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夢小説設定
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仕事が終わり家で彼女に電話するのが決まりになってきた。
ルールなんて作ってはいない。
声を聞かせる事で一緒の時間を共有していると、
彼女に強く意識させているだけだ。
『……明日も朝、早いんだよね?』
彼女の声は、少しだけ名残惜しそうで。
そんなの、わかってる。
その声ひとつで、全部読み取れるくらいには、
俺はもう──君のことばっか考えてる。
「うん。でも寝る前に、○○ちゃんの声きけたら満足〜」
わざとらしく甘えた声を混ぜると、電話の向こうで彼女が笑った。
ほんとは、ちょっとだけ焦ってた。
また会えるまで、あと何日空くかを考えてしまうから。
でも、会えないなら──
その不安を、俺の手で"コントロール"すればいい。
「明後日、○○ちゃんの方が早く仕事終わるんでしょ? じゃあ……俺んち来る?」
自然な流れを装って。
でも、本当は最初から"そう仕向けていた"。
『……うん。行く』
可愛らしい返事に、頬が緩んだのを、
カップの底を指でなぞる。
すべてが、俺の中に入り込んできてくれる感覚が、たまらない。
ルールなんて作ってはいない。
声を聞かせる事で一緒の時間を共有していると、
彼女に強く意識させているだけだ。
『……明日も朝、早いんだよね?』
彼女の声は、少しだけ名残惜しそうで。
そんなの、わかってる。
その声ひとつで、全部読み取れるくらいには、
俺はもう──君のことばっか考えてる。
「うん。でも寝る前に、○○ちゃんの声きけたら満足〜」
わざとらしく甘えた声を混ぜると、電話の向こうで彼女が笑った。
ほんとは、ちょっとだけ焦ってた。
また会えるまで、あと何日空くかを考えてしまうから。
でも、会えないなら──
その不安を、俺の手で"コントロール"すればいい。
「明後日、○○ちゃんの方が早く仕事終わるんでしょ? じゃあ……俺んち来る?」
自然な流れを装って。
でも、本当は最初から"そう仕向けていた"。
『……うん。行く』
可愛らしい返事に、頬が緩んだのを、
カップの底を指でなぞる。
すべてが、俺の中に入り込んできてくれる感覚が、たまらない。
