。君が背負わなければならないもので、君が向きあわなければならないものだ。君にしか超えることのできない壁なんだ」
国広「俺にしか……超えられない、壁……」
「目を背けていいものじゃない。決して逃れることのできない事実なのだから。ならば写しであることを苛まれるよりも、乗り越えて、割り切ってしまったほうがずっと楽だろう」
国広「……俺にそんなこと出来るわけがないだろ……」
……幸せになりたいと叫んだ彼はどこに行ったのかというほどに卑屈だった
彼は「写し」関連のことになるとこうも卑屈になるのか?
511 名無しの家主
いや、それ普通のまんばや
512 名無しの家主
いつもそんな感じだよ、普通の山姥切は
513 名無しの家主
もはや「写し」って言いたいだけなんじゃね?って思ったことある
514 名無しの家主
むしろ姐さんとこにいる山姥切が亜種なんだよ
515 名無しの家主
山姥切国広は湿度100%
これ常識
516 姐さん
そうなのか……?
信じられないな……
続き
「……私は、君を美しいと思った」
国広「……は?」
私の脈絡のない言葉に彼は呆けて、けれどすぐに怒ったように「綺麗って言うな」と言われた
けれどその言葉を取り消す気にはなれなくて、私は続けた
「嫌な言葉だったなら申し訳ない。これからは口には出さないでおく。けれど、言わせてくれ。私は、君の高潔な魂を美しいと思ったんだ」
国広「は……?何を言って……」
「君はすでに、一つ乗り越えているんだ。「死」ではなく、生きて幸せになることを選んだ。それは簡単なことじゃない。折れたいと思った、そこから立ち上がれるのは、本当に強いものだけだ」
彼らにとって折れるということは人間にとっての「死」と同じ意味なんだろう?
死にたいと思うほどのことがあって、そこから立ち上がれる人間が、どれほどいるのだろうか
私が彼の立場だったら、果して立ち上がれるだろうか
私には出来ないかもしれないと、そう思った
だから私は、彼が凄いと思った
何て強いんだろう、って
「生きることを選び、まっすぐに前を見つめるその姿勢に、未来を見据えるその力強い瞳に、私は魅せられたんだ。だから私は君たちに協力しようと思った。君たちの力になりたいと思ったんだ。そして、力になることを選んだんだ」
前スレでも言ったように、私は彼の美しさに魅せられたんだ
彼が今よりもっと美しく輝けるなら、すべてを投げ出してもいいと思うほどに
私を糧に乗り越えられるなら、全てくれてやろうと思うほどに
いっそ惚れたとでも言おうか
いや、憧れとか、崇拝の方が近いか
口に出して、分かった
私はあのときすでに、審神者になりたいと思っていたんだ
羨ましいと思ったんだ
こんな気高い刀剣に慕われていた審神者が
これほどまでに美しい刀剣の主となれた審神者が
いっそ妬ましいほどだったんだ
こんなに美しい刀剣を振るうことのできる審神者という存在が
出来ることなら私が彼を振るいたいって、心の底から
517 名無しの家主
前スレの山姥切、かっこよかったもんなぁ・・・
518 名無しの家主
>>517それな
切国の主で良かったって、心からそう思った
519 名無しの家主
姐さんが審神者になりたい理由はこれかぁ・・・
なんか納得
520 名無しの家主
確かにそれくらいの衝撃あったもんな
実際目にしたわけじゃないから分からんけど、審神者になりたいって思わせるくらいの力があったのかもしれん
521 名無しの家主
あれか
プロ野球とかプロサッカーの試合見て、その衝撃から観戦に来てた子供が将来を決めちゃうような感じか
522 名無しの家主
>>521それ分かる
あの熱気とか熱意は凄い
523 名無しの家主
実際目にしたわけじゃないから分からないけど、姐さんがそれで後悔しないっていうなら、適性検査受けるくらいはしていいんじゃないかな
524 姐さん
>>519ああ、そうだ
>>523ありがとう
私は、私にこれほどのことを思わせた彼に「写し」だというだけで、その魂を曇らせてほしくないんだ
だから彼には乗り越えてほしい
いや、乗り越えられると信じているんだ
彼は私の憧れた、山姥切国広という、誇り高き一振りの刀剣であるのだから
そう伝えて、私はまた素振りに戻った
本当に少しだけど、前には進めたように思えたんだ
後は、それに伴う覚悟だけ
そんなことを考えながら竹刀を振るっていると、国広が叫んだんだ
国広「姐さん!」
「!!」
国広「あんたの言葉、信じるぞ!俺なら超えられるというその言葉!いつになるかは分からない、けれど必ず、俺は超える!審神者の存在に苛まれることなく、写しであることにとらわれることのない日を、俺は必ずものにする!”幸せ”になってやる!!!」
そう叫んで、彼は家の中へと駆けこんでいった
その後にな、小さな声で言われたんだ
国広「……あんたが何を思い詰めているかは知らないが、俺は信じているぞ。あんたが俺を信じているように、あんたなら超えられるって。いや、超えてみせてくれ。……俺の信頼を、裏切ってくれるな」
そう言って今度こそ、彼はその場から立ち去った
あれは完全な勝ち逃げだろう
最後の最後で一本取られた
憧れの存在にこんなことを言われたら、乗り越えるしかないじゃないか
525 名無しの家主
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
526 名無しの家主
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
527 名無しの家主
ついに、ついに!!!
三振りとも姐さんって呼んだああああああああああああああああああああ!!!!!
528 名無しの家主
よっしゃああああああああああああああああああああああああああ
529 名無しの家主
姐さんもまんばもかっこいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!
530 名無しの家主
もうお前ら主従になっちゃえよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
531 名無しの家主
まんばああああああああああ!!!ちゃんと乗り越えて幸せになってねえええええええええええええええええええ!!!!
532 名無しの家主
今みんなどうしてる?この後がすっごい気になるんだけど!!!
533 姐さん
>>532すまないが分からないんだ
国広との会話を終えた後、ずっと縁側でスレを見ていたからな
ちょっと見てく
534 名無しの家主
ほのぼのしてたらいいなー
535 名無しの家主
さっきの鶴丸みたいなことになってんじゃね?www
叫んだって言ってんだから、聞こえちまってるだろwwwww
536 名無しの家主
二人ともまんばのこと気にかけてたっぽいし、もみくちゃにされてそうwwww
537 名無しの家主
>>536そうだったら可愛いなwwwww
538 名無しの家主
てか、あれ?
姐さんのレス、途切れてね?
539 名無しの家主
え?
あ、マジだ
540 名無しの家主
誤送信かな?
541 名無しの家主
姐さーん?
542 名無しの家主
どしたー?
543 姐さん
いや、突然国広達が刀を持って私の所に突撃してきたんだ
「無事か」とか「さくてきしろ」とか言って、私の周りを囲んでいる
544 名無しの家主
545 名無しの家主
546 名無しの家主
547 名無しの家主
さくてきって索敵のことじゃ、ってそれやばああああああああああああああ!!!??
548 名無しの家主
刀持ってとか、ガチじゃねぇかあああああああああああああ
549 名無しの家主
まさか歴史修正主義者!!?
550 姐さん
え、ま、空にとびら
551 名無しの家主
空!?扉!?え!?何!!?
552 名無しの家主
それってあれじゃね?出陣ゲート・・・
553 名無しの家主
>>552
554 名無しの家主
>>552
555 名無しの家主
>>552
556 名無しの家主
姐さん逃げてえええええええええええええ!!!
557 名無しの家主
いやああああああああああああああああああああああああ
558 名無しの家主
これガチでやばいぞ!!
倶利伽羅はともかくとして他二人の錬度はぜってぇ高くねぇって!!!
559 名無しの家主
560 名無しの家主
561 名無しの家主
562 名無しの家主
圧倒的不利
563 名無しの家主
第一部隊いいいいいいいいいいいいいい!!!現世に出陣だあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
564 名無しの家主
姐さんどこ在住ですかああああああああああああああああああああああああ!!?!?
565 姐さん
しゅげか
566 名無しの家主
姐さん!!?
567 名無しの家主
大丈夫!!?
568 名無しの家主
何これ!?誤送信!!?
569 名無しの家主
まさかとは思うけど、これではないよね・・・(震え声)
しゅうげき
襲撃
570 名無しの家主
571 名無しの家主
572 名無しの家主
573 名無しの家主
574 名無しの家主
あねさあああああああああああああああああああああああん!!!
575 名無しの家主
いやあああああああああああああああああああ
576 名無しの家主
ねえさんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!
577 名無しの家主
死なないでえええええええええええええええええええええええええええ!!!
・
・
・
・
・
960 名無しの家主
とうとう950を超えてしまった・・・
961 名無しの家主
もうすぐスレも終わるぞ・・・
962 名無しの家主
そして帰ってこない姐さん
963 名無しの家主
帰ってこなかったらどうしよう・・・
964 名無しの家主
姐さアアアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああん!!!!
965 名無しの家主
不安を煽るのやめろよ、泣きそうなんだよ
966 名無しの家主
姐さん・・・
967 名無しの家主
落ち着け、お前ら
968 名無しの家主
もう良いよ、この流れ
これで何回目だよ、おい
969 名無しの家主
俺、結局一睡もできなかった・・・
970 名無しの家主
>>969俺もだ・・・
971 名無しの家主
>>969おまおれ
972 名無しの家主
俺、やっさだと一緒にPCに張り付いてたよ・・・
973 名無しの家主
私は歌仙と・・・
974 名無しの家主
俺は暴れるみっただを止めるのに苦労してます・・・
975 名無しの家主
俺は現世に凸かまそうとする堀川と山伏を押さえるのに必死だったわ・・・
976 名無しの家主
俺は表情を消した一期が怖すぎてちびりそう・・・
977 名無しの家主
>>967ヒェッ
978 名無しの家主
>>967何それ怖い
979 名無しの家主
>>976怖すぎワロタ(震え声)
980 名無しの家主
俺のとこは厚きゅんたちが延々と本体を磨いててだな・・・
981 名無しの家主
>>何それ怖すぎgkbr
982 姐さん
983 名無しの家主
うちは太郎さんが―――って、姐さん!!?
984 名無しの家主
>>982
985 名無しの家主
>>982
986 名無しの家主
>>982
987 姐さん
近日中にスレを立てる
私も刀剣達も無事だから安心してくれ
今は少し立てこんでいるからこのスレは落としてくれてかまわない
落ち着いたらスレを立てるよ
ちなみにスレタイはこれだ
つ【姐さんと】襲撃の結末を報告する【三剣士】
後はよろしく頼む
988 名無しの家主
姐さんだあああああああああああああああああああ!!!!!
989 名無しの家主
無事だったか!!!
990 名無しの家主
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
991 名無しの家主
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
992 名無しの家主
よかったああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
993 名無しの家主
俺、これから毎日さにちゃん巡回するわ
994 名無しの家主
おまおれ
995 名無しの家主
俺も
996 名無しの家主
とりあえずこのスレは落としちまうか
997 名無しの家主
そうだな
998 名無しの家主
1000なら姐さん達は無事!!!
999 名無しの家主
999なら姐さんは審神者になる!
1000 名無しの家主
1000なら姐さんや刀剣達は幸せになる!
1001 名無しの家主
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