心理テスト いたずら(烏野と……まだ考え中)
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「苗字さんいたんだ。小さいから分からなかった」
そう言いながら月島くんは私の頭の上に肘を乗せてきた。
……いや、見えてるよね?
見えてるから、今こうして肘を置いてるんだよね?
嫌がって手を振り回すと、彼は楽しそうにケラケラ笑う。
適当に返事をしながら距離を取ろうとするけど、
全然やめる気はなさそうだった。
同じクラスになって、会話をするようにはなった。
でも月島くんは、たまにこうやって私を揶揄ってくる。
クラスメイトは『月島ってかっこいいよね』なんて言うけれど、
私の中での彼は顔はいいけど……
斜に構えた、なんだか嫌な男子。
好きな子にするなら、
もっと分かりやすく優しくするとかじゃない?
でも私に向けられるのは優しさとは程遠い。
なんていうか……ガキ。
小学生がやるみたいな、からかい方。
馬鹿にして揶揄ってる感じ。
他の子にはしてないからって、
これを『異性として意識してる』なんて思えるわけがない。
あまりにも子供っぽすぎる。
だからこそ余計に悔しい。
同級生なのに、子供をからかうみたいに扱われてる気がして。
本当に腹立たしい。
いつか絶対、ギャフンと言わせてやりたい。
……ギャフン?
そもそも『ギャフン』って日常で言う?
ていうか語源なに?
「小さい頭で、何考えてるの?」
今度は肘じゃなくて、顎を乗せてくる月島くん。
「小顔って褒めてるの?」って言い返すと、
彼は笑いながら「顔の大きさは、僕とそんなに変わらないよね」なんて言った。
背が高いくせに、頭の大きさ同じくらいって……。
それ、スタイル自慢?
毒づきたいのに、距離が近すぎてドキドキして、
思わずそっぽを向く。
月島くんはまだ楽しそうに笑っているけど、
私は無視を決め込む。
絶対に見ない。
しばらくして、彼の笑い声が止んだ。
でも、まだ視線を感じる。
……なに?
「○○ちゃん。こっち見て?」
耳元で囁かれて、反射的に耳を押さえて彼を見る。
心臓がぎゅっと痛くなる。
なんで、名前で呼ぶの。
勘違いしたくないのに。
多分、顔は真っ赤だ。
揶揄った顔でニヤニヤしてる──そう思っていたのに、
月島くんは私を見ていなかった。
そっぽを向いたままの彼は耳まで真っ赤。
「……名前で呼ぶの、結構恥ずかしいかも……」
自分で言って、自分で照れてる。
その様子が可愛く見えてしまって、
私も顔が熱いまま言い返す。
「勝手に照れないでよ……蛍くん。」
その瞬間、
月島くんは真っ赤な顔のまま、こっちを見た。
※※※※※※※※※
(月島視点)
朝練後の部室での、菅原さんの声がやけに残る。
『気になってる子にさ、ちょっと揶揄いたくなる気持ち分かるでしょ?』
その言葉に隣にいた山口がちらっとこっちを見る。
周りに悟られないよう小さく言う。
「山口。視線がうるさい。」
何か言いたそうに口を開いた山口をじろっと睨むと話はそこで流れた。
ちょうど日向と影山が張り合うように部室を飛び出していき、みんな教室へ向かい始める。
廊下を歩いていると後ろから山口がついてくる。
「ねえツッキー。苗字さんにちょっかいかけてるよね? もしかして好きなの?」
「バッ……! なに言ってんの。ほんとバカじゃない?」
即答で否定する。
山口は「えーでも……」とまだ何か言いたそうだったけど、無視して歩くスピードを上げた。
菅原さんが言ってたのは『好きな子にいたずら』ってことでしょ。
僕は別にいたずらなんてしてない。
ただ揶揄ってるだけだ。
いたずらってドッキリとかそういうやつだし。
そんな幼稚なことするわけない。
……でも。
驚いた顔くらいは……ちょっと見てみたいかもしれないけど。
教室に入ると、苗字さんがいた。
数人で話していて、
その中に男がひとり混ざっている。
最近よく彼女と話してるやつだ、と思い出して
理由もなくイラっとした。
苗字さんはその男に笑いかけている。
無意識に彼女の頭に肘を乗せた。
「なにしてるの」
嫌そうに肘を手で払われる。
その拍子に視線が合って、さっきまでの苛立ちが、勝手に笑顔に変わった。
……なのに。
苗字さんはなにか考え込んでるし、
話を遮られたせいか、さっきの男がまた彼女に声をかけようとしてくる。
今度は彼女の頭に顎を乗せながら、冗談っぽく声をかけつつ、
視線だけはその男を睨んだ。
言葉は軽く、態度はふざけてるのに、
内心は全然余裕なんてない。
顔を近づけると、苗字さんはそっぽを向いた。
このままじゃ、また僕以外と話し始めるかもしれない。
それが妙に嫌で。
沈黙が耐えられなくて、
こっちを見てほしくて──ふいに、菅原さんの言葉を思い出す。
『いたずら』
普段は苗字で呼んでる彼女の名前を口にした。
揶揄うつもりだった。
ただそれだけのはずだったのに。
思ってた以上に自分の方が恥ずかしくなる。
心臓がうるさい。
顔、見れない。
「……」
そのとき。
「勝手に照れないでよ。……蛍くん。」
呼ばれて、反射的に顔を向ける。
苗字さんは顔を真っ赤にしていて、
それを指摘して揶揄いたいのに、
まだ恥ずかしくって言葉に詰まる。
予鈴が鳴る。
この空気から逃げるみたいに席に向かおうとしたとき、
さっき彼女に話しかけてた男が小声で言ってきた。
「もう付き合っちゃえば?
俺、苗字さんと月島、お似合いだと思うけど。」
ニヤニヤしたその顔で、
僕が嫉妬してたことは完全にバレてたし、
というか……最初からアシストしてたわけ?
……ムカつく。
ホームルームが始まっても、
頭から離れないのは、さっきの「蛍くん」。
いたずらのつもりで呼び方を変えたのに、
まさか彼女の方からやり返されるとは思わなかった。
……やっぱり。
いたずらなんて、するもんじゃないな。
そう言いながら月島くんは私の頭の上に肘を乗せてきた。
……いや、見えてるよね?
見えてるから、今こうして肘を置いてるんだよね?
嫌がって手を振り回すと、彼は楽しそうにケラケラ笑う。
適当に返事をしながら距離を取ろうとするけど、
全然やめる気はなさそうだった。
同じクラスになって、会話をするようにはなった。
でも月島くんは、たまにこうやって私を揶揄ってくる。
クラスメイトは『月島ってかっこいいよね』なんて言うけれど、
私の中での彼は顔はいいけど……
斜に構えた、なんだか嫌な男子。
好きな子にするなら、
もっと分かりやすく優しくするとかじゃない?
でも私に向けられるのは優しさとは程遠い。
なんていうか……ガキ。
小学生がやるみたいな、からかい方。
馬鹿にして揶揄ってる感じ。
他の子にはしてないからって、
これを『異性として意識してる』なんて思えるわけがない。
あまりにも子供っぽすぎる。
だからこそ余計に悔しい。
同級生なのに、子供をからかうみたいに扱われてる気がして。
本当に腹立たしい。
いつか絶対、ギャフンと言わせてやりたい。
……ギャフン?
そもそも『ギャフン』って日常で言う?
ていうか語源なに?
「小さい頭で、何考えてるの?」
今度は肘じゃなくて、顎を乗せてくる月島くん。
「小顔って褒めてるの?」って言い返すと、
彼は笑いながら「顔の大きさは、僕とそんなに変わらないよね」なんて言った。
背が高いくせに、頭の大きさ同じくらいって……。
それ、スタイル自慢?
毒づきたいのに、距離が近すぎてドキドキして、
思わずそっぽを向く。
月島くんはまだ楽しそうに笑っているけど、
私は無視を決め込む。
絶対に見ない。
しばらくして、彼の笑い声が止んだ。
でも、まだ視線を感じる。
……なに?
「○○ちゃん。こっち見て?」
耳元で囁かれて、反射的に耳を押さえて彼を見る。
心臓がぎゅっと痛くなる。
なんで、名前で呼ぶの。
勘違いしたくないのに。
多分、顔は真っ赤だ。
揶揄った顔でニヤニヤしてる──そう思っていたのに、
月島くんは私を見ていなかった。
そっぽを向いたままの彼は耳まで真っ赤。
「……名前で呼ぶの、結構恥ずかしいかも……」
自分で言って、自分で照れてる。
その様子が可愛く見えてしまって、
私も顔が熱いまま言い返す。
「勝手に照れないでよ……蛍くん。」
その瞬間、
月島くんは真っ赤な顔のまま、こっちを見た。
※※※※※※※※※
(月島視点)
朝練後の部室での、菅原さんの声がやけに残る。
『気になってる子にさ、ちょっと揶揄いたくなる気持ち分かるでしょ?』
その言葉に隣にいた山口がちらっとこっちを見る。
周りに悟られないよう小さく言う。
「山口。視線がうるさい。」
何か言いたそうに口を開いた山口をじろっと睨むと話はそこで流れた。
ちょうど日向と影山が張り合うように部室を飛び出していき、みんな教室へ向かい始める。
廊下を歩いていると後ろから山口がついてくる。
「ねえツッキー。苗字さんにちょっかいかけてるよね? もしかして好きなの?」
「バッ……! なに言ってんの。ほんとバカじゃない?」
即答で否定する。
山口は「えーでも……」とまだ何か言いたそうだったけど、無視して歩くスピードを上げた。
菅原さんが言ってたのは『好きな子にいたずら』ってことでしょ。
僕は別にいたずらなんてしてない。
ただ揶揄ってるだけだ。
いたずらってドッキリとかそういうやつだし。
そんな幼稚なことするわけない。
……でも。
驚いた顔くらいは……ちょっと見てみたいかもしれないけど。
教室に入ると、苗字さんがいた。
数人で話していて、
その中に男がひとり混ざっている。
最近よく彼女と話してるやつだ、と思い出して
理由もなくイラっとした。
苗字さんはその男に笑いかけている。
無意識に彼女の頭に肘を乗せた。
「なにしてるの」
嫌そうに肘を手で払われる。
その拍子に視線が合って、さっきまでの苛立ちが、勝手に笑顔に変わった。
……なのに。
苗字さんはなにか考え込んでるし、
話を遮られたせいか、さっきの男がまた彼女に声をかけようとしてくる。
今度は彼女の頭に顎を乗せながら、冗談っぽく声をかけつつ、
視線だけはその男を睨んだ。
言葉は軽く、態度はふざけてるのに、
内心は全然余裕なんてない。
顔を近づけると、苗字さんはそっぽを向いた。
このままじゃ、また僕以外と話し始めるかもしれない。
それが妙に嫌で。
沈黙が耐えられなくて、
こっちを見てほしくて──ふいに、菅原さんの言葉を思い出す。
『いたずら』
普段は苗字で呼んでる彼女の名前を口にした。
揶揄うつもりだった。
ただそれだけのはずだったのに。
思ってた以上に自分の方が恥ずかしくなる。
心臓がうるさい。
顔、見れない。
「……」
そのとき。
「勝手に照れないでよ。……蛍くん。」
呼ばれて、反射的に顔を向ける。
苗字さんは顔を真っ赤にしていて、
それを指摘して揶揄いたいのに、
まだ恥ずかしくって言葉に詰まる。
予鈴が鳴る。
この空気から逃げるみたいに席に向かおうとしたとき、
さっき彼女に話しかけてた男が小声で言ってきた。
「もう付き合っちゃえば?
俺、苗字さんと月島、お似合いだと思うけど。」
ニヤニヤしたその顔で、
僕が嫉妬してたことは完全にバレてたし、
というか……最初からアシストしてたわけ?
……ムカつく。
ホームルームが始まっても、
頭から離れないのは、さっきの「蛍くん」。
いたずらのつもりで呼び方を変えたのに、
まさか彼女の方からやり返されるとは思わなかった。
……やっぱり。
いたずらなんて、するもんじゃないな。
