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ハンター試験編

飛行船にて

ネテロ『残った43名の諸君に改めて挨拶しとこうかの。ワシが今回のハンター試験審査委員会代表責任者のネテロである。本来ならば最終試験で登場する予定であったがいったんこうして現場に来てみると』

ネテロ会長は周りの人達を見た

ネテロ『なんとも言えぬ緊張感が伝わってきていいもんじゃ。せっかくだからこのまま同行させてもらう事にする』

ビーンズ『次の目的地へは明日の朝8時に到着予定です。こちらから連絡するまで各自自由に時間をお使いください』

キルア『ゴン!飛行船の中探検しようぜ!』

ゴン『うん!』

レオリオ『元気なヤツら…』

ゴン『そうだ!リズも来る?』

リズ『子供だけだと不安だしついて行くよ』

キルア『なんでもいいけど早く行こうぜ!』

私はそのままゴンくんとキルアくんの探検に付き合うことにした

色々な場所を巡っていると外の景色が見えるところがあった

キルア『うわーすげー!』

ゴン『宝石みたいだね!』

子供達がはしゃいでるとやっぱり和むよね

ゴン『……キルアのさァ…父さんと母さんは?』

キルア『んー?生きてるよ。多分』

リズ『え、多分?』

ゴン『何してる人なの?』

キルア『殺人鬼』

リズ『えぇぇぇ!?』

ゴン『両方とも?』

リズ『いやゴンくん冷静すぎ!』

キルア『アハハハ!やっぱりゴンは面白いな!マジ面でそんなこと聞き返してきたのお前が初めてだぜ。だいたいはリズと同じ反応だし』

ゴン『え?だって本当なんでしょ?』

キルア『……なんでわかる?』

ゴン『何となく』

キルア『おかしいなァ……どこまで本気か分からない子ってのがチャームポイントだったのに』

リズ『ゴンくんが例外なだけだと思うよ』

キルア『やっぱり?』

リズ『うん』

キルア『……オレん家暗殺家業なんだよね。家族ぜーんぶ。そん中でもオレすげー期待されてるらしくてさーでもさ、オレやなんだよね。人にレールしかれる人生ってやつ?』

リズ『あーでも確かに誰かに自分の人生決められるのは嫌かも』

キルア『だろ!?自分の将来は自分で決めるって言ったら親兄弟キレまくりでさー母親なんかオレがいかに人殺しとして素質があるかとか涙ながらに力説するんだぜ。ヒデー親だぜ?ぐれるぜフツー』

これが反抗期ってやつなのかな…

ラズも生きてたらこんな感じだったかも

キルア『結局ケンカになって母親の顔面と兄貴の脇腹刺して家おん出てやった!今頃きっと血眼さ!!来たらソッコー返り討ちだけど』

もはや反抗期を超えて殺意だ…

キルア『ハンターの資格取ったらまずうちの家族とっ捕まえるんだ。きっといい値段で売れると思うんだよねー』

言ってることは物騒だが嬉しそうに話しているキルアくん

ゴンくんも静かだがしっかり話を聞いている

キルア『そういえばリズの家族とかいねーの?』

ゴン『あ、それはオレも気になってた!弟のことは聞いたけど親のことは聞いてなかったよね!』

リズ『親……実は私もう親もいないんだよね。弟よりも前に死んじゃったから』

ゴン『ご、ごめんなさい!』

リズ『あぁ!気にしないで!?身内がいないのは寂しいけどこのとおり私は元気だし!……でも家族がいるのは私にとって羨ましいことかも』

キルア『オレみたいな家族でも?』

リズ『うん、ちょっぴり羨ましい』

そういうとキルアくんは黙ってしまった

リズ『あ、そういえばまだラズくん見せてなかったね。見る?』

キルア『見る!』

キルアくんからの返答を聞き私は棺桶からラズくん人形を取り出した

キルア『すげー本物の人間みてーだな』

ゴン『目がアメジストみたいで綺麗だよね!』

リズ『ありがとう。これ私が作ったから褒められると嬉しいな!』

キルア『なぁ人形ってオレでも操れるの?』

リズ『覚えれば簡単なのぐらいはできるよ』

キルア『今度教えてよ!オレやってみたい!』

ゴン『あー!キルアだけずるい!オレもオレも!!』

リズ『ふふっわかったわかった』

なんだか弟が増えたみたいで可愛いな2人とも

そう楽しく話しているとある場所から強い気配を感じ思わずラズくん人形を構えた

キルアくんもゴンくんも気づいたのか同じ方向を見ている

しかしそこには何もいない

ネテロ『どうかしたのかの?』

後ろから突然ネテロ会長が現れた

ゴン『あれ?ネテロさんこっちの方から誰か近づいてこなかった?』

ネテロ『いーや』

キルア『……素早いね年の割に』

リズ『え、あの距離を!?』

ネテロ『ちょこっと歩いただけじゃよ』

キルアくんは冷たい目でネテロ会長を見た

キルア『何か用?じいさん最終試験まで別にやることないんだろ?』

ネテロ『そう邪険にしなさんな。退屈なんで遊び相手を探してたんじゃ。どうかな3人とも。ハンター試験初挑戦の感想は?』

ゴン『うん楽しいよ!想像と違って頭使うペーパーテストみたいなのないし』

リズ『色んな人がいてすごいなって思ってるかな。まだまだ世界は広いって感じ』

キルア『オレは拍子抜けしたね。もっと手応えのある難関かと思ってたから。次の課題はもっと楽しませてくれるんだろ?』

子供なのに暗殺家業だからかすごいよねキルアくん

ネテロ『さぁどかの?』

キルア『2人とも行こーぜ。時間の無駄だ』

キルアくんはゴンくんと私をつかみその場を離れようとする

ネテロ『まぁ待ちんなさい。おぬしらワシとゲームをせんかね?もしそのゲームでワシに勝てたらハンターの資格をやろう』

その言葉に私達はネテロ会長を見る

とりあえずそのゲームをやるために場所を移動した



ネテロ『この船が次の目的地に着くまでの間にこの球をワシから奪えば勝ちじゃ。そっちはどんな攻撃も自由!ワシの方は手を出さん』

キルア『ただ取るだけでいいんだね?じゃオレから行くよ』

ネテロ『御自由に』

キルアくんは歩くようにネテロ会長に近づく

だがただ歩いているわけではなくまるでキルアくんが何人もいるように見えた

ゴンくんもその様子に驚く

そしてそのまま球を取ろうとしたがネテロ会長は軽く避ける

キルアくんは取れないことを悟ったのか今度はネテロ会長の足を思いっきり蹴り飛ばした

普通なら折れてる音したけど……

キルア『いってぇ~~~!!』

しかしネテロ会長は無事でキルアくんが痛がっていた

リズ『キルアくん大丈夫?』

キルア『鉄みたいだぜあのじーさんの足』

キルアくんは痛かったのかゴンくんとハイタッチし交代した

ゴン『よーし、次はオレだ!行くぞ!』

ゴンくんは素早く前に駆け出した

ネテロ会長も余裕そうにしていたがゴンくんはその目の前で上に飛んだ

だがあまりにも高くジャンプしたせいで頭をぶつけた

ゴン『ってぇ~~!!!』

キルア『ジャンプ力がすげーのはわかったからちゃんと加減して飛べよゴン!せっかくじいさん油断してたのに!!』

リズ『まぁまぁ落ち着いてキルアくん』

ゴン『次リズやってみる?』

リズ『ん~やるだけやってみるよ』

私はゴンくんとハイタッチしラズくん人形を取り出した

ネテロ『どこからでもどうぞ』

リズ『遠慮なく』

私はネテロ会長の周りをラズくんのワイヤーで囲むよう操作した

素早い相手なら罠を張った方が早い

ネテロ『ほぉーなるほど』

リズ『一応特製ワイヤーで人とかも切れちゃうから触らない方がいいよ』

ネテロ『ワシなら問題ないぞ』

ネテロ会長はそう言うと素早く張っていたワイヤーを切った

リズ『え……うそぉ!?素手でワイヤーを!?』

ネテロ『まだまだ甘いの』

リズ『く、悔しい……』

キルア『まぁ罠だけじゃな』

ゴン『どんまいリズ!』
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