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哉太×月子

月子が、俺の部屋へ遊びに来た。

何をするわけでもなく、くっちゃべったり、マンガ読んだりしてそんな感じ。

で、俺がトイレに行ってる間に、月子は、クッションを抱きしめてスヤスヤと眠っていた。

「なんだ、寝ちまったのか。ったく···」

さっきまでの賑やかさが嘘のように、部屋中がシーンとしてる。

「おーい、月子さーん起きろー」と、小さな声で、耳元に喋り掛ける。

ま、起きないわな。

「うーん、このお、お、お、俺様をひ、ひ、1人にするのがいけないんだからな!これくらい許されるだろ」

月子の頬にキスをする。

間違いなく、今の俺の顔真っ赤だ。

これも、月子のせいなんだからな!

って、誰に言い訳してんだよ俺!

「うーん。哉太うるさいよ」

俺の気も知らないでこいつ!

でも、まあ、これも惚れた弱みってやつか。

頬杖をついて、月子の頬をつつくだけだった。




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