短編
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あなたがわたしに触れる時
『なんだキサマ。まだ“宮田くん”なんて呼ばれてやがるのか』
そんな風に言われているのは知っていた。
それを気にしている事にも気付いていた。
「なぁ、澪さん」
「何?宮田くん」
「そろそろさ、その・・・名前で呼んでくれないかな」
オレは気にしてないんだけどな、とでも言わんばかりの口調。
それが返って本心だと言ってるように聞こえる。
「・・・ダメかな、宮田くん、じゃ」
「イヤ・・・駄目ってわけでもないけど」
「もうずっと宮田くんって呼んでるから、今更変えるの難しいよ」
歯切れの悪い言葉を笑顔でかわす。
ごめんね。
それも本当なんだけど
呼ばない理由は他にもあって。
あなたがわたしに触れる時。
甘い唇に我を忘れ
ただ互いを求め合い
その存在を熱く火照った身体に刻む時。
わたしの口から自然にこぼれる、あなたの名前。
その瞬間
まるで触れるその全てを焼き尽くすかのように
あなたがわたしを求めてくれるから。
「澪」
鎮まった身体を寄せ合って
シーツの波に漂うふたり。
「何?宮田くん」
「・・・・・ワザとだろ、名前」
目が合って、ニヤリと笑うわたしに
やっぱりなと言いたげな、ため息のあなた。
「わかったよ。いいぜ」
「あれ、いいんだ?」
「いずれ名前で呼ばざるを得ない事になる」
「どういう事?」
「こういう事」
わたしの右手薬指の指輪を外し
左手にはめられる。
「あ・・・」
「確か給料3か月分だったよな?オレの場合・・・防衛戦3回分か」
それまでこれで代用しててくれよな。
「名前で呼んでもらうだけで苦労するぜ」
ため息まじりに呟く隣で
あなたがくれた誕生石が、左の薬指で光っている。
前の誕生日に贈ってくれた指輪。
左は本物をつける時までとっておきたいから
あの時は右にはめてもらったもの。
ずっと優勢だったのに
思わぬところでカウンターをもらってしまった。
同じ苗字になってしまっては
名前で呼ばざるを得ない。
なんだかすごく悔しい気がするけれど
それ以上に嬉しくなってしまったわたしの負けだ。
「頑張ってね、み・や・た・く・ん」
精一杯の負け惜しみと愛を込めて。
何か言いかけたあなたの唇を自分のそれでそっと塞ぐと
驚きと恥ずかしさを露にしたあなたの顔。
これは再び形勢逆転かな。
まだまだ、負けるわけにはいきません。
END
2009/01/26 PCUP
+++atogai+++
ギャーーーーーーーー!!!
何やってんのォォォおまえ!と昔の自分にすごい勢いで言われそうです。
いや、ホント、何書いてんだわたし・・・(爆)
ホラ、最近の宮田くんがもう大変なことになってて
打たれすぎてどっかおかしくなったっていうかね、わたしが。
言い訳っていうか、大好きなサイト様の夢に触発されたっていうか
つい書いてしまったっていうか(人のせいにしない)
ていうか、この人誰、みたいな・・・
果たして宮田くんがこんな雰囲気を作れる人なんでしょうか・・・
いや、でも、ホラ、やっぱりさ、少しは夢見たいじゃないですか。
ごごごごごごめんなさいっ(書き逃げ)
『なんだキサマ。まだ“宮田くん”なんて呼ばれてやがるのか』
そんな風に言われているのは知っていた。
それを気にしている事にも気付いていた。
「なぁ、澪さん」
「何?宮田くん」
「そろそろさ、その・・・名前で呼んでくれないかな」
オレは気にしてないんだけどな、とでも言わんばかりの口調。
それが返って本心だと言ってるように聞こえる。
「・・・ダメかな、宮田くん、じゃ」
「イヤ・・・駄目ってわけでもないけど」
「もうずっと宮田くんって呼んでるから、今更変えるの難しいよ」
歯切れの悪い言葉を笑顔でかわす。
ごめんね。
それも本当なんだけど
呼ばない理由は他にもあって。
あなたがわたしに触れる時。
甘い唇に我を忘れ
ただ互いを求め合い
その存在を熱く火照った身体に刻む時。
わたしの口から自然にこぼれる、あなたの名前。
その瞬間
まるで触れるその全てを焼き尽くすかのように
あなたがわたしを求めてくれるから。
「澪」
鎮まった身体を寄せ合って
シーツの波に漂うふたり。
「何?宮田くん」
「・・・・・ワザとだろ、名前」
目が合って、ニヤリと笑うわたしに
やっぱりなと言いたげな、ため息のあなた。
「わかったよ。いいぜ」
「あれ、いいんだ?」
「いずれ名前で呼ばざるを得ない事になる」
「どういう事?」
「こういう事」
わたしの右手薬指の指輪を外し
左手にはめられる。
「あ・・・」
「確か給料3か月分だったよな?オレの場合・・・防衛戦3回分か」
それまでこれで代用しててくれよな。
「名前で呼んでもらうだけで苦労するぜ」
ため息まじりに呟く隣で
あなたがくれた誕生石が、左の薬指で光っている。
前の誕生日に贈ってくれた指輪。
左は本物をつける時までとっておきたいから
あの時は右にはめてもらったもの。
ずっと優勢だったのに
思わぬところでカウンターをもらってしまった。
同じ苗字になってしまっては
名前で呼ばざるを得ない。
なんだかすごく悔しい気がするけれど
それ以上に嬉しくなってしまったわたしの負けだ。
「頑張ってね、み・や・た・く・ん」
精一杯の負け惜しみと愛を込めて。
何か言いかけたあなたの唇を自分のそれでそっと塞ぐと
驚きと恥ずかしさを露にしたあなたの顔。
これは再び形勢逆転かな。
まだまだ、負けるわけにはいきません。
END
2009/01/26 PCUP
+++atogai+++
ギャーーーーーーーー!!!
何やってんのォォォおまえ!と昔の自分にすごい勢いで言われそうです。
いや、ホント、何書いてんだわたし・・・(爆)
ホラ、最近の宮田くんがもう大変なことになってて
打たれすぎてどっかおかしくなったっていうかね、わたしが。
言い訳っていうか、大好きなサイト様の夢に触発されたっていうか
つい書いてしまったっていうか(人のせいにしない)
ていうか、この人誰、みたいな・・・
果たして宮田くんがこんな雰囲気を作れる人なんでしょうか・・・
いや、でも、ホラ、やっぱりさ、少しは夢見たいじゃないですか。
ごごごごごごめんなさいっ(書き逃げ)