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ゾルディック編

キルア目線

独房にて

ミルキ『起きろ!!』

拘束されて暇だから寝ていたら兄貴に再度ムチで叩かれた

別に痛くは無いんだけどな

キルア『あぁ、兄貴お早う。今何時?』

兄貴はそれすらもイラつくのか葉巻を使ってオレの体に根性焼きしてきた

それすらも痛くはないけどな

ミルキ『いい気になるなよキル』

キルア『あちちそんなァ、オレすげー反省してるよ。ゴメン悪かったよ兄貴』

ミルキ『嘘つけ!!』

即バレたのか再びムチで顔を叩いてきた

キルア『やっぱわかる?』

兄貴はムカついてる様子だった

すると兄貴の胸ポケットから電話が鳴る

ミルキ『はい!あ、ママ?うんうん……うんわかった』

兄貴はおふくろと電話で話すとこちらを見た

ミルキ『キル…お前の友達とうとう執事室の近くまで来たそうだぜ』

ゴンやリズ達が来ているのは知っていた

ゴンはわかるが、どうして大事な弟を殺したやつの身内であるオレのところに来ようとしてるのかは分からない

もしかしたらイルミのことを恨んでいてその腹いせにオレを殺そうとしているかもだけど

……まぁその場合死ぬのはリズなんだけども

けどもしそうならいやだな

友達になりたいと思った奴を殺したくないな

………もう人形繰り教えてもらう約束はダメだよな

そう考えていると兄貴が話し出す

ミルキ『どうするキル?オレがママに頼んで執事に命じてもらえば4人とも…』

兄貴が考えていることが即分かりオレは片手の拘束具を壊した

キルア『ミルキ…4人に手を出したら殺すぜ?』

仮にリズがオレを恨んでいても殺させるつもりはない

ゼノ『入るぞ。もうその辺にしとけミル』

ミルキ『でもゼノじいちゃん!こいつ全然反省してないんだぜ!!』

ゼノ『んなこたわかっとる。キルもう行っていいぞ』

キルア『はーい』

じいちゃんに言われた通りオレはほかの拘束具も壊した

キルア『あ〜痛かった。兄貴、オレ反省してないけど悪いとは思ってるんだぜ。だから大人しく殴られてやったんだよ』

ゼノ『キル…シルバが呼んどるからな』

キルア『親父が?…わかった』

そう言われオレは服を着て親父の元に向かった



シルバ『キル。友達ができたんだって?』

キルア『うん』

少なくともゴンは友達なんだろうとオレは思ってる

シルバ『そうか…試験はどうだった?』

キルア『ん、簡単だった』

少し無言が続いた

シルバ『キル…こっちに来い』

キルア『え?』

シルバ『お前の話が聞きたい。試験でどんなことをして、誰と出会い何を思ったのか…どんなことでもいい。教えてくれ』

キルア『うん』

親父がこんなことを言うのは初めてだった

だからオレはハンター試験でのことを話した

キルア『ーでさ、そしたらゴンがなんて言ったと思う?足は切られたくないしまいったとも言いたくないだって!』

シルバ『はははは!』

キルア『わがままだろ?』

シルバ『面白いコだな』

キルア『他にもさ人形を操って戦うやつもいたんだぜ!そいつ人形だけでなく本人の力も強いんだぜ!女なのに!』

シルバ『珍しい子だな』

キルア『だよなー!リズ=レイディーって名前のやつ』

シルバ『レイディー?レイディー一族のものか』

キルア『親父知ってんの?』

シルバ『あぁ、レイディー一族は人形使いであると同時に全員瞳がアメジスト色で人数が少ない珍しい人種だ。そのためレイディー一族の瞳や髪は希少価値が高いからオークションで売られたりもする』

え……それならリズもなのか

キルア『もしかしてリズの弟が殺されたのはそのせいか…?』

シルバ『キル?』

キルア『あ、ごめん。いやそのリズって子…弟がいたんだけど……イルミに殺されたらしい』

シルバ『そういえばキルが8歳くらいの頃イルにそんな依頼が来ていたな』

やっぱり……

シルバ『キル、友達に会いたいか?』

オレはどう言っていいかわからず黙った

シルバ『遠慮することはない。正直に言え。思えば…お前と父子として話をしたことなどなかったな。オレが親に暗殺者として育てられたようにお前にもそれを強要してしまった。オレとお前は違う…お前が出ていくまでそんな簡単なことに気づかなかった』

親父はそのままオレの頭を撫でた

シルバ『お前はオレの子だ。だがお前はお前だ。好きに生きろ。疲れたらいつでも戻ってくればいい。な?』

キルア『………』

シルバ『もう一度聞く。仲間に会いたいか?』

オレは………ゴン達に会いたい

たとえリズに恨まれていても会いたい

キルア『うん!!』

シルバ『わかった。お前はもう自由だ。だが、1つだけ誓え』

親父は親指を噛み血を流した

シルバ『絶対に仲間を裏切るな。いいな』

オレも自身の親指を噛み血を流しそのまま親父の親指に当てた

キルア『誓うよ。裏切らない。絶対に!!』

オレは親父の部屋から出た

キキョウ『キル!!無駄よ、4人は帰ったわ。独房に戻りなさい』

キルア『いやだ、オレ行くよ』

キキョウ『キル!!』

キルア『どけよ』

そう言い放つとおふくろは諦めたのか追っては来なかった

ゴンと会ったら何を話そう

リズには……とにかく謝ろう

今のオレにはそれしかできないから

オレはそのままゴン達の元に向かった
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