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朝の光がカーテンの隙間から差し込んで、
淡く部屋を照らしていた。
俺は、ベッドの中で彼女の背中に腕を回したまま、微動だにせずにその寝顔を見ていた。
薄く寝息を立てる彼女の肩が、俺の腕の中で静かに上下するたびに、
胸の奥が──じわじわと熱を帯びる。
……やっと、手に入れたんだ。
昨日のことを思い返すだけで、喉の奥がひりつくように疼いた。
何度も触れて、何度も名を呼ばれて、
俺の中に、彼女の全部が刻み込まれた感覚がある。
でも──それでも、足りない。
「○○ちゃん」
寝息のリズムが崩れないよう、そっと呼びかける。
腕の中の彼女はうっすらと眉を寄せて、小さく目を開けた。
「……ん……おはよう、覚くん」
その声だけで、俺の心臓が跳ねる。
たった一言。
それだけで、俺はもう──
"この朝を永遠に繰り返したい"って思ってる。
「おはよ〜、○○ちゃん。
……よく眠れた?」
柔らかく問いかけると、彼女はゆっくりと頷いた。
「……うん、ぐっすり。
なんか……落ち着いた、っていうか」
その言葉が、嬉しくてたまらなかった。
落ち着いた──つまり俺の腕の中が、
"居場所になった"ってことでしょ?
でも、微笑んでいる俺の内側で、
確実に別の感情が、どろどろとした熱をまとって膨らんでいく。
もっと強く刻まなきゃ。
一度の夜で足りると思わないでほしい。
彼女が"他の誰かを選ぶ"未来なんて、
考えたくもない。
「……さ、朝ごはん、用意しよっか」
そう言いながらも、俺の指はまだ彼女の髪に触れたまま。
寝癖を見つけては優しく撫でるフリをして、
頬に指を滑らせる。
「ほら〜、昨日のまんまの顔してる」
「……なにそれ……」
「可愛いってこと〜。……俺の可愛い○○ちゃん」
笑ってるけど、本気で思ってる。
そして、
それを"当たり前"のように口にすることで、
彼女の中に、"俺といることが自然"だと思わせていく。
ちょっとずつ。
確実に。
キッチンでコーヒーを淹れながら、ふと後ろを振り返る。
彼女はまだ俺の方を見ていた。
どこか恥ずかしそうな顔。
でも、逃げる気配なんて、もうどこにもない。
「ねぇ、○○ちゃん。
……今日さ、もうちょっとこのままじゃダメ?」
わざと"予定"に触れないで言う。
彼女の選択に見せかけて、俺の望む方向へ誘導する。
彼女が頷けば、もう一日中離さない。
そのくらいの"執着"は、きっと今の俺なら簡単に隠せる。
でも、いつかは……わざと、隠さなくなるかもしれない。
だって──
一度でもこの腕の中に来たなら、もう二度と離すつもりなんてないから。
「ねぇ、○○ちゃん……」
コーヒーカップを置いて、ベッドに戻る。
彼女の隣に腰を下ろし、シーツ越しに脚に触れる。
そのぬくもりに、心の底から安心する。
「さっき、"よく眠れた"って言ってたでしょ?」
彼女が頷くのを見て、にっこり笑う。
「……それ、俺のせいだと思っていい?」
「え?」
「安心できたの、俺が隣にいたからでしょ?
違う?」
顔が赤くなる彼女を見て、わざと何も言わずに見つめる。
言葉じゃなく、その反応ごと全部、俺だけのものにしていく。
「ねぇ、もう一回、名前呼んでよ。
……昨日みたいに」
そう言ったのは、ほんのわずかな欲の吐露。
でも、それさえも"彼女の言葉"で満たしたいっていう、
俺の──終わりのない欲望。
甘さと優しさの中に隠された、
狂気と執着の気配は、もう消すつもりなんてない。
だって、これが俺の"恋"のかたちなんだから。
淡く部屋を照らしていた。
俺は、ベッドの中で彼女の背中に腕を回したまま、微動だにせずにその寝顔を見ていた。
薄く寝息を立てる彼女の肩が、俺の腕の中で静かに上下するたびに、
胸の奥が──じわじわと熱を帯びる。
……やっと、手に入れたんだ。
昨日のことを思い返すだけで、喉の奥がひりつくように疼いた。
何度も触れて、何度も名を呼ばれて、
俺の中に、彼女の全部が刻み込まれた感覚がある。
でも──それでも、足りない。
「○○ちゃん」
寝息のリズムが崩れないよう、そっと呼びかける。
腕の中の彼女はうっすらと眉を寄せて、小さく目を開けた。
「……ん……おはよう、覚くん」
その声だけで、俺の心臓が跳ねる。
たった一言。
それだけで、俺はもう──
"この朝を永遠に繰り返したい"って思ってる。
「おはよ〜、○○ちゃん。
……よく眠れた?」
柔らかく問いかけると、彼女はゆっくりと頷いた。
「……うん、ぐっすり。
なんか……落ち着いた、っていうか」
その言葉が、嬉しくてたまらなかった。
落ち着いた──つまり俺の腕の中が、
"居場所になった"ってことでしょ?
でも、微笑んでいる俺の内側で、
確実に別の感情が、どろどろとした熱をまとって膨らんでいく。
もっと強く刻まなきゃ。
一度の夜で足りると思わないでほしい。
彼女が"他の誰かを選ぶ"未来なんて、
考えたくもない。
「……さ、朝ごはん、用意しよっか」
そう言いながらも、俺の指はまだ彼女の髪に触れたまま。
寝癖を見つけては優しく撫でるフリをして、
頬に指を滑らせる。
「ほら〜、昨日のまんまの顔してる」
「……なにそれ……」
「可愛いってこと〜。……俺の可愛い○○ちゃん」
笑ってるけど、本気で思ってる。
そして、
それを"当たり前"のように口にすることで、
彼女の中に、"俺といることが自然"だと思わせていく。
ちょっとずつ。
確実に。
キッチンでコーヒーを淹れながら、ふと後ろを振り返る。
彼女はまだ俺の方を見ていた。
どこか恥ずかしそうな顔。
でも、逃げる気配なんて、もうどこにもない。
「ねぇ、○○ちゃん。
……今日さ、もうちょっとこのままじゃダメ?」
わざと"予定"に触れないで言う。
彼女の選択に見せかけて、俺の望む方向へ誘導する。
彼女が頷けば、もう一日中離さない。
そのくらいの"執着"は、きっと今の俺なら簡単に隠せる。
でも、いつかは……わざと、隠さなくなるかもしれない。
だって──
一度でもこの腕の中に来たなら、もう二度と離すつもりなんてないから。
「ねぇ、○○ちゃん……」
コーヒーカップを置いて、ベッドに戻る。
彼女の隣に腰を下ろし、シーツ越しに脚に触れる。
そのぬくもりに、心の底から安心する。
「さっき、"よく眠れた"って言ってたでしょ?」
彼女が頷くのを見て、にっこり笑う。
「……それ、俺のせいだと思っていい?」
「え?」
「安心できたの、俺が隣にいたからでしょ?
違う?」
顔が赤くなる彼女を見て、わざと何も言わずに見つめる。
言葉じゃなく、その反応ごと全部、俺だけのものにしていく。
「ねぇ、もう一回、名前呼んでよ。
……昨日みたいに」
そう言ったのは、ほんのわずかな欲の吐露。
でも、それさえも"彼女の言葉"で満たしたいっていう、
俺の──終わりのない欲望。
甘さと優しさの中に隠された、
狂気と執着の気配は、もう消すつもりなんてない。
だって、これが俺の"恋"のかたちなんだから。
