2 プロローグ
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空気が少し冷たい。
上り坂を歩いていくと桜の木があるけど、まだ咲いてなくって。
今までとは違う場所なんだって改めて思って顔がニヤけるのをパンって両手で叩く。
笑顔はいいけどニヤケ顔は違うもん!
入学する高校の名前は烏野高校。
女子はブレザーなのに男子は学ラン。
地元では男子が学ランなら女子はセーラー服なのにって、ちょっとだけ『えっ?』て思った。
中学もブレザーだったから、セーラー服に憧れがあったんだよね。
でも可愛い制服だからいっか。
私は親の転勤で宮城県にきた。
正直、今まで一緒にいた友達と離れることに寂しさはあったけど、それよりも世界が広がった気がして嬉しい方が強い。
子供は狭い世界で生きているとかなんだと言われたところで、大人が何を言ってるんだと思ってた。
けれど住む場所が違うとなんとなくわかった気がする。
そんなことをママに言ったら『学校だけじゃなくってね…』なんて言ってたけど。
引っ越しする時でも嬉しくって、高校からのタイミングあったねって言った私をもっと褒めてほしい。
指定されたクラスにいくと誰も知らない人ばかり。
中学校同士?で固まってるグループがもうでき始めていて、どうしようかと周りを伺う。
でもここで引かない私!
……とは言っても、あまりガツガツ話しかけても…って気持ちを落ち着ける。
席に座りながら近くに来る人に挨拶して
──気がついたら入学式。
またクラスに戻って、自己紹介してホームルーム。
あれ?どうしよう。
そんなにクラスメートと話せなかった。
なんか思っていた感じじゃなくって、気持ちだけが焦ってくる。
そういえば、そうだよね……。
転校生なら気を使って話しかけてくれるかもだけど、高校入学でみんなが新しい場所に来てるんだもん。
私が引っ越してきたからって特別に気にしてもらえるわけじゃない。
でも…………これからどうしよう。
少しずつクラスの子と仲良くなるのは決定!だけど──。
これからクラスの子だけと話すのもなんか違う気がする。
新しい場所なら色んなことに挑戦だよね!
部活とかどうだろう。
廊下の掲示板に貼ってあった部活動のポスターを思い出す。
テニス部、演劇部、料理部……名前だけでも、なんだか賑やかで楽しそうだった。
でも帰宅部でクラスの子とゆっくり仲良くなるのもきっと楽しい。
──どっちも間違いじゃない気がする。
「……どうしよっかな」
小さく呟いて窓の外を見る。
まだ蕾のままの桜の枝が風に揺れていた。
ここでの春はこれから始まるんだって言われてるみたいに背中を押してる気がする!
そのとき廊下の方が少し騒がしくなった。
「ねえ、部活の見学会あるって」
そんな声になんとなく胸が少しだけ高鳴る。
「……とりあえず…見るだけでもいいよね」
そう自分に言い訳して、立ち上がる。
新しい場所。
新しい人。
新しい自分。
まだ何も始まってないのに、なんだか全部が楽しみ。
部活はどうしよう?
【選択して下さい】
・部活に入る→ 3出会いの①へ
・部活に入らない→3出会いの②へ
上り坂を歩いていくと桜の木があるけど、まだ咲いてなくって。
今までとは違う場所なんだって改めて思って顔がニヤけるのをパンって両手で叩く。
笑顔はいいけどニヤケ顔は違うもん!
入学する高校の名前は烏野高校。
女子はブレザーなのに男子は学ラン。
地元では男子が学ランなら女子はセーラー服なのにって、ちょっとだけ『えっ?』て思った。
中学もブレザーだったから、セーラー服に憧れがあったんだよね。
でも可愛い制服だからいっか。
私は親の転勤で宮城県にきた。
正直、今まで一緒にいた友達と離れることに寂しさはあったけど、それよりも世界が広がった気がして嬉しい方が強い。
子供は狭い世界で生きているとかなんだと言われたところで、大人が何を言ってるんだと思ってた。
けれど住む場所が違うとなんとなくわかった気がする。
そんなことをママに言ったら『学校だけじゃなくってね…』なんて言ってたけど。
引っ越しする時でも嬉しくって、高校からのタイミングあったねって言った私をもっと褒めてほしい。
指定されたクラスにいくと誰も知らない人ばかり。
中学校同士?で固まってるグループがもうでき始めていて、どうしようかと周りを伺う。
でもここで引かない私!
……とは言っても、あまりガツガツ話しかけても…って気持ちを落ち着ける。
席に座りながら近くに来る人に挨拶して
──気がついたら入学式。
またクラスに戻って、自己紹介してホームルーム。
あれ?どうしよう。
そんなにクラスメートと話せなかった。
なんか思っていた感じじゃなくって、気持ちだけが焦ってくる。
そういえば、そうだよね……。
転校生なら気を使って話しかけてくれるかもだけど、高校入学でみんなが新しい場所に来てるんだもん。
私が引っ越してきたからって特別に気にしてもらえるわけじゃない。
でも…………これからどうしよう。
少しずつクラスの子と仲良くなるのは決定!だけど──。
これからクラスの子だけと話すのもなんか違う気がする。
新しい場所なら色んなことに挑戦だよね!
部活とかどうだろう。
廊下の掲示板に貼ってあった部活動のポスターを思い出す。
テニス部、演劇部、料理部……名前だけでも、なんだか賑やかで楽しそうだった。
でも帰宅部でクラスの子とゆっくり仲良くなるのもきっと楽しい。
──どっちも間違いじゃない気がする。
「……どうしよっかな」
小さく呟いて窓の外を見る。
まだ蕾のままの桜の枝が風に揺れていた。
ここでの春はこれから始まるんだって言われてるみたいに背中を押してる気がする!
そのとき廊下の方が少し騒がしくなった。
「ねえ、部活の見学会あるって」
そんな声になんとなく胸が少しだけ高鳴る。
「……とりあえず…見るだけでもいいよね」
そう自分に言い訳して、立ち上がる。
新しい場所。
新しい人。
新しい自分。
まだ何も始まってないのに、なんだか全部が楽しみ。
部活はどうしよう?
【選択して下さい】
・部活に入る→ 3出会いの①へ
・部活に入らない→3出会いの②へ
