このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

ゾルディック編

キルアが独房から出る前に戻りリズ目線

キキョウ『紹介が遅れましたね。私キルアの母です。この子はカルト』

ゴンは冷静にキキョウさんを見ているとクルっと撃たれた女の子に駆け寄る

レオリオ『気絶しているだけだ』

ゴン『良かった』

リズ『血が流れてるから止血しとくね』

ゴン『キルアがオレ達に会えないのはなんでですか?』

キキョウ『独房にいるからです。キルは私や兄を刺し家を飛び出しました。しかし反省し自ら戻ってきました』

そういえば刺したって言ってた

キキョウさんが顔に包帯を巻いているのはそのせいだろう

キキョウ『今は自分の意思で独房に入ってます。ですからキルがいつそこから出てくるかは……まぁお義父さまったら!!なんでジャマするの!?』

話していたかと思うと急に叫び始めるキキョウさん

顔に着いている機械で別なものを見ているのだろうか

キキョウ『ダメよ!!まだ繋いでおかなくちゃ!全くもう、なんてこと……私急用が出来ました。ではこれで。またあそびにいらしてくださいね』

キキョウさんはその場を去ろうとする

ゴン『待ってください。オレ達あと10日くらいこの街にいます。キルアくんにそう伝えてください』

キキョウ『…わかりました。言っておきましょう。それでは……』

キキョウさんはその場を離れる

一緒に来ていた着物の子

カルトちゃんはこちらを睨みつけている

キキョウ『カルトちゃん!何してるの!早くいらっしゃい!』

カルト『はいお母様』

そのままカルトちゃんも去っていった

レオリオ『言っちゃなんだが薄気味悪い連中だな。キルアが自分からってのもウソくせぇ』

リズ『家族がいて羨ましいってキルアに言ったけど…あの家族だと確かキルアも苦労してそうかも……』

レオリオ『間違いねぇ。ゴン、このまま戻るのはしゃくだぜ。無理にでもついていかねーか』

ゴン『うん…でもそうするときっと彼女が責任を取らされるような気がするから…』

レオリオ『あ、そうか』

すると女の子は目を開けた

カナリア『私が…執事室まで案内するわ』

リズ『だ、大丈夫?怪我してるけど…』

カナリア『私は大丈夫よ…執事室なら屋敷に直接繋がる電話があるから、ゼノ様がお出になられればあるいは…』

そうして私達は執事室に案内された


執事室に着くと数人の執事達が迎えてくれた

執事室にて

顔が腫れるまで殴られたゴンは手当をしてもらい私達は座った

ゴトー『先程は大変失礼いたしました。奥様から連絡があり、あなた方を正式な客人として迎えるよう申しつけられました。ごゆっくりおくつろぎください』
私達は小声で先程の女の子と話す

クラピカ『……ここが屋敷じゃないのか』

カナリア『えぇ、執事用のすまいよ』

リズ『それにしても豪華なおうちだね…』

レオリオ『心遣いは嬉しいが、オレ達はキルアに会うためにここに来た。出来ればすぐにでも本邸に案内してもらいたいんだが』

ゴトー『その必要はございません。キルア様がこちらに向かっておいでですから』

ゴン『本当!?』

ゴトー『えぇ、もうしばらくお待ちください』

私達は顔を見合せて嬉しさを分かちあった

ゴトー『さて、ただ待つのは退屈で長く感じるもの。ゲームでもして時間を潰しませんか?』

レオリオ『ゲーム?』

目の前の執事はコインを取りだし上に投げ瞬時に手を出し掴んだ

ゴトー『コインはどちらの手に?』

4人『左手』

ゴトー『御明答、では次はもっと速く行きますよ』

執事は素早い動きでコインを掴む

ゴトー『さぁどちら?』

ゴン『また左手』

ゴトー『素晴らしい。じゃ次は少し本気を出します』

次にコインを投げると手が何本もあるような素早い動きでコインを掴んだ

ゴトー『さぁどっち?』

レオリオ『ん~自信薄だが多分右…』

ゴトー『私は…キルア様を生まれた時から知っている。僭越ながら親にも似た感情を抱いている…正直なところ……キルア様を奪おうとしているお前らが憎い』

急に執事の態度が悪くなったのがわかった

ゴトー『さぁ……どっちだ?応えろ』

クラピカ『左手だ』

コインは左手にあった

そのコインは握りつぶされていたが

ゴトー『奥様は…消え入りそうな声だった。断腸の思いで送り出すのだろう……許せねぇ。キルア様が来るまでに結論を出す。オレがオレのやり方でお前らを判断する。文句は言わせねぇ』

後ろにいた執事達がナイフを取り出し執事の女の子の首に当てた

ゴトー『いいか。一度間違えばそいつはアウトだ。キルア様が来るまでに4人ともアウトになったら……キルア様には4人は先に行ったと伝える。二度と会えないところにな…』

つまり殺されるわけだ

ゴン『キルアは…』

ゴトー『黙れ。てめぇらはギリギリのとこで生かされてるんだ。オレの問いにだけバカみてぇに答えてろ』

そして執事はものすごく速い動きでコインを掴む

ゴトー『どっちだ!?』

さすがに早すぎて分からない

ゴトー『モタモタすんじゃねー3秒以内に答えろ。おいそいつの首かっ切れ』

レオリオ『待て!!左手だ!』

リズ『私も左手!!』

ゴン『オレは右手』

クラピカ『私もだ』

これでどちらか間違えてもどちらかは残る

ゴトー『…まずは二人アウトだ』

正解は右手だった

執事はそのまま続ける

ゴトー『どっちだ』

クラピカ『私は右手だ』

ゴン『じゃオレは左手』

どちらかが残るように2人は決めた

ゴトー『当たりは左手。これで残りは一人………いくぜ』

ゴン『ちょっと待って』

ゴトー『なんだ?ただの時間稼ぎなら一人ぶっ殺すぞ』

ゴン『リズ、ナイフある?』

リズ『え…』

ゴン『安心してよ。暴れたりしないから』

私はゴンに裁縫用のナイフを渡した

ゴンは腫れていた瞼を切る

そしてそこから血を流し両目とも見えるようにした

ゴン『ドンと来い!』

ゴトー『フン!…………どっちだ?』

ゴン『左手!』

ゴトー『……やるな。じゃこいつはどうだ』

そういうと執事は複数でコインを素早く回した

ゴトー『さぁ……誰が持ってる?』

ゴン『…後ろのこっちの人でしょ?』

ゴンは私達の後ろにいた執事を指さした

そこにはたしかにコインがある

さすがゴン、目がすごくいい

ゴトー『素晴らしい!!』

執事達は拍手をした

キルア『ゴーン!!』

するとドアの向こうからキルアの声がした

ゴトー『いやー少し悪ふざけが過ぎました。大変失礼いたしました。しかし時間を忘れて楽しんでいただけましたでしょう?』

レオリオ『あ……もうこんな時間経ってたのか!いやーあんた迫真の演技だったぜ』

本当に演技だったのだろうか…

キルア『ゴン!!』

そうこうしているとキルアが部屋に入ってきた

なにやら怪我はしているが元気そうだ

キルア『あとえーとクラピカ!!』

クラピカ『私はついでか?』

キルア『リオレオ!!』

レオリオ『レオリオ!!』

キルアはこちらを見る

多分キルア的に気まずいんだと思う

がこちらに来てくれた

キルア『リズ……本当にゴメン。オレにはもうどうしようもないことだけどそれでも謝りたくて…』

リズ『…私キルアのこと恨んでないよ』

キルア『え…』

リズ『そりゃ弟のことは苦しいしキルアのお兄さんは恨むかもだけど……けど、キルアはそのことと関係ないからさ!キルアはキルアだし』

キルア『リズ…』

リズ『キルアがどう思ってるか分からないけど、私はキルアのこと友達だと思ってるから!これ決定事項ね?』

キルア『……ふっ…あはは!なんだよそれ!』

リズ『キルアがなんと言っても私達は友達だから!人形繰りを教える約束もあるしね!ねーゴン!』

ゴン『そうだよ!オレ達は友達!』

キルア『……ありがとう』

キルアは安心したような顔をした

キルア『それにしても久しぶり!!どーした?ひでー顔だぜ!』

ゴン『キルアこそ!』

キルア『早速だけど出発しよーぜ。とにかくどこでもいいから!ここにいるとおふくろがうるせーからさ』

キルアは執事達の方を見た

キルア『じゃーな!!あ、そーだゴトー。いいか、おふくろに何を言われてもついてくんなよ!』

ゴトー『承知しました』

キルアはこちらに戻り私達は部屋を出た

ゴンは先程の執事……ゴトーさんと話をしてから遅れてやってきたのであった
6/6ページ
スキ