エステル編

僕らが外に出ると駐車場に大きなトラックが止めてありそこに人もいる

ご主人はその人に近づくので多分その人が女の人を連れ去ったのだろう

男『目標は想定外の相手と接触を図るがそれが目標の計画だったのかは不明。相手は反応せず問題は』

一方通行『おい、ちょっと待てコラ。あー悪ィンだけどよ。その荷物置いてけ。ちょっと聞きてェことがあンだよ』

開始地点『それで置いていってくれたら楽なんですけどね…』

男『なんだ?貴様ら何を…』

一方通行『三下に聞きてェことはねェ』

さてはご主人、上条さんに三下って言われてからその言葉気に入ってますね?

男『嘗めるなよ!警備員は能力者相手を前提に組織された部隊だ!お前らみたいなモンスターチャイルドを躾けるのもまた我々の任務』

ご主人は杖を使い近くにあった車を警備員らしき人に当てた

一方通行『俺が優しく撫でてやってる間にどっか行け』

開始地点『……優しく??』

ご主人の冗談はたまによく分からなかったりする

男『貴様ぁぁ!!許さんぞォォ!!』

警備員らしき格好の男はなにかのボタンを押した

するとすぐ近くに巨大なロボットが出てきた

開始地点『なにこれ…』

一方通行『サンタクロースにでもおねだりしやがったかァ?』

開始地点『クリスマスはまだ先ですけどね…』

男『一方通行、お前については我々はよく知っている。あらゆるベクトルを操り全ての攻撃を無効化するところか…反射し自らの武器とすることができる能力。学園都市最強の頭脳と戦闘力を持つ存在』

開始地点『それがわかっているのなら無駄な争いはやめた方がいいと思いますけど』

男『昨日までならな。能力者にとって脳は量子論に基づく能力を使用するための最も重要な器官。それをお前はとある事故で傷つけた。もう以前のように能力は震えないだろう』

開始地点『はァ……なるほど』

男『そっちの小さい方はよく知らないがレベル5の能力者でなければ我々の敵ではない!悪は容赦なく滅ぼす!それがDAの教義』

DA?聞いたことない組織名だ

男『悪の愚かさを思い知るがいい!』

男がそう叫ぶとロボットは動き出す

ロボットは僕らに向かって攻撃をするがそれは全てご主人が反射してくれた

一方通行『驚いたかァ?またぞろ飽きもせず悪趣味なこと始めたみてェだな学園都市は』

男『学園都市では無い。我らDAの成果だ!』

開始地点『仮にも学園都市の番犬じゃないんですか?』

一方通行『そうだぜ!番犬ふぜいがふんぞり返ってンじゃねェよ!飼い主様に叱られるぜ?』

男『番犬?言い得て妙だな。我らは学園都市の悪全てに食らいつく番犬だ。悪の全てはDAの牙によって切り裂かれる』

一方通行『ハッ!ヒャハハハハ!!聞いたかレイタ、こいつは悪を齧るのが相当お好きなようだぜェ!なァヒーロー様よォ!』

相変わらず悪人ムーブをする時はノリノリですよねご主人

一方通行『ならオマエの前に立っているこの俺らに齧り付いてみろ?俺らという闇を噛み砕いてみろ?』

開始地点『まぁ仮にご主人に噛みつけなくても自身の腕を齧れば同じじゃないですか?僕らに比べたら薄味ですけどね』

一方通行『それもそォだなァ!ヒャハハハ!!』

男『……俺たちを貴様らと一緒にするな!!』

怒っているのかロボットを動かしては僕らの目の前の地面を潰した

男『まぁいい…さて反射はまだ使えるようだが、その能力いつまで維持できるか試してやろう!』

一方通行『あーめンどくせェ。自慢のおもちゃなのはわかったがよォ。俺が反射が使えなくなるまで待つ理由はねェよなァ?』

ご主人は目の前に能力を使った

一方通行『だから1秒でぶっ殺す!』

目の前の道は半分に割れた

ロボットはかろうじて避けたためこわせていない

それにしてもご主人の代理演算をこなしているのもあって僕自身に反射は回せそうにない

この感覚も早く慣れて自分でも動けるようにならないとな

ご主人はそのままロボット目掛けて進む

男『まずい!?俺を守れ!!』

ロボットは目の前の道を塞ぎご主人が来れないようにした

男『俺が撤退するまでの時間を確保しろ!』

一方通行『おもしれェ…おもちゃを先にぶっ壊せってことかァ!』

ご主人はロボットの攻撃をものともせずロボットを破壊した

しかしそのロボットから……

女の人が……死体が…落ち……

………僕は再び妹達の死を思い出してしまった

気分が悪い吐きそうだ……

しかし前を見ると同じく顔色が悪いご主人の姿が見えた

今は僕じゃないご主人の方を冷静にしないと

僕はご主人に駆け寄った

開始地点『ご主人、落ち着いて……あの子は妹達じゃない』

僕はご主人の背をさすった

一方通行『………クソッ』

僕以上に妹達の死がトラウマになっているのはご主人だ

気づくとあの男には逃げられてしまった

一方通行『……逃げやがったか』

開始地点『ごめん、僕が追いかけてれば』

一方通行『いやイイ。てめぇのせいじゃねェ』

ご主人は死んでいる女の子に近寄った

一方通行『……冷てェ。瞳孔反応もねェ……死体を詰め込ンでやがったのか?』

開始地点『……死んでる人を道具みたいに使ってるみたいで気分悪いですね…』

一方通行『…胸糞悪ィ』




その後僕らはカエルのお医者に頼み警備員を呼んでもらった

事情はカエル先生が上手く誤魔化してくれたらしいので僕らが怪しまれることは無いだろう

あの人には色々してもらって申し訳ないな

その場で待っていると本物の警備員が到着した

あるひとりの警備員はこちらに気づき声をかけてきた

黄泉川『よう!大変だったじゃんよ?一方通行!そっちの似た子は一方通行の妹?いや弟?』

開始地点『ご主人知り合いですか?』

一方通行『いや知らねェ。オマエの知り合いじゃねェのか?』

開始地点『僕の知り合いそんなに多くないですけど警備員に知ってる人はいませんよ』

黄泉川『ワハハハ!そっか、一方通行は有名人で私は知ってたけど、お前は私を知るわけないじゃんよ?私は黄泉川愛穂じゃん』

開始地点『なるほど、ご主人有名ですからね。あ、僕はレイタです』

黄泉川『レイタか。でも兄弟がいるのは知らなかったじゃん?一方通行に似てなくて素直そうな子で驚いたじゃんよ』

開始地点『あ~……まぁ兄弟みたいなもの……ですかね…』

実際は同一人物みたいなものですけども

でも兄弟みたいか……家族みたいで少し嬉しいですね

一方通行『チッ』

黄泉川『とりあえずわかったことが1つ。お前らを襲ったのは正規の警備員じゃない』

開始地点『やっぱり』

一方通行『そもそもあの死体はなンだ?』

黄泉川『人皮挾美。死後三日経過。死体についてはそれほど不自然な点はないな。三日前に川に飛び込んだ自殺者だ。目撃者も多数いる』

彼女、自殺だったんだ……

黄泉川『死体は上がってなかったけど三日経ってこうして見つかったわけじゃん』

人皮さんの情報データを見してもらうと能力レベルは2だった

けどあのロボットの攻撃は少なくともレベル2ではなかった

黄泉川『死体の脳がどうやって能力を使ったのかはともかく……お前の話だとこれが例の機械の仕業だってことだけど…明らかにレベル4は必要じゃんよ?なんかの間違いじゃん?』

ご主人は杖をつかみ立ち上がった

一方通行『それを調べンのがオメェらの仕事だろうが。おいレイタ、帰るぞ』

開始地点『あ、はい。それでは黄泉川さん。僕はこれで失礼します!』

黄泉川『気をつけて帰るじゃんよ』

僕らは自分の病室に戻る
2/15ページ
スキ