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── ○○ちゃんが、
"自分から"俺を選びなおした夜から、
しばらく経った。
あの夜、玄関の前で震えていた彼女の肩を抱いて、
「大丈夫、何も怖くないよ」って微笑んだ。
鍵の意味も、ノートの意味も、彼女はすべて知った。
それでも……俺を見つめてくれた。
そして今──
彼女の手のひらには、ひとつの鍵と、銀の手錠。
「……ねぇ、覚くん」
そう囁く声は、甘く濡れて、
どこか壊れたガラスみたいだった。
「……私から、逃げないって、信じていい?」
俺は笑う。
それがどんなに矛盾した問いでも、
彼女が"縛られること"に、安堵を見出してるってことは、もうわかってる。
「逃げないよ、○○ちゃん。俺はずっとここにいる」
そう囁くと、彼女の細い手が、
自分の手首に手錠を巻きつける。
──カチャ。
控えめな音なのに、俺には歓喜の鐘に聞こえた。
そして、手渡されたもう片方の鍵を、
指の腹でゆっくりと撫でて、宝物のように受け取る。
「……いい子だね」
頬に手を添えてキスを落とすと、
彼女はまぶたを閉じた。
その震えは、怯えじゃない。
全部、俺に捧げてくれてる証だ。
「偉いね、○○ちゃん。こんなに素直になれるなんて」
髪を撫でながら、抱きしめる。
彼女の身体は、完全に俺の腕の中で力を抜いていた。
最初は、もっと自由だった。
笑ったり、拗ねたり、戸惑ったり──
でも今は全部、俺が決める空気の中で動いてる。
「○○ちゃんは自分で選んだんだよ」
「俺が怖いからって、逃げようとしたよね。でも、それでも"ここ"に戻ってきた」
全部、彼女自身の意志だって、そう信じさせるように。
その"納得"が、彼女の首輪になる。
「○○ちゃんがこの鍵をくれたってことはさ、
もう、"自分で戻る自由"すら、俺に預けたってことなんだよ?」
彼女の額に額を当てて、そっと囁く。
「……ねぇ、よかった? 本当にそれで」
問えば、
彼女は──小さく、でも確かに頷いた。
満足げに微笑んだ俺は、彼女の頬に優しくキスを落としながら、
もうひとつ、心の中で鍵をかける。
"ここ"が彼女のすべてになるように。
"俺の腕の中"でしか呼吸できなくなるように。
愛してるよ、○○ちゃん。
どこまでも、深く深く──君を染める。
君はもう、俺のものだ。
この鍵が、それを証明してくれる。
だから今日も優しくするね。
もっと、もっと──君が俺から離れられなくなるまで。
"自分から"俺を選びなおした夜から、
しばらく経った。
あの夜、玄関の前で震えていた彼女の肩を抱いて、
「大丈夫、何も怖くないよ」って微笑んだ。
鍵の意味も、ノートの意味も、彼女はすべて知った。
それでも……俺を見つめてくれた。
そして今──
彼女の手のひらには、ひとつの鍵と、銀の手錠。
「……ねぇ、覚くん」
そう囁く声は、甘く濡れて、
どこか壊れたガラスみたいだった。
「……私から、逃げないって、信じていい?」
俺は笑う。
それがどんなに矛盾した問いでも、
彼女が"縛られること"に、安堵を見出してるってことは、もうわかってる。
「逃げないよ、○○ちゃん。俺はずっとここにいる」
そう囁くと、彼女の細い手が、
自分の手首に手錠を巻きつける。
──カチャ。
控えめな音なのに、俺には歓喜の鐘に聞こえた。
そして、手渡されたもう片方の鍵を、
指の腹でゆっくりと撫でて、宝物のように受け取る。
「……いい子だね」
頬に手を添えてキスを落とすと、
彼女はまぶたを閉じた。
その震えは、怯えじゃない。
全部、俺に捧げてくれてる証だ。
「偉いね、○○ちゃん。こんなに素直になれるなんて」
髪を撫でながら、抱きしめる。
彼女の身体は、完全に俺の腕の中で力を抜いていた。
最初は、もっと自由だった。
笑ったり、拗ねたり、戸惑ったり──
でも今は全部、俺が決める空気の中で動いてる。
「○○ちゃんは自分で選んだんだよ」
「俺が怖いからって、逃げようとしたよね。でも、それでも"ここ"に戻ってきた」
全部、彼女自身の意志だって、そう信じさせるように。
その"納得"が、彼女の首輪になる。
「○○ちゃんがこの鍵をくれたってことはさ、
もう、"自分で戻る自由"すら、俺に預けたってことなんだよ?」
彼女の額に額を当てて、そっと囁く。
「……ねぇ、よかった? 本当にそれで」
問えば、
彼女は──小さく、でも確かに頷いた。
満足げに微笑んだ俺は、彼女の頬に優しくキスを落としながら、
もうひとつ、心の中で鍵をかける。
"ここ"が彼女のすべてになるように。
"俺の腕の中"でしか呼吸できなくなるように。
愛してるよ、○○ちゃん。
どこまでも、深く深く──君を染める。
君はもう、俺のものだ。
この鍵が、それを証明してくれる。
だから今日も優しくするね。
もっと、もっと──君が俺から離れられなくなるまで。
