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エステル編

その場にいる全員暗い顔をしているとご主人の電話がなった

ご主人はその電話に出た

どうやら電話の相手は芳川さんらしい

芳川【あら出たのね。またカエル顔のお医者に面倒かけたっていう話だったけど電話に出られるくらいには元気なのね】

一方通行『うるせェ、こっちは暇じゃねェンだ要件を言え』

開始地点『ご主人、ミサカさんの件が不安なのは分かりますが芳川さんに頼み事をしたのは僕らなんですから…』

一方通行『早くしねェとあのガキが異変に気づいちまうンだよ』

芳川【またあの子の周りで何か起こっているのね。ま、いいわ。DAだけどね、色々わかったわ】

開始地点『DAのこと…』

芳川【DAはディシプナリー・アクション。つまり懲戒処分の略で警備員内の互助組織みたいね。とまぁ建前はそうだけど実際は秘密結社……しかも相当たちが悪い】

一方通行『悪党の風上にも置けねェクソだってことはよく知ってる』

開始地点『そうです!クソ野郎です!』

芳川【そう、彼らは彼らの言う正義の実現のためには手段を選ばないわ。実際度の過ぎた治安維持活動によって懲戒処分を受けたメンツが始めたわけだから当然なのかも知れないけど…】

何が正義ですか。正義を語るのなら上条さん並の善行を積んでからにしてください!

芳川【問題は彼らにはたくさんのシンパがいることなのよ】

一方通行『シンパだァ?』

芳川【DAの理念に賛同した警備員や元警備員からたくさんの情報や送金そして技術供与まで受け取ってDAは成長してきた。悪は成長するとさらに強力な悪を呼び込む。DAの場合それは強大な権力者。不採用に終わった防衛企業。そして危険な脳科学者といったところだったわけ…】

確かエステルさんが拘束されていたという倉庫では菱形さんという男の人がいた

僕やご主人のことを詳しかったところを見ると彼が学者に当たるのかも

芳川【もっとも合流後に辟易して敵対するVIPなんかも珍しくないし実際DAに目をかけていたお偉いさんの1人があまりに過激な行動をとるDAを邪魔に思ったのかつい先程排除に動き始めたみたい】

やっぱり仲間割れみたいなことも起こるんですね

芳川【従って今やDAの周囲は随分ときな臭いことになっているわ。それこそ今までお偉いさんによってシャットダウンされていた本来の警備員も動き始めるかもしれない。もしこの件に関わるつもりならくれぐれも気をつけて】

一方通行『……ンなこたァ関係ねェな。俺は誰であろうとなンであろうと気に入らねェヤツはぶっ潰す。それだけだ』

開始地点『ミサカさんが誘拐された時点が僕だって辞めるつもりはありません。絶対助け出します。それにエステルさん達も心配ですし』

一方通行『無理だけはすンなよ』

開始地点『そのセリフそっくりそのまま返しますご主人』

こうして僕たちは芳川さんから内容を聞いたあと妹達を助けるため準備に取り掛かった
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