ハンター試験編
ドーレ港にて
レオリオ『すげぇ人だな』
リズ『他の人たちもハンター試験を受けてる人なのかな』
クラピカ『おそらく我々と同じ目的だろう』
ゴン『おーい!みんな!』
船長と話していたゴンくんがこちらに戻ってきた
話を聞くと船長は山の一本杉を目指せと言ったらしい
レオリオ『そりゃおかしいぜ。見ろよ。会場があるザバン地区は地図にもちゃんと乗ってるデカイ都市だぜ』
リズ『えっと……あ、地図によるとあの一本杉はザバン地区とは反対方向だね』
レオリオ『そうだぜ。それにザバン直行便のバスだって出てるんだ。近道どころか下手すりゃムダ足だぜ』
クラピカ『彼の勘違いでは?』
ゴン『とりあえずオレは行ってみる。きっと何か理由があるんだよ』
レオリオ『ゴンよ。お前少しは人を疑うことを覚えた方がいいぜ。オレはバスで行くことをすすめるね』
しかしゴンくんはそのままこちらに手を振り一本杉を目指す
リズ『私ゴンくんについて行くよ』
レオリオ『はぁ!?リズもかよ!?』
リズ『ゴンくんのこと心配だしもしかしたらヒントがあるかもだし』
クラピカ『では私も一緒に行こう』
レオリオ『おいクラピカ』
クラピカ『船長の言葉…というよりもゴンの行動に興味があるね。私もしばらく彼に付き合ってみる』
レオリオ『けっ、以外に主体性のねー奴らだな。オレは地道にバスで向かう。じゃーな。短い付き合いだったな。元気でな』
そのままレオリオさんはバス停の方まで行った
だが数分後にすぐレオリオさんはこちらに合流したのであった
寂れた町
歩いていると人の姿も見えない寂しい町があった
レオリオ『うすっ気味悪いところだな。人っ子1人見当たらねーぜ』
ゴン『でも…いっぱいいるよね』
クラピカ『うむ、油断するな』
リズ『え!?ひ、人いるの!?』
クラピカ『息遣いがそこら中から聞こえてくるじゃないか』
ゴン『うん、衣擦れの音もするし…隠れてるつもりかな』
リズ『……レオリオさんわかる?』
レオリオ『リズ、どうやら普通の人間はオレら2人だけらしいぜ』
リズ『レオリオさんも分からないってことか…』
クラピカ『しっ』
周りを見ると人がぞろぞろ出てきた
その集団の前にはおばあさんが居る
おばあさん『ドキドキ……ドキドキ2択クイ~~~~~~ズ!!』
おばあさんは大声でそう叫ぶ
おばあさん『お前たち…あの一本杉を目指してんだろ?あそこにはこの町を抜けないと絶対に行けないよ。他からの山道は迷路みたいになっている上に凶暴な魔獣のナワバリだからね』
これも試験ってことか
おばあさん『これから1問だけクイズを出題する。考える時間は5秒間だけ。もし間違えたら即失格。今年のハンター資格取得はあきらめな』
クラピカ『なるほど、これもハンター試験の関門の1つか』
おばあさん『1か2で答えること。それ以外の曖昧な返事は全て間違いとみなす』
レオリオ『おいちょっと待てよ。この4人で1問ってことか?もしこいつが間違えたらオレまで失格ってことだろ?』
レオリオさんはクラピカさんを指さす
クラピカ『有り得ないね。むしろ逆の可能性があまりに高くて泣きたくなるよ』
ゴン『でも4人のうち1人が答えを知ってればいいんだから楽だよ。オレクイズ苦手だし』
リズ『私もあまり賢い方じゃないから協力ならありがたいかも』
ゴン『でしょ!』
レオリオ『確かにそーだけどよ』
男『おいおい早くしてくれよ』
私達が話していると後ろから男性が出てきた
男『何ならオレが先に答えるぜ。悪いなボウズ。港でちょいと立ち聞きしちまってな』
ゴン『何を?』
リズ『船長との話じゃないかな』
ゴン『なるほど!』
おばあさん『どうするかね?』
レオリオ『……譲ろうぜ』
男『お先に』
おばあさん『それでは問題。お前の母親と恋人が悪党に捕まり1人しか助けられない。1母親、2恋人。どちらを助ける』
え……これがクイズ?
男『1』
おばあさん『なぜそう思う?』
男『そりゃあ母親はこの世にたった1人だぜ。恋人はまた見つけりゃいい』
おばあさん『………通りな』
男はおばあさんに言われた道を進んだ
レオリオ『………ふざけんじゃねぇ!!こんなクイズがあるかボケェ!!こんな問題人によって答えは違うし正解なんていう言葉でくくれるもんでもねー!!』
リズ『私もそう思う……答えなんてあるのかな』
レオリオ『ほらみろ!リズだってそう思ってるぜ!ここの審査員も合格者も全部クソの山だぜ!!オレは認めねーぞ!オレは引き返す!!別のルートから行くぜ!!』
おばあさん『もう遅い。クイズを辞退するなら即失格とする。ハンターになる資格はないね』
クラピカ『レオリオ!』
レオリオ『なんだよ!まさかこんなふざけたクイズ続けろってのか!』
おばあさん『待ちな!これ以上はおしゃべりは許さないよ。ここからは余計な発言をしたら即失格とする!!さぁ答えな。1クイズを受ける。2受けない』
クラピカ『1だ!』
強制的にクイズが始まってしまった
おばあさん『それじゃ問題だ。息子と娘が誘拐された。1人しか取り戻せない。1娘、2息子。どちらを取り戻す?』
どちらも選べない……
他の人達も答えられないのか黙ったまま
そのまま5秒間がすぎた
おばあさん『終了』
その途端レオリオさんが木の枝でおばあさんを殴ろうとした
クラピカさんはそれを止めた
リズ『レオリオさん!いくらなんでもそれはやりすぎじゃ…』
レオリオ『いいや限界だ!!手土産にこのババァの素っ首もって会場へ乗り込むぜ!スカした審査員共を全員ぶっ飛ばして説教してやる!ハンター!?クソくらえだ!こんな腐れた商売無くしちまった方が世のためだ!!』
お金のためって言っていたレオリオさんだけどやっぱりいい人ではあるんだよね
クラピカ『せっかくの合格を棒にふる気か?』
リズ『え…』
レオリオ『何?』
レオリオさんは攻撃をやめた
クラピカ『我々は正解したんだよレオリオ、リズ。沈黙!それが正しい答えなんだ。いみじくもレオリオが言っただろう。正解なんて言葉ではくくれないと。その通りこのクイズに正解なんてない。しかし解答は1か2でしか言えないルールだ。つまり答えられない。沈黙しかないんだ』
レオリオ『しかしさっきの野郎は……』
リズ『……思い返せば正解とは言ってなかったっけ?』
クラピカ『そうだ。通れと言っただけだった。さっき彼の悲鳴が聞こえた。おそらく魔獣に襲われたんだろう。つまりこの道は正しい道じゃないのさ』
おばあさん『その通り。本当の道はこっちだよ』
おばあさんは道を教えてくれた
おばあさん『一本道だ。2時間も歩けば頂上に着く』
レオリオ『……バアサンすまなかったな…』
おばあさん『何を謝ることがある。お前みたいなやつに会いたくてやってる仕事さ。頑張っていいハンターになりな』
レオリオ『あぁ』
ゴン『ふぅ~ダメだ!どうしても答えが出ないや!』
クラピカ『……ふっ』
リズ『はは、ゴンくんまだ考えてたんだ』
レオリオ『もういいんだぜ』
ゴン『え?なんで?』
レオリオ『もうクイズは終わったんだぜ』
ゴン『それは分かってるよ。でももし本当に大切な2人の内1人しか助けられない場面に出会ったら……どうする?』
私達はまたも沈黙になった
ゴン『どちらを選んでも本当の正解じゃないけど、どちらか必ず選ばなくちゃならない時……いつか来るかも知れないんだ』
………やっぱりゴンくんは大人だな
私達はそのままおばあさんたちと別れ道を進んだ
レオリオ『すげぇ人だな』
リズ『他の人たちもハンター試験を受けてる人なのかな』
クラピカ『おそらく我々と同じ目的だろう』
ゴン『おーい!みんな!』
船長と話していたゴンくんがこちらに戻ってきた
話を聞くと船長は山の一本杉を目指せと言ったらしい
レオリオ『そりゃおかしいぜ。見ろよ。会場があるザバン地区は地図にもちゃんと乗ってるデカイ都市だぜ』
リズ『えっと……あ、地図によるとあの一本杉はザバン地区とは反対方向だね』
レオリオ『そうだぜ。それにザバン直行便のバスだって出てるんだ。近道どころか下手すりゃムダ足だぜ』
クラピカ『彼の勘違いでは?』
ゴン『とりあえずオレは行ってみる。きっと何か理由があるんだよ』
レオリオ『ゴンよ。お前少しは人を疑うことを覚えた方がいいぜ。オレはバスで行くことをすすめるね』
しかしゴンくんはそのままこちらに手を振り一本杉を目指す
リズ『私ゴンくんについて行くよ』
レオリオ『はぁ!?リズもかよ!?』
リズ『ゴンくんのこと心配だしもしかしたらヒントがあるかもだし』
クラピカ『では私も一緒に行こう』
レオリオ『おいクラピカ』
クラピカ『船長の言葉…というよりもゴンの行動に興味があるね。私もしばらく彼に付き合ってみる』
レオリオ『けっ、以外に主体性のねー奴らだな。オレは地道にバスで向かう。じゃーな。短い付き合いだったな。元気でな』
そのままレオリオさんはバス停の方まで行った
だが数分後にすぐレオリオさんはこちらに合流したのであった
寂れた町
歩いていると人の姿も見えない寂しい町があった
レオリオ『うすっ気味悪いところだな。人っ子1人見当たらねーぜ』
ゴン『でも…いっぱいいるよね』
クラピカ『うむ、油断するな』
リズ『え!?ひ、人いるの!?』
クラピカ『息遣いがそこら中から聞こえてくるじゃないか』
ゴン『うん、衣擦れの音もするし…隠れてるつもりかな』
リズ『……レオリオさんわかる?』
レオリオ『リズ、どうやら普通の人間はオレら2人だけらしいぜ』
リズ『レオリオさんも分からないってことか…』
クラピカ『しっ』
周りを見ると人がぞろぞろ出てきた
その集団の前にはおばあさんが居る
おばあさん『ドキドキ……ドキドキ2択クイ~~~~~~ズ!!』
おばあさんは大声でそう叫ぶ
おばあさん『お前たち…あの一本杉を目指してんだろ?あそこにはこの町を抜けないと絶対に行けないよ。他からの山道は迷路みたいになっている上に凶暴な魔獣のナワバリだからね』
これも試験ってことか
おばあさん『これから1問だけクイズを出題する。考える時間は5秒間だけ。もし間違えたら即失格。今年のハンター資格取得はあきらめな』
クラピカ『なるほど、これもハンター試験の関門の1つか』
おばあさん『1か2で答えること。それ以外の曖昧な返事は全て間違いとみなす』
レオリオ『おいちょっと待てよ。この4人で1問ってことか?もしこいつが間違えたらオレまで失格ってことだろ?』
レオリオさんはクラピカさんを指さす
クラピカ『有り得ないね。むしろ逆の可能性があまりに高くて泣きたくなるよ』
ゴン『でも4人のうち1人が答えを知ってればいいんだから楽だよ。オレクイズ苦手だし』
リズ『私もあまり賢い方じゃないから協力ならありがたいかも』
ゴン『でしょ!』
レオリオ『確かにそーだけどよ』
男『おいおい早くしてくれよ』
私達が話していると後ろから男性が出てきた
男『何ならオレが先に答えるぜ。悪いなボウズ。港でちょいと立ち聞きしちまってな』
ゴン『何を?』
リズ『船長との話じゃないかな』
ゴン『なるほど!』
おばあさん『どうするかね?』
レオリオ『……譲ろうぜ』
男『お先に』
おばあさん『それでは問題。お前の母親と恋人が悪党に捕まり1人しか助けられない。1母親、2恋人。どちらを助ける』
え……これがクイズ?
男『1』
おばあさん『なぜそう思う?』
男『そりゃあ母親はこの世にたった1人だぜ。恋人はまた見つけりゃいい』
おばあさん『………通りな』
男はおばあさんに言われた道を進んだ
レオリオ『………ふざけんじゃねぇ!!こんなクイズがあるかボケェ!!こんな問題人によって答えは違うし正解なんていう言葉でくくれるもんでもねー!!』
リズ『私もそう思う……答えなんてあるのかな』
レオリオ『ほらみろ!リズだってそう思ってるぜ!ここの審査員も合格者も全部クソの山だぜ!!オレは認めねーぞ!オレは引き返す!!別のルートから行くぜ!!』
おばあさん『もう遅い。クイズを辞退するなら即失格とする。ハンターになる資格はないね』
クラピカ『レオリオ!』
レオリオ『なんだよ!まさかこんなふざけたクイズ続けろってのか!』
おばあさん『待ちな!これ以上はおしゃべりは許さないよ。ここからは余計な発言をしたら即失格とする!!さぁ答えな。1クイズを受ける。2受けない』
クラピカ『1だ!』
強制的にクイズが始まってしまった
おばあさん『それじゃ問題だ。息子と娘が誘拐された。1人しか取り戻せない。1娘、2息子。どちらを取り戻す?』
どちらも選べない……
他の人達も答えられないのか黙ったまま
そのまま5秒間がすぎた
おばあさん『終了』
その途端レオリオさんが木の枝でおばあさんを殴ろうとした
クラピカさんはそれを止めた
リズ『レオリオさん!いくらなんでもそれはやりすぎじゃ…』
レオリオ『いいや限界だ!!手土産にこのババァの素っ首もって会場へ乗り込むぜ!スカした審査員共を全員ぶっ飛ばして説教してやる!ハンター!?クソくらえだ!こんな腐れた商売無くしちまった方が世のためだ!!』
お金のためって言っていたレオリオさんだけどやっぱりいい人ではあるんだよね
クラピカ『せっかくの合格を棒にふる気か?』
リズ『え…』
レオリオ『何?』
レオリオさんは攻撃をやめた
クラピカ『我々は正解したんだよレオリオ、リズ。沈黙!それが正しい答えなんだ。いみじくもレオリオが言っただろう。正解なんて言葉ではくくれないと。その通りこのクイズに正解なんてない。しかし解答は1か2でしか言えないルールだ。つまり答えられない。沈黙しかないんだ』
レオリオ『しかしさっきの野郎は……』
リズ『……思い返せば正解とは言ってなかったっけ?』
クラピカ『そうだ。通れと言っただけだった。さっき彼の悲鳴が聞こえた。おそらく魔獣に襲われたんだろう。つまりこの道は正しい道じゃないのさ』
おばあさん『その通り。本当の道はこっちだよ』
おばあさんは道を教えてくれた
おばあさん『一本道だ。2時間も歩けば頂上に着く』
レオリオ『……バアサンすまなかったな…』
おばあさん『何を謝ることがある。お前みたいなやつに会いたくてやってる仕事さ。頑張っていいハンターになりな』
レオリオ『あぁ』
ゴン『ふぅ~ダメだ!どうしても答えが出ないや!』
クラピカ『……ふっ』
リズ『はは、ゴンくんまだ考えてたんだ』
レオリオ『もういいんだぜ』
ゴン『え?なんで?』
レオリオ『もうクイズは終わったんだぜ』
ゴン『それは分かってるよ。でももし本当に大切な2人の内1人しか助けられない場面に出会ったら……どうする?』
私達はまたも沈黙になった
ゴン『どちらを選んでも本当の正解じゃないけど、どちらか必ず選ばなくちゃならない時……いつか来るかも知れないんだ』
………やっぱりゴンくんは大人だな
私達はそのままおばあさんたちと別れ道を進んだ
