【姐さんと】戦場に行く方法を求む【三剣士】






206 名無しの家主
姐さん、どうしたんだろ・・・・・


207 名無しの家主
彼って誰だ?


208 名無しの家主
まさか、家に置いてきた刀剣が付いてきちゃったーとか?www


209 名無しの家主
>>208まさかーwwww


210 名無しの家主
おいやめろ、本当にそうだったらどうするんだよ
さっきもそれでフラグ回収されただろ


211 姐さん
>>208まぁ、その通りなんだがな

大学を出ようと門のそばに行くと、妙な人だかりが出来ているのに気付いてな
しかも女ばかりが群がっているんだ
何があったんだろう、とは思ったが、家に国広達を置いてきていることの方が気がかりで、それ以上の興味はそそられなかったんだ
けれど、その人垣を横切ろうとした時、見たことのある白銀が目に入ってな
まさかと思って近寄ってみると、それはやはり国永だった

「国永!?」

思わず声を上げると、自分に群がっている女達に困惑していた国永がこちらを向いて、ほっとしたように表情を緩ませた

国永「よかった、やっと見つけた」

女たちの輪から抜け出して私の元に来た国永は、心底安心したというような顔をしていて、親を見つけた迷子の子供のようだった


212 名無しの家主
>>208審神者を思い出すような奴がいたらパニックになること必須だろ
そうでないことを願おうぜ


213 名無しの家主



214 名無しの家主
何してんの爺いいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!


215 名無しの家主
ついてきちまったんか・・・orz


216 名無しの家主
俺たちの気づかいはいずこへ・・・orz


217 名無しの家主
「どうだ、驚いたか!」


218 名無しの家主
>>217こんな驚きはいらない


219 名無しの家主
>>218それな


220 姐さん
君らの国永含む彼らの印象って何なんだ……

「どうしてここにいるんだ。家で待っているように言っただろう?」
国永「すまん、外が気になってしまってな……」
「ずっと家に閉じ込めておくわけがないだろう。もう少し人になれて、知識をつけたら外に出すつもりだったんだ」
国永「そうなのか?」
「ああ。まぁ、ついてきてしまったものは仕方がないから、買い物に付き合ってもらうとしよう」
国永「本当か!?」
「ああ。しかしその前に……」
国永「……ん?」
「逃げるぞ」
国永「お、おう」

周りの女たちが私たちに釘づけになっていることに気付いて、私たちは国永の手を引いて走った
アレは確実に私を歓迎していない目だった
むしろ敵意すら感じるほどだった
女の集団って怖いよな
国永ですら恐れ戦いていたぞ


221 名無しの家主
何それ怖い


222 名無しの家主
分かる、女の集団って怖いよな


223 名無しの家主
そりゃ、イケメンが他の女の子に掻っ攫われたらなぁ・・・
しかも仲よさげっていう・・・


224 名無しの家主
現世の男じゃ刀剣男士には勝てんよな・・・


225 名無しの家主
>>224確かにイケメンだとは思うけど、私は彼氏一筋だわ


226 名無しの家主
刀剣男士は仲間
私が愛してんのは旦那だけよ
全ての女がイケメンを前に喜ぶとは限らないのよ


227 名無しの家主
このスレは女性が男前ですね!!!


228 名無しの家主
ミーハー女子との落差よ・・・

ちな、刀剣達の認識なー
俺の主観入ってるし、刀剣にも個体差が存在するから鵜呑みにはすんなよー
山姥切:写しコンプレックス
 国広の第一の傑作であることに誇りを持っている
 本科と比べられることや綺麗と言われることが嫌いで容姿を隠している卑屈系男士
鶴丸:常に驚きを求めるびっくり爺
 好奇心旺盛で暇・退屈を嫌う
 元主と一緒に墓に埋められた経験があり、まれに暗所恐怖症・閉所恐怖症の個体もいる
 ちな、俺の鶴丸がそれ
大倶利伽羅:慣れ合うつもりはない一匹狼
 口数が少なくて無愛想、あんまり表情が変わらない
 元主のもとで鶴丸や燭台切を献上や消失で失っているため、大切な存在を作るのを怖がっているのではないかとの考察がなされている


229 姐さん
>>226、227一人の人を一途に愛せるって良いな、憧れる
>>228ありがとう、参考になった

とりあえず、ある程度大学から離れたところで私たちは息をついた

国永「驚いた。最近の女子は積極的というか、必死すぎていっそ怖いな」
「それは概ね同意するが、最近は肉食系という分類に分けられる女たちがいてな、彼女らもそれに近いが、あんなものじゃないぞ」
国永「何だそれ、怖すぎだろう」

しばらく二人で女は怖いな、と語らいながら服屋に向かって歩いた
そうしていたらふと、これは君たちに報告すべき案件じゃないかと思いいたってな
報告に戻ってきたんだ
国永には少しだけ待つように言っているが、きょろきょろと辺りを見回して目を輝かせているから、どこかへ行ってしまわないか心配でな
そろそろ落ちる
何度も悪いが、保守を頼む


230 名無しの家主
姐さんだって女の子だろwwww
いってらwwww


231 名無しの家主
鶴丸はすぐどっか行くから迷子ひも必須
しかしながら引きずられるのがオチ


232 名無しの家主
>>231それな
いってらーwww


233 名無しの家主
買い物楽しんでこいよーwww



保守











242 名無しの家主
姐さん、買い物楽しんでるかな・・・


243 名無しの家主
>>242鶴丸がいるから楽しいだろうけど、それ以上に疲れてそうだよなwwwww


244 名無しの家主
>>243それなwwwww


245 名無しの家主
どうしよう
その図が頭に浮かんで思わず菩薩顔になってしまった・・・


246 名無しの家主
>>2451スレ目から考えるととんでもなく平和だもんなwwww


247 名無しの家主
俺、このままでいいような気がしてきた・・・


248 名無しの家主
>>247分かる
本丸に帰るよりも、こっちの方が幸せなんじゃないかって思えてきた


249 名無しの家主
でも刀剣男士だぜ?戦嫌いな江雪でさえ戦場に出たら生き生きしだすんだ
刀である以上、どうあがいても戦場を求める
最良の結果にはならねぇよ


250 名無しの家主
そうなんだよなぁ・・・


251 名無しの家主
あのさ、


252 名無しの家主
んー?


253 名無しの家主
どうしたー?


254 名無しの家主
俺、担当の人に現世から刀剣を戦場に行かせることは出来ないのかって聞いてみたんだ


255 名無しの家主
おまっ、ばっかじゃねぇの!!?


256 名無しの家主
現世に刀剣がいることまでほのめかしたりしてないだろうな?


257 名無しの家主
>>256さすがにそこまではしてない
俺、家庭持ちでさ
しょっちゅう家族の顔が見たいって愚痴ってたからそんなに怪しまれないんじゃないかと思って聞いてみたんだよ
担当曰く、今のところ現世から過去の戦場に跳ぶ道筋は確立していないし、ほぼ不可能ってことらしい
空間を切り裂くことが出来るレベルの霊力があれば別だろうけど、ってさ


258 名無しの家主
つまり異空間系チートじゃないと無理ってことか・・・


259 名無しの家主
>>258何だそれwwwwww


260 名無しの家主
俺も担当に聞いたんだけど、似たようなこと言われたわ


261 名無しの家主
俺はこんのすけに聞いてみた
あいつも同じく不可能って言ってたわ
刀剣達が過去の戦場に行けるのは現代科学と呪術のたまものなんだと
道の作られていない現代から戦場に行くのはまず無理だそうだ


262 名無しの家主
ネットサーフィンしても、そういう案件は見つかんなかったわ・・・


263 名無しの家主
やっぱ無理なんか・・・


264 名無しの家主
やっぱ姐さんが審神者になるか、他の審神者が引き取るのが最善なんかな・・・


265 名無しの家主
あとさ、すっげぇ不穏なことに気づいてしまったんだが


266 名無しの家主
>>265おい、やめろ
俺たちの発言、全部フラグとして回収されてんだからな・・・?


267 名無しの家主
いやでも、これは知らせておかなあかんと思うんや・・・
姐さん家、本丸と違って結界とか貼ってないから、歴史修正主義者に見つかる可能性が高いんだよ
本丸よりもかなり


268 名無しの家主



269 名無しの家主



270 名無しの家主



271 名無しの家主
>>267


272 名無しの家主
いやあああああああああああああああああああああああ!!!


273 名無しの家主
そうだったあああああああああああああああああああああああああああ


274 名無しの家主
そうだよ、姐さん家、本丸じゃないんだよ
結界なんて張ってあるわけないんだよorz


275 名無しの家主
しかも軽傷以上を負った三振り
うち二振りは錬度も低い


276 名無しの家主
これ詰んでね・・・?


277 名無しの家主
ひぎゃあああああああああああああああああああああああああああ


278 名無しの家主
姐さんんんんんんんんんんんん!!!


279 名無しの家主
無事でいてえええええええええええええええええええええええええええええええ!!!


280 姐さん
シリアスな流れをぶった切って申し訳ないんだが、投下してもいいか?


281 名無しの家主



282 名無しの家主
あ、姐さあああああああああああああああああん!!!


283 名無しの家主
生きてたあああああああああああああああああああああああああ


284 姐さん
生きてるよ
しかし、敵がこちらに来てくれるのなら、わざわざ戦場に出向かずとも彼らの願いはかなえられるんじゃないか……?


285 名無しの家主
姐さん楽観的すぎ!!!


286 名無しの家主
一緒にいる姐さんだって切りかかられるかもしれないんだぞ!!?


287 姐さん
仕方ないだろう
命の危機に見舞われたことなんてないんだから
襲撃の可能性は頭に入れておく
私は逃亡一択しかないがな
国永達にも襲撃の可能性については話しておいた
彼らも本丸の結界のことを知らなかったようで、少し青ざめてしまったよ


288 名無しの家主
当り前だわ!
恩人を危険にさらしてたんだからな!!!


289 名無しの家主
でも刀剣達が危機感持ってくれて良かったわ・・・
姐さん危ない・・・


290 名無しの家主
って「たち」・・・?
え?もしかしてまんばたちもいんの!?


291 姐さん
>>290ああ、迎えに来てくれ


292 名無しの家主
姐さん!!?


293 名無しの家主
フラグ回収された!!?


294 名無しの家主
姐さん!!!


295 名無しの家主
返事して―――!!!


296 姐さん
すまん、誤送信だ
歩きながらは難しいから、家に帰って夕飯の準備を終えたら投下する
もう少し保守を頼む


297 名無しの家主
りょ、了解・・・


298 名無しの家主
姐さんってば落ち着きすぎワロタ・・・


299 名無しの家主
まぁ、命の危機なんてそうそうない事態だし、仕方ないっちゃ仕方ないんだけどな


300 名無しの家主
可能性があるってだけで必ずしも襲撃されるってわけでもないしな・・・(震え声)


あ、300げと


301 名無しの家主
>>300おめ

まぁ、何にせよ、あんまり不安をあおらない方がいいかもな
刀剣達はようやっと完全にとはいかなくとも審神者から解放されたんだし、精神的にようやく楽に慣れたんだ
ここで不安をあおるのは奴らを苦しめることになる
それに姐さんの不安とかをあおって体調崩されでもしたら逃げることすら出来ん


302 名無しの家主
>>301それもそうだな
じゃあ、保守るかー



保守











310 名無しの家主
保守


311 名無しの家主
保守


312 姐さん
ただいま


313 名無しの家主
おおおおおおおおおおお!!!
おかえり姐さんんんんんんんんんんんんんんん!!!


314 姐さん
さっきはすまなかったな
今は何事もなく家に帰って片付けや夕食の下ごしらえを終えて、国永が今日の出来事を話していて、とても和やかな空気を醸し出しているよ

では、落ちてからのことを話そうか
落ちて端末をしまい、さて買い物に行こうか、というときに、二十歳くらいの女性二人に声をかけられたんだ

「一緒にカフェにでも行きませんか?」
「驕りますよ?」

と、
これは確実に私が男だと勘違いして声をかけてきたんだろうな、と思って私は国永の手を引いて言った

「すいません、私、女です。今から彼とデート何で、お引き取りを」
「「えっ」」

素で驚かれたよな
その後「嘘でしょ?」「え?マジで女?」「嫌でも、声は女だし……」みたいなことを言いながら去って行ったよ


315 名無しの家主
ちょwwwwwwwwww


316 名無しの家主
まじかwwwwwwwwwwww


317 名無しの家主
姐さんどんだけ男顔なんだよwwwwwwwww


318 姐さん
>>317男顔の服を着ると女顔の男、女物の服を着るとレベルの高い女装、と言われている

国永「……今のは?」
「ナンパと言って見目のいい相手とお近づきになるための手法だ」
国永「つまり君は男だと勘違いされていた、ということか」
「……そういうことになるな」

まぁ、分からんでもない、みたいな顔をされた
私だって傷つくぞ、その反応は


319 名無しの家主
たまにいるけどね、スポーツやってる子とか体も筋肉質だし、髪短いこと多いし
一瞬見ただけじゃわかんない子とか多いよ


320 名無しの家主
でも、女の子が男に間違えられたら傷つくよなぁ・・・


321 名無しの家主
姐さんは怒っていいよ


322 姐さん
>>321ありがとう
でもすぐに見分けてもらえるから、困ってないし、気にしてもいないんだがな

布団のカバーと彼らの服を何着かかって、最後に夕食と明日の朝食の材料を買うことに決め、まずは服屋に行くことにした
それを伝えると、国永が少し顔を引きつらせた

国永「……君、それだけのものを一人で買うつもりだったのかい?」
「そうだが?」
国永「それは無茶というものだろう……。次の時は必ず誰かを連れていくようにしてくれ」
「そうかな……。まぁそうだな。一人では辛いから、そうしよう」

そう言ってまずは服屋に向かった
ここは割愛するよ
女性店員が恐ろしいテンションで次々に服を進めてきてな
国永も私も疲れてしまったんだ……


323 名無しの家主
あー・・・


324 名無しの家主
ああ・・・


325 名無しの家主
鶴丸もイケメンだもんな・・・


326 姐さん
布団カバーを買うときはすごく楽しそうにしていたよ
カバーよりも枕とかクッションに惹かれていたが、特にビーズクッションと羽毛枕をお気に召したらしい

ちなみに羽毛枕での反応

国永「これ、柔らかいぞ!何でこんなに柔らかいんだ?」
「中に羽毛が入っているんだよ」
国永「羽毛か……鶴か?」
「さすがに違うと思う。それに、本物ではなく人工的に作った偽の羽を使われている場合もある」
国永「そうなのか……」

ぎゅうぎゅうと枕を抱える国永は可愛かった

ビーズクッションでの反応

国永「おおお!手が沈む!」
「それはビーズクッション。座布団に近いものかな。中に石の様な……まぁ、細かい粒が入っているんだ」
国永「これも気持ちいいな!」
「なら、今度買いに来ようか。今日は最低限の物しか買う余裕がないから」
国永「えっ!?いやいやいや、別に欲しいわけではないんだ。ただ物珍しくてな……」
「そうか?まぁ、欲しいものがあったら言ってくれ」

クッションに頬ずりする国永が可愛かったので、買うのも吝かではなかったんだがな


327 名無しの家主
ぎゃんかわ


328 名無しの家主
ぐうかわ


329 名無しの家主
俺、ビーズクッション通販した


330 名無しの家主
>>329おまおれ


331 名無しの家主
可愛いけどwwww「鶴か?」の所でつぼに入ってしまったwwwwwwwwwww


332 名無しの家主
>>331それなwwwww


333 姐さん
その後レストランで昼食を食べて、食材を買いに行ったんだが、どうやら彼は食に目覚めたらしく、あれは何だ、これは何だ、と楽しそうにしていたよ
そのあと少し嫌なことがあったんだが、書くべきかな、と思ったのでこれも投下する
買い物を終えて家に帰る途中、アイスの移動販売が行われていてな
国永がそれに気づいてそわそわしだしたものだから、一つ買ってやることにした
金を渡して好きなものを選ばせている間に、私は近くにあったベンチに座った
さすがにずっと荷物を抱えているのは辛いんでな
するとそこに見覚えのある二人の女が現れて、私は気付かないふりをしていたんだが、相手がこっちに近寄ってきたんだ

「あっれ、おっひさー!姐さん(本名)じゃーん」
「一人~?」

それは別の大学に進学した高校の時のクラスメイトだった


334 名無しの家主
友人ってわけではないの?


335 名無しの家主
嫌なこと、って時点で何となく察した


336 姐さん
>>334友人ではないな、むしろ苦手な部類だ

「こんな時間から野菜抱えてるとか主婦みたーい」
「何言ってんのよー、旦那どころか彼氏すらいない相手に」

彼女らは私をあまりよく思っていなくて、事あるごとに突っかかってくるんだ
まぁ、私は男友達が多かったから、仕方ないのかもしれないが

「私ら今から○大のイケメンと遊びに行くんだけど、あんたも来るぅ?」
「やめなよー、どうせ男に間違われるのが落ちだって!」

だろうな、と内心で頷いておいた
というか、嫌いならかかわらないでほしんだが、どうして声を掛けてきたり、一緒に来るかと尋ねてくるのか、その心理が理解できないんだが


337 名無しの家主
うわぁ・・・


338 名無しの家主
姐さんさばさばしてるもんなぁ・・・
男もそういう子の方が付き合いやすいんだろうな
で、女の子はそれが面白くないと


339 名無しの家主
女怖い・・・


340 名無しの家主
私、女だけど、昔同じようなこと言われたわ
こう言う子は僻みとか、自分の引き立て役がほしいだけ
そう言うのは無視するに限るよ


341 姐さん
>>340ありがとう

そんな風に笑われていたらアイスを買い終えたらしい国永がこちらに戻ってきたんだ
カップのシングルしか買えないはずなのに、なぜかダブルのカップアイスを抱えてな

国永「なぁ、これおいしいぞ!」
「そうか、よかったな」
国永「君も食べてみてくれ!」
「えっ、私は……むぐっ」

口の中にスプーンを突っ込まれて、ちょっと驚いた
ちなみにそのアイスはメロンシャーベットだった

「おいしいな」
国永「だろう?こっちもおいしいんだ」

もう一つはミカンの果肉入りのミカンシャーベットだった
初めて食べるアイスに頬を緩ませている国永が可愛くて一瞬忘れていたんだが、まだ元クラスメイトがいたんだ
ちらりとそちらを見ると、二人は唖然としていた
そして思い返して私は気付いた

(あ、これカップルと勘違いされてる)

と、


342 名無しの家主
wwwwwwwwwwwwwwwwwwww


343 名無しの家主
俺たちからすりゃ姉弟みたいな感じだけど、周りから見りゃカップルだわwwwwwwwwwwww


344 名無しの家主
正しくはカップル()なんだけどなwwwww
二人揃ってその意志も意図もねぇんだしwwwwwwwwww


345 名無しの家主
でもこれはプギャ――m9(^Д^)――!!だわwwwwwww


346 名無しの家主
元クラスメイトざまぁwwwwwwwwww


347 姐さん

「この女にだけは負けないと思ってたのにいいいいいいいいいいいいい!!!」
「ちくしょう、見せつけやがってえええええええええええ!!!」

元クラスメイト達はそう叫んで半泣きで走り去って行った
正直、ちょっとすっきりしたw


348 名無しの家主
姐さんが「www」を使った、だと・・・?


349 名無しの家主
うちの一期が「鶴丸殿もたまにはやりますな」ってめっちゃいい笑顔浮かべてるwwwww


350 名無しの家主
うちのパッパが「悪因悪果。因果は必ず巡るものだよ。当然の報いだと思って受け入れるといい」ってめっちゃにこにこしてて怖い・・・


351 名無しの家主
>>350それは怖い((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル


352 姐さん

国永「今のは?」
「顔と名前を知っている程度の知人だ。ところで、私は二つも買えるほど、金を渡していないはずなんだが……」
国永「ん?ああ、おまけだそうだ!」
「そうか……」

そう言えば、店員は全員女性だったな……


353 名無しの家主
姐さんの遠い目をしている姿が目に浮かぶ


354 名無しの家主
所詮男は顔なのね・・・


355 名無しの家主
全員が全員、そんな女の子じゃないってのは分かってるんだけど、こう言うの見聞きしたりするとなぁ・・・





イケメン爆発しろ


356 姐さん
アイスを食べていた国永の写真を投下しておこう
つ【満面の笑みでアイスを食べる鶴丸】

国永がアイスを食べ終えてから、私たちは帰路についた
人間を恐れるのではないか、と考えていたから少し不安だったが、国永は楽しげに笑っていた

国永「今日は楽しかった。こっそりついてきたかいがあったな!」
「そうか、それは良かった」
国永「ああ!こんなに楽しかったのは初めてだ!」

今までに見たことのないものがたくさんあって、いろんなものを知って、ただの買い物がこんなに楽しいことだとは知らなかった、と彼は言った


357 名無しの家主
鶴ううううううううううううううううううううううううううう
可愛いよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
写真ありがとおおおおおおおおおおおおおおおおおおお


358 名無しの家主
こんな笑顔が見れるなら買いものくらい幾らでも連れて行ってあげるよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


359 名無しの家主
俺、今度、鶴丸連れて万屋行くわ
そんでアイスを食わせてやるんだ


360 名無しの家主
>>359俺も


361 姐さん
>>359そうしてやってくれ

楽しかったと呟く彼に、わずかに影が差したような気がして、私は悟った
多分、本丸のことを思い出しているのだ、と
彼は今、これだけ楽しそうにしているけれど、折れたいと思っているのだ、と

「君は長く生きてきたようだが、まだまだ君でさえ知らないことがたくさんある。折れてしまったら見れないもの、知らないで終わるものがらたくさんな」
国永「ああ……。今日一日で思い知らされたよ」
「それらを仲間たちと一緒に見たいとは思わないのか?」
国永「それは……」

私の言葉に国永は顔をゆがませた
痛ましいけれど知ったことか
少しでも生きたいと思っているのなら生きるべきだ
きっと後悔するから

「君が生きることに後ろ向きなのは何故だ?生きることは罪ではないし、生きてほしいと願う奴もいる。どうして君は折れたいんだ?」

そう言って国永を見つめると、彼は泣きだしそうなほど顔を引きつらせた


362 姐さん

国永「俺は……ずっと愛されていたんだ……」

絞り出すような声で、彼は言った

国永「ずっとずっと、ただひたすらに求められていた。たとえそれが、刀としてでなくとも」

苦しいと喘ぐような声だった

国永「俺はきっと恨まれていると思う。主と慕いたい人間に、一人求められ続けてきたから。愛されてきたから。皆きっと、疎ましいと思っているだろう。特に、俺とは真逆の位置にいた、山姥切なんかは……」

俺はいない方がいいんだ、と国永は言った

「本当にそう思っているのか?」
国永「ああ……」
「お前は一体何を見てきたんだ?」
国永「え?」
「お前の名を呼ぶその声に、お前を気遣うその瞳に、負の感情はあったか?」
国永「そ、れは……」
「お前を癒そうと触れる手に、少しでも害意があったか?」
国永「なかった、けど、でも……」
「でもじゃない!!!」

私は国永の胸ぐらをつかみ、力の限り叫んだ


363 姐さん

「国広の覚悟をお前も見ただろう。彼の決意を、確固たる意志を。彼の姿を見て、お前は確かに涙していた。あの涙は一体何なんだ?お前は彼の生きたいと叫んだ理由を、乗り越えた先に求めたものを、何も理解していないじゃないか!」

住宅地の真ん中であることも忘れて、私は叫んでいた
怒りで周りが見えなくなるなんて現象を、私はこの時初めて体験したよ

「彼が乗り越えた先に求めたものは”幸せ”だろう。その中に、彼はお前の存在を求めていた。一緒に笑いあいたいと望んでいた。つまりそれは、お前の存在を欠いては、その幸せは完成しないということに他ならない。それでもお前は彼に、彼らに恨まれていると、憎まれていると、そう思うのか?答えろ、鶴丸国永!」
国永「お、もわ、ない……」
「そうだろう。事実そうなのだから、当たり前だ。……君が折れたがる理由がそれだけなら、君が折れる意味は初めからなかったな」
国永「……はは、そうだな」

私は胸ぐらをつかんでいた手を話し、国永に笑いかけた
私の叫びに呆然としていた国永も笑ってくれた
その目からは涙があふれていたけれど


364 姐さん

国永「俺は……生きていいのか……?」
「愚問だな。生きたいならば生きればいい。君は”生きたい”んだろう?」
国永「生きたい……っ!俺も連れてって……姐さん……っ!」
「ああ、もちろんだ」

そう言って頷くと、国永が荷物を落として私に抱きついてきた
子供みたいにわんわん泣いて、私に縋ってきた
彼も辛かったんだろう
不安でいっぱいだったんだろう
一人だけ愛されて、仲間にうとまれているのではと疑って生きてきたんだから

ところで、なぜみんな先程から黙っているんだ?
私は淡々と投下していくから気にしなくていいぞ?


365 名無しの家主



366 名無しの家主



367 名無しの家主



368 名無しの家主
唐突なシリアスについて行けなかったんです


369 名無しの家主
俺、呼吸が止まりかけた・・・


370 名無しの家主
こんなん口挟めないよ・・・


371 名無しの家主
てかこいつら「全て話す」って言っておいて話してないこと多すぎぃ!!!


372 名無しの家主
全て話す(※いつとは言ってない)


373 名無しの家主
orz


374 名無しの家主
最初にほのぼのだけじゃ終わらないって分かってたけどさぁ!!!


375 名無しの家主
ほのぼのさんも徘徊が好きなようで・・・(震え声)


376 名無しの家主
いや、俺はシリアスなんて気にしないぞ
いいところだけ拾って叫ぶ






うおおおおおおおおおおおおおおお!!!
鶴が「姐さん」って呼んだあああああああああああああああああ!!!


377 名無しの家主
>>376俺もそうしよう

国永が生きたいってえええええええええええええええええええええええええ!!!


378 名無しの家主
鶴丸が言ってた「姐さん」って呼び方どっち?
あねさん?ねえさん?


379 姐さん
>>378「ねえさん」だ

私はとにかく、国永の頭を撫でながら満足するまでひたすらに泣かせた
泣きやんで私から離れた国永の目は赤くなっていたよ

国永「あ~……すまん。服を濡らしてしまって……」
「気にするな。それより大丈夫か?」
国永「ああ……。何かすっきりした……」
「涙は我慢せずに流した方がいいんだ。溜まっていたものも一緒に流れ落ちてくれるからな。浄化作用とでも言うべきか」
国永「そう言うものなのか……って、あ」
「ん?」
国永「すまん、姐さん……。荷物……」
「ははっ、私も一緒に落としてしまったから同罪だ」

そう言って荷物を拾おうとすると、いつの間にか迎えに来ていた国広と廣光に荷物を拾われた

国永「き、君ら……いつの間に……」
廣光「さぁな」

さぁな、と言いつつ二人は国永の額をはたいていたから、きっと全部聞いていたんだろうな
国永が顔を真っ赤にしてしまったよ


380 名無しの家主
おおおおおおおおおおお!!!


381 名無しの家主
ようやくほのぼのが戻ってきたあああああああああああああああ!!!


382 名無しの家主
鶴丸可愛いwwwwwww


383 名無しの家主
っていうか三振りが仲良くて可愛いwwww


384 姐さん
国永が恥ずかしくなったのか、全速力で走っていってしまったよ
家の場所を覚えているのか不安だったが、覚えている国広が追いかけてくれるというので彼に任せて私と廣光はゆっくり歩いて帰ることにした

廣光「……あんた、この量を一人で持ち帰るつもりだったのか?」
「ん?ああ、そうだ。どうしても無理そうなら一度家に帰るつもりでいたけどな」

そう言うと廣光はため息をついた
解せぬ


385 名無しの家主
解せ


386 名無しの家主
4人前の食材だけでも相当な量だぞ
女の子一人じゃ持てねぇよ、普通・・・


387 名無しの家主
姐さんってばマジ無謀だよ・・・


388 姐さん
私もちょっと無茶だったかな、とは思っていたから、それ以上は何も言わなかった
それからしばらくの間、沈黙が落ちた

廣光「……姐さん」
「ん?……ん!?」
廣光「俺は生きるぞ」
「あ……え?」
廣光「今朝、あんたに刀を握られて、改めて思ったんだ。俺は、あんたに与えられてばかりだ、と」

いきなりの姐さん呼びに私は取り乱した
思わず立ち止まった私に合わせて、廣光も歩みを止めた

廣光「あんたに刀を握られて、酷く安心したんだ。人に刀として握られている、俺はちゃんと刀だ、って。それは俺たちにとって、何事にも代えがたいことなんだ」

彼らは刀で、刀であることが存在意義で、今まではそれを否定され続けてきたから、私に刀として認識されていることを知って、嬉しかったんだそうだ
だから今朝、彼は私に握られて、泣いたらしい

廣光「あんたはあいつと違う。あんたは、あんたにとって俺達は”刀”なんだ。あんたに握られて、あんたが俺達を刀として必要としていることが分かって、どうしようもなく嬉しかった。……幸せだった」
廣光「あんたには、俺たちの感覚や幸せは分からないかもしれない。でも、俺は確かに、あんたに”幸せ”をもらったんだ」
廣光「だから、俺もあんたに返したい。借りを返さずに折れたら、俺はそれを後悔するだろう。だから、俺は生きる」
「……そう、か」

何だかすさまじいことを言われているような気がするが、それ以上に「生きる」と言ってくれたことが嬉しくて、私は思わず笑った
あれだけ折れることに賛同していたのに矛盾しているが、やはり私は彼らに生きてほしいと願っていたらしい
情けないな
彼らは自分の死を決意して、相応の覚悟を持って私に望みを託したというのに


389 名無しの家主
く、くりちゃあああああああああああああああああん!!!


390 名無しの家主
よかったあああああああああああああああああああああ


391 名無しの家主
てか、凄まじいなんてもんじゃねぇだろ、これ


392 名無しの家主
倶利伽羅って意外と義理堅いもんな!
ホントよかったああああああああああああ!!!


393 名無しの家主
姐さんは情けなくなんかないよ
俺だったら賛同すらしてやれない
俺がいやだから、とか後味悪いから、とか、そんなことばっか考えちゃいそう


394 名無しの家主
賛同してやるだけでも気持ち的には何か違ったんじゃないかな
否定と肯定なら肯定の方が嬉しいし


395 姐さん
ありがとう

続き

廣光「それにな、俺の名前も入っていたんだ」
「ん?」
廣光「あいつの願いの中に、俺の名前も……」
「ああ、国広か……。そうだな、君の名前もしっかり入っていたな。君は仲間想いだな」
廣光「別に、そんなんじゃない。あいつには、恩があるんだ」
「恩?」

廣光いわく、最初の頃は誰も折れたいなどとは思っていなかったそうだ
彼らの仲間も、まだ生きていたかったと言いながら折れたらしい
それを見かねた国広がとうそう?というものを作って渡してくれたそうだ
審神者の行動を一番把握していたのは彼だったから、審神者の目を盗んで資材を持ち出して作ったらしい
そんな危険を冒して自分達の身を守る物を作ってくれたことに感謝しているんだそうだ
それがあったから長く生きたものもいるし、自分の様に生き残った者もいると、そう言っていた


396 名無しの家主
ま、まんばあああああああああああああああ!!!


397 名無しの家主
刀装くらい持たせてやれよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお


398 名無しの家主
とうそうは刀装な
刀装って言うのは刀剣達の身を守るための盾みたいなもんだ
それがあるのとないのとでは刀剣達の損傷具合が大きく違ってくる
めちゃくちゃ必要なものだ


399 名無しの家主
刀装の資材もレア出すために鍛刀に回してたんだろうな!


400 名無しの家主
ああああああああああああああああああああああ
素直なくりちゃんが辛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい


401 名無しの家主
>>400そういや性格変わったんじゃね?って考察あったもんな


402 姐さん
>>398ありがとう
>>401それについては彼自身自覚済みだ

廣光「あいつは多分、その頃からあの望みを抱えていたんだろう。だから俺達を生かそうと必死になって、審神者にも反抗的だった。どれだけ傷つけられようとも、刀であろうとすることを諦めず、最後まで生きようとすることを諦めなかった」
「確かに彼はあきらめが悪そうだったものな」
廣光「ああ。……その点俺は情けない奴だと思う。俺は早々にあいつへの反抗を諦めた。俺が従順になれば光忠は折られずに済んだ」
「……だから君は、そんなに素直なのか?」
廣光「……ああ、審神者に従事している奴に相談しているんだったな」

そう言って一人納得して、彼は自嘲した

廣光「俺は”大倶利伽羅”としては酷く異質だろう。自分でもこれは本当に俺なのかと疑うときがある。あんたの言う、あいつの思想、教育が染み付いているんだろうな。そんな自分が嫌で、折れたいと思ってしまったのかもしれない……」

彼は酷く苦しそうにそう言って、彼は顔を覆った


403 姐さん

「私は君のそういうところ、好ましいと思う」
廣光「……は?」
「私は君以外の君を知らない。けれど、自分の本質を捻じ曲げてまで仲間を助けようとするその強さは、尊敬に値するものだ。例え自分の心を守るためであっても、その結果、君の友人は生きている」
廣光「だが、そこにあいつの意志はない」
「人間は利己心の強い生き物だから、仕方のないことだ」
廣光「……俺も、あんたのそういうところ、嫌いじゃない」
「うん?」
廣光「人間の、自分の醜い部分を素直に認められるところだ。普通は……そんな簡単に認められるものじゃないだろう」
「そうでもないと思うんだけどなぁ……」

私だって認めたくないこともあるし、口で言っていることと矛盾することだってある
彼はちょっと私を美化しているようだった
まァ嬉しかったので「ありがとう」とだけ言っておいた


404 名無しの家主
これが自然と素直になって言った素直さだったらものすっごく羨ましかった


405 名無しの家主
>>404それな


406 名無しの家主
まァ、負い目でも生きようって思ってくれるだけいいんじゃないか?


407 名無しの家主
捻じ曲げられた素直さが痛い・・・


408 名無しの家主
性格変えるとか男審神者絶許


409 姐さん
>>408今、目の前にいたら確実に殴っていた

続き
このままゆったりと歩いて帰ろうかとも思ったんだが、どうしても聞きたいことがあったんだ
これを彼に聞くのは、彼にとっても酷なことだったろうけれど


410 姐さん

「一つ、聞いていいか?」
廣光「……何だ」
「国広が折れたいと思ったのは何故だ?」




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