初デート?
夢女子主人公
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──デートから帰ってきて、シャワーを浴びて、少しだけ気が抜けて。
スマホが震えたのは、ちょうど髪を乾かしている途中だった。画面に表示された名前に、頬がふわっと熱くなる。
「……もしもし?」
『……○○ちゃん、もう寝てた?』
少しだけ掠れた、落ち着いた声。デート中のテンションの高さとは違って、夜の静けさに馴染むような低さ。
「ううん、まだ髪乾かしてたところ」
『そっか……なんかさ、今日、いっぱい話したのに、声聞きたくなっちゃって』
「……ふふ、私も」
ちょっとだけ沈黙があって、向こうからふぅっと息が漏れる。
『……ねぇ、○○ちゃん』
「なに?」
『今日、ほんとに楽しかった。……手、繋いだときも、ほっぺにキスしたときも、顔がずっと頭に残ってる』
耳元で囁かれるみたいなその言葉に、心臓が跳ねる。
「……ほんとにずるい」
『えっ、なにが?』
「そんなこと言われたら、……もっと会いたくなっちゃうじゃん」
しばらく、ふたりの間にあたたかい沈黙が流れる。
『……会おっか、明日も。ちょっとだけでも。……○○ちゃんが嫌じゃなかったら』
「……嫌なわけないでしょ」
『だよね〜。うん、……そっか、よかった』
電話越しに聞こえる、小さな安心の笑い声。
『……じゃあ、明日も"彼氏"頑張るね。……おやすみ、○○ちゃん』
「……おやすみ」
電話が切れた後も、スマホを耳に当てたまま、しばらく動けなかった。
スマホが震えたのは、ちょうど髪を乾かしている途中だった。画面に表示された名前に、頬がふわっと熱くなる。
「……もしもし?」
『……○○ちゃん、もう寝てた?』
少しだけ掠れた、落ち着いた声。デート中のテンションの高さとは違って、夜の静けさに馴染むような低さ。
「ううん、まだ髪乾かしてたところ」
『そっか……なんかさ、今日、いっぱい話したのに、声聞きたくなっちゃって』
「……ふふ、私も」
ちょっとだけ沈黙があって、向こうからふぅっと息が漏れる。
『……ねぇ、○○ちゃん』
「なに?」
『今日、ほんとに楽しかった。……手、繋いだときも、ほっぺにキスしたときも、顔がずっと頭に残ってる』
耳元で囁かれるみたいなその言葉に、心臓が跳ねる。
「……ほんとにずるい」
『えっ、なにが?』
「そんなこと言われたら、……もっと会いたくなっちゃうじゃん」
しばらく、ふたりの間にあたたかい沈黙が流れる。
『……会おっか、明日も。ちょっとだけでも。……○○ちゃんが嫌じゃなかったら』
「……嫌なわけないでしょ」
『だよね〜。うん、……そっか、よかった』
電話越しに聞こえる、小さな安心の笑い声。
『……じゃあ、明日も"彼氏"頑張るね。……おやすみ、○○ちゃん』
「……おやすみ」
電話が切れた後も、スマホを耳に当てたまま、しばらく動けなかった。
