【姐さんと】襲撃の結末を報告する【三剣士】
164 名無しの家主
三人ともよかったねええええええええええええええええええええええええええ!!!!!
165 長谷部
おい、まだ話は終わっていないぞ
166 名無しの家主
え・・・・・?
167 長谷部
三振りを立ち上がらせた姐様は、こちらを振り向いて歩み寄ってきたんだ
そして声をかけられる直前、無粋な輩が現れた
「これはどういうことです!!」
こんのすけと審神者の担当をしている政府役人だった
「……彼らは?というか狐が……」
国永「審神者を担当している政府の役人と、政府と審神者の中継役の管狐、こんのすけだ」
「ありがとう。……何でもアリだな、未来」
怒りをあらわにする政府の犬どもを前にしても、姐様は堂々としていた
国永「ちなみにあの役人、審神者と癒着していてな。金をもらってお上への報告をごまかしたり、俺達への暴行を黙認していたんだ。そしてあの管狐も、あの役人により手を加えられているようでな、審神者を至上としている」
「ほう……?」
国永の言葉に耳を傾ける姐様は笑みを浮かべていたが、その笑みはぞっとするほど冷たかった
168 名無しの家主
169 名無しの家主
170 名無しの家主
171 名無しの家主
おいこらあああああああああああああああああああああ!!!
172 名無しの家主
ふざっけんなあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
173 名無しの家主
政府うううううううううううううううううううううううう!!!
174 名無しの家主
こいつら全員豚箱にブチ込め!!!
175 長谷部
>>174もうブチ込まれているから落ち着け
姐様は竹刀を握り、騒ぐ役人たちの前にたった
姐様や俺達への暴言も多大に含まれていたので、会話は少し省略するが
「落ち着いてください役人さん、ここは穏便に済ませましょう?」
役人「これが穏便に済ませられると思うのか!?お前が邪魔をしなければ、事は穏便に済ませられたんだ!」
「正当防衛です。先に斬りかかってきたのは彼だ」
管狐「貴方が審神者様に逆らうのがいけないのです!審神者様はこの世で最も尊いお方、何をしても許されるのです!!」
姐様は笑みを消し、氷の様な眼差しを役人どもに向けた
「どうしてお前たちがここを知ったのかは知らないが、私は審神者たちとつながりを持っている。写真も見せた。私を信じる者は少なからずいるだろう」
役人「……何が言いたい」
「彼らは政府に対してひどく憤っていた。そのうち行動に移すものも出てくるだろう。そうなる前にその男を切り捨てて私を見逃せ。私が顔を出さなければことの対処が遅れた政府に対する不満は更に高まるだろう。そうなっては、お前たちの敵は歴史修正主義者だけではなくなるぞ……?」
管狐「小娘が……っ!政府を脅そうというのですか……っ!」
こんのすけの言葉には何も答えず、姐様はただ笑って見せた
176 名無しの家主
姐さんがかっこよすぎて柄まで通された気分だ
177 名無しの家主
>>176わかる
178 名無しの家主
>>176それな
179 名無しの家主
てか役人たちホントクズだな
180 名無しの家主
こんのすけがこんなこと言うなんて信じられない・・・
181 名無しの家主
>>180それな
どんだけ手を加えられてんのさ・・・
182 長谷部
>>176わかる
>>181あれは通常のこんのすけとは別物だろう
姐様の言葉に役人は逆上し、姐様に殴りかかろうとした
けれどその手は国広によって止められ、国広に寄って斬り伏せられようとした
が、その前に新たな乱入者によって役人は殴り飛ばされていた
役人2「てめぇ!何女性を殴ろうとしてんだ、あ゛ぁ!?」
どうやら担当役人と同じく、審神者たちの相談に疑問を持った役人たちが乗り込んできたんだそうだ
わめくこんのすけと担当役人を捕らえ、役人たちは口々に言った
役人3「前々から怪しいと思っていたのよ、あんたが贔屓している審神者だけが飛び抜けて成績がいいこと」
役人4「ネタが上がってんだよ。審神者から金をもらっていたことも、こんのすけを不当に改造したことも!」
役人5「後は刀剣男士様から証言をもらうだけでいい。彼らの体には動かぬ証拠がそろっている。審神者ともども、地獄に堕ちろ」
そう言って担当役人に冷たい視線を送り、更に乗り込んできた役人たちによって拘束され、役人とこんのすけは連行されていった
183 名無しの家主
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
184 名無しの家主
ホワイト役人かっこいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!
185 名無しの家主
ひゃっふうううううううううううううううううう!!!
186 名無しの家主
でもあれ?審神者は?
187 長谷部
>>186審神者はまだその場に転がされていた
拘束はされていたが
後に尋ねたら、審神者との縁を斬るのに必要だったから残しておいたんだそうだ
残った役人たちは俺達の本丸の事情と国広達が現世にいることのあらましを聞き、謝罪と感謝の意を述べられた
姐様のスレはすでに確認してあったため、姐様が相当の霊力の持ち主であることはすでに把握しており、審神者になることを歓迎すると告げられた
さすがにすでに忠誠を誓おうとしている刀剣がいることには驚かれたがな
188 名無しの家主
誰だって驚くって
ブラック本丸の刀剣に忠誠を誓われるってすごく大変なことだって、ちょっと考えれば誰だって分かる
189 名無しの家主
政府に歓迎されてんのか、よかった!
190 名無しの家主
でも姐さん、過去の人間だぜ?
姐さん本人も言ってたように、歴史修正的な意味で大丈夫なのか?
191 名無しの家主
あ・・・
192 名無しの家主
すっかり忘れてたわ・・・
193 名無しの家主
もうすでに何件かそういう案件あるし、大丈夫なんじゃない?
ただ、現世帰還は通常の審神者より難しくなると思うけど
194 名無しの家主
審神者とか刀剣の存在をひた隠しにすりゃ大丈夫だと思うけど
195 名無しの家主
いやもう、これはこうなる運命だったのだ、的な感じで深く考えないようにすりゃいいんじゃね?
196 名無しの家主
>>195考えるな、感じろ!って奴だな!
197 名無しの家主
こいつあほの子だわ(確信)
198 長谷部
一刻も早く縁を切りたいという風に国永が役人たちをせかした
国永「それで、こいつとの縁を切るにはどうすればいい。こいつは俺と縁を切る気がない。俺には切れない。でもお前らにならそれが可能なんだろう?」
役人4「ええ。そのための道具もすでに用意させていただきました」
そう言って取り出してきたのは縁切用の呪札が幾重にも巻かれたばかでかいハサミだった
国永「切ってくれ。俺はもう、そいつを主と慕うことは出来ない」
役人5「……分かりました」
そうして、国永と審神者の縁が切られた
199 名無しの家主
それブラックとか神隠し未遂案件の時とかに使われるアレやん
ガチの奴やん
200 名無しの家主
>>199この場合ガチだろ
200げと
201 名無しの家主
>>200おめ
よかったあああああああああああああああ!!!
切られたんやな、縁!!!
202 名無しの家主
よかった・・・
203 名無しの家主
これで鶴丸が少しでも楽になってくれたらうれしいな・・・
204 長谷部
役人3「この男は審神者としての資格を剥奪されるでしょう。あなたたちとの縁も切られることとなります」
役人の言葉に俺達は動揺した
正直に言うなら俺たちも審神者を主とは見ていなかった
見られなくなっていた
だから縁を切られると聞いても何の未練も感じなかった
特にあの三振りはそうだろう
けれど俺達に主を鞍替えする資格があるのか
仲間を助けることも出来ず、主を正すことも出来ずにいた刀剣達が、主を選ぶ権利が本当にあるのか
刀解されるべきじゃないのか
そう思ったら、俺達は何も言えなかった
すると、そんな俺達に姐様が近寄ってきたんだ
「君たち、ちょっと私に唆されてくれないか?」
光忠「え?」
お供の狐「それはどういうことでしょうか……?」
言葉のとおりさ、と姐様は笑った
205 名無しの家主
もう涙で前が見えない・・・
206 名無しの家主
画面が滲む・・・
207 名無しの家主
何かもう・・・ホント、人間がごめんな・・・?
208 名無しの家主
泣きすぎて苦しい
209 長谷部
別にすべての人間が審神者の様だとは思っていない
審神者の様な外道もいれば、会って間もない俺達のために命をかけられるような人間もいる
俺達に魂を宿らせるほど、物に心血を注ぐような人間もいる
ちゃんと分かっているから、俺達は姐様を受け入れられているんだ
続き
姐様はちらりと三振りを振り返り、声をひそめていった
「実はあの三振り『生きたい』と言ったんだ」
鳴狐「……えっ」
今剣「あ、あのさんふりが、ですか?」
「今まであったことを乗り越えて、君たちと笑いあいながら幸せになりたいんだそうだ」
その言葉に俺達は揺れた
210 名無しの家主
全力で揺さぶられろ!そして姐さんについていくんだ!!!
211 名無しの家主
>>210落ち着け
これ、10日前の話しな?
212 名無しの家主
でも>>210に全力で同意
213 名無しの家主
そっか・・・
長谷部達はあの三振りに負い目があったもんな・・・
姐さんはそこを突いたのか
214 名無しの家主
姐さんってば強かだなぁ・・・
215 名無しの家主
でもちょっとずるくね?
216 名無しの家主
>>215むしろこれくらいの方が安心できねぇ?
審神者になるってことは戦争しに行くってことなんだし
217 長谷部
戦略としては間違っていないだろう
これくらいでないと俺達の将は務まらない
続き
「別に彼らの様に私を主と慕わなくてもいい。主従となる必要もない。主と慕いたい人が現れたら、その人についていくといい。しばらくだけ、私のもとで、彼らと一緒に過ごしてほしいんだ」
俺達は三振りに負い目を持っている
目に見えて傷ついていくあいつらを助けてやれなかった
結局戦場に送り出すことも出来なかった
だから、あいつらが望むなら、叶えたいと少なからず思ったんだ
そこに、国広達が声をかけてきた
どうやら話の内容が聞こえていたらしく、姐様に加担したんだ
国広「……国永が俺達に恨まれていると勘違いしているんだが」
国永「それはもう良いだろう!?というか君、いつの間に国永呼びになったんだ!?」
国広「今だ。俺はいない方がいいんじゃないかとか馬鹿なことを――」
国永「あああああああああああああ!廣光が、光忠の料理を食べたいって言っていたぞ!」
廣光「何故そこで俺の名前を出した!?」
国永「それからみんなに温かさを知ってほしいとか――」
廣光「国広が!お前たちと笑いあいたいと言って泣いていたぞ!!」
国広「お前も何気に呼び方を変えたな!?というか後半はいらない情報だろう!?」
「とまぁ、こんな感じで三人とも何度か泣いていてな、」
「「「姐さん!!?!?」」」
こんなことを言われたら刀解なんて考えが頭から飛んでしまうのは当然だろう……
218 名無しの家主
仲いいなwwwwwwwwww
219 名無しの家主
微笑ましいwwwwwwwwwww
220 名無しの家主
てか姐さんwwwww
さらっと言っちゃうのねwwwwwwwwwww
221 名無しの家主
カワイソスwwwwwwwwwww
222 名無しの家主
そういや長谷部も国広とか国永とか呼んでるな
223 長谷部
>>222今は全員そう呼んでいる
審神者の呼び方が酷かったし、呼びやすいしな
光忠「……僕、君についていこうかな」
俺「っ!?燭台切!?」
光忠「だってあの三振りがあれだけ慕っているんだもの、きっと悪い人じゃないよ」
小夜「……僕も、そう思う」
今剣「ぼくもしばらくかのじょとともにすごしてみて、それからみさだめるのもありだとおもいます」
お供の狐「私めもそう思います!」
鳴狐「そうだね」
薬研「俺っちもそうさせてもらうかな。……あの旦那たちを見たら、答えはもう決まったようなもんだけどな」
五虎退「ぼ、僕もあの人についていきます……!や、山姥切さんたちと一緒にいたいから……」
俺「……そうだな」
役人4「では、皆さまは彼女を仮の主とし、ついていくということでよろしいですね?では、審神者との縁を切らせていただきます」
そうして俺達は審神者との縁を切り、刀へと戻った
224 名無しの家主
おおおおおおおおおおっしゃあああああああああああああああああああああああ!!!
225 名無しの家主
よっしゃあああああああああああああああ!
って、刀に戻ったんか
226 名無しの家主
審神者の霊力弱いんだっけか
顕現し直したのはもちろん姐さんなんだよな?
姐さんの霊力ってどんな感じ?
227 名無しの家主
薬研達がすでに姐さんを認めてるっぽいんですが、それは
228 長谷部
>>226姐様の霊力は形容が難しい
どこまでもまっすぐで、鮮烈で、刀剣のようにも感じるし
赤子のように柔らかくてあたたかいとも思う
脆く儚いようでいて、突き刺さるような強烈さを持った、一度知ったら忘れられないような霊力だった
>>227あの勇ましい姿を見せられたら、刀剣ならばほだされてしまうだろうな
あのときの姐様には刀剣とももののふとも取れる気迫があった
続き
顕現され直してすぐ、俺達は審神者を連れて政府へと向かった
現世では襲撃に遭いかねないし、姐様の適性検査があったからな
ちなみに、道中でこんなやり取りがあったな
女性同士だったからか、姐様に好意的な役人との会話だ
役人3「この案件はブラック本丸引き継ぎとして穏便に済ませたことにしますね!」
「強かですね。でも、穏便に済ませる必要はありません」
役人3「え?」
「引き継ぎがどういうものか詳しくは知りませんが、本丸も引き継がされることになりそうなので。彼らのトラウマの詰まった場所を引き継ぐぐらいなら、本丸強奪の汚名をきた方がよっぽどましです」
そう言って笑った姐様に、役人は「新しい本丸を用意させていただきます」と言って頭を下げた
229 名無しの家主
どの口で強かとか言ってんだ姐さんwwww
230 名無しの家主
案に本丸奪うぞって脅してんだなwwwww
231 名無しの家主
真剣に勝っちゃったもんなwwww
役人からしたら逆らっちゃいけない相手だわwwwww
232 名無しの家主
あー、確かに引き継ぎって本丸ごと引き継ぐ場合が多いもんな
姐さんの勘は正しい
233 名無しの家主
その後どうなったの?
234 名無しの家主
穏便に済ますとか言って、それってもみ消しじゃん・・・
235 名無しの家主
>>234いや、穏便は穏便だろ
姐さんは一般家庭、相手は一応いいとこのお坊ちゃん
過剰防衛とかいろいろ難癖付けてくる可能性もある
236 名無しの家主
時代が違うからどうせ手出しできないんですがそれは
237 名無しの家主
>>236政府関係者じゃなければな
238 名無しの家主
審神者になれたのは俺だけとか言ってたし、神職系とか政府系のお坊ちゃんの可能性は高い
引き継ぎの方が世間体的にはいいだろ、審神者にとっても姐さんにとっても
239 名無しの家主
まぁ、そうだな
240 名無しの家主
それすら読んで強かとか言っちゃう姐さんマジ強か
241 名無しの家主
でもこれくらいの方がいいだろ、戦争なんだし
242 長谷部
>>240、241そう言うところもあって、俺達には逆に印象がよかったな
戦場育ちの薬研なんかは特に
三振りが姐様はどういうお方か話してくれたのもあるが
続き
この十日を掻い摘んで説明する
まず検査を受けた結果、姐様は審神者の適性を持っていると診断され、晴れて審神者となることとなった
しかし、主従関係はまだ結んでいない
明日、新しい本丸に向かうのだが、そこで主従の契りをかわすんだそうだ
それまでに見極めろとのことだ
審神者と診断されてからは忙しかった
審神者としての知識を詰め込まなければならないからな
戦術に重きを置きつつ、手入れ、刀装、鍛刀、その他日常業務を、それは熱心に学んでいた
本来ならばもっと時間をかけて行うということらしいのだが、上から圧力がかかったのだとか
寝る間も惜しんで戦術を学び、俺達が前任を忘れられるよう働きかけてくれた
そんな姿を見せられたら、あの男と姐様を同列には置けなくなる
正直、一生ついていくと誓えるかというと、まだ断言はできないが、最初に出会ったのが姐様だったならば、生涯をかけて守ることを誓っただろう
そう思えるくらいには、俺は姐様を認めている
あの方ならば、生涯を共にしたいと思えるような”主”となってくれると信じている
だから俺は明日、新たな本丸にて姐様に一生の忠誠を誓うつもりでいる
243 名無しの家主
244 名無しの家主
245 名無しの家主
長谷部・・・っ!
246 名無しの家主
信じていいよ!姐さんは刀剣達のために命をかけて戦える人だから!
247 名無しの家主
そっか・・・
あー、でも、そうなると姐さんは明日から”姐さん”じゃなくなるのか
248 名無しの家主
まんばたちも主呼びになるのかな
何か寂しいな
249 名無しの家主
てーか、圧力とか・・・
250 名無しの家主
政府マジ糞かよ
251 名無しの家主
本来なら3カ月くらいかけるのに
252 長谷部
>>247いや、俺達は明日からも”姐様”と呼び続けるつもりだ
253 名無しの家主
お?
254 名無しの家主
まじか!
255 名無しの家主
正式に主になったら「主」呼びだと思ってたわ
長谷部とか、そう言うのはきっちりしてそうだし
256 長谷部
>>255姐様のお望みだ
一度五虎退が姐様のことを「主様」と呼んだことがあるんだ
その時に姐様が少し複雑な表情をされてな
五虎退「あ、あの……いや、でしたか?」
「ああ、いや……そうじゃないんだ。君が「主」と呼んでくれたのは、信頼の証だろう?」
五虎退「は、はい……!主様はとても優しい方で、主様についていきたいと思って……」
「うん。それはとても嬉しいよ。でも、君たちが私を信頼してもいいと思ったとき、君たちはまず「姐さん」と呼んだだろう?だからかは分からないけれど「主」と呼ばれるよりも「姐さん」と呼ばれる方が、信頼されているような気がするんだ」
五虎退「……主様は、姐様と呼ばれる方が嬉しいですか?」
「そうだな。そちらの方が親しみやすいし、信頼されているように感じるよ」
五虎退「じゃ、じゃあ僕、姐様のこと、主様って意味を込めて姐様と呼ばせていただきますね!」
「ありがとう、五虎退」
と、いうことがあって、俺達は「主」という意味を込めて「姐様」と呼ばせていただいている
257 名無しの家主
おおおおおおおお!
258 名無しの家主
まじか!
259 名無しの家主
確かにそうだよな
俺たちも姐さんに心開いてるか否かを「姐さん」呼びで判定してたし
260 名無しの家主
そう言えば、みんな姐さんのことなんて呼んでるの?
261 長谷部
>>260
国広、廣光、国永の三振りは姐さん(ねえさん)
俺、小夜、五虎退、鳴狐、お供は姐様(ねえさま)
薬研は姐御
今剣はあねさま
光忠は姐さん(あねさん)と呼んでいる
さて、報告は以上だ
明日の朝までここが残っていたら本丸についたことを報告する、とのことだ
262 名無しの家主
お疲れー!
263 名無しの家主
よかった
これで皆、幸せへと進んでいける
264 姐さん
>>263それは私と彼らの頑張り次第だがな
265 名無しの家主
姐さん!
266 名無しの家主
腕怪我したんだろ?大丈夫か?
267 姐さん
10日前のことだ
もうほとんど治ってる
長谷部に任せきりで申し訳なかったんだが、無理はするなの一点張りでな
挨拶くらいは、と言って変わってもらったんだ
268 名無しの家主
姐さんってば律儀って言うか、義理堅いって言うか
269 名無しの家主
ホント、無理はすんなよー?
270 名無しの家主
そういや、もうスレは立てないの?
271 名無しの家主
>>270三振り以外のことも気になるよな
272 姐さん
研修は受けたけれどわからないことだらけだ
長谷部たちと交流を図っていたとはいえ、彼らのことも何も知らないに等しい
というか刀剣についてはほとんど学べなかったんだ
戦術とか、手入れとか、優先度が高いと言われたものを重点的に学んでいたから
そう言うのを知るためになら、またスレを立てるかもしれないな
273 名無しの家主
研修期間10日だったもんなー
274 名無しの家主
まァ、刀剣についてなら端末で調べればある程度は分かるしな
ただし鵜呑みにはするなよ
個体差ってものがあるからな
275 名無しの家主
姐さん!演練とかであったら声かけてもいいですか!?
276 名無しの家主
俺も姐さんに会いたいです!
277 姐さん
もちろんだ
色々相談に乗ってもらったし、お礼も言いたいしな
ではそろそろ落ちるよ
長谷部の顔が険しくなってきているし、明日も早いから
278 名無しの家主
乙ー!
279 名無しの家主
お疲れ
280 名無しの家主
また明日なー!
・
・
・
・
・
300 名無しの家主
すばーらしーい朝が来た
301 名無しの家主
希望の朝ーだ
302 名無しの家主
喜ーびに胸をひーらけ
303 名無しの家主
あおぞーら、あーおーげー
304 姐さん
ラジオの声に――って乗った方がいいのか?
305 名無しの家主
お!おはよう、姐さん!
306 名無しの家主
別に乗らなくてもいいよwwwwww
307 名無しの家主
本丸ついたの?
308 名無しの家主
担当さんとかこんのすけとかどんな感じ?
309 姐さん
担当の人は何というか、おっとりした雰囲気の人だったよ
少し挨拶をしただけだからその人となりは分からなかったけど
でも笑顔の優しい人で「もしよかったら他の本丸で実地研修を受けられるよう頼んでみるよ」と言ってくださった
ありがたかったのでお受けした
こんのすけは中立を推奨しているような感じだったな
どちらかと言えば私達寄りかな
しきりに刀剣達に心配そうな視線を向けていたから
310 名無しの家主
駆けつけれくれた役人さんたちではないんやな
311 名無しの家主
担当さんにい人そうでよかったな
前任とか前任の担当を思い起こさせるような奴ではなくてよかった
312 名無しの家主
こんのすけも中立推奨で良かったな!
俺んとこのこんのすけは政府の犬だからな・・・
313 名無しの家主
姐さん、実地研修を受けるのが今の主流なんだよ・・・
314 姐さん
>>312色んなこんのすけがいるんだな
>>313そうなのか?
さて、本丸についたときの話をしようか
新しい本丸にゲートをくぐり、こんのすけに出迎えられて私たちは本丸に降り立った
私の霊力を主と定めたらしい本丸はとても居心地のいいものだった
本丸につき、少し進んだ先で振り返ると、刀剣達は私を見つめていた
「さて……主従の契りをかわそうか」
皆がそれぞれ深く頷いて、正式に名を名乗ってもらった
その度に、体の中に何かが入り込んでくるのを感じたな
決して嫌なものではないけれど、こう、体の奥底にまで到達するような、何かが
315 名無しの家主
普通、審神者になったら3カ月の座学と1カ月の見習い研修があるんだよ
316 名無しの家主
>>314神様との契約だから、魂に刻まれるんだよ
お互いにな
317 名無しの家主
最初はびっくりするかもしれないけど、すぐになれるし、危険なものではないから
318 姐さん
>>315そうなのか
私は本当に短い期間しか学べなかったんだな
続き
契りを終えて、私は早速一つの仕事を与えた
「突然で済まない。君たちに仕事を与えたいんだが、良いか?」
光忠「もちろんだよ。僕たちは君の刀なんだから、君から与えられた仕事なら、喜んでこなすよ」
薬研「しかしどうしたんだ、姐御。改まって」
「そう言ってもらえるならありがたい。改まりもするさ、大事な仕事だからな。私に仕える限りこなしてほしい仕事なんだ」
私がそう言うと、皆一様に真剣な表情をして私の話に聞き入ってくれた
「私をつけ上がらせるな」
長谷部「――は?」
予想外だったらしい長谷部達が呆気にとられていた
「私だって人間だ。欲だってあるし、何もかも投げ出したくなる時がある。そんなとき、囁いてほしいんだ。”あの男の様になってくれるな”と」
小夜「姐様、何を……?」
「君たちには酷なことかもしれない。元の主を悪し様に言って、私を正せと言っているのだから。けれど私は思うんだ。下が上を正し、上が下を律する。それが主従ではないか、と」
あくまで私の考えだけどな
「君たちが私に忠誠を誓うなら、私が道を踏み外しそうになった時、殴ってでも止めてほしいんだ。私は君たちに胸を張って”主”と呼んでもらえるような”主”になりたいから」
319 名無しの家主
320 名無しの家主
321 名無しの家主
322 名無しの家主
323 名無しの家主
324 姐さん
そう言うと、国永達が淡く笑った
国永「おいおい。俺達がここにいるのは君を主と認めたからなんだぞ?じゃなきゃ誰も”姐さん”なんて呼ばないさ」
廣光「あんたのそういうところは嫌いじゃないが、少しは自分に自信を持ったらどうだ。……あんたなら大丈夫だろ」
今剣「ぼくらはきちんとみさだめたつもりです。だからここにいるんですよ」
五虎退「ぼ、僕は何の心配もしていませんよ。でも、姐様に任せられた仕事だから、頑張ります……!」
小夜「……貴方が望むなら」
長谷部「この命が果たされることはないでしょうが、主命とあらば、何でもこなしますよ」
お供の狐「姐様は真面目が過ぎますねぇ。ねぇ、鳴狐」
鳴狐「そうだね。……姐様はもう少し肩の力を抜いていいと思う」
薬研「まぁ、そう言うお方だから、俺っちたちもついていこうと思ったんだけどな」
光忠「姐さんってば本当かっこよすぎるよ。僕も見習わなきゃね」
国広「俺達はあんたが道を誤らないと信じている。だからあんたも俺達を信じろ。絶対にあんたに道を誤らせない」
「ああ……。よろしく頼む」
そう言って笑いあって、私たちは本丸へと足を踏み入れた
今は各役割の部屋を決めている班と自分達の荷物の荷解きをする班に分かれて作業をしているところだ
執務室と近侍室とか、資料室なんかも必要になってくるだろうからな
両方ともそろそろ終わるようだから、もうすぐ私も落ちる
325 名無しの家主
姐さんってばいろいろ覚悟しすぎ・・・
326 名無しの家主
俺たち以上の覚悟持ってんなぁ・・・
327 名無しの家主
下が上を正し、上が下を律する、か・・・
それも一つの主従の形なんだろうな・・・
328 名無しの家主
出会って間もないはずなのに、もうこんな信頼関係が生まれてんのか・・・
329 名無しの家主
>>328姐さんの努力のたまものだろ
330 名無しの家主
そう言えばノルマとかはどうなってんの?
331 名無しの家主
そういや研修するんだろ?
研修の日取りは?
332 姐さん
>>330ノルマは1カ月ほど免除されている
役人さんたちが頑張ってくれたようだ
>>331来週には研修を受けられるようにしてくれるらしい
研修期間は2週間だそうだ
それまでは10日間で学んだことの復習と、刀剣達との交流を図ろうと思う
本丸の整備を行いながらな
そして研修を行い、ノルマ免除最後の1週間を使って、学んだ兵法と実践を照らし合わせて感覚を掴もうと思っている
1ヶ月後、本格的に本丸の運営を開始しようとする心づもりでいるんだ
彼らにはその間、出陣を我慢させてしまうことになるから申し訳ないが、みんな納得してくれたよ
333 名無しの家主
そうなんか
334 名無しの家主
戦場に出たいって言ってたもんな
335 名無しの家主
まぁ、出られることは確定してるから、我慢できるんだろうな
336 姐さん
さて、私はそろそろ落ちるよ
ここまで付き合ってくれて本当にありがとう
私は今日から審神者の端くれとして努力していく所存だ
至らない所ばかりの未熟者だが、よろしく頼むよ、先輩方
337 名無しの家主
おうとも!
338 名無しの家主
演練とか万屋で会ったらよろしくな!
339 名無しの家主
刀剣達を幸せにしてくれよ!
340 名無しの家主
姐さんシリーズ(完)