僕らがヒーローに出会った日
時は過ぎ中学3年生の頃
出久『見て見てひーちゃん!!でっけー敵!!』
目の前ではしゃいでいるのは双子の弟の出久
学ランがよく似合っている可愛い弟だ
引弾『はいはい、わかったから落ち着いて出久。巻き込まれたら大変だよ』
出久『でもでも!ヒーローの活躍見たいし!』
昔と変わらずヒーローが大好きな素直な子だ
僕と出久は登校中に敵を見つけた
出久はそこにくるヒーローの様子を見たいのか前に行く
僕も出久になにか起こらないようそばに行く
出久『誰戦ってます!?』
出久は近くにいたおじさんに聞く
しかし目の前にいるヒーローを見ては再度はしゃぎ出した
出久『シンリンカムイ!人気急上昇中の若手実力派!!!』
おじさん『聞いといて解説か兄ちゃん』
出久『あ…いや、うへへ』
引弾『出久はヒーロー大好きだもんね』
出久『だってかっこいいじゃん』
引弾『否定はしないけど』
おじさん『一発ハデに見せろよ樹木マン!』
出久『あ、ほら出るよ!先制必縛…ウルシ鎖牢』
Mt.レディ『キャニオンカノン!』
だがシンリンカムイが攻撃する前に巨大な女が敵を蹴り飛ばした
僕も出久もおじさんもぽかんとしている
周りにいたオタクは何やら喜んでいる様子だ
Mt.レディ『本日デビューと相成りました。Mt.レディと申します。以後お見シリおきを』
何やらまた派手な個性だなぁ…
出久『巨大化か……人気も出そうだしすごい個性ではあるけどそれに伴う街への被害も考えると割と限定的な活用になっていくか?いや大きさは自在かそれか』
出久はノートにメモを取り出した
これは出久の癖でヒーローのことをメモしている
まぁ僕的にはこれを聞くと出久って感じして安心する
引弾『出久、出久!またいつもの癖出てるよ』
出久『うわぁ!ごごごめん!つい!』
おじさん『おいおいメモって!ヒーロー志望かよ!イイネ2人とも頑張れよ!』
出久『はい!ありがとうございます!』
引弾『ありがとうございます』
こうして僕たちはヒーロー活動を眺めてから学校へと向かった
折寺中学校にて
教室
先生『えーお前らも3年ということで本格的に将来を考える時期だ』
隣の席にいる出久はこっそりノートを取りながら話を聞いている
先生『今から進路希望のプリントを配るが皆!大体ヒーロー科志望だよね』
クラスメイト『はーい!』
クラスメイトたちは皆個性を使って手を挙げている
隣の出久は自信なさげに手を挙げている
ちなみに僕は別にヒーロー志望では無い
あくまで出久をサポートするためにヒーローとなるだけだ
先生『うんうん、皆いい個性だ!でも校内での個性使用は原則禁止な』
爆豪『せんせー皆とか一緒くたくすんなよ!』
僕の前の席にいる爆豪勝己(14歳)
通常かっちゃんが話し出す
爆豪『俺はこんな没個性共と仲良く底辺なんざ行かねーよ』
机に足を乗せながら偉そうに言っている
昔からいろいろできてしまうからか最近は特に調子に乗った発言と態度だ
男子生徒『そりゃねーだろカツキ!』
爆豪『モブがモブらしくうっせー!!』
相当自分に自信があるのだろうかいつも笑顔で人を見下している
先生『あ〜確か爆豪は雄英高志望だったな』
クラスメイト『国立の!?今年偏差値79だぞ!?』
クラスメイト『倍率も毎度やべーんだろ!?』
爆豪『そのざわざわがモブたる所以だ!』
かっちゃんは机に飛び乗るとさらに語り出す
爆豪『模試じゃA判定!俺は中学唯一の雄英圏内!あのオールマイトをも超えて俺はトップヒーローとなり必ずや高額納税者ランキングに名を刻むのだ!!』
先生『あ、そういや緑谷姉弟も雄英志望だったな』
出久はかっちゃんにバレたのがまずいと思っているのか顔を隠している
僕は真顔だ
クラスメイト全員がこちらを見る
クラスメイト『はぁ!?緑谷姉ならまだしも緑谷弟は無理っしょ!』
クラスメイト『勉強出来るだけじゃヒーロー科には入れねぇんだぞ!いや緑谷姉は勉強出来ねぇけど』
引弾『いや勉強頑張ってるから』
出久『そ、そうだよ!ひーちゃん勉強頑張ってるし、そもそもそんな規定もうないし前例がないだけで……』
その時目の前にいたかっちゃんが僕には当たらないように出久に爆破をかます
爆豪『コラァデク!』
出久『どわ!!』
出久はその衝撃で後ろに倒れる
爆豪『没個性どころか無個性のてめぇがなんで俺と同じ土俵に立てるんだ!!?』
出久『待っ、違う待ってかっちゃん。別に張り合おうとかそんなの全然!本当だよ!』
引弾『かっちゃんやめてよ。別に出久が何しようか勝手だろ』
僕は出久を庇うように前に出た
爆豪『てめぇもヒーロー目指すのやめろって言っただろ!』
引弾『かっちゃんには関係ないじゃん!』
爆豪『あぁ”!?』
引弾『そもそも無個性だってヒーローになれるかもしれないじゃん。出久の小さい頃からの目標なんだしやってみないと分からないよ』
爆豪『なぁにがやってみないとだ!!!記念受験か!!デクに何をやれるんだ!?』
出久はその言葉を聞いて顔を俯かせた
ほんと最近のかっちゃんはまじで嫌いだ
引弾『その何かを見つけるんだよかっちゃんは黙ってて』
爆豪『ハジキのくせに俺に反抗するのかよ!』
引弾『なんでもかんでもかっちゃんの思い通りになると思ったら大間違いだから!!』
先生は大事になると思ったのか僕たちを止め授業に戻った
放課後
出久『ひーちゃん見てみて!今朝の事件ヤフートップだよ!』
出久は朝言われたことを忘れたのかそれとも忘れようとしているのかヒーローの活躍が載ったニュースを見せてきた
引弾『わっ本当だ。帰ったらまたノートにまとめるの?』
出久『もちろん!』
そのノートを取ろうとした瞬間かっちゃんがそのノートを奪う
出久『あっ』
爆豪『話まだ済んでねーぞデクとハジキ』
クラスメイト『カツキそれなに?』
クラスメイト『将来のための……まじか緑谷弟』
出久『い、いいだろ!返してよ!』
出久がそのノートを取ろうとするとかっちゃんはそのままノートを爆破した
出久『あーーーー!!!ひどい…』
引弾『かっちゃん!!君って人はほんと!!』
僕はその爆破して少し黒焦げになったノートをかっちゃんから取り上げた
かっちゃんは全く反省していない顔をしている
爆豪『フン……一線級のトップヒーローは大抵学生時に逸話を残してる』
引弾『だから?』
爆豪『俺はこの平凡な私立中学から初めて!唯一の!雄英進学者っつー箔をつけてーのさ。まー完璧主義なわけよ』
引弾『みみっちいだけだよ』
爆豪『うるせえ。とにかくお前らは雄英受けるな。わかるよなナードくん?』
かっちゃんは脅すように出久の肩に手を置く
しかしそれは気をつけないと爆破しそうだ
出久はその言葉にまた黙ってしまう
クラスメイト『いやいやそこは何か言い返せよ』
クラスメイト『緑谷姉も弟に現実を教えてあげなよ』
引弾『教えてますけど!?』
爆豪『デク、そんなにヒーローに就きてんなら効率いい方法あるぜ。来世は個性が宿ると信じて屋上からのワンチャンダイブ!!』
出久はその言葉に言い返そうとするが先に僕の方が動いた
ちょうど持ってたカバンをかっちゃんに向かって弾いた
かっちゃんは当然運動神経がいいので避ける訳だが、それでも何かせずにはいられなかった
引弾『君のそういうところほんと嫌いだ』
かっちゃんは嫌な顔をしながらそのまま教室を出た
引弾『出久、気にしないで。帰ろう?』
出久『……うん』
出久は落ち込みながら荷物をまとめた
僕も弾き飛ばしたカバンを回収しに行った
帰り道
出久『本当に僕が飛んだら自殺教祖だぞ。考えてものを言え…』
引弾『最近のかっちゃんは特に酷いからね。気にしたらダメだからね出久』
出久『わかってるよひーちゃん』
今の出久は特に自信がなく見ていて悲しくなるところはある
そう考えると小さい頃が懐かしい
あれは確か出久がまだ無個性だとわかる前
出久『お母さん!パソコーン!』
引子『また?もー出久だけで再生数1万回は増やしてるね。お母さんは怖くて見れんわ』
お母さんはパソコンを操作してある動画を再生してくれる
引弾『出久はこのヒーロー好きだからね』
引子『ほんとそうよね。それじゃあとはお願いねお姉ちゃん』
引弾『はーい』
幼い頃の僕は出久と一緒に1人のヒーローのデビュー動画を見る
それは明らかに僕たちとは画風が違いその時も笑顔でたくさんの人を助けるヒーロー
そうオールマイトのデビュー動画だ
出久『超カッコイイなぁぁ!!僕も個性出たらこんな風になりたい!!』
出久は目を輝かせてそういう
引弾『出久ならなれるよ』
出久『ほんと!?ありがとうひーちゃん!!』
引弾『ふふっ』
出久『ひーちゃんはもう個性出てるもんね!お母さんと似てる個性!』
引弾『磁石みたいに物を引き寄せたり弾いたりできるよ』
出久『カッコイイ!!僕もお母さんみたいな個性かな!?それともお父さんみたいに火を吹くかも??』
引弾『あはは、どっちの個性でもカッコイイヒーローになれるよ』
出久『ありがと!僕にねひーちゃんと一緒にヒーローやりたいんだ!!』
引弾『一緒に?』
出久『うん!……あ、嫌だった?』
引弾『ううん、そんなことないよ!出久と一緒なら僕もヒーローになりたいな』
出久『やったぁぁ!約束だよ!!』
しかしその希望は叶わず出久は個性が出なかった
ある日病院に行き出久はお医者さんに見てもらった
病院にて
医者『諦めた方がいいね』
引子『そんな…やっぱりどこか悪いんですか?幼稚園の子や双子の姉はもうほぼ発言しているのにこの子だけ…』
医者『失礼。奥さんは第四世代ですね。個性の方は…』
引子『えぇもちろん。私はちょっとした物を引きつけるくらいで……夫は火を吹きます。娘も私と似た感じです』
そのあとお医者さんの説明では親のどちらかの個性が出るかその複合型が出るからしい
しかし出久にはそれがなく、簡単に言うと足の小指に関節が2つある出久は個性が宿っていない型みたいだ
今思うとその関節ぐらいで変わるものだろうかと思うが、お医者さんが言ったことだし…
そのあと家でまた動画を見ている出久
お母さんは悲しそうにしていた
出久『お母さん……どんなに困ってる人でも笑顔で助けちゃうんだよ…』
出久はこちらを振り向くと目に涙を耐えていた
出久『超カッコイイヒーローさ。僕もなれるかなぁ』
お母さんはその様子を見て出久を思いっきり抱きしめた
引子『ごめんね出久!ごめんねぇ』
お母さんも出久も泣きながらそこにいた
違うよお母さん
出久は欲しい言葉はそれじゃないよ
その後部屋で寝る時間になった時僕は出久に声をかけた
引弾『……出久』
出久『ひーちゃん…どうしたの』
引弾『出久は……個性はないかもだけど、きっとヒーローになれるよ』
出久『……』
引弾『僕も頑張るから……一緒に頑張ろう?』
出久『……うん、ありがとう…』
しかし1度お母さんから否定のような言葉をされたからか僕の言う言葉ではあまり響いてくれなかった
現在
だからこそ僕は出久がヒーローになれるよう応援したいし、一緒にヒーローになるって約束守りたい
どんなときも大事な弟を守りたいんだ
そう考えている時後ろから音がした
振り返るとそこにはヘドロのよう奴がいた
ヘドロは出久をみた
ヘドロ『……Mサイズの隠れミノ』
ヘドロはそのまま出久に飛びかかった
引弾『出久!!』
ヘドロはそのまま出久を取り込むように出久の口を塞ぐ
引弾『出久!出久!!!離せよ!!』
ヘドロ『邪魔をするなよ。大丈夫体を乗っ取るだけさ。苦しいのは約45秒。すぐ楽になるからさ』
引弾『ダメだ!ダメだダメだ!!』
僕は個性を使ってヘドロを弾いたり引き寄せようとするが威力が弱いのかすぐ元に戻って出久を取り込もうとする
出久も手でどうにかヘドロをつかもうとするが掴めない
出久は苦しそうにしている
引弾『嫌だ!やめてやめてやめてぇぇ!!』
僕は泣きながらどうにかするがどうにもならない
だれか……だれか出久を助けて!!
出久『見て見てひーちゃん!!でっけー敵!!』
目の前ではしゃいでいるのは双子の弟の出久
学ランがよく似合っている可愛い弟だ
引弾『はいはい、わかったから落ち着いて出久。巻き込まれたら大変だよ』
出久『でもでも!ヒーローの活躍見たいし!』
昔と変わらずヒーローが大好きな素直な子だ
僕と出久は登校中に敵を見つけた
出久はそこにくるヒーローの様子を見たいのか前に行く
僕も出久になにか起こらないようそばに行く
出久『誰戦ってます!?』
出久は近くにいたおじさんに聞く
しかし目の前にいるヒーローを見ては再度はしゃぎ出した
出久『シンリンカムイ!人気急上昇中の若手実力派!!!』
おじさん『聞いといて解説か兄ちゃん』
出久『あ…いや、うへへ』
引弾『出久はヒーロー大好きだもんね』
出久『だってかっこいいじゃん』
引弾『否定はしないけど』
おじさん『一発ハデに見せろよ樹木マン!』
出久『あ、ほら出るよ!先制必縛…ウルシ鎖牢』
Mt.レディ『キャニオンカノン!』
だがシンリンカムイが攻撃する前に巨大な女が敵を蹴り飛ばした
僕も出久もおじさんもぽかんとしている
周りにいたオタクは何やら喜んでいる様子だ
Mt.レディ『本日デビューと相成りました。Mt.レディと申します。以後お見シリおきを』
何やらまた派手な個性だなぁ…
出久『巨大化か……人気も出そうだしすごい個性ではあるけどそれに伴う街への被害も考えると割と限定的な活用になっていくか?いや大きさは自在かそれか』
出久はノートにメモを取り出した
これは出久の癖でヒーローのことをメモしている
まぁ僕的にはこれを聞くと出久って感じして安心する
引弾『出久、出久!またいつもの癖出てるよ』
出久『うわぁ!ごごごめん!つい!』
おじさん『おいおいメモって!ヒーロー志望かよ!イイネ2人とも頑張れよ!』
出久『はい!ありがとうございます!』
引弾『ありがとうございます』
こうして僕たちはヒーロー活動を眺めてから学校へと向かった
折寺中学校にて
教室
先生『えーお前らも3年ということで本格的に将来を考える時期だ』
隣の席にいる出久はこっそりノートを取りながら話を聞いている
先生『今から進路希望のプリントを配るが皆!大体ヒーロー科志望だよね』
クラスメイト『はーい!』
クラスメイトたちは皆個性を使って手を挙げている
隣の出久は自信なさげに手を挙げている
ちなみに僕は別にヒーロー志望では無い
あくまで出久をサポートするためにヒーローとなるだけだ
先生『うんうん、皆いい個性だ!でも校内での個性使用は原則禁止な』
爆豪『せんせー皆とか一緒くたくすんなよ!』
僕の前の席にいる爆豪勝己(14歳)
通常かっちゃんが話し出す
爆豪『俺はこんな没個性共と仲良く底辺なんざ行かねーよ』
机に足を乗せながら偉そうに言っている
昔からいろいろできてしまうからか最近は特に調子に乗った発言と態度だ
男子生徒『そりゃねーだろカツキ!』
爆豪『モブがモブらしくうっせー!!』
相当自分に自信があるのだろうかいつも笑顔で人を見下している
先生『あ〜確か爆豪は雄英高志望だったな』
クラスメイト『国立の!?今年偏差値79だぞ!?』
クラスメイト『倍率も毎度やべーんだろ!?』
爆豪『そのざわざわがモブたる所以だ!』
かっちゃんは机に飛び乗るとさらに語り出す
爆豪『模試じゃA判定!俺は中学唯一の雄英圏内!あのオールマイトをも超えて俺はトップヒーローとなり必ずや高額納税者ランキングに名を刻むのだ!!』
先生『あ、そういや緑谷姉弟も雄英志望だったな』
出久はかっちゃんにバレたのがまずいと思っているのか顔を隠している
僕は真顔だ
クラスメイト全員がこちらを見る
クラスメイト『はぁ!?緑谷姉ならまだしも緑谷弟は無理っしょ!』
クラスメイト『勉強出来るだけじゃヒーロー科には入れねぇんだぞ!いや緑谷姉は勉強出来ねぇけど』
引弾『いや勉強頑張ってるから』
出久『そ、そうだよ!ひーちゃん勉強頑張ってるし、そもそもそんな規定もうないし前例がないだけで……』
その時目の前にいたかっちゃんが僕には当たらないように出久に爆破をかます
爆豪『コラァデク!』
出久『どわ!!』
出久はその衝撃で後ろに倒れる
爆豪『没個性どころか無個性のてめぇがなんで俺と同じ土俵に立てるんだ!!?』
出久『待っ、違う待ってかっちゃん。別に張り合おうとかそんなの全然!本当だよ!』
引弾『かっちゃんやめてよ。別に出久が何しようか勝手だろ』
僕は出久を庇うように前に出た
爆豪『てめぇもヒーロー目指すのやめろって言っただろ!』
引弾『かっちゃんには関係ないじゃん!』
爆豪『あぁ”!?』
引弾『そもそも無個性だってヒーローになれるかもしれないじゃん。出久の小さい頃からの目標なんだしやってみないと分からないよ』
爆豪『なぁにがやってみないとだ!!!記念受験か!!デクに何をやれるんだ!?』
出久はその言葉を聞いて顔を俯かせた
ほんと最近のかっちゃんはまじで嫌いだ
引弾『その何かを見つけるんだよかっちゃんは黙ってて』
爆豪『ハジキのくせに俺に反抗するのかよ!』
引弾『なんでもかんでもかっちゃんの思い通りになると思ったら大間違いだから!!』
先生は大事になると思ったのか僕たちを止め授業に戻った
放課後
出久『ひーちゃん見てみて!今朝の事件ヤフートップだよ!』
出久は朝言われたことを忘れたのかそれとも忘れようとしているのかヒーローの活躍が載ったニュースを見せてきた
引弾『わっ本当だ。帰ったらまたノートにまとめるの?』
出久『もちろん!』
そのノートを取ろうとした瞬間かっちゃんがそのノートを奪う
出久『あっ』
爆豪『話まだ済んでねーぞデクとハジキ』
クラスメイト『カツキそれなに?』
クラスメイト『将来のための……まじか緑谷弟』
出久『い、いいだろ!返してよ!』
出久がそのノートを取ろうとするとかっちゃんはそのままノートを爆破した
出久『あーーーー!!!ひどい…』
引弾『かっちゃん!!君って人はほんと!!』
僕はその爆破して少し黒焦げになったノートをかっちゃんから取り上げた
かっちゃんは全く反省していない顔をしている
爆豪『フン……一線級のトップヒーローは大抵学生時に逸話を残してる』
引弾『だから?』
爆豪『俺はこの平凡な私立中学から初めて!唯一の!雄英進学者っつー箔をつけてーのさ。まー完璧主義なわけよ』
引弾『みみっちいだけだよ』
爆豪『うるせえ。とにかくお前らは雄英受けるな。わかるよなナードくん?』
かっちゃんは脅すように出久の肩に手を置く
しかしそれは気をつけないと爆破しそうだ
出久はその言葉にまた黙ってしまう
クラスメイト『いやいやそこは何か言い返せよ』
クラスメイト『緑谷姉も弟に現実を教えてあげなよ』
引弾『教えてますけど!?』
爆豪『デク、そんなにヒーローに就きてんなら効率いい方法あるぜ。来世は個性が宿ると信じて屋上からのワンチャンダイブ!!』
出久はその言葉に言い返そうとするが先に僕の方が動いた
ちょうど持ってたカバンをかっちゃんに向かって弾いた
かっちゃんは当然運動神経がいいので避ける訳だが、それでも何かせずにはいられなかった
引弾『君のそういうところほんと嫌いだ』
かっちゃんは嫌な顔をしながらそのまま教室を出た
引弾『出久、気にしないで。帰ろう?』
出久『……うん』
出久は落ち込みながら荷物をまとめた
僕も弾き飛ばしたカバンを回収しに行った
帰り道
出久『本当に僕が飛んだら自殺教祖だぞ。考えてものを言え…』
引弾『最近のかっちゃんは特に酷いからね。気にしたらダメだからね出久』
出久『わかってるよひーちゃん』
今の出久は特に自信がなく見ていて悲しくなるところはある
そう考えると小さい頃が懐かしい
あれは確か出久がまだ無個性だとわかる前
出久『お母さん!パソコーン!』
引子『また?もー出久だけで再生数1万回は増やしてるね。お母さんは怖くて見れんわ』
お母さんはパソコンを操作してある動画を再生してくれる
引弾『出久はこのヒーロー好きだからね』
引子『ほんとそうよね。それじゃあとはお願いねお姉ちゃん』
引弾『はーい』
幼い頃の僕は出久と一緒に1人のヒーローのデビュー動画を見る
それは明らかに僕たちとは画風が違いその時も笑顔でたくさんの人を助けるヒーロー
そうオールマイトのデビュー動画だ
出久『超カッコイイなぁぁ!!僕も個性出たらこんな風になりたい!!』
出久は目を輝かせてそういう
引弾『出久ならなれるよ』
出久『ほんと!?ありがとうひーちゃん!!』
引弾『ふふっ』
出久『ひーちゃんはもう個性出てるもんね!お母さんと似てる個性!』
引弾『磁石みたいに物を引き寄せたり弾いたりできるよ』
出久『カッコイイ!!僕もお母さんみたいな個性かな!?それともお父さんみたいに火を吹くかも??』
引弾『あはは、どっちの個性でもカッコイイヒーローになれるよ』
出久『ありがと!僕にねひーちゃんと一緒にヒーローやりたいんだ!!』
引弾『一緒に?』
出久『うん!……あ、嫌だった?』
引弾『ううん、そんなことないよ!出久と一緒なら僕もヒーローになりたいな』
出久『やったぁぁ!約束だよ!!』
しかしその希望は叶わず出久は個性が出なかった
ある日病院に行き出久はお医者さんに見てもらった
病院にて
医者『諦めた方がいいね』
引子『そんな…やっぱりどこか悪いんですか?幼稚園の子や双子の姉はもうほぼ発言しているのにこの子だけ…』
医者『失礼。奥さんは第四世代ですね。個性の方は…』
引子『えぇもちろん。私はちょっとした物を引きつけるくらいで……夫は火を吹きます。娘も私と似た感じです』
そのあとお医者さんの説明では親のどちらかの個性が出るかその複合型が出るからしい
しかし出久にはそれがなく、簡単に言うと足の小指に関節が2つある出久は個性が宿っていない型みたいだ
今思うとその関節ぐらいで変わるものだろうかと思うが、お医者さんが言ったことだし…
そのあと家でまた動画を見ている出久
お母さんは悲しそうにしていた
出久『お母さん……どんなに困ってる人でも笑顔で助けちゃうんだよ…』
出久はこちらを振り向くと目に涙を耐えていた
出久『超カッコイイヒーローさ。僕もなれるかなぁ』
お母さんはその様子を見て出久を思いっきり抱きしめた
引子『ごめんね出久!ごめんねぇ』
お母さんも出久も泣きながらそこにいた
違うよお母さん
出久は欲しい言葉はそれじゃないよ
その後部屋で寝る時間になった時僕は出久に声をかけた
引弾『……出久』
出久『ひーちゃん…どうしたの』
引弾『出久は……個性はないかもだけど、きっとヒーローになれるよ』
出久『……』
引弾『僕も頑張るから……一緒に頑張ろう?』
出久『……うん、ありがとう…』
しかし1度お母さんから否定のような言葉をされたからか僕の言う言葉ではあまり響いてくれなかった
現在
だからこそ僕は出久がヒーローになれるよう応援したいし、一緒にヒーローになるって約束守りたい
どんなときも大事な弟を守りたいんだ
そう考えている時後ろから音がした
振り返るとそこにはヘドロのよう奴がいた
ヘドロは出久をみた
ヘドロ『……Mサイズの隠れミノ』
ヘドロはそのまま出久に飛びかかった
引弾『出久!!』
ヘドロはそのまま出久を取り込むように出久の口を塞ぐ
引弾『出久!出久!!!離せよ!!』
ヘドロ『邪魔をするなよ。大丈夫体を乗っ取るだけさ。苦しいのは約45秒。すぐ楽になるからさ』
引弾『ダメだ!ダメだダメだ!!』
僕は個性を使ってヘドロを弾いたり引き寄せようとするが威力が弱いのかすぐ元に戻って出久を取り込もうとする
出久も手でどうにかヘドロをつかもうとするが掴めない
出久は苦しそうにしている
引弾『嫌だ!やめてやめてやめてぇぇ!!』
僕は泣きながらどうにかするがどうにもならない
だれか……だれか出久を助けて!!