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遊城十代という男

次の日の朝

昨日は万丈目くん1人にして欲しいって言われたからしたけど……

大丈夫でしたかね?

自分は万丈目くんの部屋に向かうとそこには万丈目くんはいなかった

月霞『万丈目くん?』

机を見ると置き手紙がある

【俺はここを去る。探すなよ

万丈目準より】

万丈目くん!

自分は慌てて外を探しに行った





月霞『万丈目くん!どこですか!!』

自分は授業をほっぽり出して万丈目くんを探す

十代『あ!月霞!』

そこには十代くんと翔くんがいた

月霞『十代くんと翔くん!?今授業中ですよ』

十代『今はそんなことより万丈目を探さないと!』

翔『月霞さんなら万丈目くんの場所を知らないっすか?』

月霞『2人とも万丈目くんを探してくれるんですか?』

十代『当たり前だろ』

月霞『……自分たち決闘者として酷いことしたのにですか…?』

十代『お前はそもそも悪くなかったしこのまま万丈目が消えたら後味悪いだろ?』

月霞『そう……ですか。ありがとうございます。でもすみません。自分も万丈目くんがどこにいるのか分からないんです』

翔『月霞さんでも知らないんすか』

月霞『はい…』

十代『仕方ねぇ。それなら3人で探そうぜ!そっちの方が早いはずだ』

月霞『ありがとうございます』

3人で探しに行こうとすると誰かに声をかけられた

?『授業をサボってどこに行くのかしら?』

声のした方を見るとそこには明日香さんやももえさん、じゅんこさんがいた

十代『万丈目のやつを探しに行くんだよ。このままほっとけないだろ?』

月霞『すみません明日香さん、先生には内緒にしてもらえませんか?』

明日香『いいけどひとつ条件があるわ』

十代『条件?』

明日香『私たちも一緒に行くわ』

月霞『え!な、なんでですか?』

明日香『十代が言ったでしょ?このままほっとけないって』

月霞『それじゃ一緒に探してくれるんですか?』

明日香『えぇ』

月霞『あ、ありがとうございます!』

こうして6人で探すことになった

森にて

十代『おーい万丈目!』

翔『万丈目くん!』

月霞『万丈目くんどこですか!いたら返事してください!』

明日香『全く……出てきなさーい!デュエルに負けたぐらいで雲隠れなんて情けないわよ!!』

月霞『あ、明日香さん。そんなふうに言うのはやめてください。万丈目くんにとっては負けた”ぐらい”じゃないんです』

明日香『こうでもしないと出てこないでしょ』

じゅんこ『ほんと最近の男の子は軟弱な子ばっかり』

月霞『ま、万丈目くんは軟弱じゃないです!』

ももえ『でもきっと万丈目さんは違いますわ。だってイケメンなんですもの!』

月霞『……い、イケメン?』

十代『いやそこは肯定するところじゃないのかよ』

月霞『あまり顔には興味なくて』

ももえ『でも千絆さんもいいですわね!可愛らしい顔で』

翔『やっぱり可愛いっすよね月霞さん』

月霞『お、男に可愛いはどうかと……』

いや女ですけど……

じゅんこ『あんたこの間は三沢さんが素敵って……顔が良ければ誰でもいいんじゃない?』

ももえ『えへへー』

すると明日香さんが茂みを見ている

十代『どうした?』

明日香『あそこ、何か動いたわ』

全員がその方向を見る

翔『万丈目くんかな?』

十代『おい万丈目。俺だ。遊城十代だ。いじけてないで出てこいよ』

月霞『万丈目くん、大丈夫ですよ。こっちに来てください』

自分たちは茂みに近づくと猿が飛び出した

十代『うわぁぁぁ!!』

月霞『ひぇ!!』

みんなが叫んでいると猿がこちらに近づき自分を引っ張った

月霞『え!?ちょっと!』

そして自分はその猿に連れていかれた

月霞『誰か助けてください!!』

自分は大きな声で叫んだ

皆さん気づいてくれてますかね?

月霞『うぅ……万丈目くん助けて~!十代くん!翔くんでも明日香さんでもいいですから!』

猿はどんどん進んでいくと崖の方まで行った

月霞『お猿さんすみません下ろしてください』

自分はふと下を見るとそこは海だった

月霞『………やっぱり下ろさないでください!自分まともに泳げないんですここから落とされたら死にます!死にます!』

すると銃を持った人達が来た

人1『もう逃げられないぞ。麻酔銃を撃たれたくなかったら大人しくこっちに来るんだ!』

その後ろから十代くんたちも来た

月霞『ちょ!ちょっと待ってください!?麻酔銃?今それをその子に撃つんですか!?自分落ちますって!』

人1『ちっ生意気にも人質をとりやがって』

十代『つーかあんたたち誰なんだよ』

翔『兄貴、あの猿デュエルディスクをつけてるよ』

月霞『あ、本当ですね』

自分は少し冷静になり猿を見る

博士『あの猿はただの猿では無い』

明日香『え?』

博士『我々が訓練して育てた決闘者猿だ』

十代『決闘者猿?』

博士『あぁ、その名もスーパーアニマルラーニングサル。略してサルだ』

月霞『それまんまですよね』

人2『博士』

博士『すまん。つい口が滑った』

十代『俺に任せろ』

博士『任せろ?君に一体何ができると言うのかね?』

十代『もちろんデュエルするに決まってるさ』

翔『あの猿と?』

明日香『デュエルするって言うの?』

十代『誰とでもデュエルすれば心が通じ合えるんだ。それがたとえ猿でもな』

十代はこちらに近づく

十代『おーい!猿!』

猿『ウキ?』

十代『お前も決闘者ならここはデュエルで決着をつけようじゃないか』

翔『すげー兄貴、猿と会話してる』

ももえ『それだけ猿と近いってことかしら』

じゅんこ『言えてるわね』

明日香『きっと人間の言葉がわかるように教育されたのよ。デュエルができるんですもの』

十代『俺が勝ったら人質を解放しろ』

月霞『それ負けたら自分はどうなるんですか?』

十代『あぁ、そっか。考えてなかった……よし、俺が負けたら猿、お前は自由だ!』

月霞『え!?それ負けたら自分は解放されないですよね!?嘘ですよね!?』

十代『心配すんな月霞!俺は絶対勝つ!』

猿は承諾したのか自分を離し十代くんの元に向かった

そして猿はデュエルディスクを構えた

それを合図にデュエルが始まる


猿は正々堂々デュエルをした

しかし十代くんの方が有利だった

その時周りに野生の猿が集まってきた

翔『わぁ、猿がいっぱい』

ももえ『私たち襲われてしまうのかしら』

人1『これは……』

ワーム[ミュ〜]

ワームは自分に教えてくれた

十代くんの方を見ると十代くんの隣にハネクリボーが見えた

やっぱり十代くんも精霊が見えるのかな

十代『お前仲間の元に戻りたくて研究所を脱走したんだな』

月霞『ただ帰りたかっただけなんですね…』

翔『けど兄貴が勝てば研究所に戻される。可哀想だけど…』

明日香『だからといって月霞くんを見捨てるわけには行かないわ』

翔『あの猿を逃がせば月霞さんは助けられないし月霞さんを助ければ猿は助けられない……あぁ、一体どうすればいいんだよ!』

十代『悪ぃが猿。デュエルはいつでも真剣勝負。1度始めたデュエルはどんな理由があろうと手加減しねぇ』

そして十代くんはデュエルに勝った

翔『兄貴が勝った!』

十代『さぁ約束だ。月霞を返してもらうぜ』

そういうと猿は自分を抱え安全なところで下ろした

月霞『ありがとうございます十代くん。でも……』

自分は猿の方を見る

研究所の人達はこちらに近づく

人1『よくやった。あとは我々に任せろ』

月霞『ちょっと待ってください!』

自分は猿の前にたった

すると十代くんも自分の隣にたった

十代『そうだぜ。俺はデュエルに勝ったら人質を返せと言ったけど研究所に渡すとは言ってないぜ』

博士『え?』

十代『あの猿はこのまま仲間と一緒に森に返す』

月霞『そうですよ!この子を実験に使うのはやめてください!』

翔『さすが兄貴に月霞さん!』

明日香『彼ららしいわね』

ももえ『慈悲深い月霞さんはともかく案外いいところもありますのね』

じゅんこ『えぇ、オシリスレッドにしてはね』

人1『邪魔だどけ!』

しかし研究所の人が猿を連れていこうとする

しかも周りの猿たちも

だがそこに大徳寺先生と猫のファラオが来た

博士『あんたは』

大徳寺『ことが公になれば困るのはあんたの方じゃないかにゃ?動物虐待で訴えられちゃいますよ』

こうして猿たちは解放された

翔『みんな嬉しそうっすね』

月霞『仲間の元に帰れて良かったです』

十代『また今度デュエルしようぜ!ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!もう捕まんなよ!』

猿たちに別れを告げる

ももえ『それにしても大徳寺先生が来なかったら私たちどうなっていたことか』

明日香『ありがとうございます』

大徳寺『いえいえ、わたしは何も。お礼ならファラオに言ってくださいな』

ファラオ『にゃ~』

月霞『けど先生はなぜこんな所に?』

大徳寺『あぁ、万丈目くんが見つかったんだにゃ』

月霞『ほ、本当ですか!』

大徳寺『でもこの島にはもういないんだにゃ』

月霞『え…』

詳しく聞くと万丈目くんは船に乗ってどこかに行ってしまったらしい

十代『そっか…』

翔『万丈目くん島を出ていっちゃったんだ』

月霞『……いえ。彼はこんな所で退場する人じゃないです。いつか絶対万丈目くんは戻ってきます!』

十代『それもそうだな!きっと万丈目もこの空を見てるはずさ!』

翔『兄貴それはカッコつけすぎだよ』

十代『そうか?あはは』

こうして万丈目くん探しは終わった

また戻ってくるのを信じてますよ万丈目くん
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