絶対迷宮秘密のおやゆび姫
未来は変わるなんて、うまいことを言ったもんだわ。
と、今すごく思うわ。
まさか、私を食べようとしていた王様が、私
にプロポーズしてくるなんて。
「私の妃になってほしい」
その言葉に、私は、耳を疑った。
でも、すごく嬉しくて。
こんなことが、あるんだ、と夢心地になった。
元の王様に戻った王様は、とても優しくて素敵で、断る理由もなかったから、私は、躊躇いもないまま承諾した。
「私みたいな村娘でも良いと言うのなら、私を貰ってください」と。
それからは、とても忙しい日々が続いた。
結婚式の準備が、国を挙げて進められたからだ。
国を回り、挨拶回りしたり、結婚式のプラン、ドレスの仕立て。
目の回る忙しさに、ただただ驚いた。
そして結婚式が、慎ましやかに、執り行われた。
誓いの言葉を告げ、指輪の交換。
そして、誓いのキス···。
初めてではなかったけど、すごく恥ずかしくて、顔が真っ赤になる。
「ふっ。可愛い妃だ」
「それを言うなら、あなたはすごく素敵だわ」と、強がり。
無事に終わった結婚式だけど、実感が正直湧かなかった。
でも、今日からは、同じ部屋で過ごすことになる。
否応なく実感してくるこれからの事に、胸がきつく締め付けられるような焦燥感を感じた。
ーーーーー
そして、1年後私達は、可愛い双子の子を授かった。
私は、王様に食べられる運命だと思ってた。
それは、違う形で食べられたのだけど、丸飲みされる運命から未来が変わって、本当に良かったと、私と王様は、赤ちゃんを抱いて微笑みあった。
と、今すごく思うわ。
まさか、私を食べようとしていた王様が、私
にプロポーズしてくるなんて。
「私の妃になってほしい」
その言葉に、私は、耳を疑った。
でも、すごく嬉しくて。
こんなことが、あるんだ、と夢心地になった。
元の王様に戻った王様は、とても優しくて素敵で、断る理由もなかったから、私は、躊躇いもないまま承諾した。
「私みたいな村娘でも良いと言うのなら、私を貰ってください」と。
それからは、とても忙しい日々が続いた。
結婚式の準備が、国を挙げて進められたからだ。
国を回り、挨拶回りしたり、結婚式のプラン、ドレスの仕立て。
目の回る忙しさに、ただただ驚いた。
そして結婚式が、慎ましやかに、執り行われた。
誓いの言葉を告げ、指輪の交換。
そして、誓いのキス···。
初めてではなかったけど、すごく恥ずかしくて、顔が真っ赤になる。
「ふっ。可愛い妃だ」
「それを言うなら、あなたはすごく素敵だわ」と、強がり。
無事に終わった結婚式だけど、実感が正直湧かなかった。
でも、今日からは、同じ部屋で過ごすことになる。
否応なく実感してくるこれからの事に、胸がきつく締め付けられるような焦燥感を感じた。
ーーーーー
そして、1年後私達は、可愛い双子の子を授かった。
私は、王様に食べられる運命だと思ってた。
それは、違う形で食べられたのだけど、丸飲みされる運命から未来が変わって、本当に良かったと、私と王様は、赤ちゃんを抱いて微笑みあった。
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